錬金術の力を手に入れた少年が行く異世界物語~ハイスクールD×D~ 作:AKATUKI,N
目が覚めるとそこは僕の自室の布団であった。そして誰かがくっついているような感覚がする。と言うことで布団をめくってみると、そこには紫色の髪とピンク色の髪を持った一人の美幼女がいた。
・・・・・・待て待て、昨日は僕は何をしていた?確かだが神父達と戦って、レイナーレが消し飛ぶのを見て?そこから記憶がないぞ。もしかして気絶したのか。全部終わった後で・・・と言うことは誰?この人。
「うん?目が覚めたか、とりあえずおはよう」
「おはよう・・・じゃなくて!あなたは誰ですか?なんで僕の布団に入っているんですか!?」
「この声を聴いてもまだ思い出さんのか?ついこの間あったばかりだというのに」
「この声?もしかして・・・ウロボロスさんですか?」
満足したように頷くと布団から出てきた。と言うか何の用なのだろうか?
「それで我が来た理由なのだが、幻晶石を渡しに来た。本来だったら一週間ごとに送るはずだったのじゃが想定外のことが起きてしまってな・・・ところでプリンはあるか?」
「なるほどそういうことですか・・・プリンはないですよ?学校行くついでに買ってきましょうか?」
「そうしてもらうかの」
この家には何故か時計がないのでスマートフォンを見る。今度時計を買ってこようかな?そこには朝の四時と書いてあった。まだ鍛錬までは時間があるな。
ちなみにウロボロスは僕の家にしばらくいるそうだ。錬金術を使えないものには見えないらしい。後はファントムも問題ないらしい。
僕は朝ご飯を作るために一階へと降りていく。そういえばクロエはどうしているのだろうか?
一階に降りるといい匂いがしてきた。もしかしてクロエが朝ご飯を作っているのか?ダイニングへと続くドアを開けると、クロエがいつの間にか持っていた私服にエプロンをつけて料理をしていたところだった。
「起きましたか・・・ってその方は誰ですか?」
「うぬには我が見えると言うことは、うぬはファントムか錬金術の力を持った人間と言うことだが、この世界には錬金術を持った者は柊駿以外にはいない。つまりファントムか」
「クロエ、この人って言ってもいいのかな?はウロボロスって言う名前で僕をこの世界に転生させてくれた人なんだ」
「そうですか・・・っと、料理に集中していないと焦がしてしまいますね」
その後はクロエが作った朝ご飯を食べた。メニューはフランスパンにサラダ、スクランブルエッグだった。僕が作ったものよりおいしかったと言っておこう。
その後は通常であれば鍛錬だったのだが最初に幻晶石の使い方をウロボロスから聞き、召喚をしてみることにした。これからこれを僕一人でやらなければいけないらしい。
まずはウロボロスからあの石板みたいなものを渡してもらい幻晶石を近づける。するとあの時のように石板が浮かび上がったので、幻晶石を石板に沿って回してあげるとあの時のようになった。色は・・・赤だな。また赤か・・・
何かが頭の中に入ってきた。どうやらこのファントムの情報らしいのだが僕でも知っている人であった。その名前は・・・
「おぉ!新種のファントムじゃな。早速召喚してみるといい。あ、言い忘れておったが最大で召喚できる人数は五人までじゃ」
「わかった」
『来てくれ、アーサー!』
青い光が現れそこから現れたのは・・・
「君だね。僕を錬成したのは」
「うん、そうだね」
漆黒で男性なのに綺麗な髪を持った、美少年だった。身に着けている物を見ると、素人目から見ても業物だとわかる白銀の鎧に、簡素であったがそこからあふれ出す聖なるオーラ・・・おそらくあれがエクスカリバーなのだろう。
「では主よ、まず何をすればいいでしょうか」
「いや自己紹介をしようかなって呼んだだけだから・・・それに僕はお願いをすることはあるけど命令はあまりしないかな」
「そうでしたか、では私から。私はアーサーと言う。一時は一国の王をしていたが今はあなたの剣となりあなたに尽くしましょう」
「僕は柊駿って言うんだ。これからよろしくお願いします」
と言うことで、新たな仲間アーサーが加わった。
さて鍛錬をするかな!クロエも待っていることだし。