機動戦士ガンダムー刻に翻弄された少年ー   作:ねりさん

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遅くなりました!
リアルが忙しく書く時間がありませんでした(´・ω・`)
頭のなかには、ストーリーは出来ているのですが……
既に1話に評価を付けていただいているので、とても嬉しいです
不定期ではありますが、頑張って更新していきたいと思います。


episode2「終戦」

ージオン残存軍に次ぐー

ーたった今を持って貴官等の本国の無条件降伏を確認したー

ーもう戦う必要はない。速やかに投降せよー

 

耳を疑う言葉。

本国が無条件降伏?

自分たちがこれまで戦ってきたのは、スペースノイドの自治権を勝ち取るためだ……

死んでいった兵は……友人は何のために死んだんだ。

 

「……」

思わず唇を噛む。

 

その時、視界に味方のグワジンが見えた。

!……まだ助かる。

急ぎコックピットに戻り、救難信号を発信する。

 

しばらくすると、ゲルググが1機こちらに向かってくるのが見えた。

酸素が少なくなるアラートが聞こえたが、そんなことは関係ない。ただ助かる、それだけ。

そこで、意識は途絶えた。

 

 

目が覚めたら医務室のような部屋。

ア・バオア・クーではない。あそこはもうジオンのものではないのだから。

 

「目が覚めたか?」

 

若い男の声。

 

「…ここは?」

 

「ここはグワジンの医務室だ。アクシズに向かう途中、救難信号をキャッチしたのでね。」

「そこへ駆けつけてみると、赤いゲルググと君がいたということだ。」

 

「!……申し遅れまし……た。エア・トリグラ……フ少尉です。」

 

この人を見たことがある。

どうして気付かなかったのだろう。

 

「まだ寝ていろ、体に障るぞ。紹介はその後でいい。」

 

やっぱりそうだ。

この人は、

 

「あの……お名前は……」

 

「私は、シャア・アズナブル大佐。赤い彗星と呼ばれたこともある男だ。」

 

シャア……アズナブル……

 

「今は……どこに……向かっているのでしょうか?」

 

「アクシズだ。アステロイドベルトに向かっている。」

 

「戦争は…………ジオンは……負けたのでしょうか」

 

あの放送は聞き間違いかもしれない。

まだ負けてない、その気持ちが自分の心のなかで激しく渦巻いていた。……が

 

「ジオンは負けたよ。残念ながら、な」

 

その希望は無慈悲にも打ち砕かれた。

 

「そうですか……ありがとうございます……」

 

涙が止まらない。戦争が終わった嬉しさもあるが、それ以上に死んでいった仲間の無念を考えると涙が止まらなかった。

心底連邦が憎い、自分から仲間の命を奪っていった連邦が。

 

「では私はいくよ、他にも仕事があるのでな。」

 

大佐が医務室を出ていこうとする。

 

「本当に……ありがとうございました」

 

覚束無いながらも、敬礼をする。

大佐も軽く敬礼をし、医務室を出ていった。

 

一人になり、頭のなかに自分と同い年くらいの女の子の姿が浮かぶ。

自分の前に出撃した女の子、想いを寄せていた子。

出撃した後、彼女がどうなったのかわからない。

おそらく……

 

「……ジークジオン」

 

この瞬間、俺は連邦への復讐を誓った。

 




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