半不老不死の科学者が異世界からくるそうですよ?   作:ゆっくり分隊長

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2話だそうですよ?

~会議室~

 

「――――それで、この新作の機械について何だが―――――」

 

現在尊たち2人は反抗しない様に手錠を付けられたまま政府の役人の反対側に座らされていた。

 

「――――この〝遺伝子〟を選択した動物の遺伝子に混ぜれば合成獣(意思を持った化け物)が出来るのだね?」

 

「――――えぇ。」

 

「本当に使用者に危険は無いのだろうね?」

 

「――――えぇ、だからさっきから何回もそう言ってるじゃないですか」

 

本来尊が対応する所を『働きたくないでござる』とばかりに宙を見ながらボケーっとして居たため、仕方なく彩香が面倒くさそうに対応する

 

「というか合成獣を造りたいとか、貴方方は科学の手で神話でも再現するつもりですか?」

 

「まぁ、此方にも事情があるのでね」

 

(出たよ・・・政府お得意の〝事情〟とやら。)

彩香は内心そう思いながらも、それが表情に出ない様に下を向く。

 

(尊君が主役なのに・・・こんの・・・・ニート野郎がッ!!)

我慢が限界に達した彩香は顔を動かさずに眼だけで尊をキッ!と睨み、足を思い切り踏みつける。

 

(何だよ・・・。)

 

(何だよじゃないでしょ!何で黙ってるんですか!?)

 

(メンドイ。)

 

(・・・は?)

 

(メンドイから。)

 

(それはこっちのセリフだバカヤローーーッ!!)

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「はぁ・・・漸く帰ってくれたよ。」

 

「もう今回ので私は完全に怒りましたからねッ!!もう一生口聞きませんから!!」

 

彩香はプンスカと言う擬音が似合う程に頬を膨らませていた。

 

「・・・マジで?・・・いや、こんな狭い中で2人きりなのに無視なんて出来ないんじゃ・・・・」

「・・・さぁて、ご飯でも食べますか・・・確か冷蔵庫の中に誰かが取り寄せた高級肉が・・・あれ?取り寄せたのって誰だったかな~?」

 

「ちょ」

 

「・・・まぁ良いか!これを調理して・・・何を作ろうかな~♪

あ、でも〝1人暮らし〟なんだから結構余っちゃうそうだなぁ・・・」

 

「そ・・・それは楽しみにしてた・・」

 

「美味しそうだな~♪」

 

「お、お願いします!何でも、何でもするから許して!!」

 

「うぅ~ん・・・・・・・・・」

 

「・・・・(ゴクリ)」

 

「・・・よし、決めた!

 

 

 

 

 

 

・・・すき焼きにしよう!」

 

「・・・・(泣)」

彩香が尊の楽しみにしていた肉を調理し始めたのをみると、尊は涙目で自室に戻っていった。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ある場所にて。

 

 

 

「明日には尊お兄ちゃんに会えるのか~♪楽しみだな~」

 

「尊さんは料理が上手ですからね、きっと美味しい料理を作ってくれますよ」

 

「やったぁ~!!私の大好きな〝お肉〟は出るのかな??」

 

「えぇ、〝高級のお肉〟を特別に取り寄せたと言っていましたよ?」

 

やったぁ♪と喜ぶ女の子を微笑ましい笑顔で見ている女性。

この2人を中心とした数人が政府の役人以外で研究所に入れる数少ない人間だった。

 

そして明日、その全員でパーティーを行う予定であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・そう、〝高級の肉などを使って〟。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

~尊の自室~

 

「はぁ・・・彩香・・・彩香ぁ・・・」

命は項垂れながら彩香の名前を繰り返し呟く。

 

「彩香ぁ・・・・

肉、それ〝パーティー用〟のだよ・・・・」

 

命の脳裏に浮かんだのは、可愛らしい満面の笑みの女の子。

 

「・・あの子に肉が無いのを知られたら・・・

マジで殺される・・・物理的に塵にされる・・・・・こんな所で死にたくなぁい・・・」

 

その女の子の笑顔から愛らしさが消え、殺意が滲み出て来る様を、尊は容易に想像出来た。

 

「どうにかしないと・・・・ん?」

 

項垂れながら机に座った時、机の上に何かおいてあるのが見えた。

 

「・・・手紙・・・?しかもかなり高級のやつ・・・」

 

何だろう、と思った尊は机の引き出しを開け、小さな機械を出して中に不審な物がないかを確認する。

 

「・・・うん、中身は紙だけっぽいな・・・」

 

手紙の封を切って中の用紙を引っ張り出す。

 

「ん・・・・?何だコレ」

 

 

『~召喚状~

※この召喚は拒否する事が出来ます。要求が呑み込めない場合は手紙を破り捨てて下さい。

召喚に応じる場合は下にサインをお願い致します。

 

「            」

 

私達〝箱庭〟は、貴方の人類の歴史における貢献と功績により、貴方を箱庭に招く事となりました。

また、必要の場合は同行者を5名まで連れていくことが出来ます。

その場合はこの手紙を対象の人物に触れさせ、内容を確認させて下さい。

箱庭、その他の事については召喚が完了次第、此方の担当の者を向かわせますので、

質問等あればその担当者にお願い致します。

また、召喚場所は1階となっており、地下一階、二階共に許可無しには入らないよう、お願い致します。

 

 

      ~箱庭印~

                                      』

 

「箱庭ぁ?」

何だコレ、新手の詐欺か?

尊はそう考えていた。

 

「しっかし、同行者ねぇ・・・」

尊の脳裏には未だにプンプンしている彩香の姿が映る。

 

(・・・連れていくとしたら彩香だが、手紙の信憑性は無い・・・

ただ密室なのに手紙があった事を考えると、〝召喚〟も出来て不自然ではないか・・。

となると本物?・・・なら箱庭ってなんだ?)

 

「あぁぁ・・・駄目だ、全然分からん・・・

仮に本当に召喚されたとして、命の保証だって無い訳だしな・・・そもそもそんな技術あるなんて知らないし・・・

・・・でもこの召喚に応じるか・・・研究者的にも密室に手紙を出現させる技術も知りたいしな・・」

 

だが・・・と尊は言葉を続ける。

 

「彩香は・・・連れて行かないことにしよう。

他の人たちも、勿論〝あの子〟も。

もしこれが罠だったとすると皆を危険に晒す訳には行かない・・行くなら俺一人だ」

 

そういうと尊は、部屋の中から色々な道具を出し、自らのリュックに入れる。

そして最後に護身用の改造拳銃をホルスターに入れると、一瞬彩香に別れの手紙を書こうか迷う。

 

(・・・・別に最後に会うって訳じゃないし、明日には皆が来る。皆と力を合わせれば彩香だって生きていける筈・・・それに、もしこれが罠だったとしても主犯をボッコボコにして帰ってくれば良い訳だし)

 

サインをする前に最後に自分以外誰も居ない自室全体を見て、呟く。

 

「・・・よしっ、行ってきます!」

 

一切の躊躇わずに自分の名前を書く。

 

 

そして―――――――

 

 

 

 

 

「はぁ!?」

手紙に書かれていた〝一階〟ではなく・・・・

 

 

 

・・・大自然を感じさせる森と湖の様な場所・・・・・

の、〝遥か上空〟に投召喚された。

 

 

 

 

 

 

 

 




手紙は某名無しさんの物では無いので、こういった形にしました。

しかし結局呼び出されるのは(ry

なんか箱庭自体が呼び出す時って手紙とかじゃない気がするのですが、
そこは原作と比較しやすいようにしました。
メールでも良かったなぁ・・・(ボソッ)


ではでは~

追記
とか言っちゃってたら本当にあったよ、メール召喚(ラストエンブリオにて)
まさか...私に遂に予言能力が....ッ!?!?
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