JOJOとカーズの駆け引きが熱いぜ!
で、こっち。ラッキーアンチではありませんのであしからず。
公式の扱いがこんなんなんだもの、しょうがないじゃないか!
「ヘルバウッ…」
「弔毘八仙…」
毎度おなじみ噛ませ犬のラッキー・グローバーである。今回は予選大会の決勝戦。
対戦相手は七夜率いる十種神宝チーム(十種神宝は七夜だけ)。
「なっ!」
「無常に服す!」
十七度の連撃で相手の今の弱点を全て突く。七夜のもっとも得意とする必殺技、十七分割だ。
本来はこれをナイフで行うため、相手を十七の肉片にしてしまうのだが、今回は大会と言うこともあり、刃引きした練習用のナイフを用いているため、とんでもない激痛が走るに留まっている。
お約束、ヘルバウンドを出そうとしてなっ!となり本大会出場が敵わなかったラッキーであった。
・・・・・
「そーんなもんかー?」
ごつい格闘家相手におどけて見せているポルナレフではあるがその状況は対戦相手にとっては屈辱以外の何者でもない。
「うらあああ!」
常人であれば見ることすら敵わないような豪腕を難なく躱すと逆にその懐に手痛い一撃を食らわせる。
「ニヒヒ、生温いぜ。行くぜダメ押し!」
そう言ってポルナレフは格闘家の懐に入り込むと運動エネルギーを充分に乗せた石突きによる猛連打を叩き込む。
「オラオラオラオラオオーッ!」
他の大会であればあるいは優勝を勝ち得たかもしれぬ男の無様な敗北である。
その試合はKOFのレベルの高さを知らしめるのには十分すぎるレベルだった。
他で活躍していてKOFでも通用する格闘家は大門五郎やジョー東位のものだから。
・・・・・
『グァァァゥゥゥッ!!!!!』
八神庵の爪がまるで空間を裂くように走り、対戦相手を半死半生まで追い込む。
八神チームが本戦への出場権を手に入れたその試合を同じくすでに本戦へと進出していた草薙京は見ていた。
テレビモニターに映る庵。その狂気と怒に満ちた拳からは炎は出て来ない。何故なら前回大会でアッシュに力を奪われたから。
「テメエはともかく、俺は今のテメエとは戦う気にはなれねえな。」
右手に熱くくすぶる炎を宿し、それを握りつぶすと京は軽く嘆息して目を覆った。
・・・・・
「行くぜェ!必殺流法…」
ぎゅいんッ!ぎゅいんぎゅいんぎゅいん…
ジョーの両腕がまるでスクリューのようにまわる。
「神砂嵐ぃ!」
「おおおッ!?」
竜巻を放つ十八番のハリケーンアッパー、真横にハリケーンをぶつけるスクリューストレート。
そして最終進化形ッ!両手でスクリューの神砂嵐ッ!右の拳から左回転の竜巻、左の拳から右回転の竜巻ッ!結構のんきしてたロバートも一瞬拳が巨大に見えるほどの回転圧力にはビビッた!
二つの竜巻の間に生じる圧倒的破壊空間はまさに歯車的破壊力の小宇宙!
「いっ、異常やで!この破壊りょ…おおおおおお!」
「どーだァ!」
予選大会最後の試合、餓狼チーム対龍虎チーム。
餓狼チームが本戦出場の切符を手にし、いよいよ本戦がはじまるッ!
・・・・・
「初戦から潰し合いとはな…」
「どっかの誰かが仕組んだんだろ。KOFじゃ良くあることさ。確実にこっちの手勢を削れるからな。」
KOF本戦、記念すべき最初の試合の対戦カードはK'チーム対スターダストクルセイダース。
幸か不幸かハイデルン側どうしの戦いである。
同時進行で行われているのはキムチーム対怒チーム、十種神宝チーム対サイコソルジャーチーム、日本チーム対八神チーム、餓狼チーム対エリザベートチームだ。
一回戦でいったん試合結果をまとめ、勝ち上がったチームをまた抽選にかけるという方式の今大会のため次は怒チームとぶつかる可能性もあり、ある意味運次第といったところだ。
スターダストクルセイダースで最初に出るのはポルナレフ、K'チームはマキシマだ。
「マキシマリアクター…良し。各部機能異常なし…いくぜ。」
「覚悟しな…シルバーチャリオッツ!」
マキシマの両腕から煙が吹き出し、ポルナレフの体が溢れ出すスタンドパワー…銀色のオーラを纏う。最初に動いたのはマキシマ。
両手をそろえてポルナレフの鎖骨めがけてモンゴリアンチョップを放つ。それを躱したポルナレフは素早くマキシマの脇を駆け抜け、すれ違い様に一太刀だけ浴びせる。
「ぐむッ…!」
太腿を浅く薙いだ一撃にわずかに体勢を崩したマキシマに向けて続けざまに突きの連打を繰り出す。
ポルナレフの十八番、ミリオンスピットからの胸、肩、足、切り上げと順番に斬撃を浴びせていく針串刺しの刑へとつなぎ、確実に体力を削っていく。
しかしマキシマもやられっぱなしではない。
「調子に乗るなよ銀髪のあんちゃん!」
ガシィッ!ポルナレフをその太い両腕で抱え込むとマキシマは自らの得意技、マキシマリベンジャーに持って行くために投げ上げた。
「甘いぜ、シューティングスター!」
しかし前の宇宙で世界にその名をとどろかせていたシルバーチャリオッツのポルナレフは伊達ではない。落下の勢いを利用した威力の高い突きで追撃のヘッドバッとを躱すとそのまま着地して全身の筋肉をフル稼働させ、思い切りぶん投げる。
「さあ、続いてゾッとするものをお見せしようか。」
そう言って背筋を伸ばし、右手に握ったレイピアを刃がまっすぐ上を向くようにして構えた。一方のマキシマは着地すると。
「離れたのは失策だったな、あんちゃん。こっちにはまだ隠し種があるんだぜ!マキシマッ…!」
両手を胸にかけ、搭載されたハッチを一気に押し開くとその奥に覗くビームの砲口が淡く臨界の光を灯していた。
「ファイアッ!」
そして放たれる超絶威力のビーム。その光の矢がポルナレフに迫り…ポルナレフの姿が消えた。
「何ィッ!?」
驚くマキシマの目の前にポルナレフが現れる。
「だから言っただろう?」
そして反対側にももう一人。
「ゾッとするものを見せてやるってよ。」
驚いて周りを見渡すとマキシマの周りには総勢七人のポルナレフが居た。
「ホラホラホラホラ!今度の剣裁きはどうだーっ!」
ドシャババッ!マキシマの周りにいるポルナレフ達が凄まじ速さで剣撃を繰り出し、次々にダメージを与えていく。
「ブラボー!おお…ブラボー!」
ズドンッ!最後に残像群が傍目からは同時に見えるような速さでマキシマに突きを叩き込む。
「はっはー!」
ごつい大男をぶっちぎって得意満面のポルナレフ。しかし次のラウンドにてクーラと当たると一転、あっという間にボコボコにされてしまった。
曰く「氷が強力なんだよ、氷が。足下に気がいっちまってスピードがあがらねえ。」
だそうだ。とにもかくにも第三ラウンドは承太郎対クーラとなった。
「やれやれだ…やりにくいな。手短にすませるか。」
「ちょっとー!どういうことよそれー!」
むくれるクーラに近付くや瞬時に波紋で昏倒させる。
「女と戦うのは趣味じゃねえって事だ。特に、テメエみたいなガキはな。」
そういって帽子の位置を直しながらK'を一瞥し、
「それに、こいつになんかあったら黙っちゃねえぞって視線もあったからな。」
「ちっ。くだらねえ事言ってねえで終わりにしようぜ。」
だな。というと承太郎は最高の波紋とスタープラチナを同時に発現させる。
「どちらにせよ、ここで消耗するわけにはいかん。手早くすませるぞ。」
「そうだな。」
K'が右手のカスタムグローブに炎を灯すと承太郎もそれに応え、左手に炎の波紋、
「ヒートドライブ!」
「コォォォォ…
炎に拳を焼かれつつもK'の拳に弾く波紋を流し込み、大きく体勢を崩させる。
「ぐっ!?」
「続けていくぞ!右手に溜める太陽の波紋!
山吹色に輝く拳の連打がK'を追い詰める。そして仕上げに承太郎が用いるのは必殺。究極にシンプルな必殺技。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
「ぐぉーッ!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
「ぐばッー!」
軌跡さえ霞むような承太郎の拳。そして最後に放たれるのは破壊力抜群のハードブロウ、スターブレイカー。
「グハッ!」
「安心しな。手加減してある。」
最後の一撃は先のことを考えて力をセーブしたもの。故にそれほど深い傷を残すことはないだろうという言葉だった。
スターダストクルセイダース、一回戦突破
ポルナレフ―軽度のしもやけ
承太郎―右拳にやけど
典明―特に何もしていない。
K'チーム
to be continued...→
ハイ、今回から戦闘終了時の状態を表示します。
何かどんどんジョジョ成分が強くなってきたな・・・ラスボスに考えてんのもあのお方だし。