Abissale solitudine~海の底に消えた鍵~   作:紅 奈々

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ちなみに、ガンダムはSEEDから入りました。SEEDの連ザから。
ⅡPLUSが一番のお気に入りでしたね。何たってフレンドリーファイアができるから・・・・・・ではなく、キャラの選択肢が多いから!
カガリとかステラとかレイばっか選んで、そのくせMSはデストロイとかザク、Sインパルスばっか使ってましたw
PLUSモードも勿論しましたが、議長がとんでもねぇ救命ポッド男でアスランがめっさ反逆してくること、更にルナマリアがものっそいフレンドリーファイアをかましてくることしか覚えてませんw
ガナーに乗ったルナマリアの前に立つな、はホント教訓でした・・・・・・って、またカンケーない話を!?
すみません、話し出すと熱が冷めなくて←
SEED語れる人も語りましょ―!w


標的2

璃王の処置が終わると雲雀はシャマルから、璃王の容態を聞いていた。

 

 

「あれはどう見ても、素人から殴られたりした傷だ。彼奴に限って、無茶な依頼で怪我するのは10分の0,5くらいの確率だからな。

お前も知っての通り、彼奴は強い。その辺の同い年の女の比じゃねぇくらいにな」

 

 

シャマルの話を聞いて雲雀はマグカップに視線を落とした。

やっぱり、リオンは聞いた以上に酷い苛めを受けていたんだ。それでも、リオンは平静を装って、何でもないと強がって・・・・・・。

そんな事を考えた時、雲雀は初めて璃王を見た時に感じた「璃王を守りたい」と思った感情の答えが解った気がした。

そうだ、リオンは自分に似ているんだ。どんな状況だろうが他人を巻き込もうとせずに自分の中で自己解決する所。死にそうな状況でも何でもないように強がる所。伸ばされた他人の掌を払い落とす所。

璃王の性格を改めて考えると、好戦的な所以外は殆どが雲雀に似ていた。

だから、守りたいと思ってしまったのだ。まるで、自分を守ろうとしたかのように。

結局は守れなかったのだが。

 

 

「どうして、あんなに強いのだろう、リオンは?もしかしたら、僕よりも強いよ・・・・・・彼女は」

 

 

雲雀は思った事をそのまま素直に言った。自分よりも強い人間はあの男以外は居ない、と思っていた雲雀の口から自分よりも強い事を認める言葉が出てきたことにシャマルは驚いた。

リオンの強さは何処までも彼女を孤独にする。それを隠せば弱者だと思い込まれ、いたぶられる。

どちらにしろ、リオンに居場所はない。この現状で今まで、どんな思いでここに居たのだろうか。

リオンの事を解ってやれるのは僕自身だけだと、自惚れていたのかも知れない。実際には何も解ってやれなかったクセに。

雲雀は自嘲した。

 

 

「こいつの強さの秘密は、俺がよく知っているぞ」

 

 

窓から不意に低い男の声が聞こえて、窓に目を向ければボルサリーノを被った黒いスーツのスタイリッシュな男が窓枠に座って、エスプレッソを飲んでいた。

 

 

 

「本当かい?」

 

 

雲雀はスタイリッシュな男――リボーン――に問う。雲雀の問いに彼は頷いた。

 

 

「ああ。俺は五年間、こいつの家庭教師(カテキョー)をしていたからな。こいつに喧嘩売って生き残れる奴は居ない。

俺と後もう二人を除いてな」

 

 

雲雀はリボーンの話に驚く。

ちょっと自慢されたような気がするが、彼の話だと璃王と同等か、それ以上の実力者が彼を除いて二人居る事になる。

リオンより強い人間が、この世に存在するのだろうか?そんな事を雲雀は思った。

リボーンは話を続ける。

 

 

「こいつは、「悪魔の猫(ディアーヴォロ・ガット)」――ボンゴレに次ぐ巨大マフィア、ドーディチファミリーの元ボスであったヴァルフォア家前当主、雪華(せつか)・ヴァルフォアの一人娘であり、次期ドーディチファミリーボスとヴァルフォア家次期当主である忌まわしき呪われ子……忌み子だ」

 

 

彼の話に雲雀は妙に璃王が強い理由に納得した。

リオンは一般人じゃなくて、マフィアの人間――――それも、ボス候補だったんだ。だから、その辺の人間よりも強い筈だよ。

雲雀は改めて、自分は璃王の事を何も知らないのだと思い知らされた。

そんな事を璃王は雲雀に話していなかったのだ。

 

 

「獄寺、そこに居る事は解ってんだ。

ダメツナと山本も居んだろ。入ってこい」

 

 

リボーンが扉に目をやりながら言うと、戸が開いて沢田達が入ってきた。

保健室に入ってくるなり、獄寺が口を開く。

 

 

「リボーンさん。その話、本当っスか?」

 

 

「本当だぞ」

 

 

獄寺の質問にリボーンは頷く。彼らは信じられない、と表情で訴えていた。

リボーンはそんな三人を睨んで、続ける。

 

 

「話の続きをするが、リオンの精神は崩壊して呪いが進行してんだ。

このまま、てめぇらのやってる苛めが続けば呪いに負け、取り返しのつかねぇ事」

 

 

「おい」

 

 

リボーンの話は、不意に聞こえた低い声に遮られた。声のした方を向くと、ベッドから起き上がって彼を睨む璃王の姿があった。

眼帯はしておらず、右目は前髪で隠れていて殺気の籠もった藍色の左目がリボーンを射貫いている。

 

 

CHAOS(カオス)。久し振りだな、俺の本妻」

 

 

そんな璃王の殺気をリボーンは気にした様子もなく、璃王に軽口を叩く。

璃王はリボーンの言葉に不快そうに眉を潜めた。

 

 

「誰がお前の本妻だ。このロリコンめ。

・・・・・・それより、勝手にオレの事喋るな。プライバシー保護法違反だぞ」

 

 

心底嫌そうに璃王はリボーンを睨んで、訴える。

それでもリボーンは気にしていない様子だ。

ふと、彼とリオンの間にどんな関係があったのか、何故か雲雀はそんな事が凄く気になった。

ただの家庭教師(カテキョー)と生徒のようには思えない。もっと、そんな他人みたいじゃなくて、そう、兄妹とかそう言うモノに近いと感じる。

 

 

「リオンと俺の関係か?そりゃ、一言じゃ言えないような、濃い・・・・・・」

 

 

「ただの家庭教師(カテキョー)と教え子だ。日本に来る前、帝王学と戦術のイロハを教わった。

リボーン、恭に変な事を言うな。信じるだろうが」

 

 

リボーンの言葉を遮って、璃王が説明する。後半は、彼に向けた言葉だ。

雲雀はリボーンの言葉に不快感を感じたが、璃王が遮ったので訊かなかったことにして、自分が思った様な関係じゃなくて良かった、と、何故か安堵して、胸を撫で下ろす。

 

 

「まぁ、んな事はどうでも良くてだな。

オレの話はするな。

誰にも関係無いことだし、こいつらに話したって、仕方ねぇ事だろうが。たとえ、こいつらが同盟ファミリーの次期ボスとその守護者だとしてもな」

 

 

璃王は殺気立った目で沢田、獄寺、山本を順番に睨む。殺気立った、と言っても、今すぐに殺すとかの類いじゃなく、ただ、静かに殺気を浸透させる様な感じだ。

その殺気に雲雀はゾクリ、と背筋に何かが這うような感覚を感じた。()り合ってみたい、と闘争心が擽られる。

今なら本気で璃王と戦えそうな気がした。が、雲雀はそんな思考を振り払う。リオンは守りたい人間だ。戦ってどうする。

沢田と山本は額に脂汗を滲ませて、まるで蛇に睨まれた蛙のような顔で璃王を見た。

 

 

「しかも、幾ら同盟ファミリーと言えど、オレ個人的に奴等を敵だと見ている。

何が最強のボンゴレだ。群れて虚像を信じて、弱者に跪く様なファミリーの守護者にオレの大切な王子が居るなど考えたくないっつーのに、オレの事なんか話せるか」

 

 

「んだと、てめぇ!ボンゴレの侮辱は許さねぇ!」

 

 

「ご、獄寺君!」

 

 

璃王の言葉に獄寺が璃王に掴み掛かる勢いで声を荒げるのを、沢田が宥めた。

納得のいかなかったらしい獄寺は沢田に抗議する。

 

 

「しかし!」

 

 

「落ち着いて、獄寺君。さっき、話し合ったでしょ?

あのヒバリさんが神谷を庇ったんだ。何か理由が絶対ある筈だよ。

それに、今の言葉・・・・・・話を全部聞くまでは、テコでもここを動けないよ」

 

 

「ぐ・・・・・・十代目がそう仰るなら・・・・・・」

 

 

沢田の言葉に渋々、獄寺は引き下がる。

沢田の言葉を聞いていた璃王は溜息を吐いた。

 

 

「貴様らに話す事は何もない。保坂理絵奈がオレに苛められている、貴様らにはその情報だけで充分だろ。

それで今更、何を話す事がある?それを話して、貴様らと仲良く手を取れと?無理だな」

 

 

「まぁ、そう言ってやるなよ、リオン」

 

 

璃王の言葉の後に、不意にこの場に居ない人間の声が聞こえた。

その声に誰よりも早く、璃王が反応した。

 

 

「その声は!」

雲雀とマーモン、どっちが好き?

  • 雲雀
  • マーモン
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