ROCK!〜李衣菜と俺とロック?〜   作:オッ亭

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その6です。
UAが1500を超えそうですね。
たくさんの閲覧、ありがとうございます。


アイドル 李衣菜?

「さて…ここか」

 

俺は今、李衣菜の所属するプロダクションの前にいる。

そこまで大きくもなければ小さくもない建物と言った感じだ。それでも何人もの有名アイドルを輩出している…らしい。

 

らしい、というのは、実は俺はあまりアイドルに興味がなく、そういった情報に疎いのだ。

 

twilight skyは李衣菜の曲に少し興味が出た時に聴いて、覚えた。なかなかいい曲だったから、本人にそう伝えた。そしたらなんかすっげー嬉しそうにしてたな。…っと、今それは関係ないな。

 

「まあ、行こうか。」

 

眺めていても仕方がない。

玄関口に立ち、チャイムを押す。

 

ピーンポーン 

 

意外と庶民的な音で驚いたのは内緒だ。

 

「はい?」

 

「こちらに呼ばれていた赤坂聡太です。」

 

「あ、お話は聞いています。今、李衣菜ちゃんがそっちに行くので待っててください♪」

 

なんか、軽い人だな。

 

「わかりま「聡太くーん!」…来たみたいですね。」

 

李衣菜が玄関の奥から手を振っていた。

軽く手を上げて返す。

 

「はい!それではおまちしていますね♪」

 

そこでインターホンは切れた。

…なんか、気が抜けた気分だ。

 

「聡太くん!遅いよ!女の子を待たせるなんてロックじゃないね!」

 

「うるへー、ギター取りに行ってたからしゃーねぇだろ?それよりも、案内してくれるんだろ?早く行こーぜ?」

 

「あ、待って待って!」

 

「なんだよ?」

 

怪訝そうな顔で尋ねる俺に対して、李衣菜は襟を正して正対する。そして、

 

「赤坂聡太さん。ようこそおいでくださいました。案内をさせていただく、多田李衣菜です。本日は急なお願いで申し訳ございませんでした。」ペコッ

 

そう言って軽く頭を下げた。

 

「…なんだよ気持ちわりい」

 

「ひどくない!?」

 

あ、元に戻った。

 

「いきなりどうした?そんな知らない仲でもないだろうに」

 

「それでも今は「学生」じゃなくて「アイドル」だから。こういうのはちゃんとしないとね!」

 

「ロックじゃないってか?」

 

「そういうこと!ふふん、君もやっとロックがわかってきたねぇ」

 

胸を張って言う李衣菜。

まあ、ロックはともかくとして、言っている事は間違っていない。それなら、こちらもそれなりの態度で返すのが筋だろう。

 

「赤坂聡太です。本日はお招きいただき、ありがとうございます。案内、よろしくお願いします。」ペコッ

 

しっかりと頭を下げて言う。

 

「…やっぱ気持ち悪いね」

 

「おい。」

 

「ふふふっ、冗談だよ。じゃあ、プロデューサーさんのところに行こうか。」

 

「んだよったく…」

 

「はいはい、拗ねないすねない」

 

「拗ねてねえし」

 

「はいはい、早く行くよー?」

 

少し見直したらこれだ。やっぱりアイツは李衣菜だ。

よくわからないことを言って、よくわからないロックを掲げるあたりが特にそれらしい。

それに振り回される俺もどうかと思うが。

 

軽くため息をついてから、表情を改める。

 

さて、どんな話が待っているのだろうか?

俺は小走りで李衣菜を追いかけた。

 




こんな感じです。
ここからお話が少しづつ動いていきます。

この先も、お付き合いください。、
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