やはり俺がボーダーに所属しないのはまちがっている。 作:犬ころ大佐
香取ちゃんルートで幸せな未来を想像してみました。
一ヶ月前から書こうと思って始めたのに仕事が忙しくて間に合いませんでした。
かなり中途半端な内容で無駄なスターゲイト要素も組み込んでるので、読みたくない方はバック推奨です。
「ふあぁぁぁ……寒ッ」
寒さで目が覚めた。見ると掛け布団はベッドの下に落ちている。寒さに耐えながらもぞもぞと布団を拾い上げ、包まるように被る。今のアタシって芋虫みたいかも。でも寒いんだから仕方ない。
体温で温まった布団に満足しつつ、スマホに手を伸ばす。もちろん待ち受けはアタシとアタシの大好きな人達。隣を見れば誰もいない空間が広がっている。
そこに手を伸ばしてシーツを擦ってみる……冷たい。
「はぁ……」
急に溜息が漏れてくる。今すぐ二人に会いたい。そんな叶わぬ想いがアタシの心を締め付ける。
だって今頃……二人は仲良く……
「おっはよ~!! 」
寝室からキッチンに行けば、大好きな人達の並んだ後ろ姿が見える。すかさず二人に抱き着きに行く。
「おい、いつまで寝てんだ。俺はとっくの昔に叩き起こされたんだぞ」
「おはよう葉子、もうすぐご飯出来るよ」
そう、アタシの大好きな人達、比企谷八幡と染井華だ。
「アタシは八幡と違って華に甘やかされてるもんね! ね~~~華? 」
華のほっぺにアタシのほっぺを擦り付ける。ん~気持ちいい。
「葉子、危ないでしょ。離れて」
そう言いつつも華は嬉しそうにしてる。アタシにはわかるんだからっ!
「香取、飯が出来るまでおとなしく座ってろ」
基本的にご飯は八幡と華が用意してくれる。本来は食堂で用意された食事を食べるんだけど、あれって微妙なんだよね。
何あの青色のゼリーとか、意味わかんないし。そんなアタシのワガママを聞いた二人が毎回ご飯を作ってくれるようになった。
まあアタシもやろうと思えば料理くらい出来るけど、二人のご飯が美味しすぎるから仕方ないじゃん。
それにアタシ達に割り当てられた部屋はこの都市では一番大きい。だから本来無かったキッチンやお風呂なんかも運んできたし、
元からあったベッドは三人で寝れるようにキングサイズに交換してもらった。こんなに無茶な要求が通るのも八幡のおかげだから感謝してるけど、何か冷たくない?
「は? 八幡はアタシに抱き着かれて嬉しくないわけ? それにおはようのちゅーもまだでしょ」
「ばっ、お前! 今日は体調があれだから、あれがあれであれなんだよ……」
出た、八幡お得意の誤魔化し芸。全然誤魔化しきれてないけど、顔を真っ赤にして照れてる八幡は可愛い。
一緒に暮らして何か月も経つのに、未だにアタシ達とのスキンシップに慣れてないみたい。
って言っても今日は久しぶりに三人共が休みってことで昨日は八幡に頑張って貰ったんだけどね。八幡と二人きりもいいけどやっぱり華と一緒に愛してもらいたいってのがあるかも。
それにエンシェントの技術で華の手も治ったから、毎回華の指をこっそり舐めるのが楽しみだったりする。べ、別に変態とかじゃないんだからっ!
「華~? 」
「おかしいわね。私はキスしてもらったんだけど、私の体調のことは考慮してくれなかったの? 」
「ちょっと染井さん? 何言っちゃってくれてんの? 」
ふふーん、やっぱり華はいつでもアタシの味方だもんね。八幡ってば慌ててる慌ててる。
「八幡がしてくれないならアタシからし~ちゃお! 」
強引に八幡をこちらに振り向かせ、唇を重ねる。
「ちゅっ、んん……ぷはっ。おはよ~八幡」
「……お、おう、おはよう……」
いつもより濃厚なおはようのちゅーを全く抵抗せずに受け入れたくせに、華の方をチラチラ見ながら俯く八幡。そんな恥ずかしがることないのに。
「華もおはよ~……ちゅっ」
キョドってる八幡を放っておいて、華にもおはようのちゅーをする。八幡と違って慣れたように受け入れてくれる。
やっぱり外国の人たちと一緒に仕事してると、こういう文化にも慣れてくるのかな? でも八幡と華以外にちゅーとか嫌だかんね。
コンコン
ご飯が出来るまでマッタリとした時間を過ごしていると、扉がノックされる音がする。
せっかくの三人での時間を邪魔する無粋な奴は誰よ。
「はいは~い」
「おいっ、香取! 」
八幡が何か言ってるけど、気にせず扉を開く。ちょ~っと文句言ってやるだけだし。
「ん? 葉子が起きてるなんて珍し……!? 」
「は? アンタ何しに来たのよ」
扉の先に居たのは、元香取隊のメンバーでアタシの友達でもある若村麓郎だった。
今では元ボーダーということもあってか、雄太と一緒に海兵隊のチームを率いている。そういえば今日は犬飼先輩のチームと合同で調査に行くとか言ってたっけ。準備もあるのに何でこんなところにいるわけ?
そんな麓郎はさっきからアタシのことをジッと見たかと思うと、肩を震わして顔を真っ赤にしている。
あ、これ怒られるパターンじゃん。
「さっさと服を着やがれバカヤロォォォォ!! 」
都市中に聞こえるんじゃないかってくらいの怒声が響き渡った。麓郎うるさい。
「まったく、お前はもう少し恥じらいを持て! ここはお前らだけの家じゃねえんだぞ」
下着姿だったアタシはすぐに服を着せられ、何故か八幡と一緒に正座させられてる。
華は我関せずと読書してるし、助けてよ~華。
「比企谷も葉子を甘やかすんじゃない! こいつには厳しく接する奴が必要なんだ」
「まったくもっておっしゃる通りです」
ちょっと八幡?! なんで麓郎の言うこと聞いてんの!
「俺達は調査で何日かここを空ける。俺が居ないのをいいことにだらしない恰好でうろついてみろ……ただじゃおかねえぞ 」
「わかってるわよ……」
こういう時の麓郎は怖い。八幡と暮らし始めてから口やかましい小姑みたいになった。あ、昔からか。
それに保安主任のベイツ軍曹と一緒にこの都市の治安を維持している。軍人だけでなく民間の学者が多いこの都市で、軍人としての立場で物事を考える軍曹と民間人としての立場から意見を言える麓郎のコンビはお互いの生真面目な性格も相まって、相性が良かった。
それにしてもアタシにだけ厳しい気がする。
「麓郎君、葉子も反省してるみたいだからもう許してあげて」
「はい……華さんがそう言うなら」
やっと華からの助け舟がきた! ってか麓郎はいつまでたっても華に頭が上がらないよね。
「じゃあもうすぐ出発なんで、そろそろ行きます。比企谷、華さんと葉子を頼んだぞ」
「おう、任せとけ」
そう言って麓郎はゲイトルームに向かって行った。
麓郎の後ろ姿を見送り、そっと扉を閉める。ふう、やっと行った。
振り返れば、正座から立ち上がろうとしている八幡がいる。二ヤリ。
「はちま~ん、麓郎がいじめるよ~!」
八幡のお腹目掛けて抱き着きに行くと、八幡はバランスを崩してそのまま倒れこむ。
「どわっ! おい危ねえだろ! 」
「ん~八幡いい匂い」
倒れた八幡に重なるように寝そべり、胸元に顔を擦り付ける。
「いや重いからどいてくれませんかね」
「嫌だも~ん」
女の子に重いとか本当デリカシーないし。でもそんなこと言いながら撫でてくれる八幡が大好き。
万遍の笑みで八幡を見つめると、物凄い怯えた表情でキッチンの方を見ていた。どうしたの?
つられてアタシも視線を向ける。
そこには鬼がいた。
「私の前で二人きりでいちゃつくなんて良い度胸ね。八幡、葉子」
「い、いや待て染井! これは香取が勝手にやったことで……」
「ちょっと八幡! アタシのせいにしないでよ! 」
バカバカ! これじゃアタシだけ華に怒られちゃうじゃん! そんな八幡大嫌いだし!
「二人とも正座」
「待っt」
「正座」
「「はい……」」
せっかくの三人一緒の休日なのに結局、半日お説教とか最悪!
舞台はアトランティス。玉狛に負けボーダーを辞めた香取ちゃん。八幡の元に転がりこみ再びトリガーを手にする。なんやかんやあってとうとう華と一緒に八幡の妻に!
本来なら
華はシステム担当で八幡は世界中から英雄扱いで都市の防衛担当。香取は八幡の妻って扱いだけで住んでいます。八幡と一緒に居たいという自分のワガママだけで都市に住んで仕事もしてないことに悩む香取ちゃん。
調査に出た犬飼のチームと麓郎のチームがピンチになる(嘘)
八幡と香取が助けに行く(八幡が出撃するときだけついていく香取ちゃん)
合流
帰ってきたらサプライズバースデー(ウィアーだけじゃなくオニール将軍もいる)
感謝と必要とされている存在と自覚する。IOAからも八幡付の役職に任命される。
くらいの感じで書こうとしてたんですがこんな感じになっちゃいました←
本編もかなり遅れますのでご容赦ください。