問題児たちが異世界から来るそうですよ!!馬鹿みたいな強い奴が来て大変になる模様   作:黒木龍牙

4 / 4
第3話 白夜と極夜の決闘なのですよ!?

俺が右足を踏み出した瞬間に、俺を赤い炎が包む。

白夜叉の太陽の権限だろう。

だが、俺は地獄の炎を体現したようなものだ。

太陽の権限を持っている、お前とは違う。

 

「ふむ……、ドラゴンの能力とは……、いささか面倒じゃのう……。」

 

「それに、俺の能力はいつしか帝釈天……、御門 釈天(ミカド トクテル)だったか?が封印した絶対悪さ。それにウェールズの古の赤き龍の能力、さらにはそれに白き龍の能力も手に入れた俺に、勝てるかな?白夜王……ッ!!」

 

「何っ!?」

 

白夜叉の動きが止まった。

それを見逃すはずもなく俺は瞬間的に加速し、白夜叉の上空に回る。

まずは一発!!

 

『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost!!!!!Juggernaut Avestan Fang Blaster(ジャガーノートアヴェスターファングブラスター)!!!!!!!!!!!!』

 

右腕が変形し、鱗が浮いて腕の周りを回り出し、黒いオーラを集め、照射!!!!!

白夜叉はほぼ瞬間移動のような移動速度で避けたが、半径50メーターはおじゃん。

空間を歪ませ、すぐに戻った瞬間、衝撃波が俺らを襲う。

白夜叉の顔は驚愕一色。

俺は下降しつつ加速。

白夜叉に突っ込む形となる。

 

『Generate SAMURAI Sword!!!』

 

「ドオオオオオリャアアアアアア!!!!」

 

黒い、40メートル級の木、4本分を更に加圧し固めた素材で作った黒い木刀、洞爺湖を振るう。

金属より硬いとかいうチート。

だが、それを、白夜叉は扇子だけで何とか回避し、後ろに飛ぶ。

下がる、逃げる、相手がその行為をした場合俺がする事、とにかく攻める!!

 

「フゥッ!?ヨッ!ハァィッ!?」

 

「クッ!やりっ!おるっ!なぁっ!?」

 

洞爺湖を振るい、距離を詰めるが……、ほぼ互角。

俺は大きく白夜叉を吹っ飛ばせてもいないし、力を認められているとも思えない。

俺と、白夜叉のゲームは30分にも及んだのだ。

 

 

 

晴瑠side

 

「なあ、龍牙の妹……。」

 

「何ですか?十六夜さん。それと私は晴瑠という名前です。」

 

「お、おお……、わるい……、じゃあ聞くが、お前の兄さん、“本当に人間か”?」

 

そう聞くのも無理はない。

龍牙は今、燃え盛る炎の中、白夜叉と対等、いや、それ以上の力を発揮し、白夜叉を追い詰めている。

十六夜はあのような炎に入れば熱く、火傷などを追ってしまうだろう。

だが、龍牙はそんなのは物ともせず、その中で平然と、更に言うなれば、十六夜よりも鋭く洗練された拳を、剣術を、蹴りを、魔力攻撃をしている。

龍牙の能力……、“目を化かす”とはまた違う能力っぽい……。

今さっきの十六夜の質問に、答えられる保証はない……。

 

「十六夜さんも十分チートだと思うけどね……。龍牙は強いよ……、紛れもなく……。まあ、人間かどうかはさておき、としか言いようがないけど……。」

 

そう言うと、黒うさぎが補足説明をしてくれた。

 

「恐らく、龍牙さんは擬似的な神格を得ているのではないでしょうか?」

 

「擬似的な神格?」

 

龍牙と白夜叉の攻防戦から目を離せないでいる耀が聞いてきた。

飛鳥は自分とはかけ離れすぎた戦いに絶句しつつも、目を輝かせていた。

多分耳だけはこちら、目はあっちに向いている的な感じだろう。

結構離れわざ……。

耀の言葉に、Yesと答える黒うさぎ。

 

「擬似的なとは言っても……、龍牙さんは確かに“神を屠れる一撃”を撃ち放つ事ができるかと……。」

 

「神を屠れる!?」

 

今度こそ、こちらに顔を向けた耀。

まあ、先ほど、晴瑠が説明したように、龍牙は神を殺した事がある、という事は現実的になったわけだ。

それはそれで、自分にその様な強さを誇る者がいて、ギフトゲームをやってられるかと、思う主催者は多いだろう。

それのせいでゲームが受けられない、などという事は………、無いよね?

 

「それにしても……、元魔王である白夜叉様とここまで争えるとは……、龍牙さんは間違いなく神童と、呼ばれていたに違いませんね!!」

 

そう言って、晴瑠にキラキラとした視線を向ける黒うさぎ……。

だが、晴瑠の意見は異なっていた。

 

「いえ……、高校にも行かず……、家でゴロゴロしてた怠け者でした……。でも……、あんな力を持っていたなんて……。」

 

そう言う彼女の表情に嘘は見られない。

そんなニート生活をしていたのか……。

すると十六夜はある事に気がついた。

 

「あいつ……、左腕が動かなくなってきてねぇか?」

 

「うん……、もしかしたら限界?」

 

十六夜と耀の声に目をこらす。

確かに、左腕で今までは黒い刀で斬り刻む合間合間に、拳をぶつけていたが…、刀での攻撃の際、力が入らずブランとしている感じがする。

だが、それ以上に、思った事。

 

「刀の振るわれる速度……、上がってるね……。」

 

「ああ……、恐らく、左腕を速度を上げたせいで、刀で弾いたりでもしたんだろ……。」

 

「あ……、刀が折れた…。」

 

「再生しましたよ!?」

 

耀、十六夜、晴瑠、黒うさぎの順だ。

それにしても、龍牙が今戦っているのは曲がりなりにも太陽の力を存分に振るう事ができる存在、白夜叉なのだ。

だがそれを平然と受け止め、受け流し、または打ち消して攻撃を入れていく。

すると、結界が彼を覆った。

そして、彼は唱える。

それと同時に奇妙な……、女の子の声が聞こえた

 

「王の心理は人の理と化す。」

『タベル!』

 

「覇の心理は無限へと帰す。」

『コエル!』

 

「濡れる瞳を上げよ。」

『ナイチャダメ!』

 

「願いを浮かべ示せ。」

『ツヨク!』

 

「我化すは邪の理、我手に入れるは禁の名の付く術なり」

『コワス!』

 

「我は、創聖を見届ける、神話の邪神なり」

『イタダキマス!!』

 

それが終わった瞬間、いろいろな色のオーブが龍牙を取り囲んでいく。

 

『クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、響鬼、カブト、電王、キバ、ディケイド、ダブル、オーズ、フォーゼ、ウィザード、凱武、ドライブ!!!』

 

『『『『『『Devolution(デヴォリューション)!!!!』』』』』』

 

『Carmine Index Neo Drive(カーマイン インデックス ネオ ドライブ)!!!!』

 

その瞬間、世界を紅が包む。

 

 

 

龍牙side

 

「な、なんじゃこりゃああああ!?」

 

白夜叉は驚いていた。

赤黒い霧に覆われて、いくら風を起こそうと、霧は深まるばかり……。

まるで………、霧自体が意思を持っているようだ。

 

「そうだな、紅霧とでも名付けておこうか。」

 

俺は白夜叉を抱きしめる。

俺の鎧は霧状になって、俺の意思とともに動いている。

 

「な、何を!?」

 

「良いじゃねぇか。かわいいかわいい白夜ちゃん?」

 

「や、やはりお前は!」

 

「おっと、そんなに大声じゃあダメだぜ?」

 

いや〜、ロリコンの血が騒ぐわい(笑)

なんてね。

俺は頭をポンポンと撫でると同時に

 

 

 

 

投げる。

 

「そいやっさあああああ!!!!」

 

「こ、これが目的かあああああ!!!」

 

クリア方法

・20メートル以上吹っ飛ばす。

 

「くう!負けるわけにはいかん!」

 

すると、フレアを放射し、なんとか踏みとどまるも……。

 

「てい!」

 

「にゃああああああ!!」

 

一瞬で近づいて、白夜叉にチョップを叩き込む。

難なく白夜叉は地に足をつける事なく、20メートル以上、吹っ飛ぶのであった。

 

 

 

「勝ったぜ!」

 

「な、なんなんじゃ……、こやつの力は……、えげつないのう……。」

 

俺はガッツポーズで白夜叉は息絶え絶えだ。

んな、本気でやったわけじゃないんだがなぁ……。

すぐに質問攻めにあう。

 

「なんですかあの羽は!?」「あの赤い鎧はなに!?」「炎に耐えられる生物なんていたっけ?」「というよりあの女の子の声は何!?」「最後の霧も気になります!」「っていうか…龍牙本当に人間?」

 

黒、飛、耀、飛、黒、耀の順でそう言われ、少し戸惑い、最初から説明する。

 

「羽は、俺の元の種族、悪魔、天使、堕天使、そしてドラゴンの4種類、赤い鎧は古の赤い竜の能力、炎に耐えられる生物は、まあ、さっき言ったようにドラゴンだし……、女の子の声は少し力を貸してもらった、そしてその赤い竜の能力の中にいる俺の友達。霧は鎧を少し細かくして霧状にして任意に動かす事ができるようにしただけ。そして、俺は、人間だ。」

 

と、一応的確に言ったつもりだが……、他に質問は?と言うと一応無いようで、俺は疲れたので意識を手放しかけた。

少しよろめいて、踏ん張る。

ふう、危ない。

近づいて肩を支えた十六夜と晴瑠には驚いた。

 

「大丈夫か?」

「大丈夫?」

 

質問だ。

俺はエルシャダイを知っている。

皆ならどうする?

答えはこうだ。

 

「大丈夫だ、問題なぁ!?」

 

足に力入らないです。

思いっきり前につんのめった俺は、耀の胸に顔を埋めま

 

「ふん!!!!」

 

「ぐぼあああああ!?」

 

気がつけば、上空でした。

俺は羽を出して体勢を立て………直せない!?

すごい速度で上昇する。

5秒後、落下し始めたので、立て直せたが、結構上昇した。

俺は時々羽で速度を落としつつ落下、何とか地表付近まで来た。

ちなみに、耀の胸には当たってない。

当たる前に、晴瑠に蹴り上げられたのだ。

足に力が入らないので、羽で地面ギリギリを飛ぶ。

 

「ナイスだ、晴瑠。」

 

「ふう……、龍牙のラッキースケベの対処はやっぱり反射神経使うわ……。」

 

そう言いつつ、ため息を付く晴瑠。

いやー、こいつのおかげでいろいろと助かる事が多い。

十六夜たちは……、妹であるはずの晴瑠が兄である俺を蹴り飛ばすという行為に絶句していた。

 

 

 

 

「で、おんしらじゃが……、まあ、結果も良かったでのう。報酬はこれじゃな。」

 

部屋に戻ってきた俺らは白夜叉から報酬をもらっていた。

白夜叉が手を叩くと、俺以外の四人の手元にカードが出現する。

 

「ギフトカード!!」

 

黒うさぎが目を光らせつつ、驚きながら言うが、もちろんながらこいつらは何か別のものを言う。

 

「ん?お中元か?」

 

「それともお歳暮?」

 

「お年玉?」

 

「テレフォンカード?」

 

「「うわそれ懐かしい。」」

 

晴瑠の言葉に思わず十六夜とハモってしまった。

でも、思わず言ってしまう。

 

「どっちかっつーとクレジットカードじゃね?」

 

「「それだ!!」」

 

「それじゃありません!!!」

 

スパパパーンッ!といい音を鳴らしつつ、俺と晴瑠、それに十六夜にツッコミを入れる黒うさぎ。

 

「違うに決まっています!!このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!!耀さんの“生命の目録”だって収納可能で、それも好きな時に顕現できるのですよ!!!」

 

力説である。

だがそれは十六夜の一言で崩された。

 

「つまり素敵アイテムって事でいいか?」

 

「って、何でまた聞き流すんですかー!!そうですよ!超超超素敵アイテムです!!」

 

もうもはや投げやりになってしまっている黒うさぎだった。

 

「で、俺には?」

 

「んー、そうじゃのう……。私との添い寝特別寝室を……。」

 

「もらった!」

 

「「もらうな!!」」

 

十六夜と黒うさぎに思いっきりハリセンで叩かれた。

十六夜、俺じゃなかったら首取れてるからな?

 

「まあ、ふざけずとも、そうじゃのう………。こやつらが帰った後は残れ。話があるでの……。」

 

「分かった、俺がノーネームの土地に帰るときは?」

 

「ああ、それなら、コミュニティの子供を迎えに来させます!ご安心ください!」

 

助かる、と言って、その後ふざけて黒うさぎをいじったりして俺が残ると分かってから、十六夜の機嫌が悪いので頭撫でたりと、色々した。

 

 

 

「行ったでの。それ、酒でも飲むか?」

 

「おう、もらうが……、あまり度がきつくないのを頼む。甘いので。」

 

「相変わらずの甘党か……。これでもどうだ?」

 

それはフルーツ酒、カクテルのようなものだ。

それを指につけ舐める。

 

「おう、これで。」

 

「うむ。」

 

そう言って移動した先は、部屋だ。

すでに布団が敷かれており、どうやら白夜叉の寝室らしきところだ。

布団の横を通り過ぎ、奥に向かうと、机がある。

白夜叉は机に酒を置き、俺に抱きついた。

 

「おんしは……、黙って死んだ……。それが何を意味するか、分からなかったのだぞ?あの敵……、“ハンニバル”に襲われた時……、私たちの能力が一切効かなかった……。恐怖を生まれて初めて感じた瞬間だった……。」

 

さらに強く抱きしめる白夜叉。

俺は頭をポンポンと撫でて、抱きしめる。

 

「悪かったな……、白夜王……、今、極夜王が参ったぞ?」

 

そう言ってやると、お腹を軽く殴られた。

いたい。

 

「その名は昔の名であろう……、今は龍牙じゃろ……?おんしも白夜叉と呼んでくれ……。」

 

了承し、席に座る。

おちょこに酒を出し、飲む。

湿っぽくなった空気はすぐになくなった。

 

「で、おんしは下界でどう過ごしてきたのじゃ?」

 

「そうだなぁ……、約四万年ほど外の世界を回ったからなぁ……。」

 

「ぶっ!おんしは怪物か!?それだけ生き死にを繰り返せば精神崩壊もいいところであろう!?」

 

「いんや?俺は特殊だからなぁ……。」

 

俺は酒をちびりと飲みつつ説明する。

 

「いいか?俺の脳、記憶脳は、あるネットワークを形成している。」

 

「ネットワークとな?」

 

「ああ……、えっとな、金庫があるだろ?それで、キーワードさえあれば、金庫にしまっている記憶を呼び出せる……、みたいな感じで、記憶を一時的にどこか別のところに預けるんだ。」

 

「クラインの壺か?」

 

「まあ、そんなところだ。」

 

クラインの壺、簡単に言うと、物を無限に入れる事ができ、任意で物を引き出せるツボの事だ。

それの記憶バージョン、という事だな。

 

「にしても……、あの晴瑠というおんしの妹の能力……、あれは……、アザミの能力によく似ておる。おんしは知っておるのであろう?」

 

「あ?ああ……、あれは紛れもなく、アザミの能力だな。“目を被せる”と“目を明かす”だろ?」

 

俺が言うと、頷く白夜叉。

あ、ちなみに、

コバルトブルーのカード

逆廻 十六夜

ギフト・正体不明(コードアンノウン)・龍の結晶(ドラゴンプリズム)・龍の籠手(ドラゴングローブ)

ワインレッドのカード

久遠 飛鳥

ギフト・威光・赤と黒の聖剣(ダモクレスオブブラッド)

パールエメラルドのカード

春日部 耀

ギフト・生命の目録(ゲノム・ツリー)・ノーフォーマー・緑銀のナイフ

ライトホワイトのカード

如月 晴瑠

ギフト・目を被せる・目を明かす・シルヴァリーサンクトゥム

だった。

 

「アザミは元気かの?」

 

「ん………、まあな。子供もできてるし、幸せだろうぜ。」

 

俺がそう言うとそうか、と返された。

アザミを白夜叉がなぜ知っているかはまた今度話そう。

 

「それにしても、久遠……、あやつはなぜダモクレスの剣なんぞを……。」

 

「あ、それに関しては……。俺の転生中に久遠家の執事になった事がある。」

 

「貴様か!!」

 

「おう、まあでも、そこまで危ねぇ能力じゃねぇよ。」

 

多分な、と言いつつ俺は白夜叉にお酌する。

いい酒だ。

少し酔っ払っている……。

 

「はぁ……、まあ、おんしが言うなればそうなんじゃろ。」

 

ぐいっと一口で煽る白夜叉。

ついでに、と思いつつ、俺は言う。

 

「ちなみに、耀の緑銀のナイフ、十六夜の龍の籠手と龍の結晶も俺が作ったやつだ。」

 

「ぶっ、おんしは何を考えておる!?それだけ他の世界に干渉して、本当に大丈夫なのか!?」

 

「んー?大丈夫なんじゃね?」

 

ダイジョウブジャナイヨー

 

「ん?なんか声が?」

 

「ん?聞こえんかったぞ?酔っているのではないか?」

 

それもそうか。

白夜叉も顔を赤くしている。

白夜叉が……?

おい、強い酒じゃねぇか……。

 

「で、あやつらは気づかなんだ……。顔を変えておったな?」

 

「いや、太ったり、瘦せ細ったりしてたからだ。それに、飛鳥とは老人の姿で、耀とは髭を生やし放題にしてたしな。」

 

「ふむ……、そうか……。」

 

まず、髪をそこまで伸ばしていなかったしな。と、追加しつつ、さらに酒を煽る。

俺は何かを忘れている気がする。

俺の右腕だ。

そうだった。

右腕、左足、そして右目が義手、義足、義眼なのだ。

 

「そう言えば、俺のギフトカードは?」

 

「ああ……、私が持っておる。」

 

そう言って懐から取り出す白夜叉。

それは………、ボロ切れと化していた。

かろうじて、文字が少しかすれる程度で読めるものの、カードとしては不十分だ。

 

「わーお……、ラプラスの紙片とは言えど……、あの魔王の一撃でこうなっちまったか」

 

「ああ……、それに、解析したのじゃが……、おんしの能力“零(ゼロ)”はすでに消失していたようじゃった。」

 

「なんだって?」

 

俺はあの能力を付与する予定で、来たのだ。

ヤヴァイ。

………、まあ、色々あるし、何とかなるよね?

 

「まあ、こうなったわけじゃし、それに、さっきの決闘のようなものは、私が負けたわけじゃし。」

 

そう言うと、パムッと手を叩いて、ギフトカードを出す。

 

ミッドナイトブラックのカード

黒木 龍牙

ギフト RIDER SYSTEM 金剛杵(ヴァジュラ) 涅槃輪廻(ニルヴァーナ・トレイル) スピア・オブ・グングニル 赤龍大帝の籠手 黒の王 GOD EATER スキマ ゲッター ZET

 

無茶苦茶だ。

俺が思ったことはこうだ。

RIDER SYSTEMはおそらく仮面ライダー。

金剛杵……、帝釈天に返さないとなぁ…………。

スピア・オブ・グングニル……、なんでスペカがあるんだよ……。

赤龍大帝の籠手は……、進化してる!?

黒の王はそのまんまだが……。

GOD EATERって、そのまんまか!!

ゲッター!もはや名前でもなくただのゲッターかよ!!!

最後にZETって!!何だよそれしらねぇよ!?

 

「だ、大丈夫か?」

 

「お、おう……。」

 

色々とアスランしながら俺は落ち着く。

あ、ミスった、錯乱だった。

何だよアスランするって、訳ワカンねぇよ。

 

「はぁ、とりあえず、現実逃避するわ。」

 

「お、おう?それはどういう?」

 

俺はそう言うと、立ち上がり、白夜叉のおでこにキスする。

 

「な、にゃあ!!!!????」

 

全く可愛い反応をしやがる。

 

「んじゃ、俺は帰る。白夜叉、ありがとな。」

 

未だ固まったままの白夜叉にそう言い、部屋を出る。

先ほどの店員に胃の粘膜保護薬を渡して出る。

すると、狐耳の女の子に声をかけられる。

 

「あ、あの!黒木 龍牙さんですよね!」

 

「おう、いかにも。で、お名前は?」

 

「リリです!黒うさぎのおねぇちゃんに、案内を頼まれました!」

 

元気いいなぁ。

ヒョコンと立てた狐耳、金色のフサフサな毛。

なでなで。

 

「えへへ〜……。」

 

「はっ!」

 

一瞬、記憶がない!

俺は気がついたら、リリちゃんの頭を撫でていた。

せ、生前のブサイクな俺だと通報されていた。

危ない危ない。

 

「で、案内してくれるかい?お嬢ちゃん。」

 

「はい!」

 

リリちゃんに手を握られ、引っ張られる。

横に並んで歩いて行くと、かなりの古びた門があった。

………、生き物の気配がない。

 

「ここが?」

 

「はい……、三年前、魔王に敗れて、この有様です……。」

 

そう言うリリちゃん。

顔の表情は暗い。

俺は頭を撫でてあげて、お姫様だっこする。

急だったせいか、驚いた表情だ。

 

「な、なにを……。」

 

「今はオレ達、5人がいる。問題ないさ。」

 

「………、はい!!」

 

守りたい、この笑顔。

うん、子供は笑顔が一番だ!

だが、次の瞬k

 

ドガアアアアアン!!

 

「うお!?」

「ひゃっ!?」

 

ナレーターより早く爆発音が辺りに響き渡った。

おい、十六夜、ナレーター俺なんだからもうちょっと気配りをしろ……。

 

「な、何の音です!?」

 

「ああ………、十六夜だな。侵入者でも居たんだろ……、行くか。」

 

「は、はい!」

 

少し歩けば、すぐにクレーターは見つかった。

だが、他に誰もいない。

 

「んー?誰もいないのかな?」

 

「みたいですね。では、皆さんの集まっている場所に行きましょう!」

 

ヒョコンと耳を立たせ、案内してくれる。

そこはまあ、一応、エントランスらしきところだ。

 

「黒うさぎ!!出てこい!!」

 

「は、はい!龍牙さんです!?」

 

俺が叫ぶと、奥から黒うさぎが出てきた。

説明を聞いた限り、俺は部屋がないそうだ。

で、十六夜と同じ部屋になった。

おい、十六夜女だろふざけるな。

まあ……、いいか……。

風呂に向かい、入る。

髪を切って、服を脱ぐ。

え?髪切って良いのかって?

長いと色々面倒なんだよ。

 

「おー、来たか〜。って、髪短くねぇか?」

 

「ああ?あー、面倒だから切った。」

 

背中の真ん中まであった髪は肩くらいまで短くなっている。

ちなみに、入っているのは十六夜だ………。

髪の事で驚かれた。

ちなみに、十六夜は一応タオルは胸まで巻いている。

よかった。健全な男子よ。

興奮すんなよ?

 

「で、褒美は何だったんだ?添い寝だったのか?」

 

「辞めろって言われたろ?してねぇよ。ギフトカードを貰っただけ、それとギフトの説明してただけだ。」

 

「ふーん?」

 

俺の話に首をひねる十六夜。

まあ良いだろう。

俺は頭を洗って湯船に入る。

 

「で、お前は女子たちとキャッキャウフフしないのか?」

 

「俺がそんな風に見えるか?……女ってのはな……、怖いんだぜ?」

 

そう言って肩を抱きしめる十六夜。

何かあったのだろうか?

着せ替え人形にされたりとかだろうか。

もしくは髪をいじられたりとか?

化粧とかもあるだろうし。

 

「あ、そうそう、俺と十六夜、同じ部屋になったから。」

 

「ぶっ!おい!まじかよ!?ベッド一つしかなかったぞ!?」

 

「ソファで俺は寝るぞ?」

 

何を言っているのだろうか。

男と女が同じベッドに入ったら、俺は間違いなく間違いを起こすぞ?

俺がさも当然といった感じで、十六夜はぽかんとしている。

俺は近付いて、頭を撫でる。

十六夜の髪は濡れると、ちゃんとまっすぐになる。

後で梳かしてやるか。

十六夜の頬が赤く染まってきた。

おー、照れてる照れてる。

 

「な、なあ?いつまで撫でてるんだ?」

 

「いや〜、実に可愛いなって。」

 

「な、何で俺を可愛いと言う!?男言葉だし、胸ないし……、力強いし………。」

 

どんどん言葉がしおれていく。

先ほどまで水で濡れてまっすぐになっていたが、少しふわりとしていた髪は今はしおれてストレートに……。

全く、俺は抱きしめてやる。

 

「ったくよ……、俺より弱いだろうが。普通のやつらからしたら強いだろうが、気にすんな。胸がない?ハッ、俺は貧乳派だ。」

 

「あう…………ぁぅ………………。」

 

小さく縮こまってしまった十六夜………。

何だこいつ。

こんなに可愛かったっけ?

 

「お前も………、アキラと同じ事を言うんだな……。」

 

「あ、そういえば、そのアキラって苗字は何だったんだ?」

 

「え?三隈(ミクマ)だったが……。」

 

なるほど、三隈か……、覚えとこう。

 

「そ、そろそろ離れてくれないか………?」

 

「ん〜?もうちょい。」

 

それから数分離さなかったら十六夜のぼせた。

十六夜ってこんなに弱かったっけ?

 

 

十六夜サイド

 

部屋に戻ってきた。

子供達がいるという話をしたら一目散にそちらに向かった。

相変わらず、子供が好きなやつだ。

それにしても、あいつの右腕……、本物だったのかいまいち理解できていない。

感触は人間と変わらない。

だけど……、不自然だった。

亀裂もなく、完全に類似していた感覚に違和感を覚えつつ、自分の部屋に向かう。

今きている服は、先ほど、フォレス・ガロの襲撃の前にちょいちょいと持ってきた前の使用者の服、つまり中古だ。

ないよりはマシ、という考えで着ることとするが、洗濯は自分でやるか。

いざとなれば、自分で縫ってもいい。

布と、何か材料を使って動くミシンくらいならこの世界でもあるだろう。

それに、男物の服、これも分捕り品だ。

ジャージっぽかったから着ているが、少し大きい。

 

「それにしても、大きかったなぁ………………………。…………………ハッ!」

 

思わず、抱きしめられていたときの事を思い出してしまい、顔がにやけたが、すぐに気がついて元に戻す。

俺は逆廻十六夜だ。

俺は男として生きてきた。

………、まあ、女でもいいとも思ったが……。

 

「あら、十六夜くん。どうしたの?」

 

「うおっとっ!!?………、ってお嬢様じゃねぇか?どうしたんだ?」

 

「あら、驚ろかしちゃった?ごめんなさい、少し喉が渇いたものだから」

 

「いや、考え事をしていた俺が悪いんだが……。そうか、まあ、明日、頑張れ。」

 

「ええ、私達の事、信じてくれて構わないわ。」

 

そう言って手を振って食堂の方へ行くお嬢様。

ふう……、にやけている時に来られなくてよかった……。

部屋に入ってベッドに飛び込む。

あ、力加減ミスった……。

 

ゴッ!

 

うん、痛くない。

全く……、俺らしくねぇ……。

俺はヘッドホンと、制服、下着類をまとめて置いておく。

バレないよな?

……、考え出してもしょうがないし、寝よう。

俺は次の日、後悔することになるとは微塵も思わず、俺は寝た。

 

 

龍牙サイド

 

「じゃあ、おやすみ〜」

 

「「「「「「「はい!おやすみなさい!!!」」」」」」」

 

わあ……、元気すぎ……。

俺は子供達と別れ、本拠に戻る。

いや〜、顔合わせと思っていたが、遊びすぎた。

もう一風呂浴びていこう。

一度部屋に戻ると……、十六夜が寝ている。

おっと……、一応俺は、黒の王、というギフトを持っているので、暗闇は俺の味方だ。

部屋の明かりを最弱にし、十六夜の近くまで行く、可愛い寝顔だ。

俺は布団をかけ直してやり、部屋のタンスに入っているタオルと下着……、女物しかねぇ……。

俺はまあいいかと思いつつ、別の部屋に寄って風呂に向かう。

体を流して、風呂に入り、一息つく。

そう言えば、と思い、右腕を展開する。

お、使えそうだな。

右腕を戻して、再び息を吐く。

 

(全く、色々あったもんだ。風呂に入るのは一週間ぶりだったな……、十六夜に臭いって言われなかったから気にしなかったが、臭かったのか?)

 

服も変えたほうがいいだろう。

そんな事を考えていると、ガラリとドアが開いた。

 

「あ、」

 

「お?」

 

耀だ……………。

俺は後ろを向いて、タオルを目隠しに使う。

一応タオルで隠してはいたが、見えかけた!

マジであぶねぇ!!

 

「龍牙?なんでいるの?」

 

「いや〜、子供達とはしゃぎ過ぎちまってな……、もう一度入り直しに来た。で、耀は?」

 

「眠れないから、明日ゲームだし……。」

 

「なるほどねぇ。」

 

れ、冷静にしているつもりだが、流石に手を出したらまずい!

軽く十歳くらい離れているからな!

チャポッと音がして、湯船に波紋ができたのがわかる。

やばい、心臓がばくばくいってやがる……。

冷静に言ったつもりだが、大丈夫だろうか?

無言タイム………。

きついですお?

そう思っていると耀から質問があった。

 

「龍牙って………、何歳?」

 

「俺?俺か……。28だ。もう三十路も近い」

 

「へぇ……」

 

またも無言タイム。

すると、近づいてきた。

な、ななな、なんでごずずずざいましゅしゅしゅしょう?

 

「頭撫でてくれないかな?」

 

「はい?」

 

思わず吹き出した俺は悪くない。

俺は耀の方を向く(正直ちゃんとした方を向いているかわからない)

すると、左手が掴まれ、頭まで持って行かれる。

と、思うじゃろ?

タオル地だ。

もにゅっ。

柔らかい。

 

「おい。」

 

「冗談。」

 

勃っちゃうだろ!?

すぐにもっと上に左手が持って行かれ、濡れた髪の感覚が触れた。

まあいいか。

撫でる。

なでなで。

 

「で、なんで胸触らせたんだ?」

 

「胸じゃない。お尻。」

 

「おい、色々手が動いたらやばいだろ。」

 

「大丈夫だ、問題ない。」

 

大丈夫ではないんだがな……。

だが、肝心の触らせた理由を聞いていないことに気付く。

まあ、いいか……。

3分くらい撫でていると、左手が両手で挙げられた。

うん?

と思うと脇下に耀が入り込んできた。

え?

なに……?

と思った瞬間から脇腹をこちょばされました。

ふざけるなああああ……。

俺は風呂から出たら半分グロッキーでした。

年上をいじめるんじゃありません。

癒されるために入ったのに逆に疲れた俺は、ベッドで寝ましたとさ。

まさか壁に突き刺さりつつダイナミック起床するとも思わなかったけどね。

 




おはようございます。
龍牙です。
そろそろ名前変えたりしようかなって思ってます。
スターとか、マナちゃんとか、ナップサックとか来ないかな(絶対来ない)。
まあいいや。
なんか龍牙、チートのレベル超えてるよね?(今更)
ちょっとづつハンデを与えていこうと思います(ゲス顏)
ではでは、皆さん、おやすみなさい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。