深海開発用改造人間カイゾーグが艦娘達の先生をする事になりました。   作:みっちみちり

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初めましてです。
連載にしてもいいかなぁと思い連載していこうと思います。もし良ければ感想にて色々と書いて欲しいです。


プロローグ 先…生?

ある世界に1人の少年がいた。

 

 

彼は悪の組織の手により改造人間へと改造され人間であることを捨てざるをえなかった。

 

 

その代わりに彼は手に入れた。

 

 

 

人々を護る力を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共に戦う仲間を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仮面ライダー」の名を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都内の一角にそびえ立つ巨大なビル。そこはD&P(DEVELOPMENT & PIONEER)と呼ばれる巨大な投資会社のオフィスビルである。だが数年前までは

ファンガイアが世界を支配するため、その研究や、人類がファンガイア以上の存在をつくる事を妨害するため、その技術の買収などを行ないつつ、開発者を暗殺しており、重役や社員はほぼすべてファンガイアによって構成されているという裏の顔も持っていた。

 

しかし今は人間とファンガイアが共存していく為にファンガイアの食料である人間のライフエナジーに変わる新たな食料の開発などに取り組んでいる。

 

更に政府とも連携を取り人間に危害を加えようとするファンガイアの捕獲、場合によっては抹殺などの仕事もしている。

 

そもそもファンガイアとは普段は人間の姿をしており、人間の生命エネルギー「ライフエナジー」を食料として生きる種族である。

 

空中に2本の巨大な牙のような物体「吸命牙」を召喚し、それを人間の首に突き刺すことによってライフエナジーを一気に吸収し、襲われた人間の体は命の色が失われ、ガラスのような無色透明の「モノ」と化し、最終的に砕け散る。

 

怪人態になる時、もしくは上記のライフエナジー捕食の際には、下顎にステンドグラス状の模様が浮かぶなどの特徴がある。

 

先程述べたように今ではライフエナジーに変わる新たな食料も開発されており人間が襲われるケースも都市部では少なくはなったが地方ではまだまだ多くのファンガイアが生息しており人間の兵器では倒すことのできないファンガイアと戦える戦士がいる「素晴らしき青空の会」と「D&P」を政府も頼らざるをえない状況である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってそんな事俺が知らないわけないじゃないですか。大牙さん」

 

少し呆れたような顔をしながら目の前で説明をしていた 「緋茜 大牙(ひせん たいが)」に向かい話す「速水 紺乃(はやみず こんの)

 

「一応だよ、一応。まぁお前に手伝ってもらい初めてもうすぐ2年も経つのか。お前には助けてもらいっぱなしだな」

 

懐かしそうに目を細める大牙。今2人がいる場所はD&Pの社長室である。大牙はファンガイアのキング()として社長業も兼任しており、大牙とその弟の活躍によりファンガイアと人間が共存する為にこの会社も生まれ変わったのである。

 

「で、どうして俺は今日呼ばれたんですか?まさかまた地方に行くんですか?」

 

紺乃はつい顔をしかめてしまった。紺乃は人間に危害を加えるファンガイアの捕獲数が会社や「素晴らしき青空の会」のメンバーを含めてもダントツでトップでありよく地方に捕獲の為に出かけていた。

 

「う〜ん。今回はちょっと違うというかファンガイア絡みなんだけど間接的かもしれないというか…」

 

珍しく大牙にしては歯切れの悪い返事が返ってきた。大抵こんな時には厄介な事が待っていて、それは()()にはできない事だと紺乃は知っている。

 

「はぁ…詳しい事は後で聞くので先ずはどこに行けばいいのか教えてください」

 

こうゆう時には素直に受け入れるしかないので肝心の場所を大牙から聞いた。

 

「….場所は横須賀鎮守府だ」

 

大牙の口から出た言葉に紺乃の頭の中では()()()の事がよぎっていた。

 

 

 

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(何で…何で俺なんかを庇って…)

 

陸から数10km離れた太平洋沖。現在そこでは2つの勢力がぶつかり合い辺りは砲弾や戦闘機が飛び交い戦いの最中であった。

 

そんな中紺乃も戦っており少しの油断から生まれた隙を突かれ空からの爆撃に気付けずにいたところを1人の少女が盾となり紺乃の事を護った。

 

紺乃が話しかけた相手は紺乃の腕の中でその命の終わりを迎えようとしていた。その相手はまだ年端もいかない少女であり弓道の袴を着ており袴は血で真っ赤に染まっており、そして彼女を支える紺乃の銀に赤のラインが1つ入った腕も彼女の血で染まっていた。

 

(私ね…貴方が…助けに来てくれて…嬉しかった…でも…貴方がとても…悲しそうに見えたの…)

 

(もう喋らなくていい…)

 

紺乃が優しく止めようとするがそれでも彼女は残り少ない命を振り絞るように話す。

 

(だから私…貴方を助けたくて…)

 

(でも、君が死んだら俺は…俺はどう償えばいい)

 

紺乃の赤い瞳から流れ落ちた涙が彼女の顔にかかる。

 

(ならば…お願いがあるの…私の…大切な仲間を…友…達を…)

 

そこまで言うと彼女は目をゆっくりと閉じ始める。

 

(おい、おい!死ぬな!)

 

最後に彼女の口が微かに動いた。彼女の口から声が出る事が無かったがはっきりと紺乃には分かった。

 

助けて…と

 

 

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「…んの…紺乃!」

 

「うわっ!…ってすみません。つい」

 

大牙に恐らく何度も名前を呼ばれていたのだろう。

 

「お前が海にいい思い出がないのは俺も分かっている。それがお前の旅を止めてしまっている事もな。この件は他の誰かに回してお前はお前の旅を続けてもいいんだぞ?こんなに長い間同じ世界にいた事ないんだろ?」

 

大牙に痛いところを突かれ少し考える紺乃。すると紺乃は口を開き

 

「鎮守府という事はやはり艦娘絡みですよね」

 

「あぁそうだ。今回の件は表向きには新米艦娘達への戦術や人間達のマナーや暮らしについて教える教師になっているが、実際の所最近ファンガイアが艦娘を狙っているという情報が入るようになり今日本で1番の最前線である横須賀鎮守府に在籍している艦娘達の護衛が本当の目的だ」

 

「大方政府が絡んでいるって訳ですね。『素晴らしき青空の会』の名護さんのところに行ってもおかしくないのに政府の上層部なら俺の正体を知っているからわざわざこっちによこしたんでしょう」

 

「だろうな。いわばお前はこの世界の突然変異種(イレギュラー)だからな」

 

大牙もこの件に関しては相当悩んだようだ。よく顔を見たら疲れているように見えた。

 

「まぁ仕方ないですし受けますよ。俺がまた走り出す為のキッカケになるかも知れませんし」

 

そう言いながら机の上の書類をパラパラとめくる。

 

「すまない…。こちらも出来る限りの支援はさせてもらう」

 

大牙がそう言うと紺乃は立ち上がり、

 

「じゃあ早速1ついいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりだな…海に来たのは…」

 

紺乃は東京湾の沖の方まで彼の専用バイクのクルーザーに乗り来ていた。

 

「あの時の約束…もう直ぐ果たすチャンスが来るんだ。だから…見ていてくれ。俺の…変身を…」

 

そう言うと紺乃は持ってきていたピンク色のゼラニウムの花を海に向かって投げ、新しい旅へと向かう為にクルーザーで走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピンクのゼラニウムの花言葉は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決心・決意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

速水紺乃は改造人間である。

彼は人々の笑顔の為に、

そして1人の艦娘との約束を果たす為に

仮面ライダーXとして戦うのである。

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