東方 嘘神奇想録 ~fantasy of liar and god~ 作:一生送信中@
一生送信中のもう一人、ぱまでます!
この作品では、Side:aoi(葵偏)を担当するぱまといいます
文才は乏しく脱字など 読みにくい部分があるかと思いますが頑張って書いたので、良ければ見てやってください!
何かありましたらまた、言っていただければうれしいです!!
変更をあまりしない様に頑張りますので、よろしくお願いします
僕の山に一つの問題が起き始めていた。
これは僕がある人物と会い、少し大きなことにかかわる物語だった。
それはこの山が災いを受け持って数年がたつときの事だ。
神社を立てていた山を中心に周りの山たちが小さく、そして少しずつだが、土砂災害がおき始めていた。
僕の役目は、この神社の中にある御神体【
そう、僕は災いの芽をうまく浄化してゆく神様。
この御石を使い、災いを溜めて浄化してゆくのが僕の神様としての仕事であったのだが……問題が起きてしまった。
何故唐突に!?と思うほどに、災受の守りが役目を果たしたようにうまく溜めなくなってしまった。
御神体が置かれている本殿内の台を少しずらしても、力を促す事ができなかったのだ。
「まずいなぁ」
慌てるも消えるのは時間のみ、ほかの代わりになるものは此処にはない。
その日から、土砂崩れが酷くなっていく。日々の悪化してゆく状況、日と共に焦りがやってくる。
そして、何も対策ができないまま日々が過ぎていった。山の表情が変わり果てる。
一日過ぎた時には、神社に集まり切れなかった災いの芽が周囲の山へと散る。災いの芽は斜面がえぐれてしまうほどの土砂崩れをおこし始めた。
周りの山や自身の神社がある山さえ災いの被害が増してゆく。
このまま広がる災いは、緑をけしてゆく。そしてこの神社のある山の麓にあるはずの村は数日で山から離れるように人が減っていった。
このままでは人も、この山で暮らしていた動物もいなくなる。そうなっては、神社には参拝客も来ず、本当に小さな生き物の信仰すらなくなってしまう。
これは一つに、神社の力を落とすことにもなる。
次第に飛び散る災いを集めるべく、僕は少し手荒な真似をした。
それは、結果から良い方法とはいけなかったが……一時しのぎにはなった。
災いの芽を自身に保管するという方法を用いて少しだが緑を残すことができた。
吸収しながらその身体を使って浄化するといった方法だが、これも長く続かない、いずれ僕もこの神社も消えてしまうのだろう。
そんな状況を続けて一週間がたった時、緑が少しずつ削れた斜面から戻ってきた日に久しぶりにこもった鈴の音が聞こえる。
――ガランカランガラン――
参拝客が来た!人もまだ通れる道もないのに、この山の中に来た。
これは驚くべきことだった。
自身に集まっている災害の芽の浄化作業を少し止め、僕は参拝客の前へと足を運んでいた。
白い帽子に、純白の長いスカートスカートに垂れている紫の布。
参拝が終わり顔を上げた人物を見て、僕はふと言葉をこぼした。
「……綺麗だ」
今までに見たような人とは違う、まるで別のものに感じる。
黄色い目が僕の方へと向き目が合う。
参拝してくれた事に感謝をしながら、僕自身お辞儀を返す。
頭を下げると少し驚いたような言葉が来る。
「あら、まだずいぶんと若いのね」
「何の話?」そう思い顔を上げると笑みを浮かべながら此方へと視線を向けている。
一度自分の後ろへと視線を向けるが誰もいない。だけど視線はまっすぐとこちらを向けている。
僕が横へ動くと、一緒に視線が付いてくる。
驚きと、疑いで確認をする。
「えっと……みえ、てる?」
「ええ」そう言って、言葉をつづけながら女性はこちらへと距離を詰め始める。
「彼方は今、大事な岐路に立っているのよ?この場所を守りながら枯らして果てるか……この周辺を守って私と一緒に来るか、」
僕より背の高い女性は、目線を合わせるように腰を落とし笑みを浮かべ問う
「どっちがいいかしら?」
唐突の質問だった。
二つの岐路、そう一度言葉を告げて話して選べという。
一つは此処を守りながら枯れる
一つはついていってここを守る
そういっているのだろう。
つまり、後者はこの神社を守るために手伝ってくれるのかな?とりあえず方法があるなら、お願いしてみよう
「えっと、じゃぁついて行って守ろうかなぁ」
そう言葉を出すと、一言疑う言葉が返ってくる。
「じゃぁこの神社と山を消してもらえるかしら?」
僕の視線は、まっすぐと女性を見ながら何度も目をぱちくりとさせ瞬きをする。
どういう事でしょう?そう心の中で思った。
何もわかっていない僕を察してなのか、少し簡単に説明をしてくれた。
「この山は元々、悪いものを引き寄せやすい物がたくさんあるの。それは、今あなたが減らそうと頑張っているけど結局は減らないの……」
一つ間を置き「それはどうしてか、わかるかしら?」と、聞き直すように確認をする。
「始め言った、この山が悪いものが来やすいから?」
「そう、そんな状況でずっと浄化していても減ることなんてないわ。でもこの神社はそれを周りにこぼさない様にしているの……何故かしら?」
「村とか、周りの山とか、生き物のためですよね?」
一度うなずくようにして会話が続く
「でも、それは此処での見方。実際は村を築くにあたって、何か災いが起きないようにここを建てたのよ。この場所が集まる場所だとも知らずに」
?
さっき僕が言ったのと見方は何が違うんだろう?僕が言っていることと、なにも変わらない言葉に疑問が来る。
すると、心を読んだようにことばがくる
「思い出してみて、この神社がたってから……いえ建つ前から何か災害らしいことが起きていたかしら?」
そう言われて、考えてみると村の老人たちからもそんな会話を聞いたこともどういった経緯で建てられたと記入された看板さえ、この神社にはないことに気が付かされる。
「そう、順番が違ったのよ。実際、神社は何かあってからそのために作らないといけないの、そうでないと、こういった風に役目が異なるものになってしまうから」
「異なるもの?」
「まずはご神体の石が何なのか、知ったほうがはやいわね」
「それって、あっおい!」
そう言いながら本殿にあるもう使うことができない御石へと歩みを進めはじめる。
――本殿に人が入ってゆく――
声を出して止めればいいものの、もう止める気も起きないのだろうか?力のない声が自身の口からこぼれる。
本来なら人が入らない様にできるだけ止めるべきなのに、今の自分の中からもう一度出すときには軽く「ちょっと待って」としか言わなくなっていた。
女性は御石に触れながら確認するように「やっぱり」と、うなずきながら先ほどと変わらない口調で淡々としゃべり始める。
「この御石は、よく神社へ足を運んできたときにもらう小さな石を大きくしたものに似てるわね?」
小さな石、恋愛、祈願、健康、厄払い、何種類かある石がある中で彼女が言っているのがよく理解できなかった。
いったい彼女が何を言っているのか?彼女との会話は、そう思うばかりだ。
だが、わからないといっても決して理解できないとか、横暴とかではなく理解したくない物の種類で次の言葉が続けられる。
「この石は厄払いの石の反対で、持っている本人の悪い影響を少し減らすだけの石なのね」
……
「つまり、ここはずっと守っていたのではなく、吸収をして悪いことの被害を和らげることしかこの石はできなかったの。……つまり?」
手を出し僕の方へとまっすぐ来る視線。
なんとなくだけどわかってしまったことに、ゆっくりと僕の口から言葉を出してみる。
「参拝に来た人たちに配っていた石と同じように、この石の吸収できる容量の限界がきて使えなくなってしまった」
そう、これまであった力は大きな石そのものの大きさが吸収できる容量だったのだ。
ただ、僕が浄化して満たされる時間を少し伸ばしていただけに過ぎなかった。
実際、こういった石は少しの御利益しかない。人が少しの被害を軽減されることによって「助かった!もう一度通って次もお願いしてこよう」と、再度来てもらうために使いきりの石でもある。それと同じ性質の、この御石【災受の守り】の石はいずれにせよ動かなくなることが決まっていた。
次の災害で、またそれに見合った石を選べるように。
そうわかってしまうと少しの疑問が来る。ではなぜ僕は……なぜ僕は、この場所にいるんだろう?こう終わりが見えていた石の番をするみたいに。
「もともと条件も悪かったし、仕方がなかったのよ?あなたは信じる人たちが参拝してくれたおかげで、彼方は意図せず生まれてしまったの。半分想いと、願いの塊でね?」
「……条件?」
「そうね、タイミングと言ってもいいけど……実際この山の集まる所で、村が近くにできてしまった。そうすると自然に良かれと人は参拝しに来るの、だから彼方みたいな想定もしてない神様ができたのね」
少しかもしれないけど、いろいろと納得できた部分もあった。
じゃぁ、ここはどうするのがいいんだろうか?これからすることはとりあえず始めに聞いた【この神社と山を消す】事を忠実にやってみようかな。
長く感じた数年、大変だったし疑問も多かったが、此処にいるのも悪くないと思った日もあった。
この神社と山をつぶす事を女性に話、僕はまるで思い出を終わらすようにこの神社から女性と一緒に神社から少し離れる。
鳥居の前まで来た僕たちは、一言注意をする。
「じゃぁ、下がってくださいね?」
「ええ」
僕は目の前に建っている鳥居と神社を重ねるようにして体の芯でとらえる。
少し前のめりになり、唇を少しだけ浮かすようにし力を込めて息を吐く。
ふー
紙が風で飛ぶように、いともたやすく神社は飛んで行きくと、途中で煙のように消えていった。
同じように山の麓に降りで息を吹こうとしたとき、横へ来た女性は手振りをつけて一言
「山を半分に、こう山をなでるように上からゆっくりと削ることはできるかしら?」
「できますよ」
「おねがいね」と、ってまた同じように距離を取って待つ。
先ほどの神社とは少し上側をさすように体を上げ息を吹きかけるようにする。
少しずつ下がってくる山の頂上、中央に差しか変わった時「そこでいいわ」と、言葉が来る。
きれいな
「これでいいんですか?」
振り向きながらしゃべると女性の姿は後ろには居なかった。
少しあたりを見回すようにするが影がない。
先ほど削っていた山の方へと体を戻すと頂上に彼女の姿が確認できた。
先ほど削っていた時は絶対にいけないあの山に一瞬で彼女はついていた。この事態に少し目を疑い一度目を強くこする。
再び見た時には、山頂には居なかった。
「……気のせいか」
「どうかしたの?」
後ろから声が来る。
声のする方向へと素早く振り向くと彼女の顔が見える。
「いえ、さっきあそこに人がいたようだったんだけど」
そう言いながら山頂へ指をさし「気のせいでした」と、続ける。
「気のせいじゃないわよ?現にこれを取りに行っていたのよ」
そう言って手から何やら黒い物体を持っていた。
見たことの無いくらい黒い石。それは何か底知れない不快さを見せているようにも見えた。
「これは?」そう尋ねると先ほど見た人影の方向、僕が指をさした方向を同じように差し
「山の中心にこれが埋まっていたの。これは、災いや悪いものをよく呼び寄せてしまう石よ?つまりこの山に悪いものが集まる原因の一つでもあるわね」
そんなものが……。
説明を終えた女性は、近くで腕を上げ振り下ろす。
すると、黒い空間が割れるようにできてゆく。
「え!?なに!?」
この空間が何なのかわからないが、いきなり現れたその黒い空間へと構える。
女性は手に持った塊をその空間へと入れて僕へと手を差し出す。
「これは境界を操って、好きなところにつなげれるスキマなの。あなたは聞いたことないかしら?スキマ妖怪なんて?」
彼女は自身の事をスキマ妖怪と言って黒い空間を自分の身長に合わせるように大きくなる。
聞いたことはある、あの人さらいの妖怪だったはず。
「聞いたことなら、でも人間と同じ姿なんて……」
「不思議なことじゃないわ、神様も人間の形をしているのだから」
彼女はそう言って先ほどの黒い空間を広げ始める。
「どこも行く当てがなかったら、私がいいところに連れて行ってあげるは。あなたが存在し続けるように私の力で助けてあげる……どうかしら?」
「でも……」
正直どうしていいかわからない、得体のしれない人物にどこへと連れていかれるかなんて。
「でも、いったいどこへ?」
「幻想郷よ。そこは、どんなことや、どんなものだって受け入れるとても残酷で素敵な場所。あなたもきっと気にいるわ」
そう言って手を伸ばし
「私を信じて?」
一言つづけた。
……信仰がない神は、このまま消えるだけ。だったら消える前に行ってみてもいいのかもしれないと、僕は思った。
それに、山の一件に知恵を貸してくれた彼女は、悪い人じゃないと僕は心の底から信じてみようと思う。
「じゃぁ、信じてみようかな……?」
手を取って黒い空間へと入っていきながら僕は聞く。
「名前……名前聞いてなかったんだけど?」
「八雲紫よ。幻想郷では大妖怪なんて呼ばれてるは」
……へ?
こうして僕はスキマと言う名の闇へと足を踏み入れた。
――ようこそ、幻想郷へ――