ガンパレード・マーチ episode OVERS   作:両生金魚

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作る作ると言っておきながら遅くなって申し訳ございませんでした……
これは原作の榊ガンパレに出てこないオリジナルキャラクター達の紹介になります。
【善行小隊の日常】までのネタバレが有るのでご注意ください。


オリジナルキャラクター設定(ネタバレ注意)

猫宮悠輝(HOUND OF SOCKS HUNTER)

 

 主人公であり、幾多の世界を救ってきたプレイヤーの分身としての存在。あえて容姿などをぼかす事で感情移入をしてもらいやすくしている。

 数々の世界に介入・観測を行い続けた結果単純な戦闘技量は人類を超え絢爛舞踏と呼ばれる領域に到達している。が、それでもやはり一人なのだ。それを補うために一小隊を超え戦隊を超え学兵を超え自衛軍を超え経済にまで介入を始めている。

 

 また義体に様々な機能がインストールされており様々なゲームキャラの能力が使える。一例を出すと思考加速・敵の気配や地形を察知する鷹の目・攻撃補助システムのO.A.T.Sなどである。

 更に戦闘だけでなく兵器の整備やプログラミング、料理など様々な世界の経験を元にしたプラグインもインストール済み。

 姓の由来は猫から。物語ではとっても強い竜がとっても強い虎と戦い竜虎相打つ。だが神話では竜猫相打つ。普段人の膝の上でのんびりしている猫が、いざという時にとっても強い竜と戦う。だから神話として語り継がれる。

 名の由来は感じそのまま悠久の時を輝く者。輝き続ける者。

 

 

 突如生徒会連合に現れた希望の星。ソックスハンターがハントしている現場に偶然出くわして叩きのめしたところ風紀委員に勧誘される。ソックスの香りをその身に宿したハンターに対抗できる数少ない人間である。彼の現れるところ、ソックスは次々と元の色合いを取り戻し、その生地からは洗剤と芳香剤の香りが漂い清潔になる。

 

 

 

津田優里【episode ONE】『学兵という生き物』

 

 2088オートバイ小隊所属、登場時は戦士。徴兵された典型的な女子学生の一人。彼女の所属している小隊は必要最低限、一人につき小銃にハンドガンに手榴弾1といった装備しか渡されなかった上オートバイ小隊と言うことで最低限の教育すらなされなかった。

 一人、また一人とクラスメイトが消えていく現状、思いつめて裏マーケットで何か武器はないかと彷徨っていた時に猫宮を見つける。

 その素人目にも尋常ではない整備の腕を見て藁にも縋った結果大きく運命を変えた。以来、猫宮の臨時訓練には出来る限り顔を出し手伝い続ける。人を救い続ける猫宮に感化され、とうとう九州撤退戦を生き抜いた後も戦うことを決意した。

 なお、史実では人知れず戦死している。

 

 

矢作満【episode ONE】『学兵という生き物』

 

 初出は『学兵という生き物』で階級は曹長。名前が出たのは『もう一度、残酷な運命に』 

 主に熊本市内を担当している憲兵であり、1小隊程を指揮している。何度も何度も何度も何度も問題を起こした学兵を連れてくる猫宮と顔見知りになり、学兵を助けていく姿を見てだんだんと手を貸すようになっていく。

 だが、猫宮が次々に実施する訓練や5121の挙げる戦果、そして共生派まで捕縛してくるようになって、深く調べるようになったところ、動物との関わりを突き止める。

 激化していく共生派との争いで猫宮、そして動物たちの助力も有り頭一つ抜けた成果を上げ、撤退戦時にも最後まで前行戦隊を裏から支え本土へと戻った時に昇進を勝ち取った。

 なお、権限は増えたがやっていることは相変わらず猫宮関連の手伝いであった。

 史実では九州奪還戦の時に共生派との戦いで戦死している。

 

 

玉島聡史【外伝】『変わる、運命』

 

 登場時は十翼長。徴兵された学生、徴兵された後に不良となった。典型的な男子学生の1クラスで作られた戦車随伴歩兵の隊の隊長であり、同じ不良仲間を集めカツアゲなどを行っていたところ猫宮にぶちのめされた。

 明日も知れぬ命故に荒んでいたところを猫宮に出会い訓練を施され端末を渡されたことで、死の運命から外れた一人。

 熊本城攻防戦、九州撤退戦を幸運にも生き延び、その後も戦うことを決意。自衛軍へと入隊した。自衛軍入隊後はその経歴を買われ橋爪と同じくいきなり軍曹として、実戦経験に乏しい部下たち、そして上司を支える貴重な下士官となる。

 橋爪と似たポジションであり、熊本で戦い抜いた一兵卒としてキャラを作った。

 なお、史実では不知火での戦いで隊が全滅、戦死している。

 

 

芝村泰守【5121小隊と黒森峰戦車中隊と猫宮の日常】『助けて繋がりまた助け』

 

 登場時は中尉。本来は5121小隊の日常Ⅱで殺されるちょい役の芝村で、名前すら無かった。

 書いた論文に治安維持などが有るとの情報があったので抜擢。九州撤退後に復興や避難など、銃後に関われるキャラクターとして生存・構築した。

 典型的な男の芝村らしく性格がひねくれ曲がっていて傲慢でデブは有るが優秀。助けられた猫宮を気に入り銃後の避難誘導などの制度をかなり強引に整えた。

 反発なども勿論有ったがその正しさは幻獣の奇襲攻撃の時に証明された。

 

 

四月一日玲奈【外伝】『四月一日玲奈』

 

 登場時は戦士。熊本城決戦の直前で徴兵された女学生の一人。

 扱いとしては完全な捨て駒であり、銃の撃ち方だけ教えられて戦場へと放り出された。当然、生き残れるはずも無かったのだが何かの原因で彼女だけが生き延びてしまった。

 それからただ宛も無く街を彷徨っていたところを他の脱走兵に襲われた。ただ、そこで見せた脱走兵の反応が、空っぽの彼女の何かを変えた。彼女に生まれたちっぽけなちっぽけな優しさが、脱走兵をも変えた。

 以来、街でただ傷ついた男たちを慰めていた。その後は猫宮と出会い適当な隊へと拾われ、あれよあれよと生き延びてしまった。

 戦争の狂気が生んでしまった一面として作ったキャラ。優しい方向に狂っているとも言えるし、ただあまりにも優しいだけとも言える。ただ一人、生き残ってしまった彼女は何を思って生きるのだろうか。

 なお、史実では熊本城攻防戦時に戦死している。

 

 

久場友仁【瓦礫の街で】『常識人は苦労人枠?』

 

 登場時は大尉。会津閥の若手俊英の一人。

 5121の活躍及び黒森峰との合同作戦での目の向くような戦果に興味を持ち、同僚たちと共に研究や猫宮との交流を重ねる。

 初めは私的な研究会程度で有ったが次々と報告される戦果は次々に閥の軍人たちの興味を引き寄せ、熊本城決戦後に上層部の目にも留まる。

 個人的な興味も有り、同僚たちとの協議の末更に深く学ぶ必要があると判断、そこで久場が5121に出向する事となった。

 軍人としては実直さと柔軟さが同居しており基本的な能力も高い上、相手に合わせることも出来る正に俊英である。

 出向からの数少ない出撃、及び撤退戦の最中の戦闘で綿が水を染み込ませるように次々と人型戦車の戦術を学び取っていった。

 本土へ帰還後少佐へと昇進。更に薩摩・会津の合同で設立された人型戦車小隊を含む戦隊の指揮官として抜擢されることとなった。

 なお、史実では九州奪還時、山川・泉野の指揮下の元包囲され戦死している。

 

 

 

 

 

 




こうして振り返ると90話分も書いているのに完全オリジナルなキャラクターは本当に少ないですね。それだけ原作の榊ガンパレに出てくるキャラが多い証拠でしょうか?

そして本編の方が遅くなりすぎて本当に申し訳ございませんでした……。緑の章のキャラが中々動かしにくくずっと詰まっていました……。本編を書く前に一度外伝などでリハビリをするべきでしょうかね……?

短編が出るとしたらどんな話が良い?

  • 女の子達とのラブコメが見たいんだ
  • 男連中とのバカ話が見たいんだ
  • 九州で出会った学兵たちの話
  • 大人の兵隊たちとのあれこれ
  • 5121含んだ善行戦隊の話

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