ゼロの使い魔と万事屋銀ちゃん   作:銀桃

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魔法学院騒乱編はもうちょいで終了です。

これがおわったら日常編を書きたい。

予定は殺し屋用殺し屋部隊用殺し屋部隊とか( ´∀` )ルイズの屋敷で。

惚れ薬編もやりたい、江戸とかでね。


今回のお話はバクチダンサーでも聞きながら見てくださいな。


第十三話 終わりよければ全てヨシというが、なんでもかんでも良いってわけじゃない

地上の制圧はあっという間だった、佐々木の部隊は上空から降下し、信女含む突撃部隊が学院周辺の夜兎をあっさりと切り伏せる。

 

学院の周囲はトリステインの軍隊が守りを固める、アニエスは上空のシルフィードの上に跨るルイズとその使い魔を見た。

 

シルフィードは戦艦の上空を旋回し、銀時とタバサの姿を見つける、

きゅいと鳴き、サイトはそれを合図にルイズを片脇にかかえ、いっきに飛び降りる。

 

ドン!

 

サイトは甲板に着地し、ルイズを離す、ルイズはおっとっととよろけ、銀時に視線をやる。

 

「いい仕事してくれたじゃない、報酬ははずむわよ?」

「け!そういうことはこの状況が何とかなってから言ってもらいたいもんだ。」

「まぁこんな状況についてくる主もどうかとおもうけどな。」

 

サイトの嫌味に銀時は口角を上げる。

 

「このまま逃がすほどお前の主人は甘くないだろうぜ。」

 

天人の戦闘員が後方の男の合図で武器を下げる。

男はゆっくりと歩を進める。

 

「虚無のルイズ、ここまで脚をはこんでくれたのは幸運だ。これならば話し合いで解決できる。」

「話し合い?殴り合いの間違いじゃないの?」

 

凶悪な笑顔でルイズは拳を握る。

 

「君は自分の価値をわかっていない、君は間違いない、失われた虚無の担い手、君はこの小さな国で収まるほどちっぽけではないのだよ。さて、考える時間をやろう。虚無のルイズよ、君はなぜこの学院を襲った賊に怒りを覚える必要があるのかね?」

 

「・・・・・。」

 

無言でルイズはその言葉に耳を傾ける。

 

「魔法が使えないと言う理由で何度もバカにされ、君は悔しくはなかったのかね?くやしかっただろう。私にもわかる、なぜなら私も虚無だからな。」

 

赤い指輪を見せ、その男はにやりと笑う。

 

「虚無の担い手にして、レコンキスタ革命軍の首領、オリバークロムウェル。どうだ、虚無のルイズ、おのれのちっぽけさに気が付かない愚かな貴族達、そしてこの国を見捨てて私と来る気はないか?安心しろ、虚無の才能は必ずこの私が開花させよう。」

 

ルイズは俯き、そして銀時、サイトにも目をくれず、クロムウェルに歩を進める。

 

「いい子だ、我が同胞、ルイズ。」

 

タバサは杖を構え、魔法を放とうとしたが、銀時がその動きを阻止する。

 

「なぜ・・・?」

 

銀時は俯き、何も言わない。サイトもうつむき、何も言わない。

 

「本当に、いい仕事をしてくれたわ・・・。」

 

ルイズはクロムウェルに笑顔を見せる、クロムウェルも自分の思惑通りに事が進む事ににやりと口角を上げた。

 

「復讐の機を私に与えてくれて、ねぇ、クロムウェル?」

 

その凶悪なルイズの笑顔を最後、クロムウェルの下半身は吹き飛んだ。

いや、正確にはルイズの金的蹴りが彼に炸裂し、爆発のような轟音を甲板に響かせたのだ。

 

「あ・・・・あはぁ・・・。」

 

情けない声を出しながらクロムウェルは正面から倒れる、ルイズは自身の髪の毛を払うように掻き上げる。

 

「同級生にバカにされて国を裏切るなんてこのルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの精神はヤワじゃないわよ。それに、・・・私は貴族よ、あんたみたいな下賤な輩が手を取っていいもんじゃないわ、汚らわしい。」

 

サイトも銀時もにへら、と周囲にその顔を見せつける。

 

「俺がわざわざここにきたのはな?」

「ご主人様にお前らの首領のキ○タマぶっ潰させるためだ。」

「・・・ユニーク。」

 

「・・・・こ、・・・殺せ。」

クロムウェルは声をひりだし、部下に命令する。

「殺せぇぇぇぇ!!全員皆殺しにしてやれええええ!」

「うるさい。」

 

ぶちゅ

 

今、この瞬間、クロムウェルはルイズの再度の脚踏みで男性機能を断たれた。

 

ルイズの頭上には影ができ、ナイフと剣を持った天人の集団がとびかかった、サイトは弾丸のようにその集団にとびかかり、一撃で天人の戦闘員集団を切り伏せる。

 

「ご主人様にむやみにさわんじゃねーよ宇宙人!」

 

銀時はタバサと行動を開始し、ルイズに襲い掛からんとする天人目がけて木刀を投げつける、木刀は天人の先頭を走っていた者の眼球に突き刺さり、タバサがその後方の天人を一瞬で氷漬けにする。

 

銀時は木刀を抜き取ろうと走るが、目の前の機関銃を持った天人に気が付き、タバサを抱え甲板の行き止まりの場所、船の先に跳躍で着地する。弾丸をぎりぎり避け、ルイズを抱えたサイトも船の先に着地する。

 

「逃げられると思うのか?その竜にその人数は多いだろう?」

「・・・じゃぁ。」

「こうするまでだ。」

 

飛びかかる天人の戦闘員、銀時とサイトは同時に脚を踏み出し、サイトは一人の天人をデルフで正面から切り裂き、銀時は斬りかかる天人の刀を器用に奪い天人を一刀の元切り伏せる。

 

タバサはルイズの襟足をつかみ、シルフィードに跨る。

 

「私たちは逃げる。」

「え!?ちょっと!!サイト?銀時!!」

「退路は俺たちが守る。」

「行け!」

 

シルフィードはタバサとルイズを乗せ、銀時とサイトの言葉を聞き急降下する。

 

銀時は奪った刀で戦闘員を次々に切り伏せる、サイトは弾丸のように戦闘員の集団にその身を突っ込ませ、数人を一振りで吹き飛ばすように切り伏せる。

 

「いいねぇ!相棒、お前の心は今最高に震えてるぜ!」

 

「おい、サイト君よ、お前、あのご主人様どう思う?」

 

銀時は戦闘員を切り伏せながらサイトに振り返り、刃を突きつける。

 

「最高にイイ女じゃねぇか!あんなの見ちまったら惚れちまいそうだ!!」

 

サイトは銀時に刃を突きつける、双方の刃はお互いの後ろの戦闘員の頭を突き破る。

 

「そうかよ!知ってるか!?使い魔は生涯死ぬまで付き添うんだとよ!子供ができたらちゃんとセ○クスしたからできましたって年賀状に書いて出せよ!?」

 

「ぶっ殺されたいのかテメェ!」

 

サイトは戦闘員を切り殺しながら銀時に口角を上げ、ツッコむ。

銀時は空中からかぎづめを持った三対の戦闘員に気が付き、死んだ戦闘員から槍を今度は奪い、跳躍し上空の戦闘員の頭を蹴りで砕く、瞬時に槍を振るい、銀時は残りのかぎづめの戦闘員を上空で切り刻む。

 

サイトの前方には巨大な体躯の戦闘員がサイトの眼前すれすれにこん棒を振りまわす。

サイトは紙一重で避け、デルフを上段に構え、その巨体の戦闘員を真一文字に切り裂く。

 

クロムウェルはこの戦艦で自分の部下を切り伏せる二人の姿をおぼろげに見る、汗が止まらない、もはや自分には対抗できない。そう悟り・・・恐怖する。

 

「夜叉だ・・・・黒い夜叉に、・・白い夜叉・・・。」

 

 

 

銀時とサイトは息も荒げに、お互いの背中を合わせ、周囲の戦闘員を見る。

 

「全員を切り殺すのは骨が折れそうだ。どうする?」

「んなもん決まってるだろ、・・・あれだよ。」

 

何も考えていない銀時はふと、自分の服の中から携帯のバイブ音と振動に気が付き、服をまさぐる。

 

「ああ?携帯・・・いつのまに。」

 

 

 

 

 

 

受信:佐々木

件名:お久しぶりです

本文:あと5秒でその戦艦吹っ飛ばすお( ;∀;)

PS、カーテンを変えました、前は黒でしたが白にしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「しるかぁぁぁぁ!!どうでもいいんじゃ!ボケェ!!」

 

銀時は携帯を投げ捨て、サイトと同時に甲板の先から後ろまでの戦闘員を一気に切り伏せていく、そして最後にクロムウェルの頭を銀時が踏み、体をサイトが踏む、

二人は戦艦のすぐそばまで接近した見回り組の主砲を目にする。

二人は甲板のお互い逆方向から甲板から飛び降り、自由落下する。

 

見回り組の主砲が同時に放たれ、クロムウェルは二人の夜叉を見て自分の所業に後悔する時間さえ与えられず、戦艦と同時にその砲弾に貫かれ、戦艦と共に爆破した。

 

戦艦はその巨体を傾け、ゆっくりと墜落していく。

 

銀時は急な落下の失速を感じ、当たりを見る、銀時はタバサのレビテーションで助けられる、サイトはシルフィードの咢に襟足を噛まれ、落下を免れた。

 

「よぉ、報酬の半分は俺にくれよ、結構な額をもらえるんだろ?」

「ああ、契約書なら・・・・。」

「あん?」

銀時はふん、と鼻で笑うと墜落する戦艦を見上げた。

 

「ラーメンこぼしてそのままだったわ・・・。」

 

 

 

 

 

 




クロムウェルが大惨事。

感想って大事やな、と思いました、一言一言でアイデアが浮かんで助かります。

魔法学院騒乱編はこれでおわり、あとはエピローグで締めくくります。
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