俺、英語ダメなモンで。
まあ、それはそれとして、龍虎の二人ッ!書かずにはいられないッ!
めずらしくロバートが龍虎チームにいないので思う存分ぶつかっていただきましょう!
「RAISING STORM!」
ドギャァァァッ!
「ぐおおおお!」
ギース・ハワードはかつて自分と対立していた男、Mr.BIGに対し容赦ない戦いぶりを披露していた。
流れとしてはこうだ。
棍を叩き付ける→当て身投げ→烈風拳ダボーレップウケン烈風拳ダボーレップウケン→レーイジンストーム!鬼畜コンボだ。しかも絶妙のタイミングでマルチシフトを使い飛び込んできたクローリーも敵ではないとばかりに
「Too easy!」
とって投げてデッドリーレイブ。酷い、ひたすらに酷い。
クローリーを倒してすぐに復活したMr.BIGに向けて虚空烈風斬。本当に容赦なく烈風拳を重ねて大きくしていき、掌底の一撃でそのエネルギーを全てMr.BIGに叩き付けた。
「・・・・・」
「・・・・・」
違う会場でテレビモニターを使い、その様子を見ていたオレンジ道着のカラテバカと紫色のシャツを着た長髪の空手家が冷や汗をかきかき気まずそうに顔を見合わせていた。
「じゃっ、じゃあ、はじめるか、ロバート!」
「お、おう!返り討ちにしたんでえ!」
頬を伝う冷や汗をぬぐってリョウ・サカザキが司会に声をかける。
「さあ、はじめてくれ!」
「はいっ!KOF一回戦、第3試合を始めます!」
全体的に白い印象を受ける壮麗な町並みの中、試合が始まる。
「飛燕疾風脚!」
リョウが滑るように跳び蹴りを繰り出せばロバートが幻影脚でそれを受け止める。
「そりゃそりゃそりゃあ!」
シパシパシパ…パコーン!
「がふっ…!虎煌拳!」
ゴヒャアッ!ズドォンッ!
「ぐげっ!」
気の弾丸をロバートに撃ち込み、更に体を捻って着地点をロバートに近づけるとそのままビール瓶を斬るような手刀を叩き込む。
続けてショートアッパー、回し蹴り、天地覇煌拳で軽くピヨらせての覇王翔吼拳と流れるようにコンビネーションを決めていく。
「どうした?ロバート!こんなものじゃないだろう?」
「あたりまえや!今度はこっちから行くで!龍撃拳!」
ヒュパパッ!どごんっ!一発目の龍撃拳に隠れた龍撃閃が回避したリョウに突き刺さる。
「ぐっ!?」
「飛燕疾風脚!」
仰け反ったリョウの腹に続けざま飛燕疾風脚が突き刺さり、そのまま龍斬翔で蹴り上げる。
「まだや!飛燕龍神脚!」
ロバートはその体格を利用した跳び蹴りを叩き込んでリョウをダウンさせる。
「こんどはこっちや!覇王翔吼拳!」
バッ、と起き上がったリョウをロバートの覇王翔吼拳が痛烈に叩き伏せた。
「やるじゃないか!」
「まだまだやで!」
いつも同じチームで出場してきたライバル同士の戦いである。それは大多数の観客が想像したとおり凄まじい接戦となった。
リョウが拳を叩き付ければロバートの蹴りがその脇腹を打ち据える。続けてロバートが九頭竜閃で蹴り上げようとすれば紙一重でそれを躱してボディブローを叩き込み、暫烈拳の足下を痛烈な小足連打で強襲する。更にそこからの痛烈な蹴り、というふうに両者一歩も退かない。
「はあ…はあ…やはり、強いな、さすがは俺のライバルだ!」
「その台詞はわいが勝ってからにしてもらおか!」
そして二人同時に両手を体の横にそろえて構える。
「はああああ…」
「いきまっせえ!」
そして二人同時に両手を突き出す!
「「覇王翔吼拳!」」
同時にはなった同じ技。されど限界ギリギリの緊張感が成したのか、リョウの覇王翔吼拳は覇王翔吼拳ではなかった。
ロバートのものより一回りも二回りも大きな弾丸が覇王翔吼拳を掻き消してロバートを強襲した。
「覇王…至高拳やとぉ!?」
ゴバァァァーン!
リョウが咄嗟に、体中の気を捻りだしてはなった覇王至高拳がロバートを直撃し、ノックダウンした。
「はあ、はあ、はあ…これで親父にもう一歩近付いた…って所か…だが…俺もちょいとばかりきつそうだな…キング、頼んだ。」
「任せな、リョウ!」
威勢よく言い放つとキングは続けて現れた天童凱に手の甲を向け、軽く手招きした。
「Come on baby!」
「はっはっは!おもしろいじゃねえか!いくぜぇっ!」
腰の入ったストレート。軽くそれをかわしてはなったサマーソルトキックが凱の顎を痛烈にカチ上げる。
「ぐあっ!」
「イリュージョンダンス!」
そこから続けての蹴りの乱舞。舞うように鮮やかな蹴りが凱の体をしたたかに打ち据える。
「そぉれっ!行ったよ、ユリ!」
凱を大きく蹴り飛ばしたキングが後ろに飛び退りながら言うとそれに呼応してユリが飛び込んでくる。
「芯!」
ドムッ!と凱の脇腹にショートアッパーが撃ち込まれ、ガブッと言う短い呻きが漏れる。
「ちょうアッパー!」
ドギャアッ!続いてのアッパーカットによって吹き飛んだ凱とそれを放ったユリが宙に浮く。
「飛燕鳳凰脚!」
更に凱の体を駆け上がるような蹴りの乱舞。
「ゲォァッ!」
地面に叩き付けられて気絶する凱。どうだと胸を張るユリの耳を次の瞬間破壊的な音が強襲した。
「ううおおおおおおおおおああああああああ!いくぞおおおおおおおおお!」
「うるさいッチ!」
顔をしかめたユリが疾風を非難するが当の本人はどこ吹く風。
「無双乱舞!」
と、一気にというより考え無しといった方が近いぐらいに大技を放つ。
「いちいち五月蝿いわね…不破刃かー!」
イライラ100%の虎煌拳。もろに疾風の腹をとらえたら、続けて放つのは龍虎乱舞。
「オーラオラオラオラー!」
突き、蹴り、ついでにヒップアタックも交えためちゃくちゃな乱舞。しかしその威力はリョウのそれにも引けをとらない。
「ふっ!はっ!ちぇすとー!」
「ぐはっ!」
龍虎乱舞のシメ、芯!ちょうアッパー、もとい、滅鬼斬空牙が疾風の脳を揺らし、一撃で脳震盪まで持って行く。
「余裕ッチ!」
満面の笑みでピースサインするユリ。そりゃあ、ロバートがベタ惚れするのも無理はないだろう。
その間に他の会場でも試合が次々に進んでいく。
「おおおおお…喰らいやがれィィ!」
『京&庵チーム、二回戦進出!』
「破壊力ウー!」
『怒チーム、二回戦進出!』
「オラオラオラオラオラァ!ふっ!はっ!ウゼんだよ!」
『K'チーム、二回戦進出!』
「Are you OK? BUSTER WOOOOOOLF!」
『餓狼伝説チーム、二回戦進出!』
「神龍…天舞脚や!」
『サイコソルジャーチーム、二回戦進出!』
「もっと良い声出してよ!」
『アッシュチーム、二回戦進出!』
「Mary's Dynamite Swing!」
「子供達よすまぬウウウ!」
『エージェントチーム、二回戦進出!』
「エレクトリッガー!」
『ライバルチーム、二回戦進出!』
「如月流…闇狩り!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおあああああああああああああああ!」
『アンチ極限流チーム、二回戦進出!』
一回戦が終わり、残ったのは一部の新進気鋭チームを除けばほぼ全てが常連選手達である。
今回活躍が期待された仲で初戦落ちしたチームは3つ。
暗黒街のドン、Mr.BIG率いる暗黒街チーム。まあ、ギースが半分ナイトメア化していたので勝てる訳がないと言えば勝てる訳がないのだが。
もう一つはMOWチーム。プロレス界のヒーロー、グリフォンマスクを筆頭に孤高の拳法家、牙刀と義賊集団リーリンナイツの首領B・ジェニーという、たしかな実力を持った選手達であったが、エージェントチームとの激戦の末、惜敗を喫した。
最後の1つは師範チーム。はっきりいってAとBはアテにならない不破刃の一人チームだったが、かつての同門、如月影二による不破刃の習得できなかった如月流奥義をうけて地に伏した。
鼓膜を破ろうかという大声を残して。
とにもかくにも、波乱の二回戦の幕開けである。
to be continued...→
今作追加チームは完全に趣味です。ロバートとかギース様とか師範とか師範とか師範は特に。