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ありがとうございましす!
あれからずっと修行中は木場と戦って過ごしてきた。
勝率は五分五分といったところだった。
そして訓練が終わって傷だらけになったところをアーシアが必死に治しているのを見て、一人ホッコリしていた。
やっぱり、健気に頑張る子はいいねぇ。
見てて心が温かくなる。
ハッ!?
決してロリコンなんかじゃないぞ!
アレだからな!
自分の子が頑張ってるなぁって感じる親の心境と同じだからな!!
決してロリコンじゃない!!
木場とは最初は木刀だけでやっていたが、途中で折れてしまうため、結局最後は斬魄刀を使っていた。
木場も『魔剣創造(ソード・バース)』という神器を使って戦っていた。
魔剣創造はその名の通り、魔剣を創り出すというものらしい。
一体何もない空間からどうやって出しているのだろうか気になるが、それが木場の神器の能力だそうだ。
正直、それめっちゃチートじゃね?
だって氷の魔剣とか火の魔剣だとかをめっちゃ出してくるんだよ?
試しに魔剣を握らせてもらったが魔力を込めないと意味がないらしい。
まぁ、一見チートに見えるこの能力だが、ちゃんと弱点みたいなものがあるらしい。
弱点なのかよく分からないが、この能力で作られる魔剣は本家の魔剣よりも大分質が劣るらしい。
そこまで強いのならマジで本家の魔剣を見てみたいものだ。
あれだろ?
魔剣て言ったら魔剣グラムとかレーヴァテインとかだろ?
マジで夢広がるわぁ。
魔法もあるし、頑張ればマジでフォーオブアカインドとかもいけんじゃね?
神器ってのは初めて見たが、みんなこんなチートなのかね?
どうやったら俺の斬魄刀を神器だと勘違い出来るのか是非とも教えて欲しいものだ。
ちなみに兵藤にもこの神器があるらしく、見せてもらったところ左手に赤い籠手があるだけだった。
一見地味だが、効果は一番チートだろう。
なんでも十秒ごとに力が倍加するらしい。
そんなの一日中貯めてたら最強じゃね?と思うかもしれないが現実はそこまで甘くないようだ。
・・・それでもチートだがな。
しかも本来なら一時的に神さえも超える力が出せるらしい。
というか神って本当にいたんだね!!
そして今、目の前で木場と兵藤が模擬戦闘を行なっていた。
「ブーステッド・ギアを使いなさい。イッセー」
リアス先輩が兵藤に言う。
リアス先輩は木場と戦わせて、兵藤に力がついたのを実感させたいらしい。
「は、はい」
「イッセー、佑斗発動から二分後に戦闘開始よ」
二分後。
つまり、2の12乗倍の攻撃が来るわけだ。
二分と聞いたらあんまり長く感じないがそれでも2の12乗倍。
何倍かも分からないが、トンデモない数字だということだけは分かる。
というか本当に2の12乗ってどんな数字なんだ?
紙があれば分かるんだかな・・・
「ブーステッド・ギア!」
『Explosion‼』
そんなことをる考えているうちに二分経っていたらしい。
ちなみにこの「エクスプロージョン」と言っているのは神器の中にいるドラゴンだそうだ。
ドラゴンとかヤバ過ぎ。
八岐大蛇とかも居るのかね?
というか妖怪やら悪魔やらいるなら本当に幻想郷あるんじゃね?
後で『博麗神社』でググっとこ。
「では、始めてちょうだい」
リアス先輩が開始の合図を出す。
そして合図と同時に木場が動いた。
木場は素早く兵藤の後ろに回り込む。
それでも木場はまだ本気を出していない。
俺と戦っている時のスピードは今よりもっと速いのだから。
それでもこのスピードなら以前の兵藤なら何もすることなく終わっていただろう。
木場は兵藤の後ろから上段から思いっきり木刀を振り下ろす。
しかし・・・
兵藤は腕を頭上に組んで防いでしまった。
木場は今の一撃で終わったと思ったのだろう。
しかし現実はその一撃を防いでしまった。
その出来事に驚いた木場の体が一瞬硬直してしまった。
その木場の確実な隙をついて兵藤は拳を繰り出す。
それでも兵藤の一撃は遅く、木場は上に跳んで回避する。
そして木場はジャンプして落ちる瞬間に兵藤の頭に木刀を叩き込む
「くっ・・・」
兵藤は蹴りを放つが、攻撃速度が足りず、普通に躱される。
「イッセー!魔力の一撃を撃ってみなさい!」
兵藤の手から小さな光のようなものが放たれる。
その小さな光が魔力だ。
俺には使うことが出来ない力。
そして魔力は掌から離れた瞬間、一気に巨体になる。
そう、これが兵藤の神器。
二分間倍加した結果。
木場は兵藤の攻撃を軽く躱す。
確かに兵藤らスピードも力も上がったが、そこまで速いってもんでもない。
しかし、驚いたのはそこからだった。
兵藤の放った一撃は木場の後ろにあった山を吹っ飛ばしたのだ。
「・・・ここまでとはな」
思わず呟いてしまった。
まさか二分でここまで強くなるとは・・・
やっぱりヤベェな。
マジでチートだわ。
もともと兵藤自体も強くなったとは思っていた。
それでも兵藤の神器の力があまりにも圧倒的過ぎる。
ふと俺は考える。
あの攻撃を喰らったら俺は立つことが出来るだろうか?
正直自信は無い。
それでも・・・
「_____戦いてぇな」
俺は気づけば笑っていた。
「イッセー、あなたはゲームの要よ。あなたをバカにした者に見せつけてあげましょう。リアス・グレモリーとその眷属がどれだけ強いのか、彼らに思い知らせてやるのよ」
「「「「「はい」」」」」
後ろでみんなが一致団結している中、俺は一人だけ佇んでいた。
本当に明日が楽しみだなぁ。
早く明日にならないかなぁ。
俺は一人で明日を想像してワクワクしていた。
その時、俺の目はギラギラと鈍い光を発していた。
#
待ちに待った今日が来た。
今日は一日中ワクワクが止まらなかった。
家に帰った時、俺があまりにも機嫌が良かったからか、黒歌が怪訝な目で俺を見ていた。
その時、
「そこまで気分が良さそうにされると気持ち悪いニャン」
とお褒めの言葉を頂いた。
個人的に家に帰った時に「おかえりニャン」と言われただけでもテンション上がるんだがな。
今思うとやっぱり一人暮らしは辛いよ。
でも不思議と一人暮らししてる時はあまり辛く感じないんだよなぁ。
そんな訳で今は夜。
俺は今、オカルト部の部屋に居た。
なぜ夜にこんなところにいるのかというとレーティングゲームは夜の十二時から開始だからだそうだ。
「皆さん準備はおすみになりましたか?開始十分前です」
と、いきなり魔法陣から登場するグレイフィア。
「開始時間になりましたら、魔法陣で使い捨ての空間に転移されます」
まず、使い捨ての空間ってなんですかそれ?
「今回のレーティングゲームでは両家のみではなく魔王ルシファーさまも拝見されます。それをお忘れないように」
・・・魔王って本当に居るんだな。
あれだろ?世界の半分をくれるとか言う奴でしょ?
それはないかと思ったけど、実際リアス先輩でこの街管理してるんだし、本当に可能なんじゃないか?
「お兄様が?そう・・・お兄様が直接見られるのね」
・・・お兄様とか頭大丈夫かよ。
そんな言葉アニメ以外で初めて聞いたわ。
と言うかリアス先輩魔王の妹なのか!?
それでもお兄様はないわぁー。
「ぶ、部長。今、魔王様のことをお兄様って・・・」
「いや、部長のお兄さまは魔王様だよ」
兵藤に木場があっけらかんと答える。
兵藤はなぜか叫びながらのたうちまわっていた
・・・うるさい。
「サーぜクス・ルシファー。『紅髪の魔王』にして最強の魔王様だよ」
木場が更に補足説明をする。
うわっ、クリムゾンサタンとか、中二病過ぎ。
ていうかその魔王がグレイフィアの主ってことになるんだよな?
クリムゾンで悪魔で銀髪メイドとか完全に紅魔館じゃね?
パチュリーとかマジでいるんじゃないのか?
まぁ、そんなことよりも_____
「_____最強・・・か・・・」
なぜかその言葉に反応してしまった。
確かにその魔王とは戦ってみたい。
しかしそれとは別の感覚。
なんだろうか?
この胸の奥がチクリと痛むような感覚は?
「皆様、そろそろ時間です」
みんながぞろぞろと魔法陣の方へ移動していく。
俺も少し遅れてから移動した。
「なお、一度あちらへ転移するとゲーム終了まで転移はできません」
勝つか負けるまで俺たちは帰ることが出来ないってわけか。
あぁ、早く闘いてぇ。
そして魔法陣が輝きだした。
そして俺たちは転送されたのだった。
#
目を開けると部室にいたままだった。
俺が軽く困惑していると、
『皆様、このたびグレモリー家、フェニックス家のレーティングゲームの審判を担うことになりました。グレモリー家使用人グレイフィアでございます』
グレイフィアの声が響いた。
『今回のバトルフィールドはリアスお嬢様の通う学び舎、駒王学園のレプリカを異空間に用意いたしました』
まさか学校で戦えるとはな。
ここが使い捨ての空間てすげぇな。
にしても自分の知ってる土地てのは、有利なのは有利なんだが、少し出来過ぎなんじゃないのか?
随分と俺たちに勝って欲しいみたいなんだな。
『両陣営、転移された先が「本陣」でございます。リアス様の本陣が旧校舎のオカルト研究部の部室。ライザー様の本陣は新校舎の生徒会室、兵士の皆様は「プロモーション」する際相手の本陣の周辺まで赴いてください』
しかも、相手のいる場所も分かっちまうのかよ。
「全員、この通信機を耳につけてください」
姫島先輩が俺にイヤホン型の通信機を差し出す。
だが_____
「俺に必要ない」
「なんでかしら?」
リアス先輩が俺に尋ねる。
「俺は戦えればそれでいいからだ」
「・・・そう」
リアス先輩はすぐに諦めた。
そしてみんなに指示を出す。
「佑斗は森にトラップ、朱乃は魔力をためてちょうだい。小猫、イッセーは体育館に進んで、アーシアはここて待機よ。黒峰君は好きに行動していいわ。ただし、みんなの邪魔はしないこと。いいわね?」
「「「「「はい」」」」」
「・・・分かってるよ」
なんか俺問題児みたいな扱いになってないか?
いや、俺はもしかしたら問題児なのかもしれないな・・・
『では、ゲームを開始します』
そんなことを考えてると不意にグレイフィアの声が響いた。
そして、響くチャイムの音。
キーンコーンカンコーン。
学校のチャイムは何回も聞いてきた筈なのに、なぜか新鮮な気がした。
ふと自分の体が震えているのを感じた。
怖気づいたのか俺?
いや、まさか。
これはただの武者震いだぜ。
俺は最後に斬魄刀についている鎖を自分の腰につける。
よし!準備バッチリだ。
こうしてゲームの幕が開けた。
#
「_____で、どうして黒峰はここに居るんだ?」
「なんとなくだが?」
兵藤の質問に俺は答える。
なのに兵藤は俺の答えを聞いてため息をついた。
・・・解せん。
そんな訳で今、俺は体育館の裏口にいる。
「・・・気配。敵」
小猫が小さな声で呟く。
「そこにいるのはわかってるわよ。グレモリーの下僕さんたち!あなた達がここにはいるのを監視していたんだから!」
監視されてたのか・・・
知らなかったぜ。
別にコソコソと行動しなくてよくなったので舞台上に俺たちは出た。
すると体育館の中央に4人の少女が立っていた。
チャイナ服と同じ顔の二人、そしてミラ。
あの二人は双子なのだろうか?
さっきの言葉といい、このチャイナ服がこの四人のリーダーか?
・・・なんかあいつ見てると紅美鈴を思い出すな。
「俺はあそこの中国をやる」
俺はそう言って前に出る。
しかし・・・
「貴方の相手は私よ!人間!!」
ミラが俺に立ち塞がった。
「・・・わたしが戦車を相手にしますよ?」
子猫が俺に言う。
あいつは戦車だったのか・・・
「ッチ、分かったよ」
・・・少しあのチャイナ惜しいな。
今からこいつとチェンジさせてもらえないものか?
しかし、周りを見るともう兵藤は双子と戦闘していた。
双子はどちらともチェーンソーをグウィィィンと迸らせている。
・・・どいつもこいつもキャラ濃いな。
「あんたどこ見てんのよ!その武器を撮りなさい!!」
ミラは俺に腹を立てる。
「テメェ相手に武器はいらねぇんだよ」
「・・・ッ!!殺す・・・!!」
ミラは俺に舐められていると感じ、鬼の形相で俺に突っ込んでくる。
そして棍を振り下ろす。
その一撃は初めて会った時より鋭くなっていた。
この十日、鍛錬を積んだんだろう。
_______だが、それだけだ。
「______な!?」
「・・・だからダメなんだよ」
俺は棍を素手で受け止める。
ミラは驚いたが、すぐに後ろに下がる。
確かに鍛錬を積んだんだろう。
だからと言ってそうミラには大きな変化もない。
それもそうだろう。
急に強くなるわけがないのだから。
「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」
兵藤の方から悲鳴が響いた。
見ると双子の服がバラバラになっていた。
何言ってるかさっぱり意味わからねぇかもしれないが俺にもさっぱり意味わからねぇ。
とりあえず、福眼なのは間違いないだろう。
「ヤッホォォォォォォォイ!!!」
兵藤がそれを見て歓喜の咆哮を轟かせる。
あいつがやったのか!?
天才だな!!あいつ!!
そう、思っていると兵藤は子猫にシバかれ始めた。
子猫ももう終わったみたいだな。
シバかれている兵藤達に通信が来たのだろうか、兵藤達は移動し始める。
俺もなんとなくそれについて行こうとする。
そして、俺はミラに背を向ける。
「逃げるき!?ここは重要拠点のはずよ!」
ミラは俺にそう叫んだ。
そして俺はその言葉に止まる。
「そうだな。ちゃんとトドメは刺さないとな」
俺はそう言ってミラに近づこうとする。
その瞬間、俺の第六感が警報を鳴らす。
俺は全力で体育館を出る。
そして、その瞬間、体育館が巨大な雷で吹き飛ばした。
『ライザー・フェニックス様の兵士三名、戦車一名戦闘不能』
グレイフィアの声が響いた。
「・・・あっぶねぇ」
思わず呟く。
頬には冷や汗が伝っていた。
「撃破」
姫島先輩が空中でそう呟く。
姫島先輩はあんなことが出来たのか・・・
しかしこれが初めから出来たのなら初めから使っていただろう。
しかし使わなかったのは連発不可能だからか。
思わず上唇を舐める。
もし、戦ったらどうなるのだろうか?
俺は姫島先輩に勝てるのか?
そんなことを考えていた時だった。
兵藤達の足元に魔方陣が浮かび爆発した。
空を見ると女が空中で俺たちを見ながら笑っていた。
「小猫ちゃん!大丈夫か!?」
兵藤が子猫がいた場所に向かって叫ぶ。
『リアス・グレモリー様の戦車、リタイヤ』
子猫は無事じゃなかったようだ。
それを聞いて兵藤は空中にいる女にギャーギャー叫ぶ。
_____にしてもさっきの爆発はいいねぇ。
こいつは『当たり』だな。
だが、姫島先輩の方が少し上ってとこか?
「ふふふ、うるさい兵士の坊やね。貴方から爆破してあげましょうか?」
女は兵藤に向かって腕を突き出す。
しかしそこに姫島先輩が兵藤の代わりに出てくる。
「あらあら。あなたの相手は私がしますわライザー・フェニックスの女王のユーベルーナさん。それとも爆弾王妃と呼べばいいのかしら?」
へぇー、女王ねぇ?
つまりライザー眷属の中で一番強いってことだろ?
ヤベェ、ワクワクしてきた。
「その二つ名はセンスがなくて好きではないわ、雷の巫女さん。貴方と戦ってみたかったわ」
姫島先輩にも二つ名があるのか・・・
知らなかった。
「黒峰君、イッセー君、佑斗君のもとに向かいなさい。ここは私が引き受けますから」
いや、姫島先輩に引き受けられたら俺が困るな。
「いや、俺が戦います」
「_____いや、でも・・・」
「姫島先輩は兵藤達の援護に行ってください。それに____俺が戦いたいんです」
「・・・分かったわ」
そう言うと姫島先輩は兵藤と一緒に行ってしまった。
「あら、良かったの?人間風情が私に挑むなんて。せめて、雷の巫女に援護でもしてもらったら良かったのに」
クスクスと爆発女は笑う。
俺は斬魄刀に手を掛ける。
そして、思いっきり空中にジャンプした。
「_______な!?」
そして斬魄刀を振り下ろす。
しかしすんでのところで躱される。
「・・・驚いたわ。貴方本当に人間かしら?」
「アァ、そうだぜ!!」
俺はそう言いながら突っ込む。
しかし直感が警報を鳴らす。
すぐに右に移動する。
しかしその瞬間、女は不敵な笑みを浮かべた。
「掛かったわね!!」
「な!?」
その時、直感がこれ以上ないくらいの警報を鳴らす。
_____しかし、もう遅かった。
足元が爆発する。
そして俺はそれに巻き込まれた。
「_____!?」
声にならない悲鳴を上げる。
何度も転がりながら、やっと俺は止まった。
そして、そこは土煙で周りが見えない。
「所詮は人間ね」
その土煙の向こうから嘲るような声が聞こえる。
あの女だ。
しかし、俺には、それに応える力も残っていなかった。
どんどん意識が遠のく。
まぶたが重く感じる。
嫌だなぁ。
攻撃を一発も当てることが出来なかったなぁ。
悔しいなぁ。
無力感が頭の中を支配していく。
しかし、心の中で俺の本能が叫んでいた。
「・・・クソッ、負けたくねぇ」
蚊の羽音のように小さな声。
言うたびに痛みがどんどん進行して行く。
それでも言わずにはいられない。
「・・・勝ちてぇ」
俺がそう言いながら土煙の向こうにいるだろう人物を睨みつける。
あぁ、悔しいなぁ。
その時だった。
土煙が止まった。
そして世界の色彩が白黒に反転する。
それはまるで世界が止まったかのようだった。
「な!?」
痛みを忘れて驚きの声を上げる。
なんだこれは?
一体なんなんだ?
そんなことを思っていると俺の目の前の土煙の方から人が歩いてきた。
そして、土煙から現した人物を見て俺は驚愕する。
「_______ノイトラ?」
ジャラジャラと8の字の斬魄刀の鎖が鳴る。
そして二メートルを超えている身長。
特徴的な白い死装束。
白黒の世界でノイトラは釣り上がるような笑みを浮かべながら俺に歩いてきた。
そして俺は思った。
ノイトラが近づく様はまるで、死神が近づいてくるようだと。