目でみていただけるとありがたいです。
ーーマコト、ごめんねぇ、、、。
嗚咽混じりに母は言葉を絞り出した。
「嘘でしょ。ねぇ、、嘘だって言ってよ、なんでそんな所に立ってるのさ、母さんっ! やめてくれよ、、、
死なないでよかぁさんっ、、!!!」
ーーーガバッ!!
「、、、かぁさんっ!!!」
酷い悪寒に目を覚ました俺は辺りを見回しすぐにゴミ箱を手に取った。ゴミ箱の中からはこの世の物とは思えない異臭がした。それはただでさえ悪夢で吐きそうな俺を地獄の底へと引きずり落とす。いや、むしろ吐き出せるならいっそ吐き出したいのだが、昨日も晩ご飯をまともに食べなかった俺は吐こうとしても胃酸混じりの唾液しかでなかった。
、、、母が死んでからこんなことが毎日続いている。
結局30分も同じ体勢で懸命に吐こうとしたが、俺は少しとして吐くことはできなかった。
吐き気を堪えつつ、歯を磨き、ヒゲを剃りと学校に行く準備をして一階へ降りた。
「おはよう、マコト」
伯母さんの挨拶に俺も「おはよう」と返した。
もともと俺は、自分の母が父からDVを受けている環境にいて、母は酷い仕打ちを受けていたが、しょうがないと我慢し続けていた。が、父の暴力の矛先が俺に向いた途端、我慢の限界がきた母は父を殺して自分も自殺した。こうして俺は、幼くして両親を亡くした。
今は伯父の家に引き取られ、なんとか毎日を送っている。
「コーヒーがいい?それともミルク?」
今年で45になる伯母は相変わらずゆっくりとそう聞いた。
「コーヒーがいい。」
「そう、丁度よかったわ。今、ミルク切らしてたの!」
んじゃあ、なぜ聞いた!
まぁ、いいや。とりあえずこの、死ぬほど不快な口の中の味を塗り替えれるならなんでもいい。このコーヒーもまた学校のトイレで吐くだろうがな。
こんな調子で朝食まで食わされたらたまったもんじゃない。
俺は伯母が朝食の準備をしにリビングに戻った隙にそそくさと家を出た。
そーいえば今日は転校生がくるんだっけか、最悪だな、かわいそうに。あんなクソみたいな学校にやってきたって及川のクズに虐げられるだけだろうに。
ま、俺も人のこと言えんか。
クラスに入ると相変わらず及川が楽しそうに喋っていた。そして周りは一部を除いていつも通り殺伐として静まり返っている。俺は及川に目をつけられないようにさっさと席に座った。
チャイムが鳴ると及川はさっきまでの意気揚々とした調子が嘘だったかのように別人のような真面目で無口な生徒を装った。
しかし、及川も黙り、まるで葬式のように静まり返った次の瞬間、、、
カシャリ。
シャッター音が俺の真後ろから聞こえた。
「うん、いいのとれた!サンキュー!」
そんな声が聞こえた為、後ろを振り向くとそこには茶色い髪のにっこりと笑った少年がカメラをもって立っていた。
書いててとても楽しかったです。これからもゆっくりと更新していくつもりなので、よろしくお願い致しますm(__)m