東方妖人伝 〜妖怪退治の人間達と半分妖怪の人間〜   作:木曾星仙

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序章 始まる前の前語り

古今東西…とまあ、もしくは今は昔だったり昔々のお話だが。と始めるものなのだろうが生憎と私にはそれ程過去には思えなくてな。

私の中ではある程度大きな大事件だったんだよ

……ん?ああ、済まない。全く関係無い方向に流れていきそうになったな

これは悲しき哀しい日常のお話でこの世界の現実と言うのをもしかしたら叩きつけてくれるかも知れない。そんなお話だ

出てくる存在自体は極簡単

異変解決の立役者の人間たちとそれに救われそれに巣作った半妖の少年。…それと部外者程度に神や妖怪たち。と言った感じの面々だ

勿論、私も出てきたりはするんだが大して面識は無いし対して面会したこともない。

所詮この話もまた聞きだから、着色を加えている場面もあるかも知れないだろう。それでもまあ、指を咥えて待つようなそんな語りを頑張るとするよ。…いや、語りではなく騙りかも知れないし物語であるかも知れないんだが

私が事実として知っているのは半妖の少年が居たと言う事実と妖怪退治のスペシャリスト達、幾つもの異変を解決した正義の味方……そんな彼ら…まあ、彼女らが全員人として居られなくなり今存在してるのは二人だけと言う有様だ。

事実として知ってはいるだろうけど考えながら聞いていて欲しい、誰が死なずに生き長らえそして誰が殺されるのかを。

幻想郷の守り手である博麗の巫女か

その親友であり星撒きの魔法使いか

紅き館の吸血鬼に仕える瀟洒なメイドか

二柱と共に居る奇跡を起す風祝の巫女か

……ん?ああ白玉楼に仕えるあの庭師か?

別に入れても不具合は無いし結果も同じだが、彼女はあれで半霊だし元々死んでいるようなものだろう。人の部分が死のうが大差あるまい。

さて、それじゃあ始めようか。

古今東西。これは暑い暑い夏の日だったかも知れないし木枯らしが吹く秋の日だったかも知れない。重要なのは日日でなく日付でもなく何があったかだ。

いつものとまでは行かないが博麗の巫女の仕事である妖怪退治を彼女がしていたその日のことだった。彼女は…博麗霊夢は彼と半妖の彼とあったのだ。

名前は……忘れてしまってな。****とでも表すとでもしようか。

ともかく、これが幻想郷の素敵な巫女と悪意のない悪の塊…と言う言い方は言い過ぎか

妖怪である以上仕方がなくその存在意義に知らずに従い、従いようもなく下った。そんな二人の出会いだったわけだ。

蛇足的に付け加えるのなら彼女らの周りには結構多くの妖怪の尸と妖怪の体液、血液やらそれが大量にあったらしいが。

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