まったくアイデアが浮かばなかった……
大分文が稚拙ですが、それでも!という方はどうぞ!
episode5「再会」
ーザンジバルブリッジー
「揃ったな?」
目の前には、部下である3人が整列している。
「これより我が隊は、偵察および残党軍との共同作戦のため地球圏に向かう!」
「はっ!」
隊員が敬礼をする。
不安はあるが、隊長として隊員に知られるわけにはいかない。
俺は敬礼を返した後、ブリッジのモニターに向き直り映っている上官と最後なるかもしれない言葉を交わした。
「では大佐、これよりトリグラフ中尉任務に向かいます」
シャア大佐には世話になった。その礼は、この任務を成功させることで返すことができる。
だが偵察任務とはいえ、緊張はするものだ。最悪交戦になる可能性もはらんでいる、だとすれば……
そう考えていると、シャア大佐が言葉を発した。
「どうした中尉?声が震えているぞ」
「え……」
気付かないうちに、声に感情が現れていたようだ。
「余り気負う必要はない。君なら出来るさ」
たったその一言だったが、心が軽くなった気がする。
もう迷わない、自分は隊長になったのだ。
もう1年戦争の時とは違う。
「では、行って参ります!」
シャア大佐に礼をし直す。
「勝利の栄光を君に!」
それを最後に通信が切れた。
一呼吸置いて、最初の号令を出す。
「第12小隊、地球圏偵察任務のため発進する!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうアクシズは見えなくなった。
今は、隊員達はそれぞれの個室で休息を取っている。
自分は隊長なので、他の隊員とは違い面倒な仕事が沢山あるのだ。
今現在も、倉庫で物資を整理しているところだ。
「はぁ……つら」
思わず素の感情が出てしまう。
残り資源とMSの整備状況の把握、艦内の乗組員の体調管理状況の把握。
上げただけでもまだこんなにも仕事がある。
隊員達に手伝ってもらえばいいのだろうが、イマイチまだ距離感が掴めないので頼みにくい。
「あ、あのぅ……」
ふと背後で聞こえた。
「!?」
誰もいないだろうと思っていたところに突然聞こえたものだから、びっくりした。
「誰か」
びっくりしたのを悟られないように、出来るだけ平静を装って問う。
「失礼いたしました、レイガン少尉であります。隊長が色々お仕事をなさっておられるので、その手伝いが出来ればと思いまして。」
そこには軍服を着たレイガン少尉が立っていた。
レイガン少尉か。
軍服ということは、休息は取っていないのか?
「少尉、部屋で休んでていいんだぞ?」
一応彼女を気遣っておく、これも隊長の仕事だからな。
「それはそうなのですが……その……」
何か言いづらそうに口ごもっている。
言いづらいことでもあるのだろうか……?
「落ち着かなかったので、艦内を探険というか探索してまして……」
と、彼女は少し顔を赤らめながら話した。
探索って……
1年戦争を経験してない彼女は、ザンジバル級に乗ったことがないのだろう。艦内を知ることは良いことではあるが……
「今は休息を取っておけ、それもパイロットの仕事だ。」
「はっ、申し訳ありませんでした。では、自室で休息を取らせていただきます。」
そういって、彼女は自室に向かおうとした。向かったのは反対方向なのだが。
「少尉」
急いで呼び止める。
流石に見過ごせはしない。
「はい?なんですか?」
何も知らないような純粋な顔で振り向く。
「部屋は反対だ……」
「え?あ、申し訳ありません///」
顔を再び赤らめて部屋に戻っていった。
そそっかしい人だ、実戦で影響が出なければいいが。
「MSの整備状況で仕事はひとまず終わりか。」
これをこなして、自分も自室に戻るとしよう。
ずっと働きづめで疲れたし休みたい……
ーMS格納庫ー
「整備状況はどうか」
近くにいたメカニックに声を掛ける。
「整備はほぼ完了しています、ゲルググは1機余っていましたのでスペアとして使用することになりました。」
そう話すメカニック。
どこかで見たことあるな……どこだっただろう。
そう考えていると、
「あの失礼ですが、トリグラフ中尉でおられますか?ア・バオア・クーで中尉のゲルググJの整備をしていましたリオ・マリーニ軍曹であります。」
その言葉で思いだした。
最後の出撃の時に言葉を交わした整備兵だ。
「生きていたんですね!マリーニ軍曹」
当時の記憶が蘇ってくる。
当時の様々な事が頭に浮かんでくる、思い出したくないことも思い出してしまったのだが。
「あの後、味方のザクに引かれて脱出出来て、その後友軍艦に拾われてアクシズに辿り着けたという訳なんです。」
そんなことがあったのか。
大変だったんだなぁと思っていると、マリーニ軍曹が続けて口を開いた。
「と、少し話が過ぎましたね。ゲルググ全てのメンテナンスは終了しています。が、ゲルググJのビームマシンガンは調達出来ませんでしたので、ゲルググのビームライフルを装備させておきました。」
残党だからな……仕方のないことか。
今のジオンにそこまで余裕のないことはわかっている。
だが、その中で我々は目的を果たさなければならない。
スペースノイドの自治権確立の為に……!
「その他の装備は全て揃っています。戦果を期待しています。」
マリーニ軍曹の敬礼にすかさず返す。
「あぁ、ありがとう軍曹。」
MSの状況の確認も出来たので、格納庫を出る。
そこからの記憶は余りない。
疲れからかそのまま自室に着いて寝てしまったようだ。
ゆったりと気持ち良くなっていく意識のなかで、一つの疑問が頭をよぎった。
なぜ1年戦争を経験していないレイガン少尉は、他の隊員より階級が上で配属されたのだろう……と
感想・評価お待ちしております!
※コメント付きだと尚喜びます