錬金術の力を手に入れた少年が行く異世界物語~ハイスクールD×D~ 作:AKATUKI,N
次の日、部活に顔を出すと悪魔の仕事を説明された。どうやら悪魔は契約取りと言う物をしているらしいがまだ僕は見習いなのでチラシ配りかららしい。
とりあえず、今日の夜から開始だな!チラシ配りも頑張って行けばいずれは転生悪魔でも上級悪魔になれるらしいからね。頑張るぞ!とはいっても上級悪魔以上になったところで眷属が持てるようになるだけだけど・・・
僕はクロエとザハルに頼もうとする前に却下が出てきた。僕には自転車はないんだぞ!走れって言うのか?まあそうするしかないよね~
「それでは部長!行ってきます」
「行ってらっしゃい。駿」
と言うことでチラシを配りに外に出てきたわけだがどうやってチラシを配って行くかと言うと、悪魔の力を必要としている所がわかる機械のようなものがあり、それが示している場所に入れていくだけらしい。まあ簡単だね。
そして一時間後・・・
ようやく全部のチラシを配り終わった僕はゆっくり学校に戻ることにした。
オカルト研究部の部室の前まで来ると、少しドタバタしているのが分かった。どうしてそんなにドタバタしているのだろう?と思いつつ部室の中に入って行くと先ほどとは違い静かになっていた。と言うより誰もいない・・・みんなどこに行ったんだろうか?と言うよりなにか予想外なことがあったのだろう。とりあえず待とうかな?
それから数分後、突然赤い魔法陣が出てきたと思ったらその中からみんなが出てきた。怪我と言っていいレベルなのだろうか?それぐらいの傷を負ったイッセーを背負って。
部長はイッセーの治療をしに行ったので何があったのか祐斗に聞いてみることにした。
「祐斗さん、何があったんですか?」
「イッセー君が契約を取りに行った場所の家にはぐれ悪魔祓いがいてね。そいつによって傷を負わされたんだ」
確か悪魔には光が弱点だったんだよな。悪魔祓いや堕天使とかは光力を使って攻撃してくると言うことはかなりやばくないか?それ・・・
イッセーがシャワーから出てくると姫島先輩に包帯を巻いてもらっていた。話を聞くに光力が強くて完治まではいたらなかったらしい。そしてアーシアと言う人を救えなくてかなり落ち込んでいた。
そしてまた次の日、学校に行くとイッセーは休みだった。まあ傷が治っていないんだから当たり前か・・・そう考えて放課後の部活に行くと、イッセーがやってきていた。
「あれ?イッセー今日は休みだったんじゃないのか?」
「ああ、そうだったんだけどな、今日は部長に許可をもらいに来た」
その目はとても強かった。何の許可をもらうのかは知らないけど、絶対に何があっても譲らないという意志が感じられるほどに。
そして部長がやってきた。イッセーはすぐに近づいていき許可をろうとすると部長に叩かれていた。
「何度言ってもだめなものはだめよ。シスターの救出は認められないわ。あなたはもうグレモリー眷属なのよ」
「だったら俺を眷属から外してください。兵士が一人いなくなったところで、駿がいるんですから」
普通どんなことがあってもそういうことは言ってはいけないだろうイッセー。部長は心配して言ってくれているんだから・・・
「お黙りなさい!・・・イッセーは兵士の駒が弱い駒だと思っているのね?」
「・・・・・・」
「それは大きな間違いよイッセー。悪魔の駒はチェスの駒の特徴を持っているといったでしょう?」
「兵士の特徴って・・・?」
「プロモーション、主が認めた敵陣地に入ればキング以外の駒になることができるのよ。そう例えば教会のように」
それは初耳だ。と言うことは教会を敵陣地と認めてくれれば、プロモーションできるようになるわけだ。
「俺が他のみんなの駒に・・・」
「ついでにあなたの神器だけど、」
「力を一定時間倍加するんですよね。夕麻ちゃ・・・堕天使から聞きました」
「想いなさい・・・神器は持ち主の想う力で動くの。その力が強ければ強いほど、あなたの想いに答えてくれるはずよ」
すると姫島先輩が部長の背後に周り耳打ちをし始めた。
「急用ができたわ。私と朱乃は少し外出をします」
「部長!話はまだ終わって」
「いいこと?プロモーションを使ったところで堕天使相手に駒一つで勝てるほど甘くはないのよ」
そして魔法陣を起動させて部室からどこかへと転移をしていった。
「そのぐらいわかってますよ・・・」
そう言いながらもイッセーは一人で行こうとする。はあ・・・全然わかってないじゃないか。
「行くのかい?」
「ああ、止めたって無駄だからな」
「殺されるよ」
「たとえ死んでもアーシアだけは逃がす」
「いい覚悟・・・と言いたいところだけどやっぱり無謀だ」
「うるせぇ!イケメ・・・」
そう言ってイッセーが振り返ろうとした瞬間に祐斗は剣を生成させた。もしかしてあれが祐斗の神器なのかな?
「プロモーションをしたとしてもって部長はおっしゃってたよね。つまり部長は教会を敵陣地と認めたんだよ」
「じゃあ・・・」
「ついでに僕たち二人は兵藤君の行動のフォローをしろと指示が出ているしね」
ふむふむ、祐斗と小猫は指示が出ていたのか・・・って僕は?僕には何も指示が出てないんだけど!?まあ、ついていくんですけど・・・
「駿君は何もいわないでもついていくだろうと言っていたからね」
あって間もないのに僕の行動が予測されている!?
「小猫ちゃんも?」
「三人だけでは不安ですので」
と言うことで僕たちは街のはずれにある敵陣地の教会に正面から突入することになった。
『クロエ、ザハル?こういうのって普通は裏側から入るものではないの?』
『難しいところですね・・・裏口はたいてい警戒されていてかなり危険ですから』
『無駄に時間をかけて増援が来るよりかは正面突破をした方がいいだろう』
『そっか・・・で、二人とも呼びだしていい?』
『『別にかまわない/ですよ』』
「うわ、すげぇ殺気・・・」
「神父達もかなりの数集まっているみたいだからね」
「ありがとうな!みんな」
「いやいいよ。仲間じゃないか・・・それに個人的に堕天使や神父は好きじゃないからね。憎いと言ってもいい」
「木場?」
小猫が教会に歩いていこうとしたので少し待ったをかけた。
「みんな今から増援を二人出すから、敵対はしないでね」
「わかった。って二人?」
僕はクロエとザハルを錬成した。
「ふん、ようやく出番か・・・久々だから少々暴れさせてもらう」
「私は、駿のお手伝いに」
「よろしく二人とも。だけどザハルはあんまり暴れすぎて教会を壊さないようにね?」
と言うことで小猫ちゃんに教会のドアをかっこよく強引に開けてもらって教会の中に入って行くと、まさに廃教会と言う感じだった。椅子は壊れ、蜘蛛の巣は張っていてとにかくボロボロだった。
「ひでぇもんだなこれは・・・」
奥の方へと歩いていくと、急に拍手の音が聞こえてきた。
「やあ、やあ、やあ。再会だね~感動的ですね~おや、おや~もう三人ほど増えているようだね~」
「フリード!」
どうやらあの神父とみんなは知り合い?と言うか前に会ったのかな?つまりイッセーが傷を負って帰ってきたときのことかな?たぶんそうだろう。
「いやぁ~二回会うなんて思っても見なかったっすよーほら俺ってめちゃくちゃ強いから、一度会ったらすぐこれよ」
そう言って首の前を手で横切らせた。うひゃ~それは怖いね。まあクロエとザハルの方が強いと思うけど。
フリードがブレードの部分がない西洋剣と銃を出す。西洋剣のブレード部分は光力で出してきた。つまり銃の弾丸ももしかしたら光なのかな?
「だからさ~俺に恥かかせたてめぇら糞悪魔の屑どもがよ~」
銃をなめながらそう言う。明らかにお前の方が悪魔っぽいよ!と突っ込みたいけど我慢しておこう。
「アーシアはどこだ!」
「ああ、悪魔に魅入られた糞シスターならこの祭壇から通じている地下の祭儀場におりますです」
小猫ちゃんが椅子の所へ向かい、イッセーが神器を出し木場が剣を抜剣する。
僕はクロエから実戦用の剣を通常だったら受け取るのだが(剣を持っていないから)、こっちに来てから地味に練習していた錬金術で剣を生成させた。まあ、まだまだなのだがね。
小猫が椅子を放り投げたことによりフリードとの戦いが始まった。
僕はその椅子の陰に隠れて奇襲を仕掛けたが、その場から離脱されて躱されてしまい逆に斬りかかられるがそこはザハルが防いでくれた。
「まだまだ甘いな。常に先を読んで行動しろ」
無言で頷く。
「お前らは先に行け。こんな奴は俺一人で十分だ。それに実力の四分の一も出せないからな」
「わかりました」
「おやおや、なめたことをしてくださいますね~」
ザハルは斬りかかってきたフリードを外に吹き飛ばす。その間に小猫が机を吹き飛ばし地下へと降りる階段を見つけ出す。
クロエを先頭に僕たちは地下へと進んで行った。