僕はマイラの村へと到着し、メルキド出身の村人から笛で眠るモンスターの話を聞いた。
そして何故か僕は村の温泉近くで、妙な笛を拾った……タイミングが良いと言うか何と言うか。
結局、所有者が名乗り出なかった為、そのまま笛は僕のものになったけど……いいのかな?
まぁ、これから色々な街に行くから、行く先々で持ち主を探すことにしよう。
僕は強力なモンスターが居る南部地方のリムルダールに行く前にマイラの村に寄っていた。
旅の中継地点としては、やや回り道になるけど、装備を整えたりする必要もあるしね。
リムルダールには魔法の鍵がある。
行く先々で魔法で閉じられた扉をいくつか見かけた。そこに入る必要が出てきたためだ。
僕は雨のほこらで一人の賢者に出会った。ロトの石版に記された賢者の一人だ。
しかし僕自身の力を試す為と言って、ガライの墓で銀の竪琴を取って来いとムチャを言われた。
ガライの墓には魔法の鍵が無ければ入れない……そしてその魔法の鍵がリムルダールに売っている。
アレフガルドは北部のモンスターは下~中クラスが占め、南部には中~上クラスが占める。
つまりアレフガルド南部にいくと言う事は、強力なモンスターとの戦闘が避けられないと言う事。
今までは北部で地道に頑張ってきたけど……これからは南部のモンスターとも戦う事になる。
まずは装備も体調も整えて、リムルダールへの道のりには万全の体勢で挑むつもりだ。
そして僕は万全の体勢を整え、洞窟を抜けてリムルダールへと向かった。
ギィン!
咄嗟に構えた斧が、襲ってきたキメラのくちばしを弾いた。
「クエェェェェェッ!!!」
甲高い鳴き声を発して体勢を立て直し、空中を飛んで僕の頭の上から、攻めるタイミングを計る。
僕が空を飛べない事を知っているのか、攻撃が届かないような高さから僕を威嚇する。
急降下して攻撃、そして間髪入れずに急上昇……キメラの攻撃をなんとか凌ぐ。
「くそっ!」
僕は斧を地面に突き立てて手を放し、キメラを見据えながら意識を集中する。
「ギラッ!」
僕の右手から閃熱が走り、空で油断していたキメラに直撃する。
「グッェェェェ!!!」
呪文をまともに受け、悲鳴を上げてキメラは空から落ちてきた。
「今だっ!」
地面に突き立った斧を抜き、両手でシッカリと持ちながら倒れたキメラへと駆け出し、大きく振りかぶって胴からナナメに斬り倒した。
「ふぅ……さすがに南のモンスターは強いなぁ」
たかだか一戦だけで、かなり苦戦を強いられた。先ほど倒したリカントで薬草もだいぶ使った。
しかしリムルダールは、この山をぐるっと回ったところにある……ああ、直線で行ければ楽なのに、この山が邪魔だ。
魔法力も心もとなくなってきたし、こりゃ急がないとマズいぞ。