「こんなの李衣菜じゃない!」とか
「クソ作者は帰って、どうぞ。」などあると思いますが、
温かいご指導よろしくお願いします!
「――――――は、――――であって、したがって――――は―――――」カンカン
無機質な声と黒板の立てる小気味良い音だけが
響く教室。窓からはうららかな春の日差しが差し込み、眠気をさそ…
「だからここは、赤坂!どうなる!」
やべっ!聴いてなかった!なんだよあの式!
どこをどうしろと!?
「あー、えっと、その」
スッ
「あぁ!6√5です!」
隣の席の奴がノートを見せてくれたのでなんとか助かった。
「はい正解。それで次の問題は…隣に行くか。多田?」
「はい。34√2です。」
「ん、オッケーだ。さて、こっからなんだが…」
そしてそいつは軽く問題に答えると、こちらに向かって笑いかけた。
「相変わらず君はロックだねぇ。でも授業はちゃんと受けないとだよ?やることはしっかりやるのがロックの第一歩だよ!」
「うるへー。てか結局オレはロックなのかロックじゃねぇのかわかんねえじゃねえか」
「素質はあるとだけ言っておくよ」
「はいはい、あんがとさん。相変わらずオメェのロックはわかんねぇよ。」
「私がロックだと思ったらロックなんだよ!」
「なるほどわからん。まぁなんにせよありがとな。助かったわ。」
「いまさらなにさ。いつものことでしょ?」
「それでも礼はしないとな」
「その律儀さもロックだねぇ」
「…」
やっぱりこいつは解らない。
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放課後
「おまえら相変わらず仲いいよな」
「あ?なんだ藪から棒に。ただ席が隣なだけだろ?」
悪友とのいつものやり取りだ。
べつに取り立てて仲がいいわけではないと思うがなぁ
「いやいや、あれはそんなもんじゃねえだろうよ。案外多田さん、お前にホの字かもしれねぇぜ?」
「ないない。あいつは天下のロック…かは分からないが、それでも人気のアイドルだぜ?そんなのがごくごく平凡な高校生に惚れるかっつーの。」
そう、あいつ――多田李衣菜は、いま大人気のアイドルなのだ。
高校生という都合上、まだ仕事は多くないが、それでも週一くらいでテレビに顔を出しているのを見かける。
そんなのが俺なんかに惚れるわけ無いだろうし、なぁ?
「いや、お前は平凡じゃないだろ。」
「どういう意味だよ」
「いや、そのまんま。」
「分かった。喧嘩なら買お「聡太くーん!」ぉうふ!」
ずどん、と言った音が聴こえそうな勢いで、話題の李衣菜が背中に突っ込んできた。
倒れなかった俺を誰か褒めてほしい。
「おまえなぁ…!なんでそんな勢いつけて突っ込んでくるんだよ!」
半ギレで叫ぶ俺に、李衣菜はただ一言。
「ロックでしょ?」
「そんな気はしてたよチクショウ!」
「きょうも平和だなー。」
「「「そうだねー」」」
「謎のコンビネーションやめーや!」
仲が良すぎるこのクラスである。てか皆聞いてたのかよ!
「まぁそんなことより、私に何の用かな?」
おっと、忘れるところだった。李衣菜に渡すものがあったんだった。
「ん、あぁ…んーと、これだ。はいこれ。やるよ」ポイッ
無造作にノートを投げる。
「わっ、と。何これ?」パラパラ
「ギターの基礎知識と俺なりの演奏法のまとめだ。暇なときにでも読んどけ。どーせまだ弾けねぇんだろ?」
「わぁ…!ありがとう!嬉しいよ!すごい…練習譜面まで載ってる…!でも、なんで?」
「まぁ、いつもの礼だ。なんだかんだ世話になってるからな。」
「そんなこと…なんでもないのに…なんか申し訳ないよ」
「いいから持ってけ。ロックじゃねぇぞ?」
「うぅ…ロックじゃないのは嫌だからもらう…」
(ちょろい)
「でも!いつかちゃんとお礼するからね!」
「いらねぇよ、なんで礼に対して礼されなきゃいけないんだよ」
「ロックじゃないから!」
「相変わらずわけわかんねぇな、それ」
「だーかーらー!私が!ロックだと思ったら!ロックなの!」
「わーったわっーた、分かったから叫ぶな」
「むう…」
「んじゃ、用事も済んだし、帰るか。
…おーい帰るぞ?何ボーッとしてんだ」
「…ハッ!あまりに高度なラブコメ展開に処理が間に合わなかった!」
「何言ってんだ、ほれ、いくぞー」
「あ、待って待って!じゃあの!多田さん!」
「う、うん、じゃあね!聡太くんもありがとーね!!」
ひらひらと手をふる。
変なところで律儀なやつだ。
やっぱり、わからない。
「…これ、やたら専門的なこと書いてるような気がする…というか聡太くんギター弾けたの…?ん?赤坂聡太ってどっかで聞いた気が…?んー、わっかんない!事務所行こ!」
続きはできたら投げます。
ご指導お願いします!