魔法科高校の風祝   作:こそ泥

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サブタイで大体今回の内容がわかる不思議

今回は少し短いです

優等生の内容もある程度混ぜたいのでどこかで漫画買わなきゃ…。

この土日は投稿するかわかりません。てか、土曜から来週の水曜まで用事があるので更新ないかも……。


空飛ぶ勧誘少女事件

「なんだ、深雪さんは生徒会室で食べるんですか」

「ええ、せっかくの申し出なのだけど会長に呼ばれておりまして」

「それなら仕方ないですよ!遅れないように早く行ってください」

 

 お昼に入り昨日のメンツ(ほのか、雫、早苗)の三人は深雪と一緒に食べようと誘ったのだが断られて三人で虚しく食事をしていた

 

「でも、もう生徒会の人に呼ばれるようになるなんて流石だよね」

「私も魔法理論の点数がよければ…!」

「早苗の場合魔法理論よりも学ばなきゃいけないものがたくさんあると思う」

「……昨日から雫さん私に辛辣じゃないですか?」

「自分の行動を振り返ればいいと思う」

 

 にぎやか(?)にその日の食事は進んだ。途中で「何やら面白そうな気配がします!」と言って早苗が生徒会室に突撃しそうになったがそれ以外は総じて平和な食事風景だった

 

 

 

「深雪さん、生徒会室はどうだったんですか?何をお話したんですか?」

「綺麗でしたよ。書記として生徒会に加わらないか、というお話でした」

「えっ、ということは……?」

「ええ、引き受けることになりました」

「すごいじゃないですか!」

「……ほのかが深雪のファンになってる」

「まあ、成績優秀・眉目秀麗。才色兼備な人が同じクラスならああなりま、す…って……。ふむ」

「早苗?どうしたの?」

 

 昼休みの後の授業の終わった休み時間、ほのかが深雪に駆け寄り生徒会の話を聞いていた

 深雪が生徒会室から帰ってきたのがちょうど昼休みの終わるタイミングでありその時に話を聞くことができず、授業中は話を聞きたがっていたほのかがずっとソワソワしてそれを見た雫と早苗が苦笑しながらなだめる画が続いていたが休み時間に入り深雪に突撃したほのかを見ながら話していたところ早苗が急に考え込み始めてしまった

 

(なにか、嫌な予感がする)

「深雪さん」

「どうしたの早苗?」

「うちで巫女をやってみませんか?」

 

 勧誘だった。いきなりその話を振られ固まっている深雪をよそに早苗は「いやぁ、深雪さんって袴姿とか似合うと思うんですよ!」「どうです、一回だけでいいのでやってみませんか?」と勧誘を続けていく。その話を聞いたほのかも「確かに、似合うかも……!やってみるのもいいんじゃないですか?」と何故か顔を赤らめながら早苗に加担している。息が荒いのは気のせいだと思いたい

 ちなみに、その時早苗の頭の中では深雪の巫女姿を広告にして信者を増やす計画が練られていた。しかし、妹を心配した達也と四葉の精鋭によりその計画は頓挫することになるのを早苗はまだ知らない

 

「ええっと、急にそのようなことを言われても「いえいえ、絶対に似合いますって!達也さんだって似合ってるって褒めてくれますって!」……少し、お時間をいただいてもよろしいでしょうか」

「ええ、場合によってはお試しで実家から何着か送ってもらいますから一度写真を撮らせてください!」

「…その話もいいけど、もうすぐ授業が始まるから席に着いたほうがいい」

 

 雫はこの事態を即座にまとめることを諦め時間を置けばきっと深雪も落ち着くだろう。と、この話を切り上げることにした

 後日、放課後の教室で深雪が何かを早苗に頼みそれを満面の笑みで請け負う早苗が見られたとか見られないとか

 

 

 

 

 

 

「早苗はどこの部活にするか決めた?」

「はい、神祇魔法研究会にしようかな、と」

「ふーん、そんな部活があったんだ」

「いえ、これから作るんですよ。お二人もどうです?」

「「……え?」」

 

 翌日の放課後、今日から新入部員獲得合戦という名のバカ騒ぎが始まる

 新入生はどこの部活に入ろうか期待に胸をふくらませながら熾烈な勧誘合戦に巻き込まえるのだが、どこの世界にも例外はいる。今、二人の目の前にいる東風谷早苗(常識はずれ)のように

 

「いえ、この学校、神道系の部活ってないんですよね。あわよくばそこを乗っ取って信仰を集めようとしたんですがないので困ってたんですよ」

「…乗っ取るのはさすがにダメだと思う」

「ですが昨日諏訪子様からお告げがありまして」

「……諏訪子様?」

「確か、早苗の家で祀っている神様だっけ?」

「おっ、ほのかさん覚えててくれたんですか!どうです?一緒に信仰しません?」

「まあ、あれだけ話を聞かされたら覚えちゃうよ…。まだ他の部活も見てないからそれからかな」

 

 昨日、深雪に巫女服を着せる。という流れで少しだけ意気投合したほのかを早苗が宗教勧誘したのだがすげなく断られていた

 …もっとも、早苗の方は諦めていないようだが

 

「それで寝ている間に諏訪子様から「なければ、作ればイイじゃない」と神託を受けまして」

「それって信託なのかなぁ?」

「随分と俗っぽい信託だけど…、」

「それで今朝、部活動の作成について調べたら作成理由と顧問、五人以上のメンバーを獲得したら部活動として認めてくれるそうなんですよ!」

「へ、へえー」

「……頑張って」

「というわけでお二人もいかがですか?一緒に信仰、してみません?」

「うーん、それなら―――」

「いや、他の部活を見てから決めるから返事はできない。ほのかもそうでしょ?」

「えっ、あっそうだね。う、うん他の部活も見ておきたいかな」

「そうですか、残念です。……いつでも来てくれていいんですよ?」

「それより、行かなくていいの?他の部活ももう勧誘始めてるみたいだよ?」

「おっと、こうしてはいられません!勧誘のためにも早速行ってきますね!」

 

 言うが早いか早苗はどこからともなく取り出した【神祇魔法研究会 一緒に神道の道を歩みませんか?】と書かれたプラカードを持ち走り去っていった

 

「なんであそこで参加しても良いって言わなかったの?」

「なにか、嫌な予感がしたから」

「そ、そう」

 

 妙に自信満々に、嫌な予感がした。と言い切る雫を珍しいものを見たと言いたげな顔のほのかが見つめている。しかし、その直後に下の階から聞こえた悲鳴に窓の外を覗くとそこには先ほどのプラカードを持った早苗が空を飛びながら勧誘を始めていた

 

「早苗って飛行魔法が使えるっていう話、本当だったんだね」

「まあ、常識外れ(早苗)だから」

「今、雫の声に重なって何か聞こえたような…」

「ほのかの気のせいだと思う」

(絶対に何か言ったと思う)

 

 最初の自己紹介で「趣味は信仰と空を飛ぶことです」と話し周囲の人間から飛行機が好きなの?と受け取られて必死に「いえ、そうではなくてですね」「飛行機なんて乗らず風を切りながら空を飛ぶのが好きなんです!」「皆さんも神奈子様と諏訪子様を信仰すれば飛べるようになりますよ?皆さんも一緒に信仰しませんか?」と言ってそのあまりの必死さと唐突な宗教勧誘に周囲がドン引きし入学式の巫女服と合わせて周囲から「かかわらない方が良い」という評価をもらっていた。

 その後、二人がバイアスロン部に捕まっている際に、「我が神祇魔法研究会に加入すればこのようなこともできるようになります!……かもしれません(ボソッ)」とメガホン片手に宙を飛びながら怪しい勧誘をする東風谷早苗の姿があちこちで確認され、周囲から絶大な関心を引き見事8人もの部員を獲得したそうな

 ちなみに、その中に早苗を知っている生徒+A組の人間は確認できず、代わりに「ここなら何か掴むことができるかもしれない!」と呟く過去に神童と呼ばれたE組の少年の姿があったそうな

 

 

 

 

 

―――数日後

 

「早苗!昨日逃げる怪しい人見かけなかった?」

「怪しい人、ですか?」

「そう!昨日の部活勧誘時間に!」

「いえ、見てはいないですけど。昨日は飛んでないですし」

「そっかぁ、見てないかぁ」

「?それで、どんな人だったんですか?」

「それは―――」

「ほのか、あんまり人を巻き込んじゃダメ。あれは私たちの問題」

「?」

「そ、そうだね。ゴメン、早苗。何でもないから気にしないで」

「……!なにかあったんですね?何があったんですか!?」

(…ああ、やっぱりこうなった)

 

ほのかに話を聞くと昨日の部活動勧誘時間に風紀委員になった達也を狙って何者かが魔法を行使した瞬間を目撃したという

 どうやら、達也が二科生なのに風紀委員に選ばれたことを妬んだ上級生が達也の前でトラブルを起こしそれを取り締まろうとすると誤射を演じて達也に向かい魔法を放つ、ということが何度も起きているらしい

 そして、それを解決するために雫とほのか、ほかにB組のエイミィ(明智英美)と一緒にその現場を抑えようとしたが失敗。その時にエイミィが「空でも飛べればなー」と言ったことで早苗にも話を聞いてみよう!という話になったらしい

 

「わかりました!ならば今日の勧誘時間に飛んでいる間に注意して見てみましょう!」

「本当!?ありがとう早苗!」

「いえいえ、これぐらいお安い御用ですよ!…代わりと言ってはなんですが暇な時間でもあったら活動している時に遊びに来てください」

「うん、そのうち行かせてもらうね!」

(……嫌な予感がするからなるべく時間を置いてから行こう)

 

 放課後、今までのゆったりとした飛行とは違い鋭角のカーブを描きながらメガホン片手に空を飛び回り他の部活からうるさい、迷惑だ!と風紀委員に報告が行き突然早苗が地面に降りたところを警告するために風紀委員が向かうと「うぇ、酔った」と真っ青な顔をして今にも吐きそうな早苗の姿が確認されたという

 

 もちろん、保健室に連れて行かれてから風紀委員の警告をくらい、ちょうど保健室の前を通り風紀委員から事情を聞いた雫が肩を掴みながら説教をして、その日校内を騒がせた異様な速さで空を飛ぶ女子生徒が保健室で青かった顔を白くして限界を訴える姿が目撃された

 

「し、雫さんもう限界……!」

「まだまだ、早苗には知らないといけないことがたくさんある」

(この機会に常識を教え込まないと何をするかわからない!)

「…………うえっぷ。」(は、吐きそう。…ですが、私は諦めません!信仰のためにも!!見ていてください神奈子様!諏訪子様!)

 

 翌日の放課後には空を飛び回る早苗の姿が確認され説教をあれだけしたのに意味がなかったのか、と、ため息を漏らすある一人の生徒とそれを見て事情はわからないがとりあえず励ますその友人の姿が周囲の同情を誘っていた

 




なんだろう、雫のキャラがひどいことになる気がする(既になってる)

前書きにも書いたけどちょろっと忙しくなりそうなので投稿が少し間があくかも

まあ、暇つぶしに書き始めたやつだから仕方ないね!

それにしても神祇魔法研究会に所属した少年…一体何者なんだ!

2月6日、エイミィがA組になってたので修正しました

2月17日、信託を神託に直しました
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