それから1年後、俺の遠縁の親戚、要するに俺の保護者から連絡が入り、俺は聖祥大付属小学校というところに入学することになった。
その1年間の間にわかったことは、まず俺の体にはリンカーコア、いわゆる魔力の源みたいなのがないということが彼からの二通目の手紙で判明した、つまり俺は管理局に目をつけられることはないということだ、次に俺が転生初日に出会った少女、皆さんお気づきのようにこの世界の原作キャラ、しかも主人公といっても差し支えないほどの方だと俺はあの後気付き、床に手を付き。
(まさか・・・あれ結構大きなフラグだったりするのか?)
よりにもよってこんな時期から原作キャラとかかわりを持つこととなろうとは!と驚愕したのは懐かしい記憶である。
最後に、今の俺の身体能力は前世の千分の一も引き出せていないということが毎日の運動などにより判明した、だがそれはこの一年の鍛錬で何とか回復してきた。
と、こんな感じで一年間鍛錬や家事スキル全般の向上に時間を取られあの後高町とは一度もあっていない、これから会ったとしても俺のことは覚えていないだろう、という風に考えがまとまったので忘れていた、というほうが正しいのだが。
そして今日は聖祥大付属小学校の入学式の日、俺は朝4時に起床、朝のトレーニングをこなして朝食を作り器具の片づけをして朝食を食べる、そして聖祥大付属学校の制服を着て家から出発する、これがこれからの俺の日常となる。
さて、入学式だが無事に終わり(もちろん保護者なんて来ていない)振り分けられたクラスに一度向かいそこでホームルームを行う、そして小学校で初めにやることといえば、そう!自己紹介である、あの入学式の恒例異様に長い校長先生のあいさつに次ぐ第二の難関。
そしてこれは寝て過ごすということができない、そして気付けば俺の番が回ってきていた、担任の先生に促されて仕方なく席を立つ。
「北雁慎です、好きなも「慎君!?」・・・あ?」
絶対に俺のことは忘れてるだろうそう思っていた時期が俺にもありました。
その声の主はそう、未来の白き魔王様、高町なのはの声だったのです!
「た、高町・・・?」
「やっぱり慎君だ!私だよなのはだよ!」
と、高町は自分の席を立ちをれに詰め寄ってくる、おうおうあのころからは考えられないほどに明るくなりましたなあ、と感慨にふける暇もなく。
「高町ぃ、今はちょっとイスに座って静かにしようかぁ?」
と先生に教師がやっていいのかというほどのドスの利いた声で注意され。
「は、はい!す、すいませっ、きゃあ!?」
とビビりまくりバランスを崩し、転びそうになる、それを俺はすっと駆け寄り支えてやる、
っていうか先生それは教師が出していい声なのか?しかもあんた女だろ?だからまだ結婚・・・
「北雁君、それ以上言ったらどうなるかわかってますよね?」
「はい、誠に申し訳ありませんでした」
思考が読めるとかどんなチートだよ、俺は先生の名前と俺の名前が入った婚姻届とハンコと朱肉で脅されそれ以上の思考するのを破棄する。
っとそういえばまだ高町を離してなかったな。
「危なっかしいなあ、気をつけろよ」
「うん//ありがとう」
高町の顔が赤いがどうかしたのだろうか?
と、高町が自分の席に座ったのを見計らって再び自己紹介を始める。
「北雁慎だ好きなことは寝ること、嫌いなことは面倒くさいこと、以上です」
そう告げて席に座る、そのあとは滞りなくHRは進みお開きになったのだが・・・。
「慎君、一緒に帰ろうよ」
と、未来の魔王様に誘われたので一緒に帰ることに。
「俺と一緒に帰っても面白いことないぞ?」
と言ってはみたものの。
「いいから一緒に帰るの!」
と強制的に連行されかけたのでしぶしぶ承諾したのだった。
ということで、二人での帰宅路を歩いている途中。
「慎君、暇だから何か話してなの」
と、なのはが会話を俺に振ってきた。
「女子って話がないとよくそういって話を男子に振るよな」
「だって何も話さないと暇なの」
「なら、なんで俺と一緒に帰ろうなんていたんだよ…」
「だって一人で帰るよりかは二人で帰ったほうがさみしくないでしょ?」
そう言ってほほ笑んだ高町の笑顔は素敵だった。
「あの後家族とはどうなったんだ?」
と照れくさくなった俺はそう聞いてみた。
「あの後って?」
「家族との仲は良くなったのか?」
「もちろん!」
「そうか・・・、まあ良くなってなかったらこんなに元気にはなってないだろうからな」
と高町の頭をぐしゃぐしゃと撫でる。
「にゃあー、やめてなのー」
と、俺と高町はじゃれていたのだが、ふと高町が動きを止めてなぜかほほを赤くしこう言った。
「あの時の慎君の胸の中はとっても温かかったよ・・・//」
「そ、そうか・・・」
俺も顔が赤くなっていくのが自分でもわかる、その上目遣いはは反則・・・はっ!?殺気!?
「貴様、なのはに何をしている・・・?」
どす黒いオーラをまとった一人の大学生ぐらいの男性がいつの間にか俺の後ろに立っていた。
「あ、お兄ちゃん」
という高町の発言に俺は固まる。
(な・・・に・・・?あの多くの二次創作のなかでシスコンと名高いあの高町恭也だと・・・?)
俺がそう考えたとき、高町兄から発せられる殺気が膨れ上がったのは俺の気のせいではあるまい。
そして突然高町兄はどこからか真剣を取出し俺に襲い掛かってきた!
「ちょっ!それ銃刀法!銃刀法違反ですよ!?」
「うるさい!なのはをたぶらかしたのはその口か!」
いや、確かにこの全自動で動く口のせいだけれども!この人マジで俺を殺る気だ!ふつうこんな白昼の往来で真剣抜くか!?
そして高町の俺への声援によって高町兄の嫉妬心が増幅している!?
バララララララララララッ!
野生の高町恭弥が襲い掛かってきた!
高町恭弥はバーサーカーになっている!
高町恭弥の攻撃!居合抜き!
慎は皮一枚制服の上着を犠牲にして攻撃をかわした!
高町恭弥の攻撃!連続斬!
慎の制服に2000のダメージ!制服のシャツは犠牲となった!
「くそっ!このシャツ結構お値段高いんですよ!」
俺はそう叫ぶ。
「ナノハニ、ツク、ガイチュウハ、オレガ`、クジョスル・・・!」
だめだ!もう彼は説得が通用する状態じゃない!
てかカタコトがすごい怖いんですけど!なんなんだよあんたのその妹への異常な愛は!?
もう生身の人間が出せる限界超えてるんだけど!?
「コレガ・・・愛ノチカラダ・・・」
俺の思考を読むな!そしてそんな愛の力は絶対に歪んでると思う!
「恭弥は何をしているのかしら・・・?」
またなんか違う人が来た!
「あ、お母さん」
どうやら来たのは高町の母親らしい!
「あら、なのはもいたの?」
「うん!慎君と一緒に帰る途中だったの!」
高町のその発言を聞き、高町母は俺と高町兄の状況を見てから。
「で、なんであんなことになっているのかしら?」
と高町に尋ねた。
「帰ってる途中にお兄ちゃんが出てきて、いきなり慎君に襲い掛かったの、でね、二人ともすごいんだよ、お兄ちゃんは見えないくらい早く攻撃して、慎君はそれを全部よけてるの!」
と、自分の娘から話を聞いた高町母はぼそっと絶対零度のような声でこうつぶやいた。
「そう・・・後で恭弥にはオハナシをしなくちゃね・・・」
「ひっ!?」
その言葉が聞こえた次の瞬間、高町兄は小さく悲鳴を上げ、刀をしまい、そこから逃走しようとした!
しかし・・・
「あらあら?どこ行くの恭弥?」
気付けば高町母は高町兄の目の前に回り込んでいた、というか俺でも目で追い切れない速さだと・・・!?、動体視力には自信があったんだがな・・・。
あっという間に高町兄はつかまり高町母はどこからか言えないような器具を取り出して。
「ふふ、どこからがいいかしら?」
「母さん、俺が悪かっただからそれだけはやめ・・・ギャーッ!?」
俺は何も見ていないし聞いていない、高町兄の断末魔なんて聞こえない!
この凄惨なオハナシは十分にわたって行われた。
「いや・・・あの時は・・・すまなかった・・・」
息も絶え絶えな高町兄、その顔は・・・あれ?なんでだろうモザイクがかかっててよく見えないや・・・全体的に見て赤いのはわかるんだけど・・・
「しかし・・・なのはをたぶらかす奴は・・・俺の命に代えても・・・殺・・・」
ゴシャッ!!
「恭弥は何を言おうとしたのかしら・・・?」
ピチャッと俺の顔に生暖かい液体が・・・
「わが人生に・・・一片の悔いなし・・・!」
「だ、大丈夫ですか!?・・・あ、脈がない・・・」
「ふふ♪」
そう笑う高町母はとでも恐ろしかった、とにかく俺がまず、するべきことは一つ。
「だれか!、救急車呼んでくださーい!!!」
俺の魂の叫びが閑静な真昼の市街地に響いた。
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