鏡に映ったもの   作:*アスタリスク

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第5話 これは?夢か?

 

前回までのあらすじ

 

・外に出たよ

・商店街にいったよ

・夜は寒かったよ

 

 

 

――

 

 

 

気がついたら俺は何処かの屋上にいた

 

「なんだ?ここは。てかどうなってんだ?」

 

そう、俺は散策から帰って飯を作ってもう寝たはずなんだがな

 

夢かと思ったがそれにしてはリアル過ぎる

 

意識もはっきりしている

 

頬を抓ったが普通に痛い

 

「誰かいないかの?」

 

少し大きめの声で問いかけたが返事はない

 

「ほんとにどうなってんだこれは?」

 

誰もいないこの場所に俺は一体いつまで取り残されているんだか

 

移動しようにも出口らしきものも見当たらない

 

手詰まりだな

 

 

「アテナもいないし、暇なだぬわっと!」

 

すぐ後ろから剣閃が襲ってきたが俺は間一髪で避けた

 

「ふーん、今のをよけれるんだ・・・」

 

声のする方を見るとさっきまでいなかったはずの金髪女野郎がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女だから野郎じゃないか

 

そいつが何か言ってるがこっちはそれどころじゃない

 

「おいこらてめえ、いきなり剣で突き刺そうってか!?危ねぇだろうが!」

 

「あら、ごめんなさい。一応テストを兼ねてたんだけどね」

 

テスト?テストってなんだ?

 

「そもそもお前誰だよ」

 

聞きたいことは山ほどある訳では無いがとりあえずそこだ

 

「私?私は・・・そうね、ヴァルキュリアとでも呼んで頂戴」

 

ヴァルキュリアだあ?

 

「そのヴァルキュリアさんが何の用だよ」

 

「質問は一つずつ?まあ貴方らしいけど」

 

なんだこいつ、俺のことを知ってるのか?

 

俺の記憶では・・・、今はアテナ位しか知ってる奴いないんだった・・・

 

「それで、何の用があって俺を襲ったんだ?」

 

「ある人から頼まれたのよ、貴方を徹底的に鍛え直せって」

 

鍛える?じゃあさっきのテストって言うのは俺が鍛えるに値するかを確かめたってことか?

 

「誰から頼まれたんだよ」

 

俺は続けて質問する

 

「名前は出せないけど貴方も良く知る人よ」

 

俺のよく知る?ならアテナが妥当だがあいつも俺と同じで記憶消されてるんじゃないのか?

なら誰だ。

 

「なら最後に、ここはどこだ」

一番気になっていたことだ

 

「ここ?ここは・・・言うならば貴方の精神世界ね。少しすれば帰れるわよ」

 

帰れるのかそれなら良い

 

「それじゃあ早速始めるわよ」

 

「ちょっと待てい!俺はまだやるなんて一言も言ってないぞ!」

 

勝手に始めんなよ!

 

「貴方に拒否権は無いわよ?」

 

ヴァルキュリアはいい笑顔で言いやがった

 

「意味わかんねーよ!」

 

「さあさあ、早く形成して頂戴。でないと・・・貴方死ぬわよ?」

 

「舐めんなこの野郎『形成!』」

 

俺の身は白い軍服に包まれ、左手にはアイギスの鏡が握られている

 

「あら、軍服似合うじゃない」

 

「そりゃあどうも」

 

仕方ない、適当にボコして帰ってもらうか

 

「じゃあ、行くわよ?」

 

ヴァルキュリアが剣を振るった・・・が

 

「遅いなあんた」

 

俺は軽々と盾で防ぎ、蹴りをかました

 

「おっと、危ない危ない」

 

これはヴァルキュリアが軽々と躱した

 

「なんだ、こんなもんか?(これは少々キツイな、身体のサイズに慣れてないからか動きづらい)」

 

「まだ1割程度かしらね?まあ今回は次で決めるけど」

 

はっ、舐めやがって

 

俺は構えたがヴァルキュリアは・・・

 

「『 私が犯した罪は

War es so schmählich,――

心からの信頼において

ihm innig vertraut-trotzt

貴方の命に反したこと

ich deinem Gebot.

私は愚かで、貴方のお役に立てなかった

Wohl taugte dir nicht die tör' ge Maid,

だから貴方の炎で包んで欲しい・・・

Auf dein Gebot entbrenne ein Feuer; 』」

 

詠唱だと?だとすればヤバイな

 

前の身体のサイズならともかく今の身体でやり切れるのか?

 

「『 我が槍を恐れるならば

Wer meines Speeres Spitze furchtet,

この炎を越すこと許さぬ

durchschreite das feuer nie!

 

創造

Briah―

雷速剣舞・戦姫変生

Donner Totentanz――Walküre 』」

 

 

詠唱が終わるとともに空間に光が広がり

 

「貴方はね、弱くなったのよ」

 

俺は何かの衝撃によって気を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に俺が目を覚ましたのはソファーの上だった

 

 

 

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