ダンジョンにセイバーが居るのは間違っているだろうか 作:新米作者A
喉かな村の、ある家から少年の声が聞こえた
「ねえ、お爺ちゃんあの話をもう一回聞かせてよ!」
「〇〇はほんとにあの話が好きじゃな、よしわかった」
座りなさい、と御老人が少年を椅子に座らせる
「昔々、この世界には怪物達…まあモンスターといったがいいかの?モンスターは居なかった、人はその数を増やし喉かに過ごしておった、じゃが世界のある場所で突如モンスターが現れだしたのじゃ、モンスターの強さや数人類はどんどん住処を追われていった、じゃがある程度月日が流れると、ヒューマンや小人族、アマゾネスやエルフといった種族が協力しだし、モンスターを逆に倒すようになっていった、そしてさらに月日が経つころにはモンスターが生まれる【穴】と呼ばれる場所の近くまでたどり着いたのじゃ、じゃがその時その穴から出てきたモンスターは今まで倒してきた奴とはレベルが違った…穴から出てきたのは空を覆うような大きさの漆黒の竜だったのじゃ、人間たちはそいつを見た瞬間死を覚悟した…じゃがその竜は彼らをしばらく見た後空に舞いあがり飛んで行った、それ以降竜を見たものは居ないのじゃ、人間はそのあと穴の上に蓋をし、街を作り発展していった、これが認知されている話じゃ、そしてもはや物語のように扱われている話がある、飛んで行った竜はある王国に行き暴れまわった、竜が吐く灼熱の息は大地を焦土にし、振り払う腕は山をも破壊する、そんな竜に王が立ち向かった、王は自分の愛馬と一振りの剣だけで立ち向かい長い激闘の末、竜を倒すことに成功、その後国は王を英雄とたたえその者…アーサー王の伝説として今も伝わるのじゃったとさ」
「お爺ちゃん、その王国はどうなったの?」
「〇〇は毎回聞くなぁ…色々な逸話の残っておる王国じゃが、今は城塞のあとくらいしか残っておらん、何が起きたのかだれもわからんのじゃ」
「そっかぁ…お爺ちゃん!やっぱり英雄ってすごいね!僕も英雄になりたいよ」
「英雄よりハーレムをだな…」
今日もまた世界のどこかでこの伝説が語られる
ある場所で、新たな物語が始まろうとしていた…
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酒場で、一人の女性が金髪の少女と話していた
「君の名前なんちゅうねん?」
「…」
女性が何を訪ねても警戒しているのか何も答えようとしない
「…はぁ、お互いちゃんと話そうや…な?うちの名前はロキちゅうんや、これでも神なんやで?」
「!」
少女が初めて反応を見せた
「金髪ちゃんの名前おしえてな?じゃないと勝手に決めるで?」
ロキと名乗った女性は候補の名前をぶつぶつと言い始めたところで少女が話した
「…セイバー」
「セイバーって偽名か?」
「…」
少女は何も答えない
「…そか、それならもう聞かん、それよりセイバーちゃんうちのファミリアに入ってくれん?セイバーちゃんみたいにかわいい子がほしいんや!」
「…貴女は私がいてもいいと思いますか?」
セイバーと名乗った少女が問いかける
「なにいてるんや、セイバーちゃんみたいな可愛い子が生きてちゃダメなんだったら人間皆死んでるわ、それにな、セイバーちゃん、生きてちゃいけない人なんてよっぽどのことがない限りおらんのやで?」
「セイバーちゃんはもっと世界を見な、きっと悩んでいる答えが出るで」
「…そうですか」
少女はしばらく俯いていたが、数分とかからず顔を上げた、さっきまでの曇った瞳は晴れて、表情も暗い顔から、引き締まった顔になっていた
「ロキ様、あなたのファミリアに私を入れてくださいませんか?」
「了解や、これからよろしゅうな!」
「はい!」
物語は始まる
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