桐原静矢になったけどとりあえず最強目指す   作:田中

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桐原君になりました。

ーーー俺は死んだ。

 

特に何かを助けたりせず、不幸な事故とかそういったことでもない。むしろ悪いことをしたのだから当然の報いではあると思う。俺の死因とは二股をかけていることが発覚し、片方の女性が激怒。すぐさま刺される。こういった流れで俺は死んだ。後悔はあまりしていない。だがやはりというべきか1人を選べば良かったかもとは思う。というか死んだ筈なのになぜこのような思考ができるのか。

 

「てか意識あるし目が見えるんだけど」

 

意識がはっきりしている。というか立っているという実感がある。いったいなぜ?と思うがなぜかすぐ側にあった鏡を見ることで大体察した。

 

「憑依転生ってやつね」

 

俺の姿は将来イケメンになる可能性が高い少年になっていた。ふむ、こういったものは暇つぶしによく読んでいたが体験するとは少しも思わなかった。てか普通はしない。あれはフィクションなのだ。つまり俺の存在はフィクションであるということがわかる。ふむ、物語の主人公か主人公の咬ませ犬かどちらだろうか。イケメンになりそうだし主人公かな。

 

「静矢。支度したなら早く来い。今日も弓術の練習するぞ」

 

初老の男性がやってきた。いかにも武術を修めていますって顔だ。弓術って言ってたし弓術が凄いのだろう。てか俺の名前静矢って言うのか。静雄とかだったら強そうだったのにと思う。俺ってここでは弓術するのか、剣術だけなら自信あったんだが弓術は流石にないわ。

 

「何を黙ってるんだ。ほら行くぞ」

 

この間僅か0.1秒とかじゃないのかい。ま、ここは大人しく付いていく。歩きながら家の内装を見るが結構古いと思う。少なくとも木造であるとはいえる。扉は襖だし部屋は畳だし、結構年季入ってるのも目でわかる。

 

「今日はどうした。いつもと違って静かではないか」

 

いつもの俺は静かではないらしい。こんなに困るなら赤ん坊から始めさせろよ!なんで少年期からなんだよ!

 

「そ、そうかな?それより早く弓術しようよ」

 

外にようやく出たのだが何もない。結構広い。

 

「ほう、積極的だな。いいだろう。なら【固有霊装】を出せ」

 

デバイス?何それ、そんなもの身に付けてないよ。

 

「ぐずぐずせず早く【朧月】を出さんか。【伐刀絶技】の練習もするぞ」

 

この瞬間俺に電流が走る!静矢、デバイス、朧月、ノウブルアーツ。俺は桐原静矢になったようだ。今からじゃんけんの練習でもしとくか(適当)

 

「出し方忘れたとは言わさんぞ。昨日教えたばっかりだろう」

 

「逆に言うなら昨日しか教えてないからまだ慣れてないんだよ」

 

子供といえばいい訳という意味不な理論から噛み付く。てか桐原君ってこんな時期から使えるようになったんだ。初めて知った。

 

「気合を入れて【朧月】と言うだけだろう。忘れる要素はないぞ」

 

そんな簡単なのね。そういや固有霊装って心の中で言ったりしても出てくるのかな?【朧月】………無理みたいだ。だからあんな恥ずかしいこといつも言ってんのか。

 

「【朧月】」

 

声を出せば手に弓が握られる。何これ面白い。消すときどうすんだろ。消えろって念じるのかな?消えろ消えろ。

 

「折角だしたのに消してどうする!」

 

「【朧月】」

 

大体分かってきた。伐刀絶技がどんなものであるか知っている俺はすぐ使えるだろうし応用も考えられる。原作ブレイクをするために一輝君をぶちのめす対策も考えられる。強力な人って大体出てるもんね。アドバンテージがありすぎてこれから楽しみかもしれない。なんにせよ今は修行だな。この少年期から頑張ればあの【雷切】にも勝てるだろうし最強を目指せるだろう。能力は反則級だからいけないという道理はない。

 

「【狩人の森】」

 

アニメと同じように指ぱっちんもしてみる。原作の方では森なんてなかった。だがアニメでは森ができた。俺はアニメの可能性を信じた。その結果は樹海が出来上がった。

 

「は?」

 

初老の男性は惚けている。どうやら昨日の桐原君は【狩人の森】を使えていなかったらしい。

 

「まさか、たった1日で【伐刀絶技】を使えるようになるとは少しも思わなかった。しかも能力が樹海の生成だけでなくステルスもとは、もしかしたらかなり優秀な魔導騎士になれるかもな」

 

さて、ここからが能力の実験の本番だ。俺のやりたいことはステルスのON、OFF、矢のステルス、樹海の一部のステルス、そして樹海を使用して木の剣の生成。この4つだ。なぜ木の剣の生成がしたいかといえば一輝君を単純な剣技で倒したいと思うからだ。

 

「兎も角、矢の精度を確かめようか」

 

弦を引っ張れば矢は出てくる。その矢を放ち、その後すぐに思い切り引っ張り矢を放つ。前に放った矢にあたり、壊して突き進んだ。そして狙い通りの場所へ当たる。おそらく補正がかかっていると思われる。

 

「そろそろ姿を現せ」

 

初老の男性が言ってくる。実験のため自分だけのステルスをOFFにしようと念じる。初老の男性がこちらに近づいてくるということは成功だろう。

 

「この状態をどれくらい維持できる?」

 

「まだはじめてだからわからない」

 

「そうか。ならこれからは維持する練習をするといい。長く維持できるようなら呼べ。模擬戦をするぞ」

 

そう言って去っていく。とりあえず俺に教えることはないみたいだ。つまり自分で能力の開拓をしていけというわけだ。出てきた技を全て試してみてさらに目標を達成させようと心に決める。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

実験結果を発表しよう。いや、先に今の年齢などを報告しようと思う。今の年齢はなんと13歳になった。つまり憑依してから5年だ。え?あの時の年齢なんて知らない?そんなことはどうでもいい。5年の年月を経て、俺は自分の才能が怖くなった。あの実験は結局1年で終わった。なら4年間何をしていたかだがあらゆる武術を習得していた。桐原君の体はスペックが高い。なぜ咬ませ犬になったんだ……と思えるほど高い。才能と努力をフル活用した結果だが……。

 

非公式ですが黒鉄王馬倒しちゃいました。テヘペロ

 

なんか幼少期の黒鉄王馬的なやついたから声かけたら本物で、だから勝負挑んだのだが俺のことを吟味して快諾してくれた。その結果は先に言ったが俺の勝ち。桐原君の弱点と言われていた広範囲への攻撃だが矢で吹き飛ばすという方法で攻略した。ぶっちゃけ風吹かせても風を切り裂いて進む俺の矢の前では無意味だった。最後は名刀と同じくらいの切れ味を誇る木刀を使い接近戦をした。首元に木刀を当てることで俺の勝ちとして終わった。勝つことでライバル認定を受けたがあれ以降接触はない。

 

あと3年後原作が始まり、2年後には破軍学園へ入学する。そうそう、最初に出てきた初老の男性は俺の父親だった。通りで似てると思った。あ、1番大事なこと言い忘れた。なんか俺の魔力原作より高くなってた。魔力量Aになっちゃった。今の俺をランク付けするなら

【伐刀者ランク】A【攻撃力】A【防御力】E【魔力量】A【魔力制御】A【身体能力】A【運】B

ってとこだろう。防御力は0に等しい。攻撃には攻撃をもって制する。それが俺のモットーだ。防御力0でも傷つかなければ意味がない。他はほぼAだが一応隠している。能ある鷹は爪を隠すってやつをやりたいのではない。ただ面倒事に巻き込まれたくないのだ。ほぼAランクの俺が裏に知れたらなんとしてでも入れたがるだろう。自意識過剰とかではなくまじで。公での俺は

【伐刀者ランク】C【攻撃力】D【防御力】E【魔力量】A【魔力制御】B【身体能力】D【運】B

となっている。これでも強いと思う。あと、じゃんけんの必勝法も習得したためじゃんけんで決めることになっても勝てるだろう。この必勝法の習得のため1年半費やしたのだ。習得後じゃんけんで負けたことはない。

 

そういや今何をやっているか言っていなかった。今俺は仮面ライダーのお面を付け、義勇兵として能力なしで【解放軍】と呼ばれるテロリストを屠っている。能力なしでも余裕で倒せる。強いやつは強いがなんとかなっている。先程も1人伐刀者を捕らえたし、今も水出すだけの能力の伐刀者を捕らえた。義勇兵として参加しているのにお礼と言ってお金を少々くれるためやる気が上がる。とりあえずはヴァーミリオン皇国のアジトは制圧した。終わったし桐原静矢はクールに去るぜ。

 

 

 

 

 

そして2年後へと続く。

 




やってしまった。
原作開始までかなり飛ばし飛ばしになる模様。
感想は怖くて見れないかとしれない。
週間投稿になると思われ。
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