すこーしずつ物語を動かしていきたいと思います。
UAが5000行きそうですね。沢山の閲覧、ありがとうございます!
これからもご指導よろしくお願いします!
「さて、そうと決まれば善は急げだ。蒼汰くん、君さえ良ければすぐにでも俺らのシンデレラたちを紹介したいんだが」
あの後、俺とプロデューサーさんは書類を作ったり待遇の確認を済ませたりしていた。
それが一段落した頃にそう誘われた俺は
特に断る理由も無かったため、プロデューサーさんの提案を受け入れた。
「是非、お願いします」
「よし。…まずは知っていると思うが俺達の目の前でさっきからウトウトしてるこいつが多田 李衣菜だ。……おーい、李衣菜。起きてるかー?」ツンツン
契約書をまとめている最中から眠そうにしていた李衣菜は、待遇の確認をしている時にはもう半分近く夢の中にいた。
プロデューサーさんはそんな李衣菜の隣に回りこんで頬をつんつんとつついた。
「ふみゅ…?」
この破壊力である。
目をとろんとさせながら何が起こったのかわからないような顔をして、さらにこの「ふみゅ…?」である。もう、なんというか、ヤバい。
(落ち着け落ち着けまだ慌てる時間じゃない諦めたら試合終了だろ安西先生も頑張ってんだよお米食べてなんとか――)
「そーたくん、ぷろでゅーさー、おはよーございます〜」ニヘラ
(あ、あかんやつやこれ)
ふにゃりと微笑んだ李衣菜を見て決壊しそうになった理性のダムを全力でせき止めようと奮闘する俺。一方プロデューサーさんは―
「ほれ、目ぇ覚ませ」ビシッ
「あうっ」
李衣菜を強めのデコピンで強制的に覚醒させていた。
あ、李衣菜ちょっと涙目だ。
「いったぁ!何するんですかプロデューサー!」
「おう、おはよう李衣菜。まずは何も言わずに周りを見渡してみようか」
「周り?…事務所の応接室ですね。プロデューサーと蒼汰くんがいます」
「うん。そのまま蒼汰君を観察してみな?こいつがどう見える?」
プロデューサーさんに促されてまじまじとこちらを見る李衣菜。
その目を見た瞬間さっきのふにゃっとした表情を思い出してしまい、思わず目をそらしてしまった。
「っ…!」
「うん!すごく…真っ赤ですね!あとなぜか目をそらされましたね!」
「思い当たる節は?」
「ありません!」
「ということは?」
「……あー、私、またやっちゃいました?」
五秒ほど考えてからばつが悪そうに頬をかき
、乾いた笑いをもらす李衣菜。…また?
「はい正k「あぁぁぁぁ!!」うるさい!」ペシッ
「あう」
またもやおでこを叩かれて沈黙する李衣菜。その顔はまさに茹でダコのようだった。
「うう〜よりにもよって蒼汰くんの前で…!」
「あー、説明もらっても?」
「李衣菜寝起き悪い、寝ぼけてる時の破壊力やばい、事務所に被害者多数」
「納得しました」
「うう…」
確かにあれはやばい。時と場合によっては襲ってたかもしれないレベルで。
(いやいやいや、まずいだろ!襲ったら俺が死ぬ!社会的な意味で!)
脳内です鋭いセルフツッコミを繰り広げていると、プロデューサーさんが俺の耳元で
「合意の上で、な?」ボソッ
は?今この人なんて言ったよ?合意があれば襲っていいと?いやいや、仮にも李衣菜はアイドルだぞ?色々まずいだろ。
「正直恋愛を規制する気はないし、どこの馬の骨ともしれない奴よりも事務所内に相手がいたほうがやりやすいんだよ。フライデー的な意味でもな」ボソボソ
…大人は大変そうだなぁ(小並感)
確かに言っていることはわからないでもないが、やっぱりまずい気がする。
(いやいや、まず俺が李衣菜をそういう目で見てるっていう仮定がおかしいって!李衣菜だって俺をそういう相手として意識なんてしないだろうし!)
脳内で激しい自問自答を繰り返す俺とそんな俺を見てニヤニヤとするプロデューサーさん。
「うぅ…!!」
そんな俺らを尻目に、李衣菜はまだ悶えていた。
いかがでしたでしょうか?
もっと長いのかけるようになりたいです。