ギーシュとの決闘までやれたらいいなぁ。
今回もキャラ性格替えます。
トリステイン魔法学院の庭で銀時はあくびをしていた。退屈だった。
今ルイズは授業をうけているだろう、と思いながら晴天の下のんびりとくつろぐ。
「あら、あなたは?」
「あん?」
メイド服のこれまた美人なショートカットの娘、そしてその横にはルイズがいた。
「いいわよ、シエスタ。これは私が連れてきた客人だから。」
「そうだったんですか、ミス・ヴァリエールの・・・はじめまして、シエスタです。ここの給仕をしてます。」
にっこりとほほ笑むシエスタに銀時は頭を掻き、立ち上がると同じように自己紹介をしようとルイズを見た。
なぜかどこか不機嫌なルイズは目を逸らす。
「あー、銀時だ。ギンさんもしくは銀ちゃんでいい。」
「じゃぁ銀さんですね、年上みたいなんで。私はシエスタでいいですよ?」
「そうかい、・・・しかしまぁここはやたら美形のメイドが多いな。」
「ちょ・・何言ってんのよあんた!」
「ふふ、おそらくオールド・オスマンのせいでしょうね。」
「ここの学院長よ、スケベジジイだけど。」
「へー、そりゃ一回会ってみたいもんだね、いい歳こいて自分の趣味の職場を作れるとは、俺もそうなりたいね。」
「まぁ、お披露目会で見れるわよ。じゃぁね、私授業もう一個あるし。」
「はいはい、いってらっしゃーいっと、俺はここで寝とくわ。」
銀時はまた広場の中央で寝転がると青空を眺め、そして目を閉じる、が・・
なぜか視線を感じる。
「・・・なに?」
「いえ、何も?」
シエスタは銀時と目をあわせにっこりほほ笑む。銀時ははぁ、と言いながら立ち上がり
シエスタは興味深々で銀時に声をかけたそうにしていた。
「ごめんなさい、実は私のひいおじいさん、銀さんと同じ故郷なので・・。」
「え、マジ?マジでか?」
「はい、あの、そっちの国の事教えてもらっていいですか?」
そんなこんなでシエスタと銀時の間で自分の国、故郷トークが始まった。
時間がいくらかたったその時、ルイズの入っていった校舎の塔から爆音が聞こえる。
シエスタが心配そうにうろたえるのをよそに銀時の表情はこわばり、木刀に手をかけて
塔の中にさっそうと駆けていった。
銀時が見た光景は教室が盛大に爆破されすすだらけのルイズが暗い顔で教室の教壇の上でうつむいている光景だった。
「おいおい・・一体何が。」
生徒のほとんどがその声にぞろぞろと机の下から顔を出す。
ルイズは杖を右手で硬く握りしめ、なにもいわず教室の天井を見上げ、泣きそうな顔で見上げた。
時間が過ぎ・・・銀時は教室の教師がルイズに一方的に清掃を命令しているのに若干の苛立ちを覚え、ルイズと共に掃除を手伝うことにした。
「ったく、何したらこんなちらかるんだよ。」
「・・・。」
普段気丈な彼女が何も言わないのも銀時は何となくわかっていた。ある生徒がヤジを飛ばすように言ってこの教室を出て行ったその内容だ。
ゼロのルイズがまたやらかした。
このゼロとは何を指すのか・・・銀時の頭の中にはなんとなくだが一つの結論に至った。
「あんたも笑いなさいよ。」
「あん?」
「私、魔法使えないのよ。」
銀時はふーんというと倒れた椅子を戻し、机を起こす。
「・・・笑いなさいよ。」
「・・・。」
「・・・笑え。」
「・・・・笑わねぇよ。」
銀時はそういうと机の上にどっかり座った。
「おれは必至でもがいて努力してる人間相手に笑うほど余裕のある人間じゃねぇよ。」
「あんたに何が分かるのよ、知った口きかないで。」
「お前、ここの首席なんだってな、シエスタに聞いたぜ?それに、昨日の晩の飛行船の部屋の中でも教科書開いて必至に練習してたよな?そんな人間が魔法を失敗しても笑えねぇよ。」
「・・・・。」
「ま、田舎の寺子屋じゃよくある話だ、俺も見たことあるしなぁ・・・。」
「どうすりゃいいってのよ。」
「?」
「何度も何度も失敗して、何度も何度も笑われて・・・まぁ姫様には感謝してるわ、私を女官にしてくれて国外の文化交流の顔役にしてくれた・・・でもね。」
目には涙をためて銀時にどうしようもない感情の答えを聞くルイズは夕日に照らされた銀時の背中を睨む。
「魔法が使えないのよ!なにもできないのと一緒なのよ!それなのに家柄とか!公爵の娘だからとかが私の価値を上げるのよ!・・・おかしいでしょ?なにもできないのに、成果が出ないのに勝手に名前だけが上がっていくのよ?」
銀時はこの国に発つ前に今だ銀時の国にいるアンリエッタからもう一つの依頼を頼まれていた。
回想になるが・・・
「それでは、お願いします。銀時さん。」
「あーはいはい、まぁあまりいい成果が出るとは思わねぇがな。」
アンリエッタははいと答えてルイズが飛行船に乗り込むのを確認すると銀時を呼んだ。
「あの、銀時さん、ルイズをほんの少しでいいので支えてやってください。」
「・・・?おいおれは別に婿になる予定はねぇぜ。」
その返答にアンリエッタはクスリと笑う。
「いえ、それはおそらく別の人の役目です、彼女は私の幼馴染なんです、昔からよく遊んでいて。・・・向こうに行けばそうなるときが来ると思います、使い魔さんが見つかるその日まで、彼女をお願いします。」
銀時はアンリエッタとのやりとりと約束を守ることにした。なにより人の見ていない所でひたすら努力する彼女を最初に出会ったころより見直したから。
「そこまでわかってるなら後は前に進むだけだ、俺はそれしか言えねぇよ。それにな、覚えとけ。」
銀時は剣の鯉口をチンと抜き、そしてカチンとまた剣を戻す。
「なによ?」
「これは俺の国の忠誠の証だ、お前の事を俺の目の前で笑うヤツがいたら、おれがぶっ飛ばしてやるよ。」
「・・・あ、っそ。勝手にすれば?」
「・・・・え、おいちょっと、そんだけ?なんかあんだろおい!」
ルイズはなにも言わずに片付いた教室を眺め、ごはんごはんと食堂に脚を運ぼうとする
銀時はあっけらかんとし、ルイズの背中を追いかけようと脚を動かそうとするがそのまま机の脚につまずきそしてそのまますっころぶ
「うがあああ!顔!顔すりおろしたぁぁ!」
見事に顔を床にたたきつけた銀時を振り返って見たルイズの顔は優しく微笑んでいた。
そして小さな言葉でこう告げる
ありがとう
所変わって食堂の外にある給仕専用の建物の中に銀時はがたいのいいおっさんと肩を並べて飯を食っていた。
「うめぇな、なかなかいけらぁ。」
「おうよ、おいらの料理は天下一品よ!」
自身の腕を組み、マルトーは銀時の食べっぷりに満足げに答える。
「ごっそうさん、えーっと、マルコーさん。」
「マルトーだ、しかし兄ちゃんいい食べっぷりだな、もう一杯いっとくかい?」
「これで6杯目だからもう無理だっつーの。貴族ってのはいいねぇ、こんな料理毎日食えて。」
「言ってくれるじゃァねーか、気に入った、ここにいる間毎日ここに来な。」
元々はルイズが客人用に食堂で食事を用意しようと思っていたがシエスタが気を効かせてこの給仕専用の建屋に銀時を招いていた。
「ミス・ヴァリエールには伝えておきましたから、気兼ねなく来てくださいね。」
そう言うとシエスタはデザートの給仕の為、ケーキの乗ったカートを押しながら一皿を銀時に渡す。
「はい、デザートです。」
「うひょおおおお!」
甘い物に目がない銀時はそのケーキにかぶりつく、その光景にシエスタはにこにこと笑いながら給仕に向かった。
時間もあっというまに過ぎ、銀時はマルトーにもらった瓶のワインを片手に広場に脚を運んでいた、客人用の塔に向かって歩いているとなぜか人だかりができていた
「なんだぁ・・・っと?」
銀時が何かに躓いたと思い、その足元を見ると。
「う、うう・・・。」
「なに、コレ?」
顔面ぼこぼこの男子生徒が二名広場に転がっていた、そのはるか先の人だかりからルイズと男子生徒の声がする。
近くの生徒に銀時は声をかけ、ボコられた生徒に何があったか聞き出す。
「ルイズがギーシュ達と決闘しだしたんだ、なんでもメイドがギーシュの・・・。」
そこまで聞いた銀時はワインを捨て、その人だかりの中心に急いで、人をかき分けその中央の現状を目にしようと進む。
「おい!ルイズ!!」
そこには3体の青銅の人形に囲まれ、片膝をつき、右手の甲が血まみれであり体中に小さな傷を負ったルイズがそこにいた。
「なにかね?貴族の決闘に平民が口を出すなんて野暮だよ?」
薔薇を右手に構え、気障なセリフで銀時を見据える金髪で細身のギーシュという少年がいた。
「さぁルイズ、言いたまえ、私の負けです。・・・と。」
にやりとほほ笑み、ギーシュは薔薇の杖をルイズに向ける。ルイズは不敵にほほ笑むとギーシュに向かって・・・
「死んでも嫌よ、この女ったらし。」
「・・・・そうかい。」
ギーシュはそういうと一体の青銅の人形の拳を振り下ろす。
ルイズは目をつぶり、衝撃に備えた、が、衝撃も痛みもなにも来ない。
「あー・・・選手交代。銀時入場しまーす。」
「な!!」
驚くギーシュの目の前には青銅の人形の拳を手のひらで受け止め、ルイズの前に立つ銀時が映っていた。
あのね、ほかの人が同じネタやってて話の内容かぶったらあれだからむりやり
ルイズを決闘に参加させたけど次回からどうしよっか。
将軍とアンリエッタの会談後の会話も入れたい。
源外とルイズとアンリエッタの会話もいれなきゃ。
結野衆と尻野衆との会話も入れたいけどゼロ使の世界が動かないから後日談になるな。
話を考えるのがこんなに難しいとは