桐原静矢になったけどとりあえず最強目指す   作:田中

19 / 26
この話実は秋にできてたんですよ。予約投稿が2017年になっていたせいでここまで遅れました。本当に申し訳ないとともに、これ以降の更新は恐らくないということを言っておきます。ただ、この作品がなくても最近では10倍以上面白い落第騎士作品が増えた為、暇はしないと思います。私もそれらを読んでます。面白すぎて尊敬してます。

色々な弓技を教えてもらった手前本当に申し訳ないです。ただ、感想のことで言わせてもらうならステラァ!をしてしまえば死ぬのでステラァ!はNG。


長々と前書きしましたが、またいつか戻ってくる可能性が少ないですがあるということも言っておきます。


盗撮犯を撃退しました。

 

 

「ここは……」

 

「ここは病室だよ珠雫。ちゃんと覚えているかい?」

 

目を覚ませば見慣れない天井。しかしその横から想い人である静矢の声がした

 

「静矢さん……私の負けです」

 

「そうだね、僕の勝ちだ。でも強かった。この胸の傷が珠雫の強さの証明だよ。最後に会った時より断然に強くなったね」

 

服を捲り胸に刻まれた傷を見せる。その傷は治そうとしておらず見れば痛々しい。

 

「私は静矢さんの隣に立てるのでしょうか」

 

「隣に立つも何も、僕の心は常に珠雫の隣にいるよ」

 

静矢はクサい言葉を言ったと自覚したからか少し顔が赤くなり、恥ずかしがった時の癖であるわざとらしい欠伸をする。そんな態度の静矢に珠雫は微笑む。

 

「静矢さん」

 

「なんだい?」

 

珠雫の言葉に顔を向ける。顔を向ければ一瞬で珠雫の顔が目の前に迫り、唇を奪われる。

 

「隙だらけですよ。そして、次こそは勝ちます」

 

唇を離して悪戯が成功したと微笑みながら次への闘志を燃やす。

 

「僕は次も勝つ。そして、誰にも負ける気はない」

 

「はい。私に負けるまで絶対に誰にも負けないでくださいね」

 

「珠雫にも負ける気はないよ。じゃあ僕は行かせてもらうよ。僕が出るのを待ってるみたいだからね」

 

「はい。ありがとうございました」

 

珠雫の微笑みを見ながら静矢は退室していく。部屋を出れば一輝とステラとアリスが扉の横で待っていた。

 

「わざわざ僕がいなくなるのを待つなんてしなくてもよかったのに」

 

「いや、ステラは入ろうとしてたんだけどアリスが止めたんだ」

 

一輝が苦笑いをして言う。その様子から一部始終は見られていたなと思った。ステラが顔を赤くしてるということはキスされた部分は確実だ。

 

「じゃあ僕はいくから。珠雫によろしく」

 

手を振りながら去っていった。静矢を見送ったあと、一輝達は珠雫のいる部屋に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

闘技場ではステラが戦いの場に出ていた。相手は格下であるためステラの勝ちは揺るがない。

 

「焼き尽くせ【妃竜の罪剣】!」

 

ステラの声と共に炎の塊が対面する対戦相手を襲う。そして倒れる。ここまでテンプレと化したステラの試合には静矢は大した面白みを感じていなかった。今回もまた火力が上がったな程度にしか思っていない。

 

「ステラ選手、これで14戦14勝!!」

 

魔力や剣技を見ればステラの戦績は当たり前だろう。最初の一撃で倒すだけの簡単な作業だ。それでも静矢は見続けた。本戦では確実にステラと戦うことになる。本戦までに火力がどれだけ上がるのか気がかりなのだ。

 

「強いですね」

 

ステラの試合の前から静矢の隣に座る【雷切】東堂刀華が呟く。

 

「そうですね。だけどまだ足りないです。東堂先輩の方が強いですよ」

 

「そうですか?嬉しいこと言ってくれますね。ところで、桐原君はいつになったら弓を使うのですか?」

 

私、気になります。と言わんばかりに話を切り替えてきた。それに少し間を空けてしまう。

 

「……早くて予選最終戦ですね。学園側に僕の力を示しとかないといけませんから」

 

「是非とも決勝で戦いたいですね」

 

「僕は東堂先輩とは戦いたくないですね」

 

言葉とは逆に好戦的な笑みを浮かべている。

 

「リベンジはさせてもらいます」

 

「もし戦うことになってもさせません。僕は常に勝ちますよ」

 

2人の間で火花が散る。静矢のもう片方の隣に座る御祓は2人の様子を見て楽しそうに笑う。

 

「あ、僕はそろそろ行きますね。ステラさんの試合を見に来ただけなので」

 

「そうですか。ではまた機会があれば一緒に見ましょう」

 

「そうですね。御祓先輩もまた今度」

 

「ばいばい桐原くん」

 

静矢は2人に見送られながら会場から出る。

 

外に出れば空は綺麗な夕焼けになっており、誰に声かけられることもなく寮への道を歩いた。

 

 

 

そしてその道中で見てしまった。一輝とステラがキスをしている瞬間を。反射的にバレないよう木々に隠れた。それが運命を少し変えることになる。

 

「!?」

 

木々に隠れる者がもう1人いた。その者は片手にカメラを持っており、いかにも怪しそうな姿をしていた。静矢に見つかると共に慌てたように去っていく。静矢は悟る。カメラで撮られていれば問題となりおしまい。これは原作通りのイベントであると確信した。急いで盗撮していた男を追いかけた。

 

「僕から逃げるなんて不可能だよ」

 

静矢は【朧月】を展開し、カメラを射抜いた。男はそれに驚き、射抜かれたカメラを落としてしまう。だがカメラを拾おうとせず逃げ去る。

 

「こんな木々に囲まれた場所で全力で走っても無駄だよ。機動力では僕の方が上だ」

 

射抜いたカメラを拾った後、木を避けながら逃げる男を追う。忍者の如く木を渡ればすぐに追いつき、男の前に降りて顔面を蹴り飛ばす。

 

「ぐぅ」

 

男は静矢の蹴りを受け、汚い声をあげながら木に止められるまで飛んだ。

 

「さて、誰の命令であの2人を撮影したか吐いてもらおうか」

 

木を背に倒れている男に笑顔で近づく。逃げる元気がないとわかっているから全く焦らず、一定の速度で歩いて近づく。近づけば徐々に顔を強張らせていることからやはり命令されて動いているのかと判断した。そして、原作知識から黒鉄家の人間が黒幕であることもわかった。

 

「そうだね。この時期なら赤座さんが黒幕かな?」

 

男の目の前で見下すように言う。その言葉に男は何も答えない。答えないなら仕方ないと肩を射抜いた。

 

「あぐぁ!」

 

「言わないと風穴だらけになっていずれ死ぬよ」

 

嗜虐的な笑みに男は表情を青くする。

 

「右手」

 

静矢か宣言すればその通りに右手を貫いた。

 

「左足」

「腹」

「右太腿」

 

次々に宣言して射抜いていく。次第に男は殺されるのではないかと死の恐怖に怯え始める。

 

「怖くて震えるくらいなら言えばいいのに。黒幕がわかったところで僕から手を出すことはあまりしない。右足「あ、赤座守」へえ」

 

右足を射抜こうとした時声を発した。今までうめき声しかあげなかった男がしっかりとそう言った。

 

「知ってた。でも確信を得られた。君は帰っていいよ。動けるといいね」

 

先程までとは別人のように優しく笑う。そして赤座守の名前を聞いて尋問をやめて去って行く。後ろでは体を引きずって逃げて行く男もいた。逃しても問題ないと判断して帰路へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




FGOのガチャで友人が生放送中に星5鯖レアプリ教をして奇跡起こしたことが羨ましい。私もあれくらい生主力あればなぁと思ってしまった。



前書きでも言った通り就職につき生活が落ち着くまでは更新しません。
思った以上に伸びてしまったということは理由ではないので安心してください。


ーーーでは皆さんまた会う日まで。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。