魔法科高校の風祝   作:こそ泥

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しばらく投稿できないといったな?

 あ れ は 嘘 だ !

とは言っても本当に今週は投稿できるのか怪しいです

一週間以内には投稿できるといいなぁ(白目)

今回の内容は漫画の魔法科高校の優等生のネタバレ(?)が含まれてるので注意

予約投稿を始めてやってみた


知られざる事件

「そういえば怪しい人の話はどうなったのですか?」

 

 新入生勧誘期間が終わり通常の授業が始まったとある日の昼休みの食堂。早苗はふと、前に頼まれた怪しい人についての進展を聞いた

 

「それなら誰だか予想は付いた」

「うん、剣道部の主将じゃないかってエイミィが……。だけど……。」

「?違ったんですか?」

「ううん。写真をとって生徒会の公益通報窓口っていう匿名の意見箱に送ったんだけど…」

「生徒会の方でも証拠が足りなくて動けないみたい」

「なるほど、それでは本人に話を聞けばいいのではないでしょうか」

「…なんて聞くつもり?」

「えっ?それはもちr「あなたは達也さんに魔法を撃ちましたか?って聞いて素直に答えると思う?」――むぅ、確かに。そういう時の犯人は往生際が悪いですからね」

「なになに?何の話?」

「あっ、エイミィ!今ちょうどこないだの話をしてたんだけど――」

 

 ほのかと雫、それに早苗と後から来たエイミィの四人はどうやったら証拠を掴むことができるのかを議論していく

 

「…埒があかないし洗脳でもしt「早苗、まだ懲りてないの?なら――」「い、嫌ですねぇ、冗談!冗談ですから!!」「なら、いいけど」

 

 ……途中で随分と物騒な意見も出たようだったが終始賑やかに昼休みの少女たちの喧騒は続いていった

 

 

 

 

 

「おや?あれは……ほのかに雫にエイミィ?なぜあんなにコソコソと…」

 

放課後、多くの生徒が部活に精を出す時間帯

早苗も、自分が創立した神祇魔法研究会の活動に行こうとしたところ校門のそばを物陰に隠れながら歩く友人の姿が目に映る

 

「…誰かを尾行している…?」

 

 ほのか達が歩く先には一人の男子生徒らしき人影が歩いていた

 

「…ふむ、これは……。事件の香りがします!」

 

 早苗はそう言うと早速ほのかに自分も後で合流するのでメールをしたら居場所を教えて欲しいと一方的にメールを出して携帯をしまう

 

「そうと決まれば行くしかありませんね!…今日の活動は前に作った守矢神社特性、信仰ビデオ(監督 神奈子、脚本 早苗・諏訪子・神奈子、出演 早苗)を見てもらいましょう!」

 

 そう言うと早苗は部室に走りそこにいた生徒に「すみません、神奈子様からの信託が降りました。私は今すぐ向かわなければいけない場所があるのでこのファイルにある①と書かれた動画を見てください。今日の活動はそれを見ることです。では、私はすぐに向かわねばなりませんのでこれで!」と、まくし立てながらデータを送信すると一目散に駆け出した

 残された生徒は「…。行っちゃった。とりあえずファイルを見ればいいんだっけ?」と、部長の奇行になれた様子で行動を開始した。ファイルを開きそのファイルの数に圧倒されながら(50と書かれたファイルまで存在した)目当てのファイルを開き準備をしていると残りの部員たちも遅れながら部活にやってくる

 

「今日の活動はこの動画を見ることだって」

「へえ~、いつも見たく神祇魔法の仕方や祈りを捧げる踊りとかじゃないんだ」

「あ、今日はE組の吉田くんは用事があって来れないそうです」

「今日は部長も忙しいらしい。これで全員だし早速見るか」

 

 彼らはまだ知らない。このビデオを作ったのは酒が入りストッパーがいなくなった守矢神社の二柱と風祝による力作だと。別名を信者生成ビデオと名づけられた光波振動魔法によるマインドコントロールを施すビデオであることを。動画は①が終わると即座に次の動画が始まるようにプログラムされ、50まで行くと①に戻りループする終わりのないビデオであることを。彼らはまだ知らない

 

 

 

 

 

―――校外にある商店街

 

「追いつきました!…今はどんな状況なのですか?」

 

 部員が現在進行形で危険なビデオを見ている原因となった人物は剣道部主将を尾行するほのか達と合流を果たしていた

 

「あれが尾行している主将」

「家がこっちの方向なのかな?」

「いや、朝はキャビネットで登校しているのを見たから違うはず」

「ならばこの辺に買い物でしょうか?」

「いや、この辺にお店があるという話は聞いたことがないし剣道部を休んでまで買い物にくる理由はないはず」

 

 ほのか達と情報の共有をしながら後をつける一行。ここまで来た理由を考えるがどれも決定的なものとは思えず、そうこう話しているうちに学校の監視システムが届く範囲外の近くまで来てしまったことに誰も気づかない

 

「…あの電話が終わったら私が話かけて…っ!」

「あっ!」

「気づかれた!?」

「わからないけどとにかく追うよ!」

 

 ラチが開かないと早苗が話しかけるタイミングをはかっていると先程まで歩きながら電話で話をしていた主将が、突然走り始める。それを追って走るものの…

 

「いない…?」

「隠れたんでしょうか?」

 

 彼が走り込んだ路地は行き止まりになっているにも関わらず先に入った彼の姿はない

 

――ブオン、ブオン!

「んなっ!」

「なっ、なんですかあなたたちは!」

 

 すると彼女たちの後ろからヘルメットをかぶりライダースーツに身を包んでバイクに乗りながら4人の人間が姿を現す

 問いかけにも答える素振りはなく、その手には鉄パイプやナイフが握られており、どうみても友好的な態度ではない

 

「走って!」

「ッ!逃がすな!追え!!」

「ただの女子高生だと思って、舐めないでよね!」

「喰らえーっ!」

「ガアッ!」

 

 雫の合図で四人は一斉に走り出す。相手もそれを追おうとするのだがエイミィの破城槌と早苗の圧縮空気弾を放ち追っ手を攻撃し妨害する。しかし……

 

「化物め、これでも喰らえ!!」

 

指輪を付けた男が叫びほのかたちに指輪の付いた手を向けると、キイィィィン、と甲高い音が響き渡る

 

「きゃあっ!」

「……っ!」

「……皆っ!?」

 

 ほのかが頭を抑えながら倒れ、雫とエイミィも地に膝をつける

 

「ふふふ、このアンティナイトによるキャストジャミングがある限り貴様らに魔法はッグアァ!」

 

――ドサッ

 

 指輪をほのか達に向け自慢げに解説をしようとしていたヘルメット男の鳩尾に圧縮空気弾が突き刺さり、男の意識を奪う

 頭が割れるような感覚が消え去り下を向いていたほのかたちが顔を上げると…、

 

「残りは、三人ですね」

「な、なんだと!?」

「き、貴様、なぜ、なぜキャストジャミングの中で魔法が使える!!?」

 

 そこには、入学して知り合い、数日で様々なインパクトを彼女たちに与えた少女が怒りを込めた目で襲撃者を睨みながらた立ちふさがっていた

 

「なんのことだか知りませんが、私の友達が苦しんでるのはあなたたちのせいなんですよね?」

「ク、クソッ!」

 

 四人の中でもう一人だけいた、指輪を付けた男がキャストジャミングを発動する

 しかし、早苗には変わった様子はなく怪訝そうな目を指輪に向けていた

 

「なぜキャストジャミングが効かない!?」

「魔法の起動は阻害されているはずだろう!?」

「ああ、なるほど、そういうことですか」

 

 襲撃者達が口々に疑問を叫ぶ

 

「魔法の発動をその指輪で阻害しているのですね?」

 

 合点がいったと言いたそうな早苗がザッ、ザッ、と靴音をならしながら襲撃者の方へ歩を進める

 

「クッ、もっと出力を上げろ!」

「これ以上は無理だ!今やってるのが最大出力だ!」

「魔法というものは祈りを捧げることで発動し、祈りがブレると発動しなくなります」

「……あれ?」

 

 魔法を阻害するキャストジャミングをものともせず、風をまといながら歩いてくる早苗に恐怖し、慌てる襲撃者たち。そして、何かおかしいことに気づくほのか達

 

「つまり――」

「「グアアァァァッ!」」

 

 早苗の体の周囲に渦巻いていた風が解放され残りの襲撃者たちを吹き飛ばし周囲の建物の壁に叩きつける。

残りの襲撃者全員を意識ごと吹き飛ばした早苗が、叫んだ

 

「私の祈りは、多少の妨害でブレるようなやわなものじゃないんですよ!!」

「「いや、その理屈はおかしい(と思う)」」

 

 ドヤッ!と胸をはりながら宣言する早苗に耐え切れず、すでに何度も早苗の非常識を目の当たりにして耐性が出来ている雫(とほのか)がツッコミを入れる

 

「えっ、何、早苗ってどういう――」

「エイミィ、混乱するのはよくわかるけど早苗は非常識な生き物だからそういうものだと諦めたほうがいい」

「ちょっ、雫さん!なんてひどいことを言うんですか!人がせっかく助けたっていうのに!」

「あ、あはははは…。」

 

 始めてその常識はずれを目にして戸惑うエイミィと早苗(常識はずれ)だから仕方ないと諭す雫、それに反論する早苗とそのやりとりに苦笑するほのか

少し前まで殺伐とした空気だったのが嘘のように賑やかな様子を見せる現場

 

「ク、ッソが……!」

 

しかし、事態は常に動き続ける

 

「…こ、んの、バケモノがあアァァァッ!」

 

 最初に早苗の攻撃を受け、倒れた襲撃者が手にナイフを持ちながら早苗に突撃する

 

「しまっ、」

 

 スーツの中に防御用のクッションか緩衝材でも入れていたのか、最後の力を振り絞りながら突撃するその男に戦闘が終わったと思い弛緩した心と体は反応できない

 

(油断したっ!)

「早苗っ!」

 

 その体に大振りのナイフが迫る。

 

「ッ!――」

「キャアアアァァ!」

 

 襲ってくる衝撃に耐えようと目をつぶり歯を食いしばる早苗と一瞬先の血に染まった早苗を幻視したほのかの口から叫び声があがる

 

しかし、――――

 

「当校の生徒から離れなさい」

 

バリン、と音を立てながらナイフが()()()()

 

「なんだと!っく、グアァッ!」

 

 激昂した襲撃者に対して見た目は穏やかに、しかしその目は敵対したものに対する激しい怒りのこもった目で、彼女―司波深雪は告げた。その直後、襲撃者は彼女の魔法によりその意識を失う

 

「大丈夫?怪我はない?」

「ええ、おかげさまでなんとか」

「他のみんなは?」

「私たちは平気。早苗のおかげで無事」

「本当にありがとう、早苗、深雪!」

「二人共、本当にありがとう!」

 

 先ほどの様子から一転して怪我の有無を聞く深雪とそれに答える早苗。ほのか達も深雪と早苗に礼を言うと、深雪が今回のことを大事(おおごと)にしたくない事情があるからここは任せてくれないか、と早苗たちに問いそれを了承した早苗たちは深雪に処分を任せて帰路につく

 

「それにしても早苗すごかったね!」

「?何がですか?」

「だってキャストジャミングが効いてなかったじゃない!」

「事象干渉力が強いんだね」

「ああ、あの変な指輪ですか。結局、あれって何の効果があったんでしょう?」

「えっ?」

「頭が痛くならなかった?」

「ああ、少しだけ確かに痛かったですね。あれってそういうものだったんですか?」

「さ、早苗って結構、規格外なんだね…」

「エイミィ、あんまり考えても無駄。こっちが疲れるだけ」

「あ!そ、そういえば深雪の事情ってなんだったんだろうね?」

 

 ため息をつきながらエイミィに話をする雫に、この話題を続けるのはまずいかも、と思ったほのかが強引に話を変える

 

「なんだろう、もしかして生徒会の人もあいつらについて調べておきたいとかかな?」

「はっ!わかりました!」

「ど、どうしたの早苗?」

 

 突然に声をあげた早苗に驚きながらほのかが尋ねると「ふっふっふ、それはですねぇ」と言葉を溜めて早苗が宣言する

 

「あいつらは悪の結社でそれを止めるために深雪さんは毎日人知れず戦いを――「それはないと思う」っちょ、雫さん!人の話を遮らないでくださいよ!」

 

 ワイワイ、ガヤガヤと騒ぐ少女たちの喧騒は街の中に溶けていった

 その背後からその様子を眺める白い体を持つヘビには誰も気づかなかった

 

 

 

 

 

――――――とある神社

 

「ふう、よかった。早苗が無事で」

「なんだよ神奈子ー、信じてなかったの?」

「そういう諏訪子だって早苗が刺されそうになった時に本気で相手を呪おうとしてたじゃないか」

「う、うるさいな!いいんだよ、早苗が無事だったんだから」

 

 ハイハイ、そうですねー。と、ミシャグジさまをカメラに、神社にある池の水を画面にして今までの一部始終を視聴して愛娘の無事にホッとした空気を見せる守谷の神々

 

「ところで、なんでいきなり向こうの様子が見れるようになったんだろうね?」

「普通に考えたら向こうに信者が多くできたからなんだろうけど」

「さすがにこの短期間でそんなに信者なんて増やせるものでもないよねー?」

「少し、見てみるか」

 

 今までは早苗から送られてくる信仰心のみで過ごしてきたが、離れた場所の様子が見れる程の、それも遠く離れた東京を見ることができるほどの信仰となると身に覚えがない。神奈子が池の前に立ち池の水に細工を施しその間に諏訪子が目をつぶりどこから信仰が来ているのかを走査する

 

「…多分、この信仰、東京から来てるね」

「なるほど、それで東京までのパスが繋がってその中でも一番大きな信仰を送ってくる早苗が見れたということか。ならば、その早苗以外の信者を探せば、良いってことだ!」

「よっし、こっちも位置の特定したよー」

「これで、東京の他の信者が見…れ……る、」

「なんだよ神奈子―、何が見え…た……」

 

 池に映し出される景色が変わりその途端に黙り込んで動かなくなった神奈子とその影から顔を覗かせて同じように固まった諏訪子

 そこに映っていたのは―――

 

「神奈子様!神奈子様!!」

「「神奈子様!神奈子様!!」」

「諏訪子様!諏訪子様!!」

「「諏訪子様!諏訪子様!!」」

 

 白目を向いてどう見ても正気とは思えない顔で二柱の名前を動画に合わせて拳を振り上げながら連呼する第一高校の生徒(早苗の行った学校の生徒)らしき人の姿が…

 

「「ちょっ、早苗―っ!」」

 

 この後、万が一のために防音を施してしまった壁により周りの生徒に気づかれず、二柱から信託による現状の把握をした早苗が文字通り飛んで来て無理やり意識を失わせるまで彼らは全員、動画に合わせて二柱の名前を叫び続けていた

 翌日、半分意識がなかったのが幸いしたのか昨日のことは誰も覚えておらず、いつもよりも少しだけ部活に熱心に打ち込んでいるなぁ、と安心と感心が混じりあった気持ちの早苗だったが、昨日の宗教ビデオを見ていなかったとあるE組の生徒は他の生徒が「神奈子様、諏訪子様」と無意識につぶやいてるのを見て、今までも少し変だと思っていたのが本格的にマズいと感じ「す、すみません、実家の方の用事を思い出しました!」と話し、部室を後にしたその足で顧問の元に行き、退部届けをその場で書き、二度とこの部活に関わろうとはしなかった

 




戦闘の描写って難しい(´・ω・`)

幹比古はこうして難を逃れたのであった(本当に逃れたかは不明)

そして、どんどんと洗脳されていく部員の人々…。

まあ、洗脳ビデオのデータはきちんと早苗さんが回収しているので
 何 も 問 題 は な い で す ね !

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