魔法少女リリカルなのは―幸せを求めるもの―   作:ゾンビー

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今回は前回のフェイトサイドです、ここおかしいのような指摘も受け付けております
ではお楽しみください。


第八話

私は今、見知らない初対面のはずの男の子の家に、なぜ私は今ここにいるのだろう?

 

事の始まりは30分ほど前にさかのぼる。

 

今日の夕方私はこの世界に来て二回目となるジュエルシードの反応をとらえた。

 

(アルフに伝えてないけど、別にいいよね?)

 

そう思って私はバリアジャケットを展開し、ジュエルシードの反応がした場所に向かった。

 

(反応はここあたりで起こったはず、どこに?)

 

あたりを見回すと巨大な魔力を持つ鳥を見つけた、どうやら今回のジュエルシードは原生生物を取り込んでいるみたい。

 

私はジュエルシードを封印するためにフォトンスフィアを展開する。

 

「シュート!」

 

そしてフォトンスフィアを放つ、しかしその鳥は私の攻撃に気が付き、急旋回してフォトンスフィアの誘導を振り切った。

 

(速い!?しかも小さいからバインドでとらえるのも難しいかも・・・)

 

「KAAAAAAAAA!」

 

「えっ!?」

 

鳥はその翼を大きくはばたかせて強風を作り出し、私を攻撃してくる、そして突然の強風にバランスを崩した私に突進してくる。

 

「くっ!」

 

私はそれをシールドを展開して防ぐが・・・。

 

「KAAAAAA!」

 

「うそっ!?」

 

鳥は私が展開したバリアとせめぎ合いをしてるところに額のジュエルシードから砲撃魔法を放ってくる。

 

(しまった!これじゃあ防ぎきれない!)

 

徐々に私の展開したバリアにひびが入り、そして割れ空中に霧散する、私は砲撃と体当たりの直撃を受け、すざまじいスピードで下に落ちて行った、そして何かにぶつかる衝撃で私の意識はそこでふっつりと切れた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「おーい、そこの君起きてくれ」

 

誰かに肩を揺さぶられて私の意識は覚醒する。

 

「むみゅう・・・はっ!?ジュエルシードは!?・・・っつう!?」

 

ジュエルシードのことを思い出し、私は起き上がろうとする、が、落ちた時にできたのだろう傷が痛み、顔をしかめてしまう。

 

「あまり勢いよく動かないほうがいいよ、ところどころ浅いとはいえ傷ができてるから」

 

そんな私の様子を見て、私を起こしたのであろう男の子は言う。

 

私はあたりを見回して。

 

「ここは?」

 

と、その男の子に聞く、するとその男の子は上を指さした、私もそれにつられて上を見る。

天井にはぽっかりと穴が開いていた。

 

「俺の家だよ、君は屋根をぶちやぶってきたんだよ」

 

私はその穴の意味を理解すると、とても申し訳ない気持ちになる。

 

「ご、ごめんなさい」

 

私がそう謝ると予想外の返事が返ってきた。

 

「別にいいよ、それよりもこっちにこい、手当てしてあげるから」

 

「えっと・・・」

 

こんなにあっさりと許してくれるとは思わず、私は状況がのみこめなくなり、あわててしまう。

 

「どうやら腹も減ってるみたいだな、手当てするついでに夕飯くってけ、少し多く作りすぎたからな」

 

私はその言葉にさらに混乱してしまう、なぜ初対面の、しかも天井に穴をあけてきた相手にその男の子がこんなにも優しくできるのかが、とりあえずその男の子は善意で言ってくれていることはわかる、混乱しすぎてあまりうまくしゃべれないけど。

 

「えっと・・・ありがとうございます」

 

これだけはその男の子に伝えておこう。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「いたっ・・・」

 

消毒液というものが傷にしみて私はつい声をあげてしまう。

 

(そういえばアルフにまだ連絡してなかった・・・)

 

アルフに連絡することを連絡することを忘れていたので、念話でアルフに連絡を入れる。

 

『アルフ、アルフ聞こえてる?迎えに来て?』

 

『フェイト!どこにいってたんだい?魔力反応がしたと思ったらすぐ消えちまうし、またジュエルシードを新しく手に入れたのかい?』

 

『ううん、それが見失っちゃったみたい』

 

『そうなのかい?でも魔力反応は消えてるから、そこら辺に落ちてるかもしれないね、わかった、あたしもすぐそっちに向かうよ』

 

『うん、お願い』

 

アルフとの念話のやり取りを終えると同時に男の子の手当ても終わる、そして次の瞬間、外からドドドという音が聞こえてくる。

 

その音はどんどん大きくなり、それがすぐ近くで聞こえるようになり。

 

「フェイトー!どこ行ってたんだい!?心配したんだからね!?」

 

そしてそしてアルフが現れた。

 

「ぐはっ」

 

男の子はアルフに弾き飛ばされていたが、私はアルフにもみくちゃにされていたため、それに気付かなかった。

 

「で、フェイト、さっさと帰ろう、いつまでここにいるつもりだい?」

 

とそれから数分して、アルフが帰ろうと私をせかしてくる。

 

「でも・・・ご飯を作ってくれるって・・・」

 

私がそう言うとアルフは、ああーもう!、と言って頭をぐしゃぐしゃと掻いた。

 

「よし、できたぞー」

 

男の子がそう言ってテーブルに料理を並べ始める。

 

するとアルフの態度が一変し、食べたそうな眼を料理に向け、そしてその口元からは少しよだれが垂れかかっていた。

 

「よし食べていいぞ」

 

男の子がそう言った途端アルフは、料理をほおばり。

 

「うまい!、フェイトこれとってもうまいよ!」

 

という、私も、料理を口に運ぶ。

 

「おいしい・・・」

 

ついそう漏らしてしまうほど男の子の料理はおいしかった。

 

今日初めて会ったはずなのに。

 

(家族の味ってこんなのなのかな?)

 

この温かい気持ち、家族のぬくもりを感じるのは何でだろう?

 

私はこの胸に生まれた温かい気持ちをかみしめながら、男の子の料理を堪能した。

 

 




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