ゼロの使い魔と万事屋銀ちゃん   作:銀桃

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第七十七話 ラブホテルでの騒動は管理人に言わずに警察に届けましょう

死闘の開幕・・・・

 

ビル内部で始まった死闘の一幕は九兵衛とサイト。

 

各々が自分の相手と見定めて主人公の座と紅白の主役を狙い戦いを始める中、この二人だけの戦いは派手に始まる。

 

ビルの個室の壁を突き破り、双方が姿を土煙に隠す。

 

土煙の中での連撃の応酬。

 

久兵衛は身軽さを武器に、壁や天井を縦横無尽に駆け抜け、サイトの死角を狙う。

 

サイトの刃は九兵衛の一撃一撃を弾き、サイトの一撃一撃も九兵衛が弾く。

 

土煙の中で互いの刃が高速で交じり、金属音と火花を散らす。

 

やがて双方の刃が交差し、断続的に火花が舞う、つば競り合いでサイトと九兵衛は目を合わせた。

 

久兵衛(SM〇P)「西洋の伝説級の剣士と聞いていたがなるほど、隙がない。」

 

サイト(準レ)「そりゃどうも、でさ、いいかげんこの茶番止めにしね?こっちはもううんざり来てんだけど。」

 

二人が同時に刃を弾き、間合いを置く。

 

久兵衛(SM〇P)「君がおとなしくしてくれたらいつでも辞めよう、この覇権争いで勝ち抜き、お妙ちゃんが主人公になったこのクロスオーバーで僕の居場所なんてどうでもいい。」

 

サイト(準レ)「しゃべっても無駄ってか、・・・まぁいいさ、ここまで来たら結局、これでカタつけるしかねぇよな。」

 

サイトが紅桜を構え、九兵衛との間合いを詰める。

 

久兵衛は納刀し、柳生流の居合の構えを取る。

 

互いの間合いが空間で触れるその瞬間、両方の視界の目の前に巨大な炎の塊が床から突き抜ける。

 

それはまるで炎の柱となり、サイトと九兵衛を飲み込もうとする。

 

キュルケ(ゲス)「燃えろ燃えろぉぉぉ!密閉した空間で全員炎に焼かれてしまえばいいのよ!このクロスオーバーの主役は私!世の男性陣をもれなく全員私の下僕にしてあげるわ!」

 

サイト(準レ)「いや、それ只の無法なSM女王!!なんなのこの子!半狂乱で笑いながら放火しまくってるよ!」

 

久兵衛(SM〇P)「なんて危険なヤツ・・・真っ先に打ち取らせてもらう!」

 

久兵衛が炎の柱の合間を俊足ですり抜け潜り抜け、キュルケの頭上に刃を振り下ろす。

 

いかに強大な魔法使いとは言え、間合いを詰められれば成す術はない。

 

怯んだキュルケは反射的にかがむ。

 

脳天に一撃・・・とはいかず。

 

 

ガキィィィ

 

キュルケ(ゲス)「・・・・・え!?」

 

キュルケのかがんだ後ろから新八が九兵衛の一撃を破壊された部屋から拾ってきた鉄パイプで受け止める。

 

新八(準メ)「今だ!サイトさん!」

 

サイトの峰打ちが九兵衛の延髄に打ち付けられる。

 

久兵衛は白目を剥き床にノックダウン

 

サイト(SM〇P)「はぁ・・・助かったぜ、新八さん。・・・ってぇぇぇぇ!なんで俺メンバー入りしてんだよ!!」

 

新八(準メ)「メンバーを倒したらメンバー入りって、もう収集がつかないよ・・・キュルケさんも手伝ってください!SMとかSM〇Pとかもう言ってられません!全員おかしい・・・まるで正気を失ったかのように戦い始めてる!」

 

キュルケ(ゲス)「助かったわ、・・・・・はぁ、でも流石銀時のお弟子さんねぇ、いいメガネ捌きじゃない。」

 

新八(準メ)「いいメガネ捌きってなんだよ、助けられといて、・・・鉄パイプなんですけど・・。」

 

サイト(SM〇P)「ここから出るぞ、とりあえず。・・・キュルケはもう放火魔すんなよ。」

 

キュルケ(ゲス)「自分でもなんでこんなことしてたのか・・・・いいわ、行きましょう、たぶんタバサがこの事件の犯人を捜してくれてると・・・。」

 

 

「逃がしませんよ、YOU達。」

 

 

その聞き覚えのある声に全員が過去の犯した罪を思い出す。

 

ヴァリエール屋敷の爆破の罪、そしてこの凶暴なSM〇Pのプロデューサー・・・

 

 

カリーヌ(ジャニー)「YOU弁償しちゃいなYO・・・そのLIFEを持って。」

 

閃光のように光る剣を抜きカリーヌが颯爽と三人に飛び掛かる。

 

 

キュルケ サイト 新八

 

「「「一番危険な奴忘れてたァァァァァ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

同時刻 同ビル

 

ミシェル アニエスの背後の壁には無数の苦無が突き刺さる。

 

廊下を走り、逃げ、アニエスとミシェルは猿飛の苦無の攻撃をよけ、反撃の機を伺う。一瞬の隙を探し、剣で一撃で仕留めればこの素早い忍者の脅威は無い。

 

しかしその甘い考えを吹っ飛ばすよな殺気。

 

アニエスとミシェルが走る前方には怪しく光る和装の女性。

 

その女性から放たれる拳の一撃は廊下の壁を豆腐のように打ち砕き、飛び散る瓦礫がアニエスとミシェルの足止めをする。

 

アニエス(PUFFY)「なんという剛腕、・・・貴殿はたしか妙殿だったか。」

 

お妙(SM〇P)「まぁ、覚えててくれたんやね、あんさんはアニエスはんやったなぁ・・・第二話あたりから姿見せへんかったけど、覚えててくれて光栄やわぁ。」

 

猿飛(SM〇P)「お妙さん、今のうちよ、今こそここでこのアバズレ共を始末する好機!・・それにこの子危険よ、あわよくば銀魂メンバーの土方さんとフラグを建て、レギュラーメンバーに今後参加する可能性が高いわ。」

 

お妙(SM〇P)「ええ、・・・それにそっちの青髪の子なんて、なんやかんやであの斎藤さんといい感じになろうとしてるのは一目瞭然、どうせ後々女の武器つこうて斎藤さんを誘惑するポジションに立つつもりなんやろ?」

 

ミシェル(PUFFY)「誰があんなアフロ誘惑するかァァァァ!TOLOVEるのモモちゃんキャラ目指してんじゃねーよこっちは!あんな目つきの悪いリトさん誘惑して誰が得するっすかぁ!」

 

猿飛(SM〇P)「あら?それは前フリ?前フリなの?今後お互いが自分の腕を認めて、自分が危機に陥いりに友情が愛情に代わってめでたくベッドインでしょ?キィィィィ!若いっていいわね!!」

 

ミシェル(PUFFY)「アニエス隊長、こいつ殺していいすか?、こいつバラバラにして養豚場にばらまいていいっすか?」

 

アニエス(PUFFY)「落ち着けミシェル、お前の魂胆はもうすでにバレている、ここはTOLOVEるのモモちゃんではなく、ベルセルクのキャスカポジションを狙え。」

 

ミシェル(PUFFY)「だぁぁぁぁかぁぁぁらぁぁぁぁl!!あっしはぁぁぁっぁ!」

 

土方(ゲス)「安心しな、テメエらのキャラはモモでもキャスカでもねぇ・・・ただの囚人だ。」

 

口から紫煙を吐き、土方が刀を抜く。

 

階段をゆっくりと上がり、廊下にいる全員をにらみつける。

 

土方(ゲス)「茶番ごときでビル一戸半壊状態・・・・ワリーが真選組副長として見逃すわけにはいかねーな。全員おとなしくお縄につきな。」

 

近藤「待て!トシ!!」

 

近藤の静止に土方が振り向く、近藤が息を切らし、階段の後ろでなぜか下半身裸で佇む。

 

近藤「俺たちはこんな争いをしてる場合じゃねぇ!根本的なことを見逃しているぞ!総悟も俺も・・・それに今気づいた!!」

 

土方(ゲス)「近藤さん今までどこに!・・・いや、それより一体何があった?ってかなんで下半身裸??」

 

沖田(????)「土方さん・・・俺ァまだまだ甘ちゃんでさァ・・・自分が銀魂一位のドSと思い、このクロスオーバーでも一位のドSと思ってた・・・けど違ってたようだ。」

 

沖田の声がし、同時にジャラジャラと鎖の音がする。

 

沖田は四つん這いに目隠しをされ、上半身裸のまま首を鎖につながれ・・・

 

沖田(???)「俺ァ間違ってたんだ・・・このクロスの真のドS・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近藤 沖田(カトレアの犬)

 

「「カトレア嬢を・・・。」」

 

沖田の首輪は近藤の下半身のイチモツに繋がっている、にっこりと優しく微笑むカトレアはその細い目をゆっくりと開く。

 

カトレア(嬢王)「あら、ここにもペットが沢山・・・。」

 

沖田(カトレアの犬A)「すいやせん、土方さん、目があった瞬間、俺はカトレア嬢に自分が嬢より下の犬だと思い知らされましたァ・・・手も足もSも出せなかった。」

 

カトレア(嬢王)「あら、犬が喋ってる。」

 

沖田(犬A)「ワン・・・・。」

 

近藤(ゴリ)「ウホウホウホホ。」

 

土方(ゲス)「総悟ォォォ!? 近藤さん!?」

 

一瞬あっけに取られていた土方が覚醒し、目の前のありえない沖田に愕然とする。

 

カトレア(嬢王)「人は痛みを知って学ぶのではありませんよ?人は痛みを受け入れて初めて自分の・・・・・。」

 

スパァン←(沖田を鞭で叩く音)

 

沖田(犬)「オウフ・・・。」

 

カトレア(嬢王)「立ち位置を学ぶのです。」

 

カトレアからどす黒いオーラが放たれる、この世のありとあらゆるサディストの念が蠢くようなオーラ。

 

Mならばそのオーラは心地よく、Sならばそのオーラを感じた瞬間耐え難い屈服間に襲われる。

 

近藤(ゴリ)「全員カトレア嬢にひれ伏すのだ!そうすればこの正体不明な事件から解放され、主人公でも紅白の主役を目指すのではない・・・・。」

 

 

 

 

犬の生活をみんなで始めるんだ!!

 

 

 

 

 

 

エレオノール「んなもん付き合いきれるかぁぁぁぁ!!!。」

 

エレオノールの魔法アカデミー謹製のバズーカ砲がうなりをあげ、出力を最大にする。

 

廊下にいる全員は爆風と轟音に巻き込まれ、静けさが当たりを包んだその時には全員廊下に倒れていた。

 

ガシャン、とエレオノールはバズーカを床に捨てる。

 

その場に残ったのはエレオノールともう一人。

 

その一部始終を見ていた銀時は影でこそこそとこの場を離れようと画策する。

 

月詠「おい・・・。」

 

ドス!

 

銀時の後頭部に苦無が突き刺さり、銀時もどさりと床に沈む。

 

 

 

 

月詠「助かった。」

 

エレオノール「ええ、・・・バカには付き合い切れないわ、ホント。」

 

お互い生き残った同士、顔を合わせなんとなく頷く。

 

月詠「こいつはわっちが連れて行く、騒動が収まるまで吉原にでも監禁しとくかの。」

 

ズルズルと銀時を引きずる姿を目で追ってエレオノールは・・・・・。

 

エレオノール「ちょ、ちょっと待って、私もそいつに弁償してもらいたいことがあって探してたのよ。ってか家族に誤解が生まれてるからその解決にもソイツ借りたいんだけど。」

 

月詠「む?・・・ああ、ぬしは確か銀時とテレビでやらかしていたな、それがまだ問題だったのか?」

 

エレオノール「あ、それは解決したから、いや、まぁ・・・その。と、とにかく貸してくれない?すぐ済むから、ホント。」

 

ガシっと銀時の足首を掴みまるでまるで物のように引きずる。

 

月詠「ちょ、ちょっと待ちなんし、理由くらい聞かせてくれても・・・。」

 

ガシっと銀時の髪の毛を掴み、エレオノールの行こうとする反対に引っ張る。

 

 

 

ギリギリギリ・・・

 

綱引きのように銀時が引っ張られ、苦悶の表情を浮かべる。

 

お互いなぜか意地になりながら銀時をてばなさんと引っ張り合いをする。

 

月詠「わ・・・わっちはこいつと多少知り合いでの、色々助けてもらったからその恩にと騒動が収まるまで・・・。」

 

エレオノール「わ・・・私もコイツと色々あってぇェェェ・・・・ちょ、引っ張りすぎ・・・どんだけ力籠めてんの!?」

 

月詠「色々ってなんじゃ!わっちもこいつとは色々ある、あの・・・その、吉原の巨悪と戦ったり・・・。」

 

エレオノール「わ、私もこいつとけ、・・・けっこ、っけお・・結婚させられそうなのよ!今からお母さまにそのことをこいつと一緒に違うと弁解させようと!!」

 

月詠「結婚じゃと!?・・・・・いや、末永くお幸せに。」

 

エレオノール「だったらさっさと離しなさいよぉぉぉぉ!いや、しないけど、結婚はしないけどォォォォォ!!」

 

銀時「いい加減にしろテメェらァァァァ!銀さん分割して合体ロボに上半身と下半身分けて合体させるんか!!」

 

痛みのあまり目を覚ました銀時が怒りに任せて二人の間に割って入る、今さっき分割されそうになった腰部分を押さえて。

 

月詠「こんなラブホテルの廊下で合体などと・・・わっちと合体したければ二億払え、超合金でもエヴァンゲリオンにでも乗ってやるわ。」

 

銀時「意味がちげーだろ!なんなのお前ら、銀さんに喧嘩売ってんの!?」

 

エレオノール「合体なんてもう二度とやりたくないわ!あんたまだ懲りてないの?こっちは公爵の娘よ?合体なんてホントいやらしい!!」

 

銀時「過去に合体した記憶なんてありませんが!?さも昔やってたように言うんじゃねぇよ!・・・・ってあれ、お前ら・・・。」

 

月詠「頭の文字が・・・・。」

 

エレオノール「・・・消えてる?」

 

 

 

 

 

 

 

そう言い放った瞬間、三人は白目をむき、同時に床に倒れた。

 

まるで魂が抜けたように。

 

階下のサイトも新八もカリーヌもキュルケも、戦っている最中にいきなり床に倒れる。

 

 

 

 

 

 

 

そのころ・・・

 

江戸ターミナルの上空に旋回するタバサと神楽、その頭上の猫はターミナルの近くの廃ビルに狙いを置いた、その屋上に黒いフードを被った人物が壁に背を向け、座っている

 

神楽「頭の文字消えたネ・・・。」

 

タバサ「あれが犯人・・・。」

 

猫「にゃー。」

 

三人はシルフィードの背中の上でこの騒動の犯人をやっと探し出し、見据えた。

 

次回、解決編。

 

 

あー、つかれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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