錬金術の力を手に入れた少年が行く異世界物語~ハイスクールD×D~   作:AKATUKI,N

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2話

 次の日の放課後。僕は遣いの人・・・同じクラスのイッセー(兵藤のこと)に連れられて旧校舎まで来ていた。と言うかこの学校に旧校舎なんてあったんだね。

 

 少し不気味な雰囲気がする中を歩いていく。そしてオカルト研究部と書かれた場所にイッセーがノックをして

 

「部長連れてきました」

 

 と言うと、

 

「入ってちょうだい」

 

 と返ってきたのでイッセーの後に続いて入って行く。

 

 中には魔法陣などが沢山ありさらに部屋も暗いので少し・・・と言うよりもかなり不気味さが先ほどよりも増している。一言言おう!早く帰りたいな~・・・

 

「ようこそ。オカルト研究部へ私たちオカルト研究部は柊駿、あなたを歓迎するわ。・・・・・・悪魔としてね」

 

 悪魔ですか?まあ昨日のような存在がいたのなら信じることはできるだろう。

 

「粗茶です」

「ありがとうございます」

 

 お茶を受け取り冷ましながら飲んでみると、かなりおいしかった。ここは簡単な感想を言っておこうかな。

 

「とてもおいしいです」

「あらあら、ありがとうございます。うふふふ」

 

 そう微笑みながらお礼を言ってくる・・・まだ名前を知らないから先輩でいいか。美人なので一つ一つの動作が絵になっている。

 

「私たちは悪魔なの」

「はい、さっき聞きました」

 

 何故か笑われた。どうして?

 

「ごめんなさいね。イッセーの時とは大違いだったから・・・」

「そういうことですか。とりあえずここに来たわけですから、説明を早くしてください。ここにいると何故か背中がぞわぞわするんですよ」

「せっかちな人ですね。変態よりはいいですが・・・はむ」

 

 お菓子を食べながらそう言われる。まあそんなことは気にしない。

 

 

「そうね。まずはどこから話そうかしら・・・」

 

 話を聞いた限りこの世界には三大勢力、悪魔、堕天使、天使がいてそれぞれの勢力で争っているらしい。まあ、人間の戦争と同じみたいなものだね。その中でもグレモリー先輩はすごいらしい。何がって?そりゃ階級が?なんだっけ・・・

 

 それで、悪魔や悪魔祓いにははぐれと言うやつがいてかなり危険なんだとか。だから昨日警戒していたわけか・・・まあ気を付けておこうかな?

 

「それでだけど、あなたの師匠には聞いておいてもらえたかしら?」

「あ、忘れてました!昨日は帰ったらすぐに寝てしまいましたから・・・ちょっと失礼して今聞いてみますね」

 

 僕は頭の中でクロエとザハルに聞いてみると、クロエからは許可が出たがザハルは面倒くさいとのことで許可は出なかった。

 

「おーい、師匠とやらに聞いてみるんじゃなかったのか?」

「もしかしたら何かしらの彼の力で会話をしているんじゃないかしら。もうちょっと待ってみましょう」

 

『来てくれ、クロエ』

 

 すると僕の後ろで青い光が出現してそこからクロエが現れた。

 

 クロエが出てきたときにイッセーが鼻の下を伸ばしながら見てきていた。

 

「初めまして。皆様、私の名前はクロエと言います。以後お見知りおきを」

「初めましてクロエさん。あなたが柊君の師匠かしら?」

「はい。駿はそう思っているようですね。実はもう一人いるのですが恥ずかしいから来ないようです」

「そう、その人はよほどシャイなのね。それでさっきのは転移かしら?」

 

 転移と言ったら転移なのかな?どうなのだろう?と言うか錬金術と言っているくらいだから錬成の方が正しいのかな?

 

「駿はまだこの力を完全に把握していないので私から説明します。この力は錬金術と言い、とある別世界で禁忌とされた力です。そして私はファントムと呼ばれる存在です。なので私たちは錬成して生み出されています。あなた方にわかりやすくいうと使い魔でしょうか?」

「別世界!?もしかしてあなたは異世界の人間なの?」

「異世界なのかな?どちらかと言うと並行世界の方が近い気がしますけど・・・」

 

 あれ?こういうことって普通しゃべっちゃいけない気がするんだけどどうなんだろうか?

 

「それって秘密にしておかなくてもいいのかい?」

 

 おっしゃる通りですイケメン君。

 

「まあ、その話はおいておくとして、あなた私の眷属にならないかしら」

「うーん・・・別にいいですよ。そっちの方が目的も果たしやすそうですし」

「目的?それは「そこはさすがにしゃべっちゃまずいと思うので勘弁してください。あ、でも復讐だとかそういうものじゃないんで安心してください」・・・わかったわ」

 

 眷属ってどうやってなるんだろうか?悪魔になったら身体能力とか上がるっていってたしな~これでクロエとの模擬戦とかもやりやすくなるかも!

 

「それじゃ、まずは一回模擬戦をやってみてそれで駒を決めるから。祐斗」

「はい、部長。よろしくね、柊君」

「よろしくお願いします。けどその前に自己紹介からしましょうよ!まだ名前あんまり知らないですし・・・」

 

 祐斗のことをイケメン君と呼んでいた通り、まだここにいる人全員の名前を覚えていないのだ。

 

「それもそうね。私は昨日名乗った通り、三年のリアス・グレモリーよ。このオカルト研究部の部長をしているわ」

「次は私ですね。私の名前は姫島朱乃。駒はクイーン。よろしくお願いしますね、柊君」

「塔城小猫。駒は戦車・・・よろしくお願いします」

「僕は木場祐斗。駒は騎士。これからよろしくね」

「知っていると思うけど、俺は兵藤一誠!駒は兵士だ。よろしくな柊!」

「僕の名前は柊駿です。これからよろしくお願いします!」

 

 僕はそう言ってその場でおじぎをする。けどこれが終わったらあれなんだよね・・・模擬戦なんだよね・・・

 

「クロエ、一緒に戦ってくれないかな?」

「ダメですよ。私が模擬戦をしたらそれこそ模擬戦の意味がないじゃないですか」

「それもそうだね・・・」

 

「話は終わったかしら?それじゃ行くわよ」

「はい。そういえば何をするんですか?」

「まだ他の所が部活をやっているから剣道で模擬戦をするわよ。祐斗は力を使わないでね」

「わかりました」

 

 と言うことで僕たちは体育館へとやってきた。するとかなりの大騒ぎになってしまっていた。イッセー以外のみんなのことで盛り上がっているようだ。

 

僕?いつの間にかファンクラブと言う物が出来上がっていたらしく、写真を一緒に撮ってくださいと言われたりした。どうしてだろうか?自己紹介とかも普通の反応だったのに。

 

 グレモリー先輩が剣道部と交渉し終わったらしく、あまり使われていない胴着と防具、竹刀を貸してもらった。

 

 そして着替え終わったが剣道なんて全く知らないわけであって・・・ちなみに知っていることは面を打つことぐらいだ。

 

 いろいろと教えてもらい試合をすることになった。

 

「祐斗さん、待たせてすみません」

「気にしないでいいよ。さ、始めようか」

 

 祐斗は竹刀を構えるが、僕は構えない。自然体の状態だ。

 

「構えなくていいのかい?」

「これが僕の構え方です」

「・・・・・・」

 

 どうやら僕のことを観察してどこに隙があるかをうかがっているようだ。

 

「祐斗、駿。一本勝負よ準備は良い?」

 

 僕たちは頷く。

 

「・・・・始め!」

 

 試合は始まったが両者ともに動かない。僕はクロエから自分からはあまり動かずカウンターを狙うと言うことを教えてもらった。だから祐斗が動くのを待っているのだが・・・どこを狙っていいのか迷っているようだ。じゃあこっちが先に行きますか!

 

 地面を蹴り飛ばし、かなりの速度で接近する。一般人から見れば一瞬にして消えたように見えるだろう。だが僕はそれになれているので自分の体が追いつかないと言うことはない。逆に言ってしまえばクロエたちが異常なだけである。

 

 祐斗は少しと言うかかなり驚いたような表情をしていたがすぐに竹刀で身を守ろうとする。そのまま竹刀と竹刀がぶつかるが、次の瞬間祐斗が持っていた竹刀が斬れた。まるで僕が持っている竹刀が刃物のように。そして強引に勢いを殺してそのまま軽く面を打つ。

 

「・・・・勝負あり。勝者、柊駿!」

 

 見ていた他の人達はいったい何が起こったのかわからないようで呆然としていた。オカルト研究部の面々はとても驚いたような顔をしていた。

 

「ふう・・・あ、剣道部の方々すみません。竹刀を折ってしまいました・・・」

「は!・・・別にいいですよあんまり使っていなかった竹刀ですから。それよりもさっきのどうやったんですか!?」

「さっきのと言うと?」

「あの消えたやつですよ!凄かったな~」

「ああ、あれは・・・」

 

 僕が説明している間に部長たちが集まって何かを話していた。

 

 しばらくの間見物に来ていた人たちにつかまっていたが、グレモリー先輩が助けてくれた。

 

 そしてオカルト研究部の部室へと戻ってくると僕の駒を渡された。チェスをよく知らなかったので何の駒か教えてもらうとどうやら兵士のようだ。つまり一番の下っ端・・・まあいっか!

 

「とりあえずイッセーが兵士の駒を七つ使っているから一個しかないけど・・・足りるかしら」

「足りる、足りないってどういうことですか?」

「眷属にする人の強さによって必要な駒の数が決まるのよ」

「そういうことですか・・・でこれをどうすれば?」

「自分の胸のところまで持って行ってちょうだい」

 

 僕は言われたとおりにすると勝手に兵士の駒が浮き上がりそのまま僕の胸の中に入って行った。すると僕の背中から何かが生えてきた。

 

「おめでとう。これで駿も私たちの仲間よ。以後私のことは部長と呼ぶこと」

「わかりました。部長」

 

 と言うことで僕は悪魔となったのであった。

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