魔法少女リリカルなのは―幸せを求めるもの―   作:ゾンビー

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遅くなりましたが、感想をくれたお二方本当にありがとうございます、
では本編六話をどうぞ。


第六話

俺が小学三年生になり、桜の花びらも散り始めたこの頃。

 

俺の懸案事項は増えていた、それは小3の始業式に起こった。

 

「初めましてここに転校してきた響悠馬といいます、これからよろしくお願いします」

 

「深山翔だぜ、これからよろしなっ!」

 

これだけではわからないだろうから、銀髪オッドアイと言っておけば通じるだろうか?

 

そう、ほかの転生者がいたのだ、最初の子はいまいちわかりにくいだろうが、言動がすでに9歳児のものではない、次の子は銀髪オッドアイとバリバリ転生者です!みたいなやつです。

 

ということで俺は二人の行動を観察することにした、下に記すのは最近の動向である。

 

朝8:00 教室

 

「おはよう(にこっ)」

 

と言って教室に入ってくるのは銀髪君、なんで名前を憶えないのかって?それは単に俺がおぼえるのがめんどくさかっただけだ、とまあ銀髪君はなのはとその友人アリサ・バニングスと月村すずかが、集まっているところに向かっていく、そのあとにもう一人の子が教室に入ってくる。

 

「ちょ、何するのよやめなさい!」

 

「はは、アリサはツンデレだなあ、そんなにつんつんしなくていいんだぜ?」

 

銀髪君はアリサの反応に少しさみしそうな笑みを浮かべる、がすぐにそれを消し、そんなことを笑って言う、

 

アリサ達は気づいていないようだが、銀髪君はいつもこんなことを繰り返しては、なにか悟ったような顔で踏み台のようなことを言う、何かを我慢するように。

 

とりあえずなのはたちの銀髪君への好感度ゲージはマイナスをぶっちぎってメーターを振り切っていることだろう。

 

もう一人の子は他の子供たちと楽しげに談笑している、一見するとどこにでもいそうな子供の一人だが、よく注意して聞くと、受け答えが完全に「はは、そうだね」などの合いの手しか打っておらず、自分から話題を持ちかけることはしないのである。

 

AM9:10 教室

 

「では、あなたたちの将来の夢は何か?みんなで考えてみましょう」

 

そう先生が言うと、少し間を開けて銀髪君がハイハイ!と手をあげ

 

「俺は、なのはとすずかとアリサを嫁にするぜ!」

 

と大声で宣言、当人の三人は、もういやこいつ、みたいな顔で銀髪君に軽蔑の視線を向ける。

 

「じゃあ、響君の夢はなんなのかな?」

 

と先生が銀髪君を無視して、もう一人の子に話を振る。

 

「僕の夢は公務員になることです」

 

うん、すでに9歳児が望む職業じゃないよね、生活に安定を求める20歳位大人が目指す職業だよね、ほら、話を振った先生も若干顔がひきつってるし。

 

AM12:45

 

昼休みになり、昼食を一緒に食べようとなのはから誘いを受け、なのはたちと一緒に食べることに、ちなみに俺は一応アリサとすずかとは面識がある。

 

屋上に行く途中で独りぼっちで弁当を広げる響という子を見て。

 

「ねえねえそこの君」

 

「えっと、君はだれ?」

 

「僕は北雁慎っていうんだけど、よかったらお昼ごはん一緒に食べない?」

 

と響を含めた五人で屋上のベンチで弁当を食べることになったのだが・・・

 

「嫁たちよ!この俺を誘わないとはどういうことだ!」

 

と言って銀髪君が襲来、こっちに向かって歩いてくると。

 

「邪魔だ!」

 

と、俺を押しのけ、俺のいた場所を奪ってしまった、俺の膝に置いてあった弁当箱は俺の膝を離れ

 

べちゃっ

 

無残にも床に落ち、中身がこぼれ出てしまった

 

「ぼ、僕のひるごはんが・・・」

 

と、朝に結構時間をかけて作った弁当がダメになってしまいOTZの状態になる俺

 

「うるさいぞモブ」

 

それに追い打ちをかけるように銀髪君は俺の弁当箱を蹴り飛ばした、三人娘は銀髪君をにらむが。

 

「ん?俺をそんなに熱く見つめてどうした?俺の新しい魅力にでも気づいてしまったのか?」

 

と、あほなことぬかす

 

「ほら、北雁君、俺のを少し分けてあげるから、そんなに落ち込むなよ」

 

と響が俺を慰めてくれる、そんな優しさが心にしみる

 

「僕のことは慎って呼んでほしい、ユウって呼んでもいいかい?」

 

「ああ、いいとも、慎」

 

そう男二人で友情をはぐくんだ昼休みだった。

 

PM3:20

 

放課後となり、俺は銀髪がらみの厄介ごとに巻き込まれる前になのはたちといっしょに帰るという誘いを断り、一人で帰る途中だったのだが・・・

 

「ちょっと、離しなさいよ!」

 

という、どこかで聞いた声がするのを聞いて、その方向に行ってみると、なんとそこには抵抗するアリサを大人が連れ込もうとしているところであった、なのはの姿も見つけ、それプラスフェレットみたいな動物がいるのも確認する。

 

俺は一緒にいるであろう銀髪君が解決してくれないか、と銀髪君の姿を探す。

 

銀髪君は路上にて気絶なさっていました。

 

(つ、つかえねー)

 

そう思った俺は悪くないと思う、そんな間になのはたちを乗せた車は走って行ってしまった、俺は仕方なく、なのはを、その友人を守るために行動する、俺は全身につけている総重量1トンの重りを体から外した、途端に体が羽のように軽くなる。

 

首を鳴らして、俺はその場でクラウチングスタートの姿勢を取り、そして

 

(よーい、どん!)

 

一気に走り出す、すざましい速さで景色が流れ、だんだんと目標の車が見えてくる、

あの時に彼からもらった力の一つとして前世の身体能力をすべて開放してもらっていた。

あちらの運転手もこちらを補足したようで、顔を引きつらせている、助手席の男も気づいたようで、車の窓を開け身を乗り出してきた、その手にはH&K33、いわゆるアサルトライフルが握られていた。

 

どうしてこの世界の人間は銃刀法を軽く無視するんだろう?と俺が思っている間に、相手のH&K33が火を噴き、銃弾が俺に向けて飛んでくる、反射的に俺はその銃弾をそっと優しくつかんで止める、さすがチートスペックと言わざるを得ない、そして俺はその銃弾を思いっきり相手に投げ返す!

 

ヂュイン!

 

と、男の手にあったH&K33は俺の投げ返した銃弾によってはじかれ、それを見た男は顔を真っ青にする、そんな間に俺は車との距離を詰め、ボンネットに跳び乗る、そして助手席の男を気絶させ、車内を制圧する、そして、すずかがいないことを知り、なのはとアリサを逃がしてから、運転席の男にすずかがいる場所を吐かせ、そこへ全力で走った。

 

俺がそこについたときそこにいたのは

 

「おらっ、おらっ離せこのくそガキ!」

 

「ぐうぅ・・・!」

 

「悠馬君!?もういいよ!私なんかのためにそこまでしなくても!」

 

鎖で拘束されたすずかと、男に蹴られながらも男の足にしがみついているユウ、男は何度もユウを引きはがそうとするがユウは男の足を離さない。

 

「俺は決めたんだ、もう俺の目の前で惨劇は起こらないようにするって・・・!」

 

「何ガキがいっちょ前のことをぬかしてるんだよ、このくそがきがっ!」

 

「ぐあっ」

 

ついにユウは蹴飛ばされその場で力尽きてしまう

 

「くそ!俺はこういう生意気なガキが一番嫌いなんだよ!ったく」

 

と、男は罵りなおも執拗にユウをける男、そして俺は我慢の限界が訪れ、高速で移動し男の顔面にこぶしを叩き込んだ。

 

「くっ・・・だれだ!?・・・ガキ?」

 

「さて、人の友達にさんざんやってくれたな、おっさん」

 

もう一度男に近づき顔面を殴りつける、男は吹っ飛び壁に体を打ち付ける。

 

「このっ、なめてんじゃねえぞ!」

 

すると男は拳銃を取出し、俺に発砲する、がアサルトライフルでさえ防いでしまった俺の体にとって拳銃なんてたやすく銃弾を受け止めて地面に落とす。

 

「なっ!?この化け物が!」

 

「化け物で結構、守るためだったら何にだってなってやるさ」

 

ついに男はナイフを取出し特攻を仕掛けてきた、俺は男の足を払いバランスを崩したところに腕をひねり上げ、ナイフを手から離させる。

 

「てめえは自分が何を助けてんのかわかってんのか!?」

 

男は県下ではこちらに勝てないと判断したらしく、ギャーギャーとわめき始める。

 

「そのメスガキはなあ、吸血鬼なんだよ!」

 

男はけらけらと笑う

 

「そいつはなあ、人の血を吸って生きてる化け「だまれよ」がっ!?」

 

「俺からしたら吸血鬼よりもてめえら狂気に狂った人間のほうが化け物に思えるぜ」

 

俺は男の頸動脈を絞め意識を刈り取った。

 

そのあとすずかの拘束を解き、ユウの手当てをした、幸いユウは重度の怪我はなくすぐ動けるようになった、そのあとすずかが

 

「慎君と悠馬君は怖くないの?私吸血鬼なんだよ?」

 

とあほらしいことを聞いてきたので

 

「ったく、すずかが吸血鬼であろうがなかろうが、俺もユウもそんなこと気にしねえよ、だからそんなにくよくよすんな」

 

と答えてやった、すずかは、うん・・・そうだねと言いそして少し笑みを浮かべて

 

「それにしても慎君はそのしゃべり方が地なのかな?学校ではそんな喋り方しないし」

 

といってきた、ユウまで一緒になって訪ねてきたので俺はポリポリと頬をかき。

 

「そうだけど・・・なんか変か?」

 

「ううん、」

 

「そっちのほうが慎に似合ってるよ」

 

と二人に言われた、ちょっと恥ずかしかったので

 

「ほら、ユウはユウのお姫様を送って言ったらどうだ?」

 

とお互いをちらちらと見つめ合っている二人に言ってやった。

 

「なっ!?」

 

「何言ってるの慎君!?」

 

そう赤くなってあたふたする二人を見て俺は微笑ましい気分になった。

 

こうして事件は幕を閉じた。

 

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