半不老不死の科学者が異世界からくるそうですよ?   作:ゆっくり分隊長

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あけましておめでとうございます(迫真)。


世界の果て、だそうですよ?

十六夜と尊は世界の果ての近くにある、トリニスの大滝に到着した。

 

「これはデカいな...よし、付近の植物のサンプル取ってるからその間は邪魔しないでくれ」

 

尊はしゃがみ込むと持ってきていた器具の中からピンセットと小さなガラス瓶を取りだす。

 

「へーへー分かったよ。んじゃその間静かにしときますよっと」

十六夜は不機嫌そうに言う。

 

それを聞くと、尊はサンプル採取に集中し...

数分後、採取を中断して何となく顔を上げると...

 

 

十六夜と謎の大蛇が戦っていた。

 

「....は?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

いつの間にか居た黒ウサギと共に、一瞬呆然となる尊。

 

「あ、尊さん!?漸く気が付いたんですか!?さっきから何度も呼んでたのに!兎に角今は危険だから離れて下さいッ!」

 

黒ウサギが尊に呼びかけるが、尊は立ち尽くしている。

 

そして...

 

「.....さっき、採取している間は邪魔するなって....言 っ た よ な ?

 

採取中のサンプルと側に居た命へと向かって来た一本の水柱を....

 

 

消した(・・・)

 

 

「...へっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒ウサギは、既に戦闘状態に入ってしまって居る十六夜よりも、尊の事を優先して避難させようとした。

しかし避難が完了する前に恐れていた事が起きてしまう。

 

大蛇が怒って出した巨大な水柱のうちの一本が十六夜を逸れて無防備の尊へと襲い掛かったのだ。

 

黒ウサギは彼が水柱に飲まれてバラバラになる姿が脳裏に過ぎる。

しかし....

 

尊が右腕を水柱に向かって付きだした瞬間、〝何か〟が発射されて天にまで届くような大きさの水柱その物が一瞬で弾ける。

 

数瞬遅れて十六夜が自身へと迫っていた水柱を破壊するが、黒ウサギはそんな事どうでも良いとばかりに気を掛けなかった...否、

眼を離せなかった(・・・・・・・)

 

 

尊を見つめたまま固まった黒ウサギの心情....

それはまるで蛇に睨まれた蛙、そして狼に睨まれた(黒)ウサギの様。

 

 

水柱を破壊した尊は、全身に途轍もない怒りを纏っていたのだ。

 

(これはマズい、非常にマズいのですよ...!)

何をしたのかは知らないが、この場の誰かが彼の琴線に触れるような事をしたようだ。

 

それにしても彼の怒り様は生半可な物では無かった。

それに気付かない様子の十六夜は大蛇に向かって飛び上がって行ったが、尊は無言で彼の事を怒気を孕んだままじっと見つめる。

 

そんな彼に一瞬(自分じゃ無くて良かった...)と思ってしまった黒ウサギは首をブンブンと振ってそれを払拭し、その思考によって動けるようになった(なってしまった)体で泣く泣く喧嘩を仲裁しに行く。

 

もう嫌だこの問題児様方....。

 

 

 

 

 

 

 

 

悲しいかな、今後も黒ウサギの苦悩は絶えないであろう。

 

 

 

 




今回は短いですが他の話を更新するためスミマセン。
本来は予約投稿をする筈だったのに綺麗サッパリ忘れていた為急遽書きかけのこちらを優先して執筆&投稿。
最後に、

今年も良いお年を、そして私ゆっくり分隊長と、我々83projectを宜しくお願い致しますっ!!
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