そんなキャラガチャ回前編
「あんにゃろー……今度会ったらブン殴ってやる」
「まぁ落ち着けよ」
バロンを一発ブン殴ろうとしたらカイルさんに羽交い締めされてそのまま出発する事になった。
「カイルさんは良いですよ、自分が見たかったもの見れただけじゃないですか!」
「まぁ……そうだな」
少年の様に顔をキラキラさせながらバーロンが動いてるの見てたからなこの人。
それに比べて俺は武器を手に入れたは良いけど見た目がイマイチ、というか武器っぽくないし武器になりかけるという思いをしたのた。
怒って当然だろう。
「それにもう1回バーロン使ってみたら手袋ですよ?毛糸の手袋。手袋が武器って……」
「確かに俺もそれはどうかと思うが」
確かに強い武器なら嬉しい、しかも見た目もカッコ良いなら言うことなしだ。
しかし白猫の武器は基本的にはカッコ良いのだが強い武器でもたまにネタっぽい武器がある。
俺が今装備しているスコップにしてもそうだが他にもギターや鮭とかも割りと強い武器に入る。
何故それが強いのかは謎だがとりあえず普通に武器として強いのだ。
でも手袋が武器って……
百歩譲ってスコップやギターならまだ分かる、冷凍した鮭ならまぁ確かに武器にもなるだろう。納得はいかんけど。
しかし手袋は武器にはならんだろう。毛糸の手袋とかただの防寒具じゃねーか。
ただ毛糸の手袋も強い武器とか言われてた気はするんだよなぁ……
もう記憶が薄れてるし確認する手段ないから何とも言えないけど。
納得いかねー……
「……仕方ないな、お詫びと言っちゃなんだがジュエル使った召喚術を教えてやろう」
俺の事を可哀想だと思ったのか不憫だと思ったのかは定かではないが、カイルさんがそんな事を言ってきた。
召喚術?
バハムートとかイフリートとかを召喚するの?
「召喚術ですか?」
全く見当がつかなかったので聞き直すとカイルさんは頷きながら続きを話した。
「ジュエルを使用する事によって冒険家を一人仲間にすることができるんだ」
なんと!白猫で言うメインもメイン。キャラガチャができるのか!?
てっきり他の島に行って仲間を勧誘していくんだと思ってた。
だって俺からしたらゲームの世界が現実になったみたいなもんだし、そんなガチャシステムで仲間にできると思わないじゃん?
「今回は俺がジュエルを出してやろうお前には仲間……というかストッパーが必要だ」
うんうん、やっぱり仲間っていると楽しいもんね!ジュエル出してくれるとかカイルさん太っ腹だなぁ。
……あれ?ストッパーって何のストッパーなんだろう?
「ストッパーですか?」
「そうだストッパーだ。お前は少し常識が無さ過ぎるから他の冒険家の仲間に色々教えて貰うと良い。俺も付きっきりという訳にはいかないだろうしな」
「俺の為に貴重なジュエルを……」
俺が思うにカイルさんはこの島に飛行島の謎か手掛かりがあると思っているんだろう。
実際にその通りだが、この島に飛行島がない可能性も現段階では考えられる。
しかし古代文字の発見や旧王朝時代等の遺跡を探索するという冒険家としては凄く貴重な経験をしている。
そんな経験をした恩返しを俺にしているのか?
カイルさん、アンタ人が良すぎるよ……
「いや、俺一人でお前の面倒は見切れんからな、常識外れを一人で相手にするのは正直疲れる」
「俺の感動台無しだよ」
そんなに俺は常識外れの存在なのか?
……うん、常識外れだったねゴメンねカイルさん。
「話を戻すが召喚術はジュエルを25個も使用する豪勢な召喚術だから俺の手持ちじゃ1回しかできん」
でもやっぱり基本的には良い人だよな、貴重なジュエルを会って一日も経ってない俺の為に使用してくれるんだもん。
しかしジュエルってそんなに入手しにくいのか?
「ジュエルってそんなに手に入りにくいんですか?」
「ジュエルはなんにでも使える魔石だからな。古い遺跡や稀に強い魔物が保有していたりするんだぞ?手に入りにくいのも当然なんだよ。だからそんなジュエルを15個使う古代文字使われている機械とか興味があって当然だろ?」
そりゃ気になるわな、でもそんなに凄い機械だとは思えないのがバロンクオリティなんだろう。
ていうかジュエルってそんな貴重なんだ。
1個いくらするんだろ?
「因みにゴールドで換算するといくら位なんです?」
「換算するのもなにもジュエルは売れないぞ」
「へ?貴重で需要があるのに売れないんですか?」
凄い高価な値段なんだろうと思っていたのに売れないっておかしくない?
「ジュエルは売れない。というか売りたくても売れないし買いたくても買えないんだよ」
「何でなんです?」
「ジュエルはその性質からどんな国でも欲する。そしてその事から戦争の火種になる事も多いんだよ。実際にいくつもの国が滅んでからは国際条約でジュエルは売っても買ってもいけない事になったんだ」
「物騒な話ですね……」
「使い方を知ってる奴なら誰もが喉から手が出るぐらい欲しがるからな当然と言えば当然な結果だけどな」
いやマジでジュエルって凄いな!
でもジュエルって言ってもジュエルシードじゃないんだから……
ユーノ君が何人いても足りなくなるぞ?
「まぁ昔はジュエルを保有したら国に渡さないといけない法律になったりもした時代もあったんだがな色々あって発見した者が所有して良い事になったらしい」
「何でですかそれ?」
「詳しい話をすると長くなるからまた後でな、さっさと召喚してしまうぞ」
そんなに長くなるのか……
なら後で良いかな?
それより仲間になるのが誰になるか楽しみだ。
俺が白猫をやっていた時はスカシカシパンマンをよく使ってたなぁ……
スカシカシパンマン。
白猫ではよく何かとコラボをしていて、しょこたんコラボの時にガチャで当てたキャラクター。
スゲエ渋い声していて格好はつぶ餡が詰まっている正義の味方っぽいが非常にスケベなキャラである。
見た目が凄く気に入りこの世界に来るまではよく使ってたキャラだった。
でも協力バトルで蹴られるから仕方なくゲオルグ使ってたな懐かしい。
「よし、ジュエルを25個用意した後はコレをまとめて空に投げて『召喚』と言うだけで仲間になってくれる奴が飛行船から飛び降りてくる」
懐かしさを感じていたら突拍子もないことをカイルさんが言い出した。
「え?今なんて言いました?」
もしかしたら聞き間違えかも知れないし聞き直してみた。
「ん?飛行船から飛び降りて来るんだよ仲間が」
「ええぇぇ!?」
そんなとこまでゲーム準拠なの!?
あれけっこう高い所から飛び降りてるよ!!?
ふ、不安で仕方ないんだけど……
誰が出るかはお楽しみ。
でも伏線とすら言えない伏線貼ってるから分かりますよね。
因みにですがアンケート的なのはやるつもりないです。
その話の筋にあったキャラクターや、やりたいネタがあるキャラクターを登場させていくつもりですのでご理解お願いいたします。