はろはろーミツさんだよ。
レイス君、最後シュガーちゃんに気絶させられて引き摺られてたけど大丈夫かな?
因みに今は、渓流にガノトトスが来たので討伐にアイルー達を引き連れて行ってるところだよ。
ガノトトスって来るたびに群れのアイルーを襲って何十匹も大怪我させて群れの運営を危うくさせるし、レイス君もロアルドロスの時の事が忘れられないのか水中戦をするモンスターが苦手みたいだしね。
...僕も水中戦はするんだけど。
まず僕自身がガノトトス嫌いなんだよ。
魚を食べに水辺に行けば襲い掛かってくるし、まず僕のテリトリーで好き勝手しないで欲しいよ。
居たね、見事なまでに水中に待機してるよ。
僕は、一応他のモンスターよりは知能が有る。
人にも色々教えてもらってるから。
ある程度の部隊を組んで討伐するのが群れの鉄則なんだよ。
それで、僕のところの群れだと、アイルー用の弓を開発成功してて、その弓で2匹が僕の背中からガノトトスを撃つ。
僕はガノトトスの周りを泡で満たして、行動の阻害と共に攻撃。
地上に上がったら、6匹構成の弓部隊5隊が援護射撃。
8匹構成の近接斬撃部隊3隊が胴体を斬る。
5匹構成の近接打撃部隊2隊が頭を攻撃、スタンさせる。
3匹構成の物資供給部隊が一隊。
最後に、僕を含めた3匹構成の回復・攻撃部隊2隊が怪我した者を回復してその抜けた穴を塞ぐ。
さて、狩りの始まりだよ。
『弓乗って!』
「解ったニャ!」
「撃つニャよ!」
僕は、竜の時は人の言葉が話せないけど、この子達は僕の言葉を理解出来るから問題ない。
水に入って来た僕たちに、ガノトトスが威嚇してくる。
そんなのより、攻撃しなよ。
「ってぇええ!」
パッ、シュッと弓の放たれる音が続く。
僕はガノトトスを囲うように、滑液を流し泡を増幅、行動を阻害し僕のフィールドを作り出す
。ちなみに、この泡は僕の意思次第である程度までなら強度を上げれて、重さに耐えれる。
ディノバルドぐらいまでなら耐えれる。
ガノトトスが泡の上で滑って転ぶと同時に、泡を全て割って川の底に叩きつける。
地面に叩きつけられて、ガノトトスが痛みに鳴く。
そこに、容赦無く弓矢が飛び、僕は噛み付く。
ガノトトスが、水上よりも地上の方が良いと踏んだか地上に上がる。
残念、地上こそが僕のフィールドだよ。
地上に上がると、
大量のアイルーに戸惑い、攻撃を受けていく。
だがすぐに、気をとりなおして尻尾で近接部隊を払い除けようとする。
すぐに回避に移行したが何匹が攻撃を受け、回復を受けその間にバックからアイルーが入り穴を埋める。
そこに僕が回復に回復泡を、近接に攻撃強化泡を飛ばす。
弓矢部隊の鏃に塗られている毒でガノトトスが毒に陥る。
僕はその場から少し動き弓部隊の居る高台から水ブレスを背中に撃つ。
唐突な水流でガノトトスが倒れ込み、そこを近接・遠距離共に一斉攻撃をする。
立ち上がったガノトトスが怒り状態になり、周囲のアイルーに水流ブレスで攻撃する。
その攻撃で前衛の過半数が大ダメージを受け、バックも足りなくなった為に一旦相手を僕がして、遠距離も近距離の回復を行う。
ガノトトスが回復部隊に移動する近距離部隊に追撃を行おうとする前に、僕が高台から飛び降りて尻尾を叩きつける。
その時に、翼の様なヒレが折れたのか鈍い音と共に倒れて大きな声で鳴く。
攻撃強化泡を自分で浴びて、攻撃強化をし更に追撃をする。
折ったヒレを噛んで掴み、投げ捨てる。
そして、回復の終わった近接部隊が持ち場に付き。攻撃する。
弓部隊も移動し、弓を放つ。
回復部隊も、若干のダメージを回復させる為に回復笛を吹く。
ダメージが蓄積したガノトトスが逃げようと移動した時に打撃部隊が渾身の一撃を決め、脳が揺れたガノトトスが気絶する。
そして、最後に物資供給部隊の持ってきた大タル爆弾を投げ込み。
........ガノトトスは力尽きた。
「勝ったニャ!」
「今日はご馳走ニャよ!」
「5回目の討伐成功だニャ!」
討伐に成功して、皆が各々喜ぶ。
群れの荷車にガノトトスを乗せて持ち帰る。
ガノトトスを食べるのは久し振りだなぁ。
アイルーside
ニャ、俺は群れの食堂で料理長をやってるホールニャ。
元々キッチンアイルーとして働いていたんだがニャ、人よりかなり俺は料理が上手かったニャ。
それで妬まれた俺は同僚だった人間に毛が入っているなんて言い掛かりを付けられてクビになったニャ。
それからは、ユクモ村で盗みをして生きてたニャ。
人間は本当に自己中で大っ嫌いだニャ。でもある日、村の近くで村に向かってるミツネの御袋を見かけたニャ。
その時は、ドキドキノコで人になってたからタマミツネと気付かずに襲って荷物を奪おうとしたんだがニャ。
勿論野生に生きてる御袋に、人の元でずっと生きてた俺が見つからない訳が無くて、あっけなく飛びかかった時にキャッチされたニャ。
それからは、殺されるか、良くても大怪我すると思ってたんニャが...御袋は『どうしたの、いきなり?』って、怒りなんて全く感じられない声で聞いてきたのニャ。
でも、俺は一切喋らずに黙ってたニャ。
その時に、御袋が俺が物を盗んだ店の人間に捕まって大怪我した時怪我を見つけて、凄い慌てて回復泡を手から出して治してくれたニャ。
流石に、手から泡が出た時はビックリしたニャ。
直ぐに御袋は村から逆方向に駆け出して、今俺の居る群れに連れてこられたニャ。
その時に、群れの医者には『ああ、またかニャ?懲りないニャねぇ。』って御袋は言われてたニャ。
まあ、流されるがままに群れに住めばいいと言われて住んで今に至るニャ。
ここの施設は基本的に人になった御袋が入れる様な作りになってるニャ。
それから、群れで過ごして何日かすると御袋に『なんであんな怪我してたの?』って聞かれたニャ。
群れに住む様になってから御袋は色んな事をしてくれたニャ。
俺の特技である料理を作れる様にこの食堂を作る様に手配してくれたり。
俺の家だったり、だから、御袋になら言っていいと思って教えたら。
御袋は今まで見た事ないぐらいに怒って、村に突撃しに行ったニャ。
因みに、最後の最後まで笑顔だったのが死ぬかと思うぐらい怖かったニャ。
御袋は俺がキッチンアイルーとして働いていた店に行って、料理を頼んでニャ。
新しく着いたキッチンアイルーの料理が運ばれて来て、見るとアイルーの毛が入ってたんだニャ。
それで御袋が、俺を陥れた奴を呼び出すとアイツはそのキッチンアイルーを呼び出したんだニャ。
そのキッチンアイルーは黒いメラルーだったらしいニャ。
ただ、料理に入っているのは赤混じりの毛で料理を運んだのはアイツで毛を入れたのがバレてクビになったらしいニャ。マジザマァ。
それで、お礼に御袋に料理を振る舞ったんだニャ。
御袋は『本当に美味しいよ!凄いよホール君!』って、短いけど本心からの言葉をくれたニャ。
今まで料理を出した相手は、アイルーが上手く料理を作れるのが妬ましいのか、褒めてもどこか心の中で罵倒している様に言ってきたニャ。
食べた後『ホール君、出来たら僕にも教えてくれないかな?』って御袋は言ってくれて、直ぐに教えたニャ。
それで、ある日御袋が料理を作ってくれたニャ。
焼き魚、味噌汁、ご飯と簡単な物で誰でも作れる様な物だったニャ。
味は可も無く不可も無く普通だったけど、今まで食べた物より暖かくて、俺の事を考えて作られた優しい味がしたニャ。
今まで俺が食べた物は全て、美味しくても、優しさや暖かみなんて無くて。
冷めた物だったニャ。
あの時、無意識に俺は泣いてたみたいで御袋は『そんなに不味かった!?ごめんねホール君!』って謝ってたニャ。
御袋が居なけりゃ、まだ俺は盗みをしてると思うニャ。
そんな事を止めれたのは、やっぱり御袋のお蔭ニャ。
俺は、人間が大っ嫌いニャ。
だけど、御袋と引き合わせてくれた事だけは感謝してるニャ。
俺は、キッチンアイルー。
みんなの為に、そして御袋の為に料理を振舞うだけニャ。
「さあ宴だニャアアア!みんな食べるニャ!」
この毎日が、御袋のお蔭。だから俺は出来る限りの恩返しをするニャ。
なんか、疲れました。
明日にさせてください。