暗殺教室〜金色の闇は何をみる?〜 作:暁のしらべ
あと、もう一つ理由があり、弟のパソコンを借りて投稿しているので、作るのも遅くなるという理由もあります。
そんなことよりも、お気に入りが100を超えていたのにびっくりしちゃいました! 皆さんありがとうございます!
ちなみに、弟のハーメルンでのペンネームは三元新というので、主に男の娘の主人公が多い作品ですので良かったら見ていって上げてください。
それではゆっくりとしていって下さいね。
今日の観光は班のみんなでワイワイとおしゃべりしたり、甘いもの食べたりと楽しい時間を過ごしていた。その食べた中でも特に、たい焼きが美味しかったです。老舗和菓子屋のたい焼き…また今度買いに行きましょう。――必ず。
そんな私達はいま、もうそろそろ殺せんせーの狙撃時間なので狙撃場所の下見をしに行くことにしました。
「でも旅行の時ぐらい暗殺の事忘れたかったよね。いい景色だしこの景観を血で染めたくないな。」
「昔からここは血まみれだよ、茅野さん」
「そうなの?夜美ちゃん」
「はい。まず有名なのでは1867年坂本龍馬暗殺、他にも1582年織田信長も殺されています。」
「確かに、夜美の言う通りだよ。あ、そういえば1603年に徳川家康が江戸幕府を開くまでここは日本の中心だったもんね」
「そう言われればそうだね。」
私の言葉に渚がつけたしカルマが思い出したかのように頷いた
「はい。渚の言う通りです。ほかにも知名度の低い人物を合わせれば、その数は計り知れないですよ」
「へ〜。じゃあ、この京都は沢山の人の真っ赤な血の海になっているんだね! じゃ〜、そんな血の海に殺せんせーも沈めよう!」
「そうだね茅野! 僕達で殺せんせーを殺ろう!」
『おー!』
そんなみんなで一致団結しながら少し歩くと人気の無い所に着いた。
「へぇ、祇園って奥に入るとこんなに人気無いんだ」
茅野が興味ぶかそうにそう言った。
「うん、一見さんお断りのお店ばかりだから、誰かがふらっと立ち寄ることも無いしね。だから私の希望コースにしてみたの。暗殺にぴったりなんじゃないかって。」
「さすが神崎ね、もうここで決める?」
「賛成!」
――ッ!! 気付くのが少し遅れましたが、招かねざるお客様がいらっしゃったようですね。
「……カルマ」
「気付いてるよ、ねぇ隠れてないで出てきたら?」
私がカルマに言うと、どうやらカルマも気づいていたようです。
「なんだ、気付いてたのか。じゃあどういう意味で俺等が居るか分かってるよな?」
「……だそうですよ、カルマ。分かりますか?」
「これから入院するために居るんじゃ無いの? こんな風にさ!!」
そう言ったカルマは言葉の最後に不良のあごに掌底を打ち込み顔面を掴んで電柱に叩きつけた。あれ下手したら相手死ぬんじゃないでしょうか?
まぁ、そう言う私も振り返り様背後に居た相手の右下あごに裏拳を叩き込みましたが。
「ホラね、渚君。目撃者がいないとこならケンカしても問題ないっしょ」
「カルマ後ろ!」
「え?」
――ガツン!!
「そーだねぇ」
背後から殴られ気を失うカルマ。
「お前も寝てろ。」
「――そう簡単にはいきません!」
二人ほど来たので私はしゃがんで足払い掛けて転がし、そのまま仰向けに倒れた二人の鳩尾に拳を叩き込む。
「ぐぇ」
「ごふっ!」
その衝撃に、二人はあっけなく気絶した。
「キャッ!」
茅野の短い悲鳴が聞こえとっさに後ろを振り向いた。
「おっと動くなよ。動けば嬢ちゃんたちの顔にキズが付くぞ」
後ろへ目を向ければ高校生と思しき男達が茅野さんと神崎さんの二人を捕まえ、顔の近くにナイフが向けられていた
「貴様…!」
「おっと。さっきも言ったがそれ以上動くと本当にコイツらを刺すぞ?」
「くっ…!」ギリッ!
男二人は茅野さんと神崎さんの二人にナイフを刺さるか刺さらないかといったギリギリにまで近づけていた。
自身の能力を使えばなんとかなるかもしれないが、最悪二人を危険に晒してしまうため動けない。
そのため、その場から動けなくなった私は歯を食いしばる事しかできなかった。
「はい、お休み」
俺の首筋に何かを当ててスイッチを押す男
――バチィ!!
「――ッァ!?」
こ、この痛みは······。
倒れる瞬間に目を向けて飛び込んで来たのは。
「ス···タン···ガ···ン」
ドサッ
「夜美ちゃん!」
「お前らも寝てろ!」
ドカッバキィ!!
渚が殴られて倒れる。
「渚君! カルマ君!」
茅野さんの声が聞こえてきた。
「おい、女どもを連れてけ。」
「イヤ、離して!」
茅野さんと神崎さんの声が聞こえてくる。
私は電気に痺れ震える身体にムチを入れて立ち上がろうとする。
「待ち…なさ…い」
「おいおい、しぶてーな。」
「夜美ちゃん! 」
「…ぜっ…たい…に……にが…さな……」
二人は目を丸くして俺の後ろを見てる。
「イヤ、やめて……そんなことしたら夜美ちゃんが死んじゃう!」
「やれ」
ガツン‼
「―――――ッッッ!?」
後頭部に強い衝撃を受け二人の悲鳴を聞きながら私は意識を手放したのだった。
―side out―
――――――――――――――――――――――
―渚 side―
僕達はあの後、目が覚めると女子達と男の人達は誰ひとりとしていなかった。
「……車のナンバー隠してやがった、多分盗車だしどこにでもある車種だし、犯罪慣れしてやがるよ、あいつ等」
カルマ君が心底イラついたような声で言った。
「……ていうか、俺に直接処刑させてほしいんだけど」
本当にイラついているのかいまにでも人ひとりを殺せそうな目をしている。正直いって怖い。
でも、カルマ君の言う通り、やられっぱなしじゃ僕の気も収まらない。
しばらくすると、奥田さんが出てきて、どうやらとっさに隠れていたみたいで謝ってきた。カルマ君はいい判断だよと言って逆に褒めていた。
しばらくみんなで話し合っていると、僕は落としたカバンからはみ出していたしおり(辞書)のふとあるページに目がいった。
「ねぇ!みんなこれを見てよ!」
僕はみんなを呼んでそのあるページを見せた。そこには、『班員が拉致されたときの対処方法』が乗ってた。
「え? マジ?」
杉野くんが疑うが殺せんせーが渡してきたしおりを何度も読んだが、その対処方法が詳しくのっていた……。
「普通ここまで想定したしおりなんて見たことねーよ」
杉野くんがまた同じようにいった。
確かに、改めてみると本当になんでも書いてある。『鴨川の縁でイチャつくカップルを見たときの淋しい自分の慰め方』に『八つ橋がノドにつまった時』など余計なお世話的なものまである。
だけど、これでやることが絞れた。俺らは茅野と神崎を助かるべく向かうのだった。
「あれ? そういえば、ヤミちゃんもいなくない?」
いざ行こうとしたところで、カルマ君の言葉によって初めて僕らは気づいた。
「……あれ? ほんとだ。いない…」
「……あの。すみません。その、夜美ちゃんもスタンガンと鉄パイプの二連続でやられたあと、担がれて一緒に連れていかれました。」
僕が言うと、奥田さんが詳しく説明してくれた。
「わかった。ありがとう奥田さん。ますます、急いで救出に向かわないとね」
「ああ、早くアイツらをこの手でぶちのめしたい」
「ほ、ほどほどにね?カルマ君」
僕らはあらためて、捕まった3人を助けるべく救出に向かうのだった
―side out―
――――――――――――――――――――――
―夜美 side―
「……ぅん――っ!」
起きてすぐ思ったことは頭がガンガンして痛いことだった。私は、茅野と神崎さんの間にいて、3人そろって後部座席に座っているようだ。
「夜美ちゃん!」
私が起きたことに茅野さんが気づいて声を上げる。それと同時に私は自分の手が後ろに縛られていることに気づいた。さらにシートベルトをしているので抜け出すことができない。
「ようやく起きたか」
「……私たちをどうするつもりですか?」
「どうもこうも……女攫ってやることなんて1つだろ?」
「……下劣な」
「あ?もういっぺん言ってみろ」
同じ後部座席に座っていた男が私の顎をぐいっと掴んだ。私は男を睨みながら蹴りを放とうとしたがシートベルトが邪魔で、さらに、男が太股に手を置いているので思うように身動きができなかった。
「くくく。動けないか?悔しいだろうなぁ!さっきまで優先的だった側が蹂躙される側になってるんだからよぉ〜。大丈夫!安心しな。全員、めいいっぱい朝まで可愛がってやるから…よっ!」
――ゾッ
「……くっ」
私は男がイヤらしい顔で全身を舐めまわすように見ながら言ってきた。その時、過去に自身の能力の暴走で性別が女になった時、複数の男達に抑えられ強姦された時の記憶とその時の男達の顔が思い出して思わず身震いした。そんな私を見たのか、怖がっているのかと思われさらに嘲笑ってきた。私は悔しさに歯をぎしりと音をたてるほど食いしばっていた。
「そうそうこれ。これさぁお前だろ?去年の夏頃のゲーセン。」
その写真にはゲーセンだと思わしき場所に茶髪にチャラい格好をした女性が写っていた。
「めぼしい女は報告するようダチに言っといてよ。さらおうと計画していたんだが逃げられたって訳よ。まさか名門中の生徒だったとはね〜。でも俺にはわかるぜ、毛並みのいい奴ほど台無しになりたがってんだ。これから夜まで台無しの先生がなにやらなにまで教えてやるよ。」
私は神崎さんを見ると、彼女にはもう絶望という感情しかなくなった顔をしていた。
――あれから数分後。私たちはどこかの倉庫のような所に連れていかれ、ソファーの上で倒された。
「さっきの写真、真面目な神崎さんにもああゆう時期があったんだね。」
「うん。ちょっと以外ですね。」
神崎さんは今までの事を私たちに話してくれた。自分の親はいい肩書きを押しつけて来る。だからそれに耐えられなかった自分はよく隠れてゲーセンに行ってた……そう話をしてくれて、とても悲しそうだった。
「バカだよね。遊んだ結果得た肩書きはエンドのE組。もう自分の場所が分からないよ。」
するとそこにリーダー格の男が来た
「俺らの仲間になりゃいいなだよ。俺らも肩書きとか死ねって趣味でさ。なんつうか自然体に戻してやる的な?俺らそういう遊びたくさんしてきたしww。」
「サイッテー」
茅野がそう言うと男が皆に怒りながら拳を振り上げ殴ってきた。
バキッ!!
「――ッ!」
「夜美ちゃん!?」
私はとっさに動き、茅野さんを庇うように前に出る。その時、振りかぶった男の拳が頬にあたり、私は後ろに倒れた。
口の中が痛い。血の味もする。……どうやらさっきのパンチで口の中を切ったようだ。
「大丈夫っ!? 夜美ちゃん!」
「―ッ。はい。大丈夫です。口の中を少し切った程度ですから。これぐらいはなんともありません。」
茅野が私に近づき心配そうな顔で見てくる。私はそんな茅野さんを安心させるため、できるだけ笑顔で答える。
「で、でも、口から血が……」
茅野さんに言われて初めて気がついた。どうやら血が口から出ているようだ。
「だから、このぐらいいつもの日常と比べれば大したことはありませんよ。……それに、こんなゲスで下劣な輩にあなた方を怪我させられる方が私は辛いですから」
すると、私の言葉に火がついたのか、さっき茅野を殴ろうとしたリーダーが私の胸ぐらをつかんできた。
「何エリートぶって見下してんだ!お前らもすぐに同じレベルn―ぐほっ!?」
男が突然のけぞった。その原因を作ったのは私が、男の顔に頭突きをあてたからだ。そんな当てやすい所に顔を近づけるのが悪いのです
「て、てんめぇ〜! ……ま、まあいい。テメー1人二関わってちまったらほかの奴を楽しめないからな。テメーはメインディッシュだ。それまで待ってな!」
そう言って男は私を見下しながら立った。すると、突然ドタドタと複数の足音が聞こえてきた。
「お、やっと来たぜ、俺達の撮影スタッフが」
そう言ってリーダーは楽しそうにしていた。
扉が開きそこから出てきたのは……
「悪いけど、そのスタッフは寝てるよ」
カルマだった。
そんなカルマの手には不良のひとりがいて、カルマは絞め上げて気絶した不良を見せつけ、放り投げた。
すると、今度は渚が後ろから出てきて、辞書の様なものを見ながら歩いてきた。
「班員が何者かに拉致られた時の対処法。犯人の手かがりが無い場合、まず会話の内容や訛りなどから地元民であるかそうでないか判断する。地元民で無く更に、学生服を着ていた場合→1244ページ。考えられるのは相手も修学旅行生で旅先でオイタをする輩です」
「皆!」
「ど、どうしてここが!?」
「土地勘のないその手の輩は拉致した後遠くへは逃げない。近場で人目につかない場所を探すでしょうその場合は→付録134ページへ。先生がマッハ20で下見した拉致実行犯潜伏対策マップが役立つでしょう」
「凄いよなこの修学旅行しおり。完璧な拉致対策だ」
「やっぱ、修学旅行のしおりは持っとくべきだね」
『ねーよ!そんなしおり!』
不良たちの的確なツッコミが炸裂する。不覚にも不良と同じ思いをしてしまった私は恥ずかしい。
「で、どすんのお兄さん達。こんだけのことしてくれたんだ。アンタらの修学旅行はこの後全部入院だよ」
カルマは怒りを込めた言葉を吐く。
その時、背後からまた別の大きな足音が聞こえた。
「ふ、ふふふ! 呼んどいたツレ共だ。これでこっちは十人。おまえらみたいな良い子ちゃんが見た事も無い不良共だ」
ですが、現れたのは丸坊主にぐるぐるメガネを付けた連中でした。
「不良などいませんねぇ。先生が全部手入れしました」
すると、殺せんせーがなぜか黒子の恰好で不良共を倒していた。
「遅くなってすみません。この場所を君達に任せ、他の場所しらみ潰しに探していたもので」
「で、何その黒子みたいな恰好?」
「暴力沙汰ですので、この顔が暴力教師と覚えられるのが怖いのです」
……月を破壊して、揚句地球を破棄する宣言をしてる超生物が何を言うのですか。
「渚君がしおりを持っていたから、先生にも迅速に連絡できたのです。これを期に、全員ちゃんと持ちましょう」
殺せんせーはそう言って、渚達の手に修学旅行のしおりを乗せる。
「先公だとぉ!?」
「ふざけんな!」
「ナメた恰好しやがって!!」
不良が殺せんせー目掛けて襲い掛かるが、殺せんせーは一瞬で倒した。
私の傍にいるリーダー格を残して。
「ふざけるな?それは先生の台詞です。蝿が止まるようなスピードと汚い手で、うちの生徒に触れるなどふざけるんじゃない」
そんな殺せんせーの顔はドス黒い色をして、さらに憤怒の顔。まさにド怒りだった。
「………け!エリート校は先公まで特別所為かよ。テメーも肩書き見下してんだろ?馬鹿高校と思ってナメやがって!」
そう言うと、リーダー格はナイフを手に、私の隣にいた神崎さんを人質に取った。
「動くなよ!動いたら、この女を刺すぞ!」
人質…………か。
本当に、人質を取るって愚かで最低なことですね。
…………ですが、おかげでやっと大きなスキができました。
「はっ!」
私は女の子座りから咄嗟に立ち上がり、男のナイフをハイキックで蹴飛ばした。
蹴飛ばされたナイフは不良の耳を掠り、背後の壁に刺さる。
「へっ?」
不良が背後を見た瞬間、一気に足を引き、男の右足にローキックを当てる。
「フッ!」
バシッ!
「いっ!?」
男が怯み神崎さんの拘束が緩んだ。私は咄嗟に神崎さんを、神崎さんには悪いですが"手"で自分の後ろに引っ張る様に押して男からなるべく離す。
神崎さんを離したあと、すぐに振り向き、首にハイキックを当てる。
「せい!」
バンッ!
「がふっ!」
「やぁああああ!!!!!」
ズパンッ!!
男にハイキックをあてた瞬間、瞬時に軽く飛び、鳩尾めがけて回転蹴りをあてた。
「ごはっ!?」
ズガァァァァン!!!
男は盛大に吹っ飛びながら、近くのダンボール箱の山へ突っ込んでいった。
「………ふぅ」
私は綺麗に着地し一息する
ふむ。だいたい5m程ですかね。……私もまだまだ修行が足りませんか。いつになったら師匠に届くのやら…。
「さて、大丈夫でしたか?神崎さん。すみません。咄嗟とはいえ、貴方に体当りをしてしまい……お怪我はありませんか?」
「え、うん。大丈夫よ。夜美ちゃんが助けてくれたから……どこも怪我はないわ」
「そうですか。良かったです」
私は、"右手を出して"神崎さんの縛られている両手を優しくとって立たせた。私の言葉に神崎さんはなんともないと言って言ってくれたのはとても嬉しかったりします。
「……ところでどうしたのですか?皆さん。そんなにポカーンとした顔をして」
私は周りを見渡すと、なぜかみなさんが(゜д゜)とした表情が正しいくらいの顔をしていました。
「――はっ! そ、そういえば夜美ちゃん。いつの間に縄をとったの?さっきまで縛られてたよね?」
すると、縄から開放された茅野さんが質問してきた。
「あぁ、それはですね。過去にどんな縛られ方をされても脱出できるように、お母様とその友人から厳しい訓練を散々やらされましたから……この手を後ろで縛られる方法に、他には"簀巻き"やロープ縛り。中でも酷いものでは、"亀甲縛り"や"胡座縛り"それと"吊り責め"ですかね。あの時は、本気で死んだ方がマシと思った程ですから……」
私は明後日の方向を見ながら遠いい目をしていた。うん。あれはもう2度とやりたくないです。あれはトラウマでしかなりません。ましてや、今の男の時と能力でなれる女の時と両方するはめになっていましたから。
「あ、あははは。その、お疲れ様?」
茅野さんが苦笑しながら私の両手を優しく包んでくれた。
……うぅ。優しさが身にしみます。
「……ぐっ…うぅ……!」
すると、ダンボール箱の山が盛り上がり、そこから先ほど蹴飛ばしたリーダーがお腹を抑えながらはい出てきた。
……結構本気で蹴ったのに…。やっぱり腕が落ちたかな。はぁ、また師匠の所に行かなきゃなりませんね。
「先ほど君は彼等をエリートと言いましたが、エリートではありません。彼等は名門校の生徒ですが、学校内では落ちこぼれ呼ばわりされ、クラスの名前は差別の対象になっています。ですが、彼等はそこで様々なことに前向きに取り組んでいます。君たちの様に他人を水の底に引っ張るような真似はしません。学校や肩書きなど関係ない。清流に棲もうがドブ川に棲もうが前に泳げば魚は美しく育つのです。………さて、私の生徒達よ。彼等の手入れをしてあげましょう。修学旅行の基礎知識を、身体に教えてあげるのです」
すると、殺せんせーが男のうめき声を合図に、俺たちはもっていた修学旅行のしおりで不良共の頭を殴る。
殺せんせーと渚達が不良を完全に気絶させる間に、私は蹴り飛ばした時に奪ったケータイからメモリーカードを抜きとり、踏み潰して粉砕させた。
「夜美ちゃん……その……今日はありがとう。本当に」
すると、神崎さんが頭を下げてお礼をしてきた。
「いえ。私こそすみません。一緒にいたのにも関わらず、神崎さん達を守りきれずにこんな危険な目に合わせてしまいました。本当にすみません」
「そんな!そんなことないよ! 私は、本当に感謝しているの。それに、私なんて自分が親から逃げるために遊びに明け暮れて、いまやendのE組にいるぐらいダメな子だから……」
そんな神崎さんは言いながら、顔が暗くなってくる。
「そう言わないでください。私の知ってる神崎さんは、悪い奴に人質に取られてもその悪い奴を許してやるぐらい優しくて、心が強い人です。それに、そんな過去なんてどうでもいいじゃないですか。なんたって、そのおかげで今の楽しいクラスになれたのですから。
それとも、神崎さんはE組が嫌いですか? 」
私の質問に神崎さんは顔を横に強く振った。
「うんん。そんなことない。私はE組が大好き。みんなが大好き」
「ならいいじゃないですか。過去は過去、いまは今です。つまり大事なのは今なのですよ。だから神崎さん、そのように自分を否定するような事を言わないでください。そんな悲しい顔をした神崎さんより、笑顔の神崎さんの方が断然いいですよ。その方が可愛いですから」
「夜美ちゃん……………ありがとう」
私が笑いかけながら言うと、神崎さんはお礼を言ってきた。なぜか顔を赤くしているのはなんでだろう?
「夜美ちゃん……」
すると神崎さんが近づいてきて……
――チュ
「……え?」
おデコに暖かく柔らかい感触が伝わった。
「ふふ。今日のお礼だよ。本当にありがとう♪」
微笑みながら、みんなのいる所に行った。
「…………う〜……あ〜……」
これって……ねぇ……
「キス…だよね……」
あーう〜……絶対、いま、私の顔赤くなってます。……うぅ〜。不意打ちのキスはダメですよ……
私はふと視線を気づいてそっちに顔を向けた。
そこには、殺せんせー、カルマ、茅野さんの3人がニヤニヤとしながらこっちを見ていた。
「ヌルフフフフ! 青春ですね〜」
「これは、暫くからかえるね」
「今日の女子会は盛り上がりそうだよ!」
……やばいです。いろいろとやばそうです…
「ちょっ!? 皆さんさっきの事は忘れてください! というより、カルマはなに私の写真を撮っているのですか! やめなさい! いや、本当にやめてください!」
私は頑張って顔を隠すがカルマが写真をパシャパシャと連写してくる。
「ヌルフフフ。さて皆さん帰りますか。まだ、明日がありますからね!」
そう言って、殺せんせーに続いて私たちは帰るのだった。
ちなみに、この話で出てきた縛り方はSM大好きな学校でもトップクラスの変態で有名なとある友人Aさんから一方的に熱く語られたのを思い出して書きました。先にいいますが、私にはSMプレイのような特殊性癖はないので勘違いしないで下さいね?
さて、次の更新がいつになるのやら。それでは皆さん、さようなら♪