渓流暮らしの泡狐竜   作:狐火(宇迦之御魂)

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最近、サブタイが銀魂に似てきている気がする。


人のコンプレックスは指摘すると大抵、ロクでもないことになる。

やあ、ミツだよ。

今回はね、村の皆に一言物申す!

 

「君達は僕の性別を何だと思ってるんだ!」

 

いつもいつもいつもいつも!

少なくとも男として扱われた事が一度たりとも無いんだよ!?

もう耐えられ無いよ!

 

「ほぼ、女性の男ですかニャ。」

 

「ココア殿に同意見です。」

 

「え、まずお姉ちゃん女でしょ?女の子の匂いしかしないよ?」

 

「嬢はもう諦めぇや.....女になってしまえば楽な物を......」

 

「君達という奴は.......僕は男だと何度言ったら解るんだい!?ノエルは付き合いが短いから解るけど!陽炎に至っては卵の頃から育ててる付き合いだと言うのに....泣くよ!?終いには泣くからね!?」

 

「ミツさんの泣き顔が拝めると聞いて飛んできた。泣き顔ドコー」

 

何処からか湧いたハンターは陽炎の手によって瞬殺されましたとさ。

 

「母君はまず性別について言う前にその姿から変えていく必要が有るかと。」

 

それも一理あるか......ならば。

 

「じゃあ取り敢えずこの無駄に長い髪切っちゃうとしようか。」

 

「「「「「「「「「「ダ!メ!で!す!」」」」」」」」」」

 

「ショートになったミツさんも見てみたいかも。」

 

二度目の瞬殺がやってきた。

 

「えぇ......ならどうしろって言うのさ......」

 

「諦めて女性になる。」

 

「嫌だよそんなの!」

 

「じゃあどうしようもないです母君。もうこれは絶対不変の掟です。」

 

陽炎........僕は今、君に存在を否定された感覚を覚えたよ。

 

翌日

 

《探さないでください、ミツより。》

 

ミツさんは、再び失踪してしまった!

 

「うぎゃあああああああああああああああ!?」

 

「ヤバいニャヤバいニャ!」

 

「おおおおお、お、落ち着くゼヨ!まずは餅をトランポリンでフライアウェイして肘からガレオスを捻り出すんゼヨ!」

 

「お前が落ち着くニャ!」

 

「俺が!俺があんな事を言ったから母君がぁぁあアアアアッァッアツアああ!」

 

誰かが慌てふためき。

誰かは混乱の余り謎の言葉を発し。

誰かは自責の念で岩に頭を打ち付け岩を叩き割り。

とまあ、ゆけむり村が混沌で溢れかえってる頃。

 

事の始まりであるミツさんは......

 

 

「むー!」ぷんすこぷんすこ

 

温泉で不貞腐れていた。

温泉に入る前に女性ロッカーの鍵を渡された為に、またミツさんのぷんすこメーターが溜まり。

その結果がこれである。

 

「全く!失礼しちゃうよもう!」

 

珍しく自分の事でお怒りのご様子。

それ程コンプレックスなのだろう。

と、そんな風にミツさんが不貞腐れている間にゆけむり村は更に荒れ......

 

「そうゼヨ!プロテインゼヨ!」

 

「落ち着いたら取り敢えず、やってみよう!」

 

「何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を何であんな事を..............」

 

「ちょっ!お前ら落ち着きぃ!村が壊れるで!」

 

と、三名発狂。

ミツさん恐るべし。

そしてまたミツさんへと。

 

「...........zzz」

 

眠っていた。

なぜか肌艶が普段のそこらの美人のプライドをへし折る肌艶が更に強化され、レイスの家で。

眠っていた。超熟睡である。

 

そしてその隣には、顔面真っ赤で放心状態のレイスを呆れて起こそうとするシュガー

これまた意味不明である。

 

ちなみにこんな状況に至ったのは温泉からだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、姉さん何してるのニャ?」

 

「むー、シュガーちゃんまで......」

 

「ニャ?」

 

「僕は男だと何度言ったら解るのかな?君達は。」

 

「諦めるニャ、姉さんを男として扱うと本当に違和感しか残らないニャ。」

 

「...............」

 

「だから諦めるニャ。........ん?姉さん?」

 

「むきゃー........」

 

「ぁ~のぼせたニャか.....」

 

と、そんな感じでシュガーにレイス宅に輸送されたのだが。

まあ、あの最近ただの変態に成り下がりつつあるレイスが勘付かない訳がなく。

シュガーの警戒網を突破、ミツさんの眠る寝室へと浸入し。こうなった。

 

「悪いなシュガー、だがこれも仕事でなぁ....」

 

狩猟(性欲の解放)という古龍の同時討伐よりも難易度の高い。

まず、死ぬのが確定レベルの事をやろうとしていた。

 

「んー......あぅ.....」

 

レイスがシュガーの居た方向へ気色の悪い笑みを浮かべていると。

後ろにミツさんが陣取り、レイスの耳を捕食(甘噛み)

 

「へ、ちょっ、ミツさアッー!」

 

「ふぁ......zzz」

 

力が抜けて倒れたレイスにミツさんが覆いかぶさる形に。

 

「ちょっ!ミツさん近い!近いって!」

 

「………zzzz」

 

と、完全に倒れたミツさんの唇が軽くだが、レイスの頬に当たった。

所詮キスである。

 

「%-¥%#:/\-^ss[&:/_%♪×○・~☆☆%¥〒!???」

 

ここで、レイスの思考回路がショート。

そこでシュガー乱入。

そして今に至ったのだ。おk?

 

「被告、何か発言あるかニャ?」

 

「...............あ、いや、はい。ないです。」

 

「どちらにせよ死刑確定ニャ。」

 

「あ......うん。」

 

羨ましいもんである。

 

 

 

「なあ、ここに嬢来とらへんか?」

 

「お、トールかニャ。姉さんならそこでグッスリニャ。」

 

「こんなところに居ったんか....見つからん訳や。」

 

「何かあったのかニャ?」

 

「いや、それがな?」

 

説明ってさあ、難しいよな?

キンクリキンクリー

 

「それは....酷いもんニャ。」

 

「だから連れて帰りたいんやけど。こんなにいい笑顔で寝とったら、起こすの忍びないわな.....」

 

「起きたら連れて帰るから、トールは見つかった事を伝えとくニャ。」

 

「ホンマかいな、そりゃ助かるわ。ありがとうな。」

 

「お互い様ニャ。にしても、姉さんは変な所で子供っぽいニャー」

 

「普段は優しいオカンみたいな感じなんやけどなぁー」

 

「まあ、それも含めて姉さんの魅力じゃないかニャ?」

 

「それもそうやな。ほな、先戻っとくわ。」

 

と、ほのぼのしているが。

少し、ゆけむり村に視点を戻そう。

 

「餅を叩け!」

 

「餅を叩けばファンゴが増える!」

 

「そんなことよりモス狩りだ!うっひぇええええぃ!」

 

「ブナハブラって燃やしたらロアルドロスになると思うニャよ!?」

 

「ナルガクルガは溶かすんだ!溶かしたらお餅を沸騰ボカンできるおっおっおを!?」

 

こんなのがトールのミツさん発見報告が来るまで続いた。

ちなみに、この後ミツさんを見た瞬間全員正気に戻りました。

あと、相変わらずの他人優先のミツさん故に諦めて女性として呼ばれるのは認めたそうです。

 

ただ、レイスのみがミツさんを見るたび茹でダコになって逃げ出す為にミツさんが嫌われたと勘違いしてまた一悶着あったそうだが。

それはまた別の機会で。




餅多くね?
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