機動戦士ガンダムー刻に翻弄された少年ー   作:ねりさん

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今は調子が良くガンガン書けているので、書き終えたら出来るだけ早く上げていきたいと思います!



epsode3「地球圏へ」

小惑星アクシズ

それは火星と木星の間にある採掘基地である。

一年戦争終結後、ジオン軍残党が多く落ち延びてきた基地の一つである。

もちろん自分もその一人。

0081年3月にアクシズに到着したが、ここで思いもよらぬことを告げられた。

 

「トリグラフ少尉はいるか」

 

「はっ」

レクリエーションルームで休んでいるところシャア大佐に呼ばれたため、すぐさま反応する。

なんだろう、特に任務なんかは無かったはずだけど。

 

「アクシズについてすぐで申し訳ないが、トリグラフ少尉には地球圏に偵察に行ってもらいたい。」

 

すぐには言われた意味が理解できなかった。

地球圏に偵察?MSや船はどうする?

色々な考えが巡り混乱していると、続いてシャア大佐から言葉が続いた。

 

「不安に思う必要はない、私も時期に地球圏に向かう」

「さきほど掴んだ情報なのだが、地球圏でデラーズの一派が連邦に対して何か大きな作戦を企てているようだ。」

 

「大きな作戦・・・でありますか?」

今更何をやるというのだろう。

地球圏の残党に満足な戦力なんか残っていないだろうに・・・

 

「あぁ、その作戦の内容を確かめつつバックアップも兼ねて偵察に行ってもらいたいのだ。」

「足はザンジバル一隻と君の乗っていたゲルググJ、カスタムしたゲルググ3機をつける。」

 

ゲルググが3機?ということは小隊単位での偵察か?

「小隊単位での偵察でありますか?となると隊長は誰になるのでしょうか」

 

「隊長は君だよ、トリグラフ少尉」

 

「・・・え?」

隊長?自分が?

「自分が、でありますか?」

 

シャア大佐は不敵な笑みを浮かべながら、

「そうだ、貴官はア・バオア・クーでガンダムと交戦したそうだな。話は聞いている。」

「そして、生きて帰還した。それだけで他の兵士の士気も上がるというものだ」

 

なるほど、プロパガンダも兼ねてるのか。

「これが隊員の名簿だ、きちんと目を通しておけ」

 

シャア大佐から渡された名簿。

ここに隊員の詳細が書かれているようだ。

 

「貴官の成果に期待する」

大佐の敬礼に、すぐさま敬礼を返す。

 

「了解しました。エア・トリグラフ少尉地球圏偵察に向けて任務を開始します!」

この時はまだ自覚はなかった。

自分の中に渦巻く黒い感情に・・・。

 

大佐がレクリエーションルームから退出しようとしたようだが、何かを思い出したようにこちらに振り返った。

「そうだ、トリグラフ君。言い忘れていたが、君は本日付で中尉に任官されることになった」

 

突然の任官宣告。

当然と言えば当然だ。これから地球圏偵察任務がプロパガンダを兼ねているなら、その隊長が、昇格したとなれば更なる士気向上につながるからだ。

 

「はっ!謹んでお受けいたします。」

これからは自分の命だけではなく、隊員の命も考えなければならない。

その重圧がこれから自分に圧し掛かっていくと思うと・・・

いや、今は考えないようにしよう。

 

「ではな。」

そういうと、大佐はレクリエーションルームから出ていった。

 

「ふぅ・・・」

やはり上官がいると緊張するものだ。

これからは、自分がその上官になるのだが。

 

小隊長になったからには、もちろん小隊員と顔を合わせておかなければならない。

受け取った書類には、「1800 第二作戦室 第12小隊集合」と書かれていた。

 

「今の時間は・・・1745か」

悪くない時間帯だな。

初回から遅れるのも印象が悪いので、ここは隊長らしく作戦室に向かうことにする。

 

「にしても、アクシズ広いなぁ。どれくらい広いんだろう」

 

小惑星をくりぬいて作られたアクシズ。居住区画と軍事区画に分かれているそうだ。

その軍事区画の広さが半端ではない。あまり詳しくない人間がであれば、迷ってしまいそうだ。

 

そうこう考えているうちに、第二作戦室に付いた。

壁の向こうには、これから仲間になる人間がいる。そう思うと緊張してくる。

 

「よしっ」

何事も第一印象が大切だ。舐められないように、且つ小隊長として信頼されるような印象を持ってもらわなければ。

そう気を引き締めて、私は部屋のドアを開けた。




今回も感想・指摘よろしくお願いします( ˘ω˘)
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