………ん?ここはどこだ?
確か部屋で寝ていた筈だ。こんな所で起きる訳がない。
周りを見回す。見覚えがない。
___________!
後ろに何かがいる!
「ほう。この程度で気がつくとはのう。」
振り向くとそこには、爺さんがいた。
「…誰だ?あんた」
距離を少しとりながら尋ねる。
本当に誰だ?こんな顔の知り合いはいなかった筈。
「…初対面相手にあんたとは、大層な口の聞きようじゃのう。…ここは天界。お主らの言葉では天国と言ったかな。」
自分の事は言わないのかよ。てか本当に初対面だったw
ん?あれ?天国…?
「俺は死んだって事か?」
「そういう事になるのう。」
「俺は寝ていた筈だが。寝ている間に何かあったのか?」
「それに関しては言えないのう。決まりなんでの。」
神に決まりとかあるのかよ。初めて知ったぜ。それにしても教えてくれないのか…生前の事は言えないのか?
あ、ニヤニヤしてる。あーイライラすんな。
「なにニヤニヤ笑ってんだよ。」
「思ったより反応が薄いと思ってのう。なんじゃ、驚かんのか?」
「まあ、過ぎた事だしな。…ここは天国なんだろ。あんたは天使かなんかか?」
の割には歳食ってるけど。…そもそも天使に歳なんかあるのか?
「惜しいのう。神じゃよ、神。」
へ?神?
なんで神が俺の前に?
「じゃあその神サマが俺に何の用だ?こういうのは閻魔サマの仕事じゃないのか?」
かなり驚いてるが表情は隠してるぜ。ポーカーフェースは得意だからな。
…ここが天国って事は俺は善人って事か?そんなに善行積んだとは思わないんだが。
「違う違う。…やっと本題に入れるのう。お主には、転生をしてもらう。」
…転生?転生ってあの第二の人生的なあれか?なんで俺が?
「何故俺を選んだ?」
「選ぶも何も、理由なんかないのう。」
…?理由が無い?
「どういう意味だ?」
「儂の興味本意。とだけ言っておこう。」
のらりくらりして答えないつもりだな。まあいいか。
「…それで?どこに転生するんだ?」
なんだかんだでそこは気になるな。自分が生きる世界だしな。
「ポケモンの世界じゃ。」
「ポケモン…?」
ポケモンは結構やり込んでた記憶があるな。
まぁほのぼのしてそうだし、転生するとしたらいいところじゃないか?ロケット団みたいな悪の組織に絡まれなければ怪我とか命の危険は無いだろう。
「異論はないようじゃの。ならもう行ってしまうぞ。」
「ああ、さっさと済ませてくれ。」
正直疲れた。早くして欲しい。
「眼を閉じてくれんかの。」
俺は意識を手放した。
お粗末様でした。
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