錬金術の力を手に入れた少年が行く異世界物語~ハイスクールD×D~ 作:AKATUKI,N
確か僕・・・柊駿はトラックに轢かれて死んだはずなのに何故意識があるのだろうか?しかもとても暖かい・・・体の感覚があるって言うことはもしかして、まだ生きているのか?つまりここは病院か?だけど目は開けられないしな・・・
そう考えを巡らしていると不意に上の方から声が聞こえてきた。
「ここはじゃな・・・病院ではないぞ。うぬにわかりやすく言うと転生の間じゃな」
転生の間?つまり僕は死んだんですね。
「そうじゃ。だがそれはこちらのミスではないぞ。ただうぬが力を持つことができるものだったから転生させるだけじゃ」
力ってどういう力ですか?あれですか、Fateとかですか?
「いや、とある世界で禁忌とされた錬金術じゃ。その力をうぬは使える。その力を使って世界を救う手助けをしてほしいのじゃ」
えっと・・・拒否権は?
「ないぞ」
そうですか・・・
「それでは引くがよい!」
先ほどまで目は開けられなかったが急に目が開くようになり自分の体を確認すると透けていた。まあ幽霊みたいなものだと納得した。
そして前を見ると石板のようなものがふわふわと浮いていて、そこに石みたいなものがあった。その石には目のようなものや手のようなものがあったのでかなり気持ち悪かった。
どうやって引けばいいんですか?
「説明していなかったな。その青い石みたいなものは幻晶石と言ってな、それを石板に沿うように下に向かってやるだけじゃ」
えっと、こうして・・・こうだ!
幻晶石が石板に吸い込まれていき、石板が動き始めて模様を作っていく。青から黄色、赤色になった。八の字が十字に重なった瞬間に魔法陣が生まれて石板から抜け落ちた。そして吸い込まれていったはずの幻晶石がその魔法陣から赤色になったものが二つ出てきた。
「初回じゃったから二連で引かせてやったがお主は本当に運がいいのじゃな。その赤いのは現在確認されているファントムの中では最高のレアリティじゃ。名はクロエとザハル」
最高のレアリティ・・・クロエとザハルですか。つまりこれでその頼まれ事も達成しやすくなったわけですか。
「そうじゃな。とりあえずまずはこの世界を救ってもらうとするかの」
まず?って言うことは、複数あるのですか!?
「言っていなかったか?まあ答えはYESじゃ。そうそう錬金術を使える人間は見つからないからな。ああ、幻晶石は毎週一回分送るからな。それと異世界で別の種族・・・つまり人間じゃなくなっても問題なく錬金術は使えるからな」
あ、はい。
「それでは送るとするか。転生先はハイスクールD×Dじゃったかな?知っておるか?」
いえ、あんまり知らないですね。
「そうか、まあ支障は特にないじゃろう。住処と必要最低限物はこちらでそろえてやる。力の使い方は理解していなくても大丈夫じゃ。呼び出したいときに呼べばいつでも来るからな」
わかりました。それでは行ってくる前にあなたの名前を教えてくださいませんか?
「言っていなかったか、我はウロボロス・・・真理と世界をつなぐ運命の見届け人。それではの柊駿」
はい、また会いましょう。