行く先々でのマダオ共との遭遇したらどうなるか。
第1,5話 その壱 女のマジトークは男を殺しにかかってる
場所は変わって歌舞伎町、万事屋一行とアンリエッタ、ルイズは源外のからくり堂に向かおうと準備をする。
「でもこれだけ人がいれば表に出ると目立っちゃいません?」
新八の意見もごもっともだ、銀時は顎に手を添え、考える。
「そうだよなぁ、・・・じゃぁこうしよう、神楽と姫さんは結野衆に。新八とピンク野郎は源外のジジイの所に、俺はこのままここに残ってインセプションの世界から指令を下す。」
「あんたただサボりたいだけじゃない!あと誰がピンク野郎よ!もう一回頭フっ飛ばして大○洋にするわよ!?」
「ちょ、落ち着いてください!ルイズさん!?」
「ち、バレたか、・・・でもどうするよ、姫様が外歩いてたら目立つだろ?そのドレスだけでも目立つってのによ?」
「ええ、・・・しかしみなさんだけに頼るわけには。」
暴れるルイズを抑える新八とをよそにアンリエッタと銀時はうーんと首をかしげる。
「ご心配なさらず、私の着物を姫様にお貸ししましょう。」
と、たまは自分の着ている服を脱ぎだす。
銀時は慌ててその手を止めようとたまの手をつかむ。
「え、ちょっと何してんの?」
「何をしてるとは何でしょう、これはいつもの事では?」
「おいィィィ!なに誤解を招く事言ってんの?」
ルイズと新八、神楽が白い眼で銀時を見る。
「違うからね!?この銀魂はTOLOVEるみたいな展開いつもしてるわけじゃないからね!?ギャグあり涙ありの人情活劇だから!!」
ちょうどその時、偶然にももう一組の来客が・・・
「銀時ー、お客さんだよ。」
「オウオウ騎士サマノオトオリダイ。」
お登瀬とキャサリンが玄関前の銀時と若干半裸のたまを目にする。
「たまにナニしようとしとるんじゃ!!このクサレ天パー!!」
「トウトウ気ガクルッタカコノゴクツブシガ!」
銀時の悲鳴とお登瀬とキャサリンの銀時を殴る打撃音がしばらく万事屋の室内に響く。
「ほら、行くわよマダオ。」
「うえーい・・・。」
半生半死で銀時はルイズに首輪をつけられ鎖で引っ張られ外を引きずられながら歌舞伎町の外に出て行った。
「遅れて申し訳ありません、姫様、アニエス、到着しました。」
おかっぱ頭の鎧を着こんだいかにも騎士そのもののような女性が膝をつき、アンリエッタに頭を下げる。アンリエッタはいつものように楽にしなさいというと、アニエスは立ち上がり回りを見た。
「ここは、大衆酒場でしょうか?」
「スナックお登瀬だよ、まぁどうだい、一杯。」
と、お登瀬は日本酒の瓶をカウンターの中から親指で指す。カウンターにはたまの着物に着替えたアンリエッタがよいしょ、とカウンターのやたら座席の高い椅子に座った。
「マザリーニもいないので気軽にいきましょう。アニエスも着替えて来なさい。」
「え、・・いや、しかし。」
「歌舞伎町に観光に来たとでも思えばいいさね、ガキんちょ共も飯食ったら調査に行くんだろ?」
神楽はいつものように巨大な茶碗にめいっぱいの白米にがっつきながらお登瀬にむかって米をまき散らせながら言葉を放つ。
「あったり前ネ、腹が減っては戦が出来ないネ。」
「神楽ちゃん行儀悪いよ?」
「神楽サマ、酢昆布のおかわりは要りますか?」
「マッタク、メシダケハタイリョウニクウガキダヨ!」
「ウルセェ!獣人!お前はいい加減その片言何とかしろ!入力しずれーんだよ!何年連載してると思ってんだ!あぁん?」
「ナンノハナシダ!この似非チャイナ娘!」
「ちょっとあんたら、客人の前だよ、静かにしな。」
ここのいつものやり取りを初めてみたアンリエッタはあっけにとられ、お登瀬と目が合う。
「すまないね、ここの連中の日常は外国のお姫様には目に毒だろう?」
お登瀬はタバコに火をつけながらアンリエッタに詫びの言葉をかける。
「いえ、うらやましいです。私も一国の姫じゃなかったら、こんな風に仲間達と日常を送れるのでしょうか、・・・アニエス?。」
「・・・いえ、私には。」
その返答に一瞬アンリエッタの表情は寂しく沈むが、すぐにアンリエッタはアニエスの鎧姿に気が付き。
「さ、アニエス、あなたも協力しなさい。万事屋さんに全部任せるのはちょっと、・・・いや、不安ですわ。」
「え、何、姫様今の間。」
うろたえるアニエスをたまが店の更衣室に連れ込んで行く。
アンリエッタはそんないつもとは違う光景がこのまま続けばどれだけ毎日が楽しいか、と心でひそかに思う。
「たのもー。」
「こんにちわお登瀬さん。」
ふいに入り口の戸が開き、新八、神楽には聞きなれた声、見慣れた姿が・・・
「あ、姉上、九兵衛さん。」
「アネゴォ~!。」
「あら、先客がいらしたのね、こんなしょうもない店にようこそ。」
「来て早々何抜かすんじゃこのクソアマァ!」
お登瀬の怒号を他所にお妙と九兵衛はその先客のアンリエッタをまじまじと見る。
「ど、どうも、はじめまして・・・えっと、アンといいます。」
素性を必要以上に知らせるのは気が引けるのでアンリエッタは昔のあだ名を語った。
「あら、かわいい名前ですね、喘ぎ声みたい、私は志村妙、そこの眼鏡をかけた眼鏡の姉です。」
ぺこりと頭をさげ、アンリエッタはにっこりとほほ笑むお妙にしどろもどろで笑顔で応える。
「いや!、初対面の相手の名前の感想間違ってるだろ!!それに眼鏡に眼鏡っておかしいでしょ姉上!。」
「九兵衛です、よろしくたのむ。」
新八のツッコミを他所に、このどう見ても男装をした女性もアンリエッタは気になったが、九兵衛の相手の素性を見抜く視線にほんの少しの危機感を感じた。
「失礼、この国の服装だが、・・・外国の方ですか?」
「え、ええ、ハルケギニアから観光に。」
「あら、最近テレビでよくやってますね、魔法文化でしたっけ?」
「え、ええ、系統魔法というんですけど・・・。」
「そ、・・・それは!!」
九兵衛はいきなり大きく目を見開き、アンの肩をがっしりつかむ。
そして何かの期待と羞恥を孕んだ表情で・・・
「その魔法でお○ん○んを生やすことは可能なのか!?」
と大声で、血走った眼でアンリエッタの眼をまっすぐ見つめて問う。
「そんな魔法あるわけねーだろ!気持ち悪いわ!!」
新八のツッコミを他所に、アンリエッタは急に素の表情に変わり。
「ありますよ。」
あるんかぃぃぃぃぃ!!
全員からアンリエッタは生まれて初めてのツッコミを体験することになった。
移動距離二階から一階の話でした。
別枠にしないと全然話すすまないよ。