このとんでもないNukaにRADアウェイを   作:蒲鉾と竹輪

2 / 11
fo4世界は動いていない車に轢かれて死ぬ世界なのでトラクターに轢かれて死ぬっていうのは相手が動いている分マシな死に方なのかも。


チュートリアル

女神は洗面器で泣きながら手を洗う

 

「えうっ、えぐっ、ネチャネチャして気持ち悪い」

 

女神が手を洗っている間カズマは端末から情報を拾う。端末には大変不穏な事柄が羅列されている。内容を箇条書きで書くと

 

・ 2077年世界は核の炎に包まれた

・ その時の混乱に乗じて、避難した住民を冷凍保存の人体実験に使用

・ その後、食料がなくなり暴動が発生

・ そして今、11X年後

 

女神は、カズマに声をかける

 

「特別にアクアさまって読んでもいいのよ。あのなんとか神とやらにどこに飛ばされたのかわかった?」

 

「とりあえずコレを見ろ。何か分かるか?」

 

女神は首を横に振る

 

「まあいい。ホントの事とも限らないし確認するるためにもとりあえず外に出てみる。だが今の俺はジャージだ。ジャージ。なんかこう。神パワーで、すごい装備とか恩恵とかないの」

 

「あのなんとか神も言ってたけど。この世界じゃ使えないみたい」

 

(この女神使えねー)

 

「よしっ。まずは外に出るぞ」

 

このまま外に出る事が出来なければアレを食べるハメになるがValutの扉は固く閉ざされ開かない。扉を開くにはPIPBOYというものが必要なようだ。周辺を観察すると都合よく白骨化した死体がPIPBOYと思われる物を腕にはめている。意を決して死体からPIPBOYを剥ぎ取り自分の手にはめ電源ボタンを押す。200年以上立っていると思われるのに問題なく電源が入りOSが起動する。PIPBOYを制御装置につなぐとサイレンが鳴り響き扉が開き始める。

 

「へぇ。やるじゃない。これで外に出られるわね」

 

「ゲームならよくある展開だな。ほら、エレベーターに乗って外に出るぞ」

 

二人はエレベーターに乗る。「Valut-tecをご利用いただきありがとうございます」というアナウンスが聞こえ地上に出る。陽光がまぶしい。核戦争という単語を思い出し思わずPIPBOYのガイガーカウンターを覗くが幸いなことに反応はなかった。

 

「ねぇカズマ。あっちの方に人が住んでいるみたい。行ってみましょう」

 

丘を下り居住地にたどり着くと近世風の格好をしたテンガロンハットの人物に女神が声をかける。

 

「其処の人。私、水の女神アクア」

 

「アホかお前、すいません。女神を自称する可哀想な子なんです」

 

「ママ・マーフィーの言ったとおりだ」

 

「はい?」

 

「ママ・マーフィーが近日中に女神が現れミニットマンを導いてくれるというサイトを見たんだ」

 

「え?」

 

「カズマ、あんたと違って分かる人には分かるみたいね」

 

「紹介が遅れたな。私はミニットマンのプレストン・ガービーだ。あんたが女神だというなら俺たちミニットマンのリーダー、将軍になってもらいたい」

 

カズマは疑問に思ったことを質問する

 

「あの、勝手にそんなこと決めちゃっていいんですか?」

 

「ミニットマンは私が最後の一人だ。いいことといえば彼女を将軍にしても誰からも文句を言われないことだな」

 

女神は胸を張りながら背筋を伸ばし

 

「ねぇ。カズマ。将軍ですって。いきなり大出世よ。貴方を私のお付きにしてあげるから感謝しなさい」

 

「おいお前、今の話を聞いていなかったのかよ」

 

プレストンはカズマを無視して話を続ける

 

「将軍、我々ミニットマンの大義はコモンスウェルで困っている人を助けることだ」

 

「私は女神よ。そんなの当たり前じゃない」

 

「いい心構えだ。さっそくだが頼みたいことがある。ここから北の方にある居住地からSOSがきた。そこに行ってまず住民の話を聞いてほしい。目標を達成すれば僅かだが報酬も貰えるだろう」

 

「私がいるからにはお茶の子さいさいよ。さあ、行くわよカズマ」

 

「おい、そんな安請け負いして大丈夫なのかよ」

 

「ふふん。私の実力、その目に焼き付けてあげるわ。では出発しましょう」

 

「わかった。どうせ金は必要だしな。とりあえず道なりに進んで行けばそんなに危険はないだろう」

 

「わかればいいのよ」

 

道なりに進み橋を渡ると死体を発見する。死体を見なかったことにしてスタンドを抜け町中へと進む。

 

「なんかどの建物もレトロな上にボロッボロだな。人気もないし誰も住んでいないのか?」

 

「なんか不気味ね」

 

そのとき数人のいかにもな格好をしたモヒカンが叫びながら強襲してくる

 

「ヒーハー!持っているものと女すべてよこせ!!」

 

「新鮮な肉だー!」

 

「うわっ。なんだあの世紀末な連中は」

 

「ちょカズマなんとかしてよ。うわっ撃ってきた」

 

レイダーは手に持ったパイプ銃を連発してくる

 

「とにかく向こうが弾切れになるまであの車の影に隠れてやりすごすぞ」

 

映画のようなアクションで二人は車の影に隠れる。

 

「ふぅ。やつらの弾が切れたらずらがるぞ」

 

「いやよ。女神を舐めた報いあの連中に味あわせてやるわ」

 

その時車が大爆発を起こし二人は閃光に包まれた。

 

------------------------

<メタ空間>

 

「おおカズマよ死んでしまうとは情けない」

 

「おいこら!お前!話と全然違うじゃないか!!」

 

「お前ではない。ハヴォック神と言う」

 

「なんで200年放置された車が大爆発するんだよ!」

 

「この世界の自動車は核融合で動いていたから仕方ないね」

 

「それだと爆発しないだろ!常識的に!!」

 

「そうゆう世界観だからね。しかたないね」

 

「世界観といえばどうなっているんだよ!!説明しろよ」

 

「アクア君から聞いたでしょ?そんなに間違っていないと思うけど」

 

「全然ちがうわボケ。2077年世界は核の炎に包まれた。それから200年後世界は世紀末野郎が跳躍跋扈しているとか聞いていない」

 

「あぁ。そっち?てっきり魔王が支配し人々を困らせてるの方だと思ったけど」

 

「俺はてっきりゲーム的中世風異世界ファンタジーの世界に行けると思っていたぞ」

 

「最近そういうのありがちだからつまんないでしょ?だったら世紀末レトロフューチャーな世界のほうがマシかなって」

 

「んな訳ねーだろ」

 

「そぉ?でもやることはゲーム的中世風異世界ファンタジーとそんなに変わんないよ。ただ剣と魔法の世界じゃなくて銃と暴力の世界なだけだよ」

 

「いいから本来の予定に戻せよ」

 

「これが本来の予定じゃないってよくわかるね」

 

「この世界じゃアクアの能力が封印されているようなものだからな。本来なら使えるはずだろ」

 

「まあラスボス倒したら行かしてあげるよ。チートあるからいけるっしょ」

 

「チートってなんだよ」

 

「死に戻り」

 

「確かにチートだけど他に何かないの?強力な武器とか、特殊能力とか」

 

「持っていくものに女神指定しておいてまだなにかほしいの?」

 

「そういえばアイツ神パワーも魔法も使えないみたいだけどなんか役にたつのか?」

 

「ステータスは高いよ。LUKとINT以外は。でもこの2つのステは結構重要だよSTRとENDはパワーアーマを着ればなんとかなるしAGIとPERは君も十分高いからね」

 

「おい。話がそれているぞ」

 

「ごめん。まぁ壁代わりにはなるんじゃないかな?接近戦もできるだろうけど銃がある世界じゃあんまりおすすめはできない。前作までは下手な鉄砲打つくらいなら殴りに行ったほうが早かったけど」

 

「なんかよこせ」

 

「そんなこと言われたって私は物理法則を司る神だからそんなことはできないよ」

 

「頭かたいな」

 

「神なんて聞こえはいいけど所詮お役所仕事だよ?仕方ないからこれから死に戻るたびにヒントをあげるよそれでいい?」

 

「よしわかった。さっきラスボスを倒せば本来のルートに入れるって言っていたよなラスボスって誰だよ?」

 

「ゲーマーのくせしてそれ聞いちゃうの?攻略する楽しみが減るよ。魔王でいいじゃん」

 

「うるせーボケ。さっさと答えろ」

 

「ラスボスは元主人公だよ」

 

「は?」

 

「話すと長くなるから箇条書きで喋るね」

 

・ラスボスは主人公

・核戦争の時にValutに避難し冷凍される。

・一時的に解凍されハゲに嫁を殺され子供をさらわれる。

・解凍後、コモンスウェルをうろつき回りハゲをハゲというだけで見つけ殺害。

・子供をさらった組織はインステチュートと発覚、どうにかインステチュートに潜入。

・インスティテュートの親玉は攫われた子供だった。

・子供の願いを叶えるためインステチュートに今まで世話になった人を裏切りながらいろいろ協力。

・子供がガンであることが発覚。インステチュートの後継者にパパを指名する。

・原子炉稼働させた後、息子死亡、息子の願いを叶えるため闇堕ち。

 

「こんな、感じ」

 

「おい。そんなの聞いたらラスボスを倒しにくくなるじゃないか」

 

「だいじょうぶ。大丈夫。闇堕ちしてからやっていることは間違いなく外道だから。それに君、勝算もないのに倒すとか言っちゃあダメだよ」

 

「なんだよそれ」

 

「だって相手はアメリカ軍の英雄メダル・オブ・オナーよ?たとえ君の方がスペック上だとしても普通に考えたら勝つのは向こうでしょ?まして向こうはゲームクリア後みたいなモンよ」

 

「そんなヤツどうやって倒すんだよ」

 

「別にまともに殺り合う必要はないでしょ。君ならできるよ」

 

「ふざけんなよ」

 

「まあ、まあ、落ち着いて。剣と魔法のもいいけど、銃の世界もいいよね」

 

「なんだよ藪から棒に」

 

「イメージするんだ。君は主人公なんだ。要はダーティハリーだな。.44マグナムを片手にマカロニ・ウエスタンのカウボーイの如く世界を世直しするダーク系主人公とかかっこ良くね?」

 

「それはたしかにかっこいいかも」

 

「よし、ならばサンクチュアリから出るところからやり直しだ。橋渡ったら死体があっただろ?死体からパイプ銃とタイヤレンチを剥ぎとるんだ。RPGではお約束でしょう?」

 

「それどんなRPGだよ。普通、王様とかから貰えるもんじゃないの?」

 

「コモンスウェルには行政機関も司法制度も存在しないからね。仕方ないね」

 

「じゃあ、あのミニットマンってのはなんなんだよ」

 

「壊滅した自警団みたいな組織に装備品支給するシステムとかあるわけないだろう常識的に。じゃあ時間も差し迫っているしそろそろ送るね」

 

「ちょ、まて!!」

 

白昼夢のように光景が切り替わる

 

「なにカズマ。何かあったの」

 

「あ、あぁ。なんだったんだ今のは、まあいいか。アクア非武装ではこの先、心もとないそこの死体から装備品を剥ぎとるぞ」

 

「あんたって意外と外道ね。化けて出てこられても知らないわよ」

 

「背に腹は変えられん。そして、お前もこのタイヤレンチを装備するんだよ」

 

「え~。嫌よ」

 

「またGが出てきたら素手で対処する気か?」

 

女神はしぶしぶタイヤレンチを受け取る。

 

「それと、経路だが、見通しが効かない町中は避けるぞ。いつ襲われるか分かんないからな」

 

「襲われるって何に?」

 

「世紀末なモヒカン共だ。とにかく行こう」




将軍=パシリです。ミニットマンは先任のパシリが死んで崩壊しました。

メインクエストぽいですが関係ありません。私も30時間くらいプレイしてようやく気が付きました。

FO3やっているとNVや4はまともな人多くて調子狂います。いつ真ゲスされるのかわからないので善人ぽい人ほど疑ってかからなきゃならないという先入観を植え付けられるので。

ヒーハーはヒャッハーの誤字ではありません。原語だとこんな感じなんです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。