魔法少女リリカルなのは―幸せを求めるもの―   作:ゾンビー

10 / 12
第九話

俺の作った料理をおいしそうに食べる女性と少女を見て、俺は満足する

 

改めてその二人を見てとても整った顔をした人たちだなあ、と思う。

 

さて、一段落したところで俺は今日起こったことを頭の中で整理する。

 

①天井をぶち破って少女が落ちてきた。

 

②謎の生命体と戦い勝利する。

 

③しゃべるカードを手に入れる。

 

うん、なんだろうこの濃い出来事は、あまりにもいろいろなことが起こりすぎて、混乱するのを超えて、逆に冷静になったきた。

 

とりあえず今まで放置していたしゃべるカードを手に取る。

 

『やっとこの私の出番ですか』

 

「いや、やっと、ってほど時間はたってないと思うぞ?」

 

『何を言ってるんですか!ふつうなら私が出てきて、おまえはなんだ?、とかまずはいろいろ聞くでしょう?それなのになんで一話置くんですか!?俗にいうでしょう?鉄は熱い内に打てと、それと同じですよ!そもそもですね・・・」

 

とマシンガンのように早口でまくしたてるタルトに俺は若干引く。

 

「いや、メタ発言すんなよ・・・」

 

『ふん、どうせ私は最初は重要なキーを握っているのに、いつのまにか話が進むにつれて影が薄くなっていく存在ですよ!ベーッ!』

 

かなりタルトはご機嫌斜めだった。

 

「?何と話しているの?」

 

どうやら先ほどタルトとの会話を少女に聞かれていたようだ。

 

「宇宙人と交信しているんだ」

 

と、話をそらすために適当なうそをつく、が。

 

「す、すごい・・・!どうやってるの?」

 

と、少女はその話を本気にしてしまったらしくキラキラとその瞳を光らせている。

 

「いや嘘だけど、それくらい気付けよ」

 

「えっ?ウソ・・・なの?」

 

目に見えてしょぼんとする少女に、なぜか罪悪感がわく。

 

「で、結局なんなのさ?あんたが話していたものは?」

 

「これだ」

 

と赤髪の女が聞いてきたので俺はタルトを見せてやる。

 

『そもそもですね、なんであそこで私を無視するんですか!ブツブツ・・・』

 

「一回黙れ」

 

『うわあっ!?、なにするんですか!?』

 

とりあえずタルトがまだ何かブツブツ言っているので一回机にたたきつける。

 

そこで俺はなぜか少女と女の様子がそわそわし始めていることに気づく。

 

「どうした?そんなにそわそわして?」

 

「あんた・・・魔導師かい?」

 

と女が聞いてくる、俺は魔導師という聞きなれない単語を聞き、いまいち話に流れがつかめなくなっていく。

 

「まどうしってなんだ?っていうかあんたらはこいつが何だか知ってるのか?」

 

「しらばっくれんじゃないよ!あんた管理局の人間だね!?管理外世界でデバイスを持ってる奴なんて管理局の奴しかいないよ、さてはあたしたちを捕まえようとしてるんだね!?」

 

管理局?デバイス?管理外世界?次々と並べられていく意味の分からない単語が並んでくる、意味が分からず混乱する俺に少女が聞いてくる。

 

「あの・・・このくらいの宝石を見ませんでしたか?」

 

と少女は青い宝石をどこからか取出し俺に見せてくる、それを見て俺はあの鳥の頭につていた宝石を思い出す、だが俺が気付いた時にはあれは消えていた、唯一あの宝石の行方を知っているとすれば。

 

「タルト、あの宝石どこ行った?」

 

俺の手に握られてるこいつしかいない、しかし俺がそう聞いた途端、今までブツブツ言っていたタルトはいきなり黙り込み一回点滅する。

 

 

『聞きたいですか?』

 

「どうした?」

 

『いえ、なんでもありません、我々ジュエルシードのことですね』

 

そこでタルトは一息おく、そして衝撃的な事実を話した。

 

『いいですか、マスターはこのままだと後1ヶ月もすれば死にます』

 

「はっ?」

 

『あのジュエルシードはあなたの本来リンカーコアがあるべきところにあなたの肉体と融合を果たしました、そして本来の『ジュエルシード機関』としての機能が発動し私が生み出されました』

 

「まって、ジュエルシードって願いをかなえるロストロギアじゃないの?」

 

と少女がタルトに聞く。

 

『いえ、願いをかなえるのは莫大な魔力による副産物にしかすぎません、ジュエルシードの本来の機能はもっと別のところにあります』

 

「その本来の機能って?」

 

『それは、まだ情報が欠落していてまだわかりません、ですが、何かの生体データが入っていました、それも複数の異なるデータがかけらとして。』

 

「で、なんでそれが俺が死ぬことにつながるんだよ?」

 

『ジュエルシードはあなたと融合しました、しかし、本来ジュエルシード機関は21個すべてのジュエルシードがそろって、制御ができるもの、しかし今マスターと融合したのは1個だけ、つまり魔力を制御することができずに莫大な魔力がそのままになりマスターの体をむしばんでいるのです』

 

タルトがそう言い終えいったんその場が沈黙に包まれる。

 

『ですが、この1ケ月以内にジュエルシードをすべて集めれば何とかなるでしょう』

 

タルトがただ一つだけの解決案を出す。

 

「でも、私は母さんの願いをかなえるためにもジュエルシードは渡せない。」

 

少女はそう告げる。

 

「別に欲しいと思わないさ」

 

俺はそう答える。

 

「アンタ、命が惜しくないのかい!?」

 

女がそう俺に向かって言う。

 

「俺だって命は惜しいさ、だけど今傷ついた君から奪うことなんて俺には無理だ、つまらんからな、じゃあさっさと帰れ、次会ったとき俺たちは敵同士だ。」

 

「うん、でもその前にあなたの名前を教えて」

 

「北雁慎だ」

 

「私はフェイト・テスタロッサ、またね慎」

 

そう言ってフェイトは俺の家から去って行った。

 

「というかあいつらは魔力反応はしないといっていたがなぜだ?ジュエルシードの魔力は制御できていないんだろう?」

 

俺はその事実に気づいてタルトに聞く。

 

『ああ、それは私がとっさに魔力を隠す結界を張って隠しました』

 

「結構ハイスペックなのなお前」

 

『ふふっ、お褒めに与り光栄です』

 

「さて穴のことを除けば最後はこいつか」

 

俺は毛布にくるまれた白鷲の前に立つ、その息は絶え絶えでもう今日が峠だろう。

 

「捨ててもいいんだが、気が乗らないな、タルトなんかいい案あるか?」

 

『では使い魔契契約なんてどうでしょう?』

 

「ふむ、じゃあそうするか、タルトやり方教えてくれ。」

 

『Yes、My Master』

そして使い魔契約の手順を終え、俺の部屋はまばゆい光に包まれた。

 




ということで、今回は主人公の原作介入のための理由を作るための会でした。
楽しんでいただけたら幸いです。
感想、アイディア、アドバイスなど募集中です、あ、あとキャラの技も募集中です
では、よろしれば次回も見てください、では
同日19:50分修正しました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。