若干文が纏まってるような纏まってないような感じなので、意味不明な点や誤字脱字があれば感想がてら指摘お願いします(`・ω・´)ゞ
今回は題名どうり主人公の過去に触れていきます。
「もうすぐ地球圏ですね。」
そう最初に口を開いたのはエイデン曹長。
既にアクシズを出てずいぶんと経った。
宇宙にいると時間の感覚がおかしくなってくる。
「そうだな、そのうち連邦の連中と出くわすかもしれないからいつでも出られるようにしておけよ?」
そろそろ連邦には警戒しとかないとな。
デラーズフリートと合流する前に連邦との戦闘は出来るだけ避けたいからな。
「そういえばカーソン軍曹は?」
彼だけブリッジに見当たらない。
どこに行ったのだろうか、仕事が終わり次第ブリッジに来るように言っといたはずだが。
「あ、それなら・・・」
と、おもむろにレイガン少尉が口を開く。
「カーソン軍曹なら重力ブロックでトレーニング中です。本人曰く「ずっと無重力で生活してたら体が訛っちまう」だそうです。」
アイツ・・・ブリッジに来るように言われてるの忘れてやがるな・・・。
「呼び戻しますか?」
まぁ、あまり大事なことじゃないしな・・・。
「いや、呼び出す必要ない。君らには先に話しておこうか。カーソン軍曹には後から伝えておいてくれ。あと次は無いとも伝えておけ」
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「今のジオンにはあまり余裕がない。それは知ってるな?」
カーソン軍曹抜きで話を始める。
「そうですね。一年戦争後はどこの残党軍も物資が不足しているとか。あんな負け方をすれば仕方のないことだとは思いますが・・・」
流石一年戦争を経験しているエイデン曹長。
話を補足してくれるのはありがたい。
「エイデン曹長の言う通りだ。我々がいたアクシズは、他の残党軍に比べたら物資に関してはまだマシな方だ。だが、苦しいのには変わりがない。だから極力物資の消費は控えていきたい。」
食料は問題ない、問題なのは戦闘周りの物資だ。
特にビーム兵器は貴重だ。ライフルは少ないし、ビームを充填する機械だってこの艦に載せているのが最後だ。故障しても修理できる部品はない。
「ということは、出来るだけ戦闘は避けたいというわけですね?」
とレイガン少尉。
「そうだ、理解が速くて助かる。だから敵さんとは出来るだけ接触は避け、デラーズフリートと合流する。」
デラーズフリートが決起する日時に近づいている。
無駄な時間を節約したいという思いもある。
「「了解(しました)」」
各々が返事を返す。
と、隊員だけじゃなくて艦内のクルーにも伝えておかないと。
「オペレーター、艦内放送に繋げてくれ。」
オペレーターに艦内放送の準備を頼む。
「繋がりました!」
「あーあー、艦内のクルー全員聞いて欲しい。もうすぐデラーズフリートとの合流が近づいている。よって、出来る限り物資は節約したい。連邦との戦闘は避けていく。繰り返す、合流の日時が近づいているため、無駄な戦闘は避け物資は節約する。以上放送終わり。」
と、放送を終える。
放送が終わったタイミングでブリッジのドアが開いた。
「隊長!」
息を切らした筋肉質な男が入ってきた。
さっきまでいなかったカーソン軍曹だった。
やっと来たか・・・
「隊長!」
突然ブリッジのドアが開いた。
カーソン軍曹だ。
「なぜ戦闘を避けるんですか!」
「放送の通りだ。合流まで極力戦闘を避ける。物資も無駄遣いするわけにはいかんからな。」
デラーズに届ける物資を、ここで消費してしまったら本末転倒だ。
だが、カーソン軍曹の言いたいこともわかる。これまで散々やられてきた相手に、仕返しをしたいというのは誰でも抱く感情だ。自分にもその感情はある。
カーソン軍曹は納得できないようでまだ食って掛かろうとする。
「ですが、連邦は徹底的に「くどいぞ」・・・・失礼しました。申し訳ありません、言葉が過ぎました。」
「軍曹のいいたいことはわかる。だがな、俺たちはアクシズの代表として支援に行くんだ。その代表が勝手な真似をすると残党全体の士気にかかわる。わかってくれ。」
本当は自分が真っ先に連邦に一矢報いたいんだと言いそうになったが、急いで口を紡ぐ。
少しブリッジの空気が悪くなってしまったな・・・。
「少し話をしよう。」
あまり言いたくはないのだが、こいつらなら大丈夫だろう。
小隊員にも自分のことを知っておいてほしいからな。
「話・・・でありますか?」
フィーニクス曹長が口を開いた。
「俺が一年戦争時にフラナガン機関にいたのは知ってるな?」
俺はすべてを話そうと思った。
フラナガン機関での思い出話、忌々しい記憶、甘酸っぱい記憶も包み隠さず。
「はい、キシリア閣下が設立されたニュータイプ研究機関・・・ですよね。」
流石フィーニクス曹長だ。
よく知っている。
「そうだ、その機関にいた時の話なんだが・・・」
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それはジオンがジャブロー攻略に失敗して間もないころ。
機関で毎日研究者たちの実験に付き合わされていた俺。
退屈な日々、変わり映えのしない毎日。
今日も研究者たちの実験に付き合わされると思っていたが、なんだか雰囲気が違っていた。
「今日は君たちに仲間が増える。」
仲間?可哀想に。自分と同じように、研究者たちのおもちゃにされる奴が増えたのか。
どんな奴かと思っていたら、予想の遥か斜め上の結果だった。
「アルケード・エイティスです。よろしくお願いします!」
桔梗色の髪をした少女だった。
珍しい訳でもなんでもないのだが、機関にいる人間と明るさが全く違うのだ。
機関に連れてこられたはずなのに、どうしてこんなにも明るくいられるのだろうか、俺は不思議で仕方なかった。
最初は気にも留めていなかったが、いつの間にか彼女のほうから話してくるようになっていた。
「今日は何したの?」
「今日一緒にご飯食べない?」
「今日の自由時間どこに行く?」
すぐには気にしていなかったのだが、段々と話すようになっていった。
「今日は何するの?」
今日も変わらず彼女が話しかけてくる。なぜこんなにもいつも明るく振舞えるのだろう。
「今日か?今日はMSの操縦、それと脳波の測定。」
正直羨ましいとも思う。誰にでも明るくふるまえるのは自分にはない才能だ。
そうこう考えていたら、急に彼女の表情が気がした。
「今日時間ある?」
どうしたんだろう、急にそんなこと聞いて。
いつもなら要件を先に言うのに。
「あるけど、どうしたの?」
先ほどからエイティスの表情は固い。
「ちょっと話があるから・・・」
「ここじゃダメなの、他に人がいるから。」
深刻な話なのかな。なんの話なんだろう。
「わかった、じゃあ測定のあとまたこの部屋でね。」
まあ話の内容は聞いたらわかるだろう。
「うん、じゃあまた」
そういって彼女は部屋を出ていった。
いつも明るい彼女が、あのように顔を曇らせていたのは初めて見た。
・・・・・・
指定の時間15分前。
遅れるのはアレなので、早めに部屋に来ている。
自分がついて間もないうちに、エイティスが部屋に入ってきた。
「待った?」
「いんや、全然。」
前に本で読んだカップルのような他愛のない会話を交わしつつ、エイティスの表情を伺う。
「で、話って何?」
一番気になっていたことをストレートに聞く。
「あぁ・・・あのね、私部隊に配属されることになったの」
頭が追いつかない・・・配属?なぜこんなにも急に?
「え・・・まだ配属は先のはずじゃ」
そう、まだ先のはずだ。
同じタイミングで配属されるはずだったのに。
「戦況があまり良くないらしくて、配属が早まったらしいの。仕方ないよね、ジオンの為だもん。」
必死に笑って見せるエイティス。
辛いだろうに、不安にさせないように明るくふるまっているんだろう。
「エイティス・・・俺・・・」
「あ、私出撃の準備しなきゃ。出発は明朝だから、絶対見送りきてよね!」
そういって彼女は準備に向かった。
エイティスが出て行ってからも、ずっと自分の中のモヤモヤが取れないでいた。
なぜ優しい言葉をかけてやれなかったのかと。
「なんで優しい言葉の一つもかけてやれないんだ俺は・・・」
そうして、夜が更けていく。
ソロモン陥落の2週間前のことである。
私は伏線はすべて回収する主義なので、撒いた伏線はすべて回収します。
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