IS 幽霊の笑顔   作:リディクル

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Ideal:理想

実は、こちらが元々構想していた本筋であり、Presenceの方がIFです。
遅くなって申し訳ありません。

誰も望んでいないような結末であると思いますが、今回の作品のテーマを考えながらプロットを作っていたら、この結末にたどり着きました。

それでは、どうぞ。





Ideal

 

 

 

「立ち止まるのかイ?」

 感情を感じさせないような声色で、先程から無表情なアリーシャが楯無に問いかける。しかし、問いかけられた本人は、悲しみで流している涙をそのままに、彼女が何を言っているのかわからないといった表情を浮かべた。そんな刀奈の反応に、問いかけた側であるアリーシャは、眉間に皺を寄せ、どこか不満げな表情をしながら、言葉を続ける。

「たったひとりの人間の死で、お前は何もできなくなるのかイ?」

 決して大きくはない彼女の言葉であるが、不思議と刀奈の耳に響いた。しかし、何故彼女がそのようなことを言うのか、刀奈にはわからなかった。

「できないもなにも――もう、全てが終わっているのよ」

 だから、刀奈のアリーシャの問いへの答えとして、その言葉以外のものを思いつくことができなかった。何故ならば、一夏の命が消え去った瞬間、刀奈は自らの抱いていた想いを諦めてしまったからだ。その想いとは、もう一度彼とともに生きたいというものである。その想いを、彼女は常に自分の頭の片隅に置いていた。そして、彼と再会したときに、自らが抱いていた愛の証明として、そのことを彼に言おうと考えていた。

 しかし、彼女は結局そのことを言い出すことができなかった。何故ならば、彼の言葉を聞き、背負っていたものに触れ、尻込みをしてしまったのだ。その結果、愛しい彼は凶弾によって倒れ、その命は永遠に失われてしまった。そして、彼の命の灯火が消える瞬間を見届けたのは、他でもない自分だったのだ。彼を求め、掴むことができなかった、臆病者。それこそが、()()()()()()()()()の正体なのだ。

 全ては、彼ともう一度ともに生きるためだった。しかし、その願いは叶えられることはなかった。そして、自らという存在がどのような人間であるのかを自覚したその瞬間、更識刀奈の想いは終わりを告げたのだ。

 

 しかし、アリーシャは刀奈の言葉を聞いても、納得していないようで、不満げな表情を全く変えずに、口を開く。

「何を馬鹿げたことを言っているんだイ? お前が生きている限り、まだ終わっていないだろウ?」

 その言葉に、刀奈が胸に抱いている疑問がさらに深まる。アリーシャが何を持って、まだ終わりではないというのかが、皆目見当もつかないのだ。何かに憤っているということは、その表情を見ればわかる。しかし、何に対して憤っているのかは、未だにわからないのだ。そして、その疑問は困惑を呼び、困惑はそのまま刀奈の表情に現れる。そんな彼女の様子を見て業を煮やしたのか、アリーシャはより一層厳しい表情を浮かべながら、言葉を紡ぐ。

「……あんたが愛した一夏は死に、お前は生きて取り残されている。ならば、生き残ったお前はどうするんだイ?」

 そのアリーシャの問いは、刀奈の心に突き刺さった。彼女はその言葉に反論することなど、できなかった。彼がいない世界の未来など、考えたくはなかったのだ。だから、刀奈はアリーシャの言葉を受け、何も言うことはできず、ただ沈痛な表情を浮かべながら俯いていることしかできないでいた。

 そんな刀奈に、アリーシャは厳しい表情を変えずに、なおも問いかける。

「一夏に対するお前の想いは、所詮その程度だったようだネ」

 その言葉に、刀奈は顔を上げた。その表情は、どこか怒っているようにも見えたが、先程まで浮かべていた悲しみを隠しきれていないものだった。彼女は自らの怒りに押されるように、アリーシャに対して反論しようと口を開こうとした。しかし、それよりも早くアリーシャは言葉を続ける。

「お前は、あいつの言葉を聞いて何も思わなかったのかイ?」

 その問い掛けを聞き、刀奈の心にあった怒りはしぼんでいき、代わりにまた疑問が浮かんできた。何故、彼女はそのようなことを今更自分に聞くのか。何故、彼女は彼のことをこんなにこだわっているのか。はっきりと言ってしまえば、彼女の意図がわからない。何を望んでいるのか、そして何を目指しているのかが、見えてこない。だからこそ――

 

「あなたは、何が言いたいの?」

 

 率直に聞いた。彼女の伝えたいことを汲み取れなかったのは、自分の至らなさが原因だ。しかし、それでも()()を知らなければ、今より先には行けないだろう。彼が――織斑一夏が関連しているのであれば、なおさらだ。だから、刀奈はアリーシャに最も根本的な部分に存在するであろう疑問を口にしたのだ。そんな刀奈に、アリーシャはフンと鼻を鳴らし、口を開く。

「あんたなら、わかってるはずだろウ?」

 そう言ったアリーシャの口から紡がれた言葉は、刀奈の予想を超えているものだった。

 

「あいつは――織斑一夏は、お前に自分の理想を託したかったんだヨ」

 

 静かに、しかしどのような言葉よりもはっきりと伝えられたその言葉に、刀奈は驚きをあらわにする。そんなこと、予想できるはずもない。自分と一夏がともにいた時間は、お世辞にも長いとは言えないものだ。そうであるにも関わらず、彼は自分に自らが抱いていた理想を託そうとしていたのだ。全くもって、意味がわからない。現に、刀奈の隣にいる照彦も、無意識のうちに「そんな馬鹿な」と呟き、その顔に驚愕の表情を浮かべている。

 そんな二人の様子など全く気にすることはなく、アリーシャはさらに言葉を続ける。

「あいつが生きていたのは……私の憶測で話させてもらうけど、自分の理想を叶えた先に、必ずあんたとともに生きることができる未来があると信じていたからだと思うのサ」

 そう言ったアリーシャの表情は、とても真剣なものであった。そんな彼女の瞳に射止められた刀奈は、自然と体を萎縮させた。しかし、それでもアリーシャの言葉は止まらない。

「それで、あいつに想われていたお前は、どうしたイ?」

 即ち、彼から託された理想を継ぐのか否か、今ここで答えてもらおう。そんな有無を言わさない雰囲気が、アリーシャの言葉にこもっていた。その言葉を聞いて押し黙りながらも、刀奈は自身が今までに聞いた一夏の想いと言葉を思い出し、その意味を考えていた。

 

 

 

 彼は、何故生き続けようとしていたのだろう。そもそも、彼は一体どんな存在であり、何と戦っていたのだろうか。そして、自身の生きていたこの世界をどう思い、何を理想として戦い、そして生きてきたのだろうか。自分は彼ではないから、必ずしも予想したことが正解ではないかも知れない。しかし、自分は彼と幾度か話している。彼の胸に秘めていた本音も聞いているし、彼が死ぬ間際に目を向けていたのは、他でもない自分なのだ。だからこそ、彼が抱いていたであろう想いを無駄にするわけにはいかない。

 そう考え、刀奈は彼と話したことをもう一度思い出していき、その時の言葉を一つ一つ考えていく。

 

 まず、彼が生き続けていた理由は、常に誰かのためであるように思えた。IS学園の生徒であった時も、亡国機業の首領であった時も、その理由は変わっていない。IS学園にいた時は、誰かを守るためであり、亡国機業に戻った時は、他の誰かが押し付けたであろう抑止力としての役割を果たすために生き続けていたのだ。その二つは内容こそ違うものの、その根本にあった想いは同じであるはずだ。

 そういった意味では、彼は他者の為に生きていた存在であるように思える。大切な人を守りたい。困っている人に手を伸ばしたい。偽善と言ってしまえばそこまでではあるが、それでもなお彼はその思いとともに生き続けてきたのだ。苦言を呈された時もあったかもしれないし、もしかしたらその思いそのものを否定されることもあったかもしれない。

 しかしそれでも、彼は前を向いて生き続けたのだ。IS学園の生徒として、亡国機業の長として、彼には守るべきものが常にあった。その守るべきものを守るために、彼は戦い続けたのだ。それが、自身の大切だと思う人間であれ、自らが憧れを抱いた人間社会であれ、貴賎はない。

 その思いを胸に、彼は亡国機業の長たらんとしたのだ。いや、彼だけじゃない。亡国機業の長は全員、その思いとともに戦い、生きようとしてきたのだ。例え自らが人身御供であり、世界を存続させるための人柱であることを自覚したとしても、彼らはそれを捨てはしなかった。ただそれだけのことなのだ。

 しかし、そう考えていくと、一つだけ疑問が残る。それは、彼が亡霊の長たらんとした時に抱いた理想そのものだ。人の社会を守るために戦った。それも確かに理由だろう。だが、それだけでは彼の想いの全貌は見えてこない。根本的な部分が見えてこないのだ。守りたいものの為に生きる。そして、その根幹にある核と呼べる何かが、彼の理想であるのだ。

 しかし、そのことを彼に聞きたくても、自らの腕の中にいる彼はもう答えてくれない。ならば、その答えにたどり着くには、今までに聞いた彼の言葉をもう一度思い出していくしかないのだ。何故ならば、彼と知り合いであるアリーシャが、自身はわかっているはずであると言ったからだ。その言葉が真実であるならば、自分が求める答えは自分の記憶の中にある。そうであるならば、あとは思い出すだけなのだ。

 そこまで考えた刀奈は、目を閉じ、自分の記憶を探り、一夏が口に出した言葉を一つ一つ思い出していく。そうして、自分の想像のうちの()()()()()()()をゆっくりとたどっていく。その終着点として、彼女は彼と交わしたある会話に行き着いた。それは、ある意味で自分たちの始まりであったであろう、あの時のものだ。

 

 即ち――彼が自らの手で幽霊となった()()()の会話だ。

 

 その時、彼は私にひとつの問いを投げかけた。

 ――この世界をどう思っているのか。

 それに、私はこう答えた。

 ――私にとって、この世界は面白い。しかし、同時に歪なものだと思っている。

 その答えを聞き、彼はこう答えた。

 ――やっぱり、間違っていなかった。

 

 何故、彼は満足気な表情でそう答えたか。それは簡単だ。自分と同じ考えを持っている人間を見つけたかったのだ。世界の歪みを正しく知覚し、その歪みがもたらすものをしっかりと把握している人間を、探していたのだ。彼にとっては、ある種の賭けであったに違いない。しかし、彼はその賭けに勝ったのだ。

 では、何の為に彼はそのような人物を探していたのか。それこそ、自分の理想を託す為だ。彼は確かに亡霊の長としての責務に苦しんでいた。しかし、自らの理想は無くしてはならないと考えていたのだ。だから、彼は探していたのだ。自らの理想を託すのにふさわしい人物を、自らが消えたあとも、人間の社会を存続させていくことのできる人物を。そして、探し続けた果てに見つけたのが、この私、更識刀奈なのだ。

 では、そうまでして託そうとした彼の理想とは、一体なんであるのか。その答えは、彼の行動の中にあった。IS学園にいた時の彼は、無人機の襲撃など、学園に何らかの災厄があった時に、必ずその矢面に立っていた。彼がそうしていたのは、ほかの生徒を守るためだ。力のない者を力のある者が守る。例え、自分の力が至らなくとも、守り続けたのだ。亡国機業の長であった時も、その考えは変わっていなかったのだろう。ただ、守るものが、人間の社会となっただけなのだ。

 人の命を守り、繋いでいく。人の社会を守り、繋いでいく。違うように見えて、根本的な所は同じなのだ。手段や終着点はどちらも別だ。しかし、儚い願いによって為されることであるのだ。

そこまで考えて、刀奈は彼の理想を悟った。

 

 彼の理想は――人間という存在を存続させ()()()ことなのだ。

 

 終わりのないこの世界で、自らが愛してやまない人間の営みを守り継いでいくことこそが、彼の思い描く願いであるのだ。それは、彼の本心に触れ、それがどのようなものであるのかを理解した彼女には、彼が託したいと思っているものはこれ以外にないと考えた。そう考えた確固たる理由は、実を言うと全くない。敢えて言うならば、自分自身の勘が、彼ならばこのような理想を抱くだろうという、ある種の信頼に近い感情からくる、更識刀奈という人間の淡い想像でしかないのだ。

 そうした想像から、彼が言わんとしているであろう答えを予想した刀奈は、今度はその理想を託された自分が何を為し、どうあるべきであるのかを考える。そうすることにより、彼に託された理想を、自らの答えへと昇華するのだ。守り継いできたものを、自分が守り継いでいくのだ。その為にはどうすればいいのか、刀奈は静かに考える。

 

 ――自らの答えは、すぐに出た。

 

 その答えを胸に、刀奈は目を開き、顔を上げ、アリーシャを見据える。その表情は、先程までのどこか迷っているような沈痛なものではなく、不退転の決意に満ちたものであった。

 そんな彼女の変化をその目で目の当たりにしたアリーシャは、一瞬だけ驚いた表情を浮かべたが、すぐにその顔には不敵な笑みが浮かぶ。そして、その笑みをそのままに、刀奈に問いかける。

「さあ、お前はどうするんだイ?」

 

「もう、答えは出たわ」

 アリーシャの問いかけに対し、揺るぎない声色で刀奈が答える。そして、自らがたどり着いた答えと、彼から受け継いだ理想を胸に、彼女は()()()()()()()()()()()()()()()()()()、口を開く。

 

「私は――」

 

 

 

 

 

                    ◇

 

 

 

 

 

 この街の墓地には、不思議な碑がある。その碑は他の墓石よりも一回り大きいもので、定期的に手入れをされているのか、年季が入っているにも関わらず、綺麗なままであるのだ。そうであるから、表面に刻まれたその文字もはっきりと読み取れる。

 

――人の世を想いし者たちが眠る。

 

 ただそれだけが刻まれた、飾り気のない碑。そうであるにも関わらず、その碑はある種の神聖さというべきか、荘厳さというべきか、とにかく、この世のものとは思えない何かを纏っているのだ。

 そんなものの前に、花束を一つ携え、更識刀奈は一人で立っていた。彼女の周りには、他に人はいない。碑を見つめる彼女の表情は、とても優しいものでありながら、どこか達観したような感じの印象を受けるものだ。

 何も語らず、何もせず、そのような様子のまま刀奈はしばしその場で佇んでいたが、やがてゆっくりと口を開き、言葉を紡いだ。

「……一夏君」

 ただ一言、彼の名を呟いた。

 

 刀奈が自らの答えを出してから、既に5年の月日が経っていた。彼女はIS学園を卒業したあと、全てを捨てて亡国機業の首領となったのだ。更識家の当主としての地位も、ロシアの国家代表としての地位も、そして専用機というわかりやすい力も、全て手放し、()()()()()という存在となり、亡霊のしがらみたる幽霊となったのだ。名誉もなければ、力もない。そんなただの小娘となった彼女を、スコールをはじめとする古参の構成員は暖かく迎えてくれた。

 彼女が亡霊の長となってからは、どこか一つのところに落ち着くことはなく、世界中を飛び回る日々が続いている。亡国機業は世界中にその支部と呼べるものがある他に、様々な支援を受けている上に成り立っている機構なのだ。それらのものたちとの顔合わせや、交渉など、上に立つものとしてやるべきことは、更識家当主でいた頃や、IS学園の生徒会長でいた頃よりも格段に多い。そうしたものの中には、うまくいかないことや、自分の感覚で辛いと思うこともあった。しかし、こうしたことを一夏もこなしていたと考えれば、どんな苦難でも耐えることができた。

 そうして彼女は世界を回り、一夏が見てきたであろう景色をその目で確かめた。確かに、その中にはどうすることができない理不尽なものもあった。だが、それ以上に彼が見てきたであろう人の営みや、彼が感じてきたであろう人の暖かさを、刀奈は実際に目の当たりにし、知ることができた。そして、自らが守るべきものに対して、確かな輝きを見出したのだ。その輝きこそが彼女の力となり、今日まで彼の理想を諦めずにいることができたのだ。

 そして、彼女はこうして一夏が眠る場所の前に立っている。否、彼だけではない。人の世を想いし者たちと刻まれている通り、その碑の下には今まで世界のために尽力してきたであろう亡国機業の首領たちが眠っているのだ。

 

 碑の前にしゃがみ込み、持っていた花束を置いた刀奈は、そのままゆっくりと口を開く。

「ごめんね、遅くなっちゃった」

 彼女がそう言ったのは、ひとえに亡国機業の首領としての責務だけが原因ではない。

 亡国機業の長として、これまで見てきた世界、そして今見ている世界、さらにはこれから見ることになるであろう世界のことを考えていたからだ。人々が争う姿、理不尽な死によって倒れる姿、自分が見てきた人間は、そうした人間が多い。だが、荒野で必死に生きようとする姿や、離ればなれになった家族と再会する姿なども見てきた。

 そうしたものを見ていく中で、刀奈はふと、自分たちは何故存在するのだろうと考えることがある。彼の理想を辿っていけば、この考えに対する答えが出るのだろうか? そう考えることが、この頃多いのだ。もちろん、彼の理想を捨てることはない。だが、ふとした時に立ち止まった時に、本当に自分は正しいのかと自問自答をするのだ。

「――これも、あなたの影響かな?」

 その言葉への返答と同じく、自らの自問自答に対する答えはない。それがわかっていながらも、刀奈は問い続けるのだ。いつか、答えは出るだろう。それが、自分の納得できるものであるかどうかは別として――

 そう考えながら、腕時計へと目をやると、だいぶ時間が経っていることに気がついた。

 もうそろそろ行かなくては。そう思い、刀奈はゆっくりと立ち上がり、もう一度碑へと目を向ける。そして、そこにいるかもわからない一夏に向かって、言葉を紡ぐ。

 

「また来るから」

 

 そう言って、刀奈は碑に背を向けて歩き出す。

 

 まだ、彼の理想を叶えるには、程遠い。だがそれでも彼女は立ち止まらないのだ。自らが彼の理想に殉じたその果てに、生まれ変わった彼とともに生きることができる世界があると信じているのだ。その果てを目指して、自身は今日も歩き続ける。

 ――全ては、もう一度一夏君(いとしいあなた)と巡り合うためなのだ。

 その思いを胸に、刀奈は自らの戦場となるべき世界へと戻るべく、ゆっくりと、しかし確かな足取りで歩いていった。

 

 

 

 碑の前に置かれた、紫色のチューリップの花束だけが、暖かい陽光を受けてそこにあった。

 

 

 

 

 




Or the presence or ideal:存在か理想か

この作品を作る上で、常に頭にあったのが、このテーマです。
つまりは、ヒロインが、主人公の何を求めるか、というものなのです。

遅くなりましたが、こんにちは、リディクルです。

こんなもんISでやるなよ。という声があると思いますが、ぶっちゃけ織斑一夏じゃないとこの話が書けなかったという裏話があるので、これはISの二次創作です。

始まりは『そして花が開く』を執筆中にふと、一夏が亡国機業の長だったらどうだろうかというネタが頭をよぎったことです。
そうしてあれよあれよと話の内容が膨らんでいき、この作品を執筆するに至りました。

途中から、オリキャラと楯無さんが主人公をやっているように見えますが、あくまでこの作品の主人公は一夏です。

この作品の最後は、楯無さんが選択することで終わります。
即ち、一夏の存在を求めるか、一夏の理想に殉ずるかという二択です。
愛の形は人それぞれであり、一夏と楯無さんの関係を考えていった結果、そうした答えに行き着きました。救われなくても、純愛なんです。自分的にはあまり好きじゃないけど……

オリキャラに関しましては、一夏の親友でありライバルである。本当に一夏のことを思っている男キャラとして、かつ根っこの部分が一夏と似通っているといった風で作成したキャラですが、書いているうちにかなり気に入ってきたキャラです。そのうち詳しい設定を活動報告に載せようかな? と思うぐらいには。
――実は『胡蝶の飛んでいく先』のIFで彼がいる時の展開を考えているのですが、見たい人いないよなぁ……

こんなところですかね。

最後になりましたが、自分の主義で感想への返信は必要だと思ったものにしかしないので、少し礼儀知らずだと思われているかも知れませんが、今までこの作品を読んでくださった読者の皆様に深くお礼を申し上げます。

今までこの作品を読んで下さり、どうもありがとうございました。
これからも、ほかの作品を投稿していこうと思いますので、お付き合いしていただけると幸いです。

では、また次の作品で会いましょう。


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