前回までのあらすじ。
この俺、平賀サイトは謎の魔法「言霊の呪い」により主を猫に変えられ、友人を失い、ティファニアの胸を揉む事を泣く泣く断念した。
モブから準レギュラーに昇進し、マリオからビッグマリオに繰り上がった気分だけど・・・
シエスタ(レギュラー 良き妻 二年後)「はい、あなた、あーんしてくださいな。」
銀時(レギュラー 第一位 良き夫)「おいおい、ハニー、お客さんが来てるんだ、あんま幸せを見せびらかしたら駄目じゃぁないかぁ。」
銀次郎(その子供)「あだぁ。」
銀三郎(その子供)「ばぶぅ。」
助けを求めた銀さんは御覧の有様、なんだよ・・よき夫って、なんでシエスタが妻になってんだよ。それになんで二年後?
なんで子持ち!?
サイト(準レ)「な、・・・なぁ銀さん・・・た、助けてくんない?俺困っててさ。」
銀時(一位 レギュ 夫)「そういやなんでお前ここに来たんだ?ルイズはどうした?」
シエスタ(レギュ 妻 二年)「ルイズさんはお元気ですか?」
サイト(準レ)「いや、お元気っつーか目の前にいるんだけど・・・トリステインでえらいことが起こってて助けを求めに来たんだけど・・・あんたらもえらいことになってたから・・・。」
銀時(一位 レギュ 夫)「えらいこと?ああ、お前には言ってなかったっけ?シエスタと二年前に結婚したこと。」
シエスタ(レギュ 妻 二年)「あの日はロマンチックな夜でしたねぇ。」
サイト(準レ)「へ、・・・・へぇ、ま、まぁ・・・詳しくは聞かないけど。」
サイトはそう青ざめた顔でつぶやき、自分の服のスソを引っ張る銀三郎を抱きかかえてみた。
呪いとはいえ子供ができるなんて聞いたことがない、そんな事例を触って確かめようとした。
銀三郎(その子供 怪力)「あだぁぶ!」
ドバキャァァァ
サイト(準レ)「いでぇ!!」
サイトは銀三郎のこぶしが顔面にめり込み、壁に激突するほどの衝撃に見舞われる。
銀時(一位 レギュ 二年)「おいおい、気を付けろよサイト、銀三郎はシエスタに似て力つえーんだよ。」
シエスタ(レギュ 妻 二年)「あらやだあなた、サイトさんの前でそんなこと。」
銀時(一位 レギュ 二年)「でもベッドの上では俺のほうが力強いだろ?」
シエスタ(レギュ 妻 二年)「もうやだぁ、お客さんが来てるのにぃ。」
イチャイチャイチャ
酔った両親が子供の前で昔を思い出しイチャつくと言う限りなく不快な映像を見たことあるだろうか、サイトは今そんな気分で銀時とシエスタを白目で見ていた。
猫のルイズに至ってはサイトの頭の上で見てられないと目を隠しながらうずくまる。
ここはもうだめだ、便りの銀時もごらんの有様。
すぐに別の知り合いを当たる方がいいだろう
そう算段したサイトが動こうとした瞬間。
パァン パァン パァン
乾いた音がサイトの耳をつんざく。
「まぁお遊びはここまでにしようや。」
サイトの目の前にはハリセンを持った銀時が立っていた。
銀時(レギュラー)「ようサイト、待たせたな。」
サイト(順レ)「・・・え?」
サイトの目の前のちゃぶ台には倒れたシエスタがまず目に入った。
ボゥン
そして銀次郎が新八に煙と共に変化し。
ボゥン
次に銀三郎が神楽に変化した。
サイト(準レ)「新八さん!? それに神楽ちゃん??」
銀時(レギュラー)「お前が来てくれて助かったぜ、シエスタの束縛に綻びができた。」
新八「あいたた・・・あれ?サイトさん?」
神楽「最悪の夢を見たネ・・・。」
サイト(準レ)「何があったんだよ!トリステインでも同じ事が起きたんだ。」
ルイズ(猫)「にゃー!にゃー!」
銀時(レギュラー)「いつものようにシエスタの奴がこの万事屋に来た、気が付けば俺は羽交い絞めにされ家庭を強要された。このウィルスをばらまき神楽と新八は子供に変えられた。」
空の小瓶をちらつかせ銀時はサイトにそれを放る。
サイト(準レ)「Q-SAI NTR 聞いたことがある、意思を持ったイボに本体が乗っ取られるっていう・・・。」
銀時(レギュラー)「だがこの頭の上のはどうやら違う見てぇだな、江戸でも何人かが時間停止みてぇに固まっちまってる。・・・やれやれ、このウイルスはハリセンで相手をたたけば効果はなくなるらしいが・・・こっちはそうもいかねぇ。・・・・。」
ワン!ワン!
押入れに隠れていたんだろう定春が神楽に寄り添い、顔をなめる、神楽は定春をいつものように優しくなでると背中に跨った。
神楽(準レ)「おっかない女が目を覚ます前にみんなで隠れ家に行くネ!」
サイト(準レ)「・・・・シエスタ、そんなおっかないヤツだっけ?」
新八(準メガネ)「なんで僕だけ準メガネなんだよ!なんだよ準メガネって!?」
銀時(レ)「行くぞオメーら、この騒動に対抗するために近くに避難所の隠れ家を用意した、サイト、お前も来るか?」
サイト(準レ)「行こう、今はできるだけ味方と情報がほしい。」
ルイズ(猫)「にゃー!!にゃーにゃにゃにゃ!!」
めんどいのでサイトの邂逅禄
とりあえず俺たちは避難所を目指した。
行く道中かなりの人数が自分のポストを上げようと襲撃してくる。
かぶき町の住人を倒しながら思ったのは皆が皆、自分がレギュラーになりたいと思っているということだ。
当然だ、なれなければ時間が停止する、自分だけ・・・。
モブということを心の底から認識したのだろう、街道の真ん中でかなりの人数の時間停止者を見つけた。
あるものは 村人A 有るものは町人A と
彼らは心の底から己を物語のエキストラと思ったのか・・・。
もう一つ分かったことがある。
残念な話だ・・・
ルイズの猫の姿はウィルスの物ではないということ。
ハリセンも効かなかった。
叩いた後普通にツメでひっかかれた。
神楽ちゃんはこう言った。
神楽(準レ)「中の人が同じだからワタシが代弁するネ!・・・・・あんた何叩いてんのよ!痛いじゃない!」
聞こえるの?わかんの!?ルイズの猫語!??
神楽(準レ)「あんた覚えてなさいよ!ティファの胸揉もうとしたこと!元の姿に戻ったら去勢してやるから!!」
とにかく今は仲間の元に急ごう。
チ、・・・こんなだったら話再開するんじゃなかったぜ。
神楽(準レ)「何、なんもなかったかのようにカッコつけてんのよ。このツメで今去勢してやろうか。」
隠れ家 かぶき町のとあるラブホテル。
裏の勝手口からサイト達は中に入る。静かな暗闇の中、人影がちらほら。
銀時(レ)「ラブホテルが隠れ家でワリィがここの主人とは昔から懇意でな。騒動が解決するまで借りることができた。」
サイト(準レ)「どこでもいい、・・・んでどうする?これから。」
神楽(準レ 通訳)「ラ、ラブホテルですって!?ラブホテルってあれよね!?あの、好きなカップルで入ってあの、その、・・。」
新八(準メ)「まぁまぁ、今は非常事態だし、・・・・ところで神楽ちゃん、それほんとにちゃんと通訳してんの?」
神楽(準レ 通訳)「ちゃんとしてるネ!こう言ってるアル・・・・・・メガネの分際で乙女の気持ちわかった口聞いてんじゃねーよ、叩き割るぞ。」
新八(準メ)「対して対面してないのになんで敵対心満々なんだよ!1%もデレの部分僕には見せてくれねーのかよ!!」
「その声、新八君かい?」
暗闇に目が慣れてきた一同に声をかける人物が一人。
新八(準メガネ)「その声・・・山崎さん!?」
山崎(地味)「よかった!無事だったんだね?」
新八(準メ)「近藤さんに土方さん!沖田さんも!」
沖田(レギュラー)「旦那達も無事なんですねィ、一通り顔なじみだけがここに揃ったってワケですかィ。」
土方(レギュラー)「はぁ、・・・まったく今回も厄介なモンに巻き込まれたな。」
斎藤(モブ)「・・・・・。」
近藤(ゴリラストーカー)「新八君!お妙さんは無事なのか!?」
新八(準メ)「姉上なら大丈夫ですよ、あの人我は強いほうなんで。」
銀時(レ)「んで?そっちの調査の方はどうなんだ?ここでずっとくだ巻いてたわけじゃねーだろ?」
山崎(地味)「この騒動が魔法によるものなのか確信は持てないですけど、このかぶき町の電柱のあちこちこれが張られていました。」
山崎が銀時に見せたのは六芒星の小さな札・・・その札の中心には見慣れない模様が描かれている。
「その札の事なら専門家の私たちに任せてもらいましょうか?」
サイト(準レ)「キュルケ!タバサ!・・・・と・・・マジかよ。」
キュルケ(レギュラー)「ハァイ、サイト。」
タバサ(準レ)「・・・・。」
アンリエッタ(モブ)「皆さんご無沙汰しておりますわ。」
土方(レ)「西洋のお姫様がここまで逃亡とはな、近藤さん、こっちも気引き締めていかねぇと何かあったら首が飛ぶぜ?」
近藤(ゴリ)「ああ、まったくだ。姫様ご安心を、ここには頼りになる男たちがいます、あなた様に脅威となる者は一切寄せ付けません!!」
アンリエッタ(モブ)「まぁ!・・・頼りにしてますわ。お礼のバナナは今は用意しておりませんが事が沈静すれば生涯不自由ない程のバナナを用意いたしますわ!」
近藤(ゴリ)「え・・・ちょ、なんでバナナ限定?」
アニエス(モブ)「姫様、周囲のバリケードに異常はありません、こんなむさくるしいところでは体に毒でしょう・・・個室の用意をしましたので。」
ミシェル(モブ)「ああぁ!?んだテメェ、なんでお前らがここにいんすか?うっとおしいパーマしやがって、ストレートパーマにしてでなおしてきやがれってんですよ!」
斎藤(モブ)「・・・・プラカード→(人様のパーマにケチつける前におたくの下の毛ストレートになさってはどうですか?)」
すぐ横では斎藤とミシェルがお互い親の仇のようににらみ合いをしている。人が集まるごとに混沌としてくるのにいいかげんサイトもうんざりしてきた。
だが、頼れるのはこいつらしかいない。
一刻も早く解決策を見つけなければいけない・・・そう思うが本当にこの面子で騒動が解決するのか・・・とも思う。
キュルケ(レ)「はいはい、しょうもない話はこれでおしまい!この札の事を説明するわねー!」
一喝するようにキュルケが場を鎮める、こういう時に大人のキュルケは本当に便りになる。
タバサ(準レ)「・・・・・エルフの魔法に似てる、真ん中の模様はルーン、使い魔に刻まれているのと同じ形式・・・でも、この騒動とは関係ないと思う。」
アンリエッタ(モブ)「そうですね・・・それに六芒星は私たちはあまり使いません、こちらの国の陰陽道なら・・・。」
アニエス(モブ)「この手の札ならチクトンネに大量に売ってある、魔よけの類のようにも見えるな。」
沖田(レ)「要はこの騒動の犯人も解決策もわかんねぇってことですかィ。立派な専門家で・・・。」
近藤(ゴリ)「おい総悟、焦るな。アニエス殿のやった通りまずはここを守るのが先決だ、力仕事は俺たちが進んでやろう・・・みんなで協力してこの騒動を乗り切ろう!」
土方(レ)「ったくキャラポストなんざどうでもいいぜ、チクショウ、行くぞ斎藤、山崎・・。」
真選組一同がバリケードを固める事を目的に移動を開始した。
それを見送りキュルケはアニエスに振り替える。
キュルケ(レ)「解ってるのはこの騒動の魔法とウイルスの猛威ね、私たちは部屋に戻って互いのイボをさがすわ、・・・・その、わかってるでしょ?」
銀時(レ)「あーはいはい、本来ついてるイボと間違えんなよ、俺らはこのビルの最上階を見張ってらぁ。」
アニエス(モブ)「チッ・・相変わらず下賤な・・・。」
銀時のデリカシーのない言葉を最後にキュルケ、アニエス、タバサ、アンリエッタ組はこのホテルの使える空き部屋を目指す。
静まり返ったのを確認し、銀時は己の口角を吊り上げる。
沖田(レ)「流石ですねィ近藤さん、うまくヤツラの気を逸らして。」
近藤(レ)「え?何が?」
山崎(地味)「これでヤツらは完全にこっちに気をやることはないでしょうね。」
土方(レギュラー)「ああ、・・・だが油断するなよ、直観だがこの騒動の犯人はこの場にいる誰かかもしれん。」
キュルケ(レ)「作戦は理解した?タバサ。」
タバサ(準レ)「・・・・この中に主人公はいない。・・・だったら。」
ミシェル(モブ)「アイツら全員消して私たちが主人公になればいい、そういう事ッスね。」
アニエス(モブ)「・・・・大変だ!姫様の両胸のイボが肥大している!ミシェルすぐにハリセンを・・・!」
アンリエッタ(モブ)「それは乳首です!肥大などしてません!元々です!!」
銀時(レ)「・・・・・やれやれ、どいつもこいつも考えることは同じってことかい。」
サイト(準レ)「・・・・は?」
神楽(準レ)「全員が全員主人公を目指してるってことネ、上等アル。」
新八(準メ)「なんか・・・・・いやな予感しかしないんですけど・・・やっぱ、前と同じアレですか?」
このビルにいる全員がこの時、この場を持って同じ考えにたどり着く。
キュルケ 銀時 土方
「「「全員この場で消し去り、このクロスオーバーの(主人公)の座を乗っ取る!!!」」
サイト(準レ)「あの・・・騒動の解決は?」
神楽(準レ 通訳)「・・・・・・私達が主人公になった暁には題名を変えるわよ、サイト! ルイズ&サイトで兄者〇者とゲーム実況のコラボをするの!」
新八(準メ)「YOU 〇UBEでやれや!」
騒動の解決も二の次、今、ここに主人公ポスト争奪戦の火蓋が切って落とされた!
次回に続く・・・
人物紹介と現在ポスト表
レギュラー(レ)表記
銀時 土方 沖田 キュルケ
準レギュラー(準レ)表記
タバサ サイト 神楽(猫の通訳?も兼)
モブ(モブ)表記
アンリエッタ アニエス ミシェル 斎藤
ゴリラストーカー(ゴリラ)表記
近藤
地味
山崎
猫
ルイズ
労働安全衛生法に準じた保護メガネ(略して準メガネ)
新八
主人公
該当者なし