真剣で一振りに恋しなさい!   作:火消の砂

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早くできた


電気羊でも、二頭の羊でもない

「驚いた、まさか壁を超えているか」

 

「ああ、おかげさまでな」

 

 総一郎の正面を取るは先程の攻撃を発した大村ヨシツグ、視界の端に見えるは長宗我部宗男と大友焔、気配でその他がいることも確認できる。

 

(レスリングのパワーと大砲の遠距離か……)

 

「新当流総代――武術家として黙っているわけにはいかない」

 

「偶然のよしみか、新当流の系譜を齧る大村……来いよ」

 

 総一郎は構える――が中々ヨシツグもとい、十勇士はこちらに手を出してこなかった。

 

(壁越え一人、準壁越え未満一人、京と同じくらいの弓兵にパワー系二人、早いのが……二人か、堅実な中衛一人、遠距離火力持ち、未知数の男一人、鉢屋は……わからん)

 

 誰から動くか――読まなければならないのは総一郎一人のみだ。向こうとしてはこれだけの奇策、私情と同時に全体の負けを認めながらも総一郎を討ち取れば名が辱められることはないという利益計算をしているわけだ。総一郎対策の戦法も考えていているはずだ。

 負けは無い――総一郎はその事実とは裏腹に額に脂汗をかいていた。

 

(西の十勇士か……迂闊だった。西にとっての塚原を忘れていた)

 

 戦国時代と言えば上杉謙信や武田信玄、織田信長、伊達政宗、豊臣秀吉、徳川家康、北条氏政など東に人気が偏ることが多い。そんなことはないのだが、近年のゲームなどでも主人公は東に偏ることも。勿論この人物たちの逸話も大したものだが、西は相当な武闘派、九州や中国地方は戦争戦争の連続で武勇で言えば西が上であった。

 戦国時代で彼らが台頭してくる頃、塚原卜伝は既に余生を送るか死去していたころだ。直接は関係ないがその系譜を継ぐ雲林院や上泉、北畠は乱世最強を名乗るような人物である。

 

最強は新当流――

 

 この事実は西の者にとって受け入れ難いものでありつつも、塚原が最強の部類であることは時代の年月が証明している事実も理解している。

 西の者は最大の警戒心をもって新当流に当たり、それを倒すことを最も名誉とする。詰まる所その総代であり、塚原の当主である総一郎は最高位の名誉である。

 そして彼らは己の全力を向けてくる、慢心をせず。

 

 足音がした。そんなことを考えていられるほどゆっくり長宗我部と宇喜多は総一郎の方へ歩く――その後ろから尼子の双子がヨシツグと共に攻撃を開始した。少し遅れてくるパワー攻撃は性質がものすごく悪い。

 勿論それを防ぐことは出来る。だが十人の手練れ、それに差はあるものの壁越えが混じっていることが非常にやりにくい。

 しかも何の準備もしておらず、未完成な精神の宮殿は意図的にすぐ発動できるものではない。後の後、ではなく後の先において全ての攻撃を総一郎は往なしていた。攻撃に回るには読みが荒い、どうにか呼吸を落ち着けるように防御に専念する。

 すると視界の隅にマルギッテとクリスの姿が見える。

 

「手を……だすな、これは西の戦いだ!」

 

 暗黙の了解である。

 クリスもマルギッテも総一郎の剣幕に怯む、だがそれ以外の技量にも驚愕していた。知らぬ間、川神学園の生徒が彼らを囲んでいた。

 

「すげえ……」

 

 誰かがそう呟いて一同が息を飲んだ。素人目から見てだが、手練れを往なす総一郎への感嘆と百代に勝ったという総一郎に食らいついている十勇士への感嘆。無意識的に彼らは声を上げることを自重していた。

 

「これが……」

 

「総一……」

 

「……すごい」

 

「……やべえな」

 

「サムライ……」

 

「総師の本気……」

 

 戦場の外でも。

 

「これが総一さんの実力……」

 

「違うぞ、まゆまゆ」

 

 無意識に震えていた由紀江を優しく百代は抱きしめた。一瞬狼狽える由紀江も百代自身の震えを感じた。

 

「あいつの本気はこんなものじゃない、さあ見せてくれよ――総一!」

 

 

 

 そんな小さな声は届かない。

 毛利の弓と龍造寺の大したこと無いダーツがヨシツグと大友の大砲に合わさる、島の手数と尼子の速さも合わさり、そこに来るのは怒涛の長宗我部と宇喜多。

 そしてこのタイミングで石田は気を爆発させた。彼の必殺技「光龍覚醒」である、それに総一郎は気を少し取られた。

 だが、対応できる――

 そこに忍び寄ったのは一人だけだ。決して失念はしていない、だが居ない者は居ないと全てが重なった瞬間、意識の外へ出てしまった。

 忍者――鉢屋だ。

 

 そんな小さな声だったが、扉を開くには些か過分――

 

 全てを己の精神に任せた思考はいともたやすく十の攻撃を弾いた――

 

「な、なんだと!?」

 

 ヨシツグの言葉だっただろうか、その言葉の後は連携が崩れた。突出してしまった数人は再び攻撃を弾かれて数刹那の中に気を失った。

 残ったのはヨシツグ、石田、島、大友、毛利、龍造寺だけだった。それから二分、彼はその場で棒立ち、しかし総一郎は攻撃を仕掛けなかった。

 辺りはついに騒然と化した。逆に腕に覚えがある者は驚愕の中に彼らと同じく棒立ちであった。

 その手練れたちの視線はただ一人、彼のみに集まっている。

 見るからに流体を纏ったような彼、それは全て静の気であり、どこか彼の気は敵対意思が全くない様に感じられる。だが、分かる。これは制空権だ。信じられない程精度の高い制空権であり広大である。最も効率よく敵の攻撃を弾き、そして反撃するようにできていて、まるで機械のようでもある。

 しかし、彼は動かない。皆共はそれが理解できていなかった。

 

「はっ――」

 

 由紀江は百代がそう呟いたのを聞いた――が、自分の肩にのしかかっていた彼女の体重はまるで気のせいだったかのように消えていた。

 まさか――と総一郎へ再び視線を向けるも、彼はまだ微動だにしていなかった。安堵と共に由紀江はただただ疑問を抱いた。

 あの気の抜けた、まるで期待外れだったような声は――

 

「モモめ……嬉しかろう」

 

 鉄心は遥か先の上空を見た。するとそこには彼女が飛んでいた。

 

「――」

 

 叫んでいるようにも見えるが、自らの移動速度によって声がかき消される。だがその表情、口元の綻びから言って間違いはなかった。

 

「なんだあれは」

 

「ふん、百代め好敵手の成長が嬉しくて悔しくて仕方がないらしい」

 

「じゃああれが川神百代?」

 

「そうだ」

 

「わわわ、凄いな。あんなに空を飛んでいる」

 

 そんな上空の会話など気にも留めず、百代は川神山の頂上、その木のてっぺんから川神を見下ろしていた。

 今度はちゃんと彼女の声が聞こえた――その笑い声が。

 

「はははあはははははははははははははははははああははっはははははは!」

 

 息継ぎも碌にしていない、辛そうな笑い声だ。それでもそれを止められはしなかった。

 

「総一!すごいぞお前は!それが今のお前の本気か!ならば私では勝てない!どうしようか!」

 

 実力差を実感したというのに彼女は笑い飛ばした。嬉しすぎたのだろう、まるで我が事のように総一郎を褒めちぎった。今すぐにでも戦って負けたい、それが自分の糧になり、次に彼に勝てるのならばそれでもいい。

 

「だが、その次も私は勝つ!次も次もだ!」

 

 百代の言葉は木霊することなく、町の喧騒に消されていった。何故ならこの言葉は一人だけにしか伝わらないから。

 

「……ふふ」

 

 つい口元が綻んでしまった。総一郎と相対している彼らは少し嫌悪感が沸き上がる。

 

「ヨシツグ、お前は壁を超えた力に固執しすぎている。島、お前には器用以外がない。毛利、お前の技はただの小手先だ。龍造寺、うざい消えろ。大友、戦い方を考えろ。石田、伸びしろがあるのだからもう少し努力しろ」

 

 総一郎は刀を納めた。

 それを見た十勇士は怒りに塗れる。

 

「貴様!」

 

「相手にならん。一子は島、大友はマルギッテ、毛利は京、石田は上に気を付けろ……龍造寺は後ろに気を付けろ」

 

 六人を囲んでいた者達は武器を構えた。そして上空からも人影が急接近、それが着地すると石田の怒りが隅へ追いやられるように各々の獲物が相対した。

 

「くっ、貴様何者だ!お前に構っている暇はない!」

 

「義経は源義経、悪いが倒させてもらう!」

 

 黒髪の少女はそう名乗った。

 

「お前も名を受け継ぎしものか!」

 

「違う、義経は義経だ」

 

 問答になっていない会話は数舜のうちに無言の戦闘となった。

 するとただ一人誰とも戦っていないヨシツグがじっと総一郎を見つめていた。

 

「俺と戦え!」

 

 総一郎は無言のまま彼に背を向けた。

 

「この状態でお前が俺に勝てる自信があればやってろうか」

 

 背を向け、壁を超えた者に対する発言とは思えない。侮辱にすら値するものだ。だが、ヨシツグはどうしてもそこを動けなかった。

 勝てる――そういう気概を心から思えなかった。

 ヨシツグは膝をつき、総一郎は真っすぐ歩みを進めた。

 

 

 

 そして少し後、一子の勝鬨でこの東西交流戦は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

♦  ♦  ♦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー体痛てええ」

 

「ああ、私も結構疲れた」

 

 朝食、島津寮の朝だが大和と京、キャップはまだ居間に降りてきていなかった。昨日の東西交流戦の疲れが残っているのだろうか。大和はその前から情報収集で疲労がたまっていたし、一度がものすごく疲れる京も流石に、といった所だろうか。ちなみにキャップは恐らく爆睡。

 だが少しして二人は同時に降りてきた。

 

「おはよう」

 

「おはよう大和、京。流石に昨日は疲れたな」

 

「お、おはようございます、大和さん京さん」

 

 電気が眩しいのか目を擦って大和は右手を上げた。

 

「昨日は大和が寝かせてくれなくて……」

 

「京、今は勘弁してくれ」

 

「うん」

 

 やはり京も疲れている、追い打ちがない。

 「いただきます」と大和はすぐに卵焼きを口に入れた。すると朝のニュース番組から速報の緊急音が鳴り響いた。

 

「この音ってなんだか不気味だよなー」

 

「静かにしろクリス」

 

 大和はいつの間にか目をぱっちりさせていた。クリスは少し頬を膨らませた。

 

「もしかして昨日九鬼が言ってた奴か?」

 

 静かにたくわんを食っていた源さんだったが、興味が少し湧いたのか箸を止めてそこに視線を向けた。

 大和が「あ」と言うとそこには揚羽が映し出されていた

 

『九鬼揚羽降臨である』

 

 ドーン!と、こっちにまで音が聞こえそうな威圧感ある登場。リポーターが居るため電波ジャックではないようだ。

 東西交流戦の後、総一郎の話は勿論だが、乱入してきた謎の美少女、もとい「源義経」と名乗る人物の事が話題となった。それに答えたのが英雄で、今日のニュースで彼女の正体が明かされるとのことだった。

 全員がテレビにくぎ付けとなる。

 

『重大な発表とのことで』

 

『ああ、九鬼の新しいプロジェクト「武士道プラン」を発表させてもらう』

 

『ほう、一体どんなものなのでしょうか?』

 

『簡単に言えば若い者が切磋琢磨し、世界的な人材不足を解消させるのがコンセプトだ。だが、それは容易い事ではない』

 

『そうですね、教育の問題もあります』

 

『だがこの武士道プランの要がそれを可能にする――偉人たちのクローンによってな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 川神学園に通ずる道は少しばかり賑やかさを増しながらいつも通りだった。ファミリーはモロや百代、一子と合流して変態がでる橋を改めて実感しながらそこへ向かった。

 普段であればこのまま教室へ向かうが今日は校庭で朝会がある。だが今日の学園はかなり浮足が立っていた。

 校庭にはまだ余裕があるというのにほとんどの生徒が集まっていた。

 

「うわ、凄いぜやっぱり」

 

「ヨンパチも既に来てるよ」

 

「そりゃそうだろ、何て言ったってクローンだぜ!一体どんな奴が出てくるんだろうな!」

 

 ガクトとモロとキャップはそれぞれの思いを持っていた。

 

(義経はすげえ可愛かったし、もしかしたらもっとすごいのが――)

 

(義経の髪、凄い綺麗だったな――)

 

(く~!滅茶苦茶かっこいい信長とか出てこねえかなあ!)

 

 九鬼が発表した武士道プラン――いや、その本筋であるクローンとの競合によって若者を成長させるという所、しかも偉人のクローンであるという突拍子もない事柄に生徒は興味津々であった。そもそもクローンなどという未だ人権の問題以前に確立されていない技術を使い、人間――しかも偉人のクローンを作る、そしてそのクローンが四人もこの学園に転校してくるなどと、はちゃめちゃな展開を誰が興奮せずにいられるのだろうか。

 そんな者はいない。

 S組でさえ、総一郎だって興味が湧いていた。

 

「源義経、かなりの腕だった」

 

「そんなにか? あの立ち回りをしてたお前が言うほどに?」

 

「……まあそれは置いといて。壁越えは確実、しかも何か残していそうだ」

 

「マジか……また一波乱きそうだな」

 

 「あ」と、大和は総一郎の顔を見た。嫌な笑みを彼は大和へ向けていた。

 大和を助けるようにマイクの嫌な共鳴音が校庭に響く、穏やかだが存在の大きい鉄心が現れた。

 その後ろには隠れて良く見えないが五人の転入生らしき者たちがいる

 

「あれ、四人じゃないっけ?」

 

 モロがそう呟いた。

 

「皆知っていると思うがこの度武士道プランによって転入生が六人入ることとなった」

 

「あれ、今度は一人増えた」

 

 モロの呟きには誰も反応しなかった。

 

「ほれ、挨拶しなさい」

 

 細々とした声がマイク越しに聞こえてくる。

 

「み、み、源義経だ。せ、切磋琢磨できるように頑張る。皆義経たちと仲良くしてくれたらうれしい……」

 

 刹那置いて――歓声。

 主に男たちの声だ、黒髪の和が際立った義経は間違いなくファンクラブができるだろう。

 

「次は弁慶じゃ」

 

 男たちの歓声は途絶えた。

 

「まじか、弁慶って誰得なんだよ」

 

「女にしても羽黒みたいなやつが出てくるぞ」

 

 ガクトとヨンパチの会話、非常に下種である――が、彼らはすぐにそれを改めることとなる。

 

「あー武蔵坊弁慶らしいです、一応」

 

 胸元は開け、ワカメのような艶美な髪の毛、何故かひょうたんを持っていて頬が赤みかかっている。男たちの性をそそるエロいねーちゃんだった。

 

「結婚してくれー!」

 

「死に様を知ってた頃から愛していましたー!」

 

 ガクトとヨンパチは下種である。

 

「次は那須与一じゃ」

 

 と、学長が言う。だが彼は出てこなかった。すると屋上の方で少し気がはじけたのを総一郎は感じる。そこはかとなく金髪老人の気配もした。

 

「よ、与一は、悪いやつじゃないんだ。どうかみんな怒らないでくれ」

 

 義経の可愛さがその場の騒然を消し飛ばす。

 コホン――とあり得ない音で鉄心が咳払いをすると完全に静粛となった。

 

「次、葉桜清楚」

 

 完全な無反応だった。まったく聞いたことのない名前、Sクラスの連中も首を傾げていた。しかし、名前に意味などない。それを知らしめるが如く、彼女が名を名乗ると生徒たちは男女を問わず歓声を再び復活させた。

 

「葉桜清楚です。クラスは多分三年S組に入ることになります、よろしくね♪」

 

 歓声。

 

「先生質問があります!」

 

 そう、声を勇ましく上げたのは川神学園の勇者ことヨンパチ。それが許されると叫ぶように言った。

 

「スリーサイズを教えてください!」

 

「この俗物が!……すまないうちのクラスが」

 

 すぐに梅子の鞭によって彼は昇天した。

 顔を赤らめる清楚、困惑しながらも「ご想像にお任せします……」と言う発言でファンクラブ結成の確定をさせた。

 

「すごい歓声だな、なあ総一郎」

 

 大和が声を掛けた彼はもの凄く顔色を悪くしていた。口元を抑え、はっきりと吐き気があることが分かる。まさか総一郎の体調が悪いとは大和も思わなかったのか、一瞬何をしているのか分からなかったようだ。その後すぐに大和は梅子を呼ぶ。

 

「大丈夫か塚原?」

 

「……ええ、大丈夫じゃないです」

 

「そうか――紛らわしい言いかたをするな。直江、後は私に任せろ」

 

 総一郎が梅子に連れていかれる姿をみて大和はかなりの不自然を覚えた。先程チラ見した時はなんともなっていなかった。だが、清楚の紹介の後見てみれば青いというか酸欠の様に顔が白くなっていた。

 思考に耽る前にキャップが声を掛けてきた。

 

「見ろよ大和!」

 

「ん?」

 

 左に刀を携え、彼は自信なさげに壇上にいた。

 

「えーと僕はクローンじゃないですけど、一応足利の末裔なので勉強の為にきました。よろしく」

 

 直輝がそこにいた。

 全くと言っていいほど男の歓声はなかったが(少しはあった)逆に女の黄色い声が上がる。少し照れ気味に彼は俯いて壇上をそそくさと降りた。

 

「久しぶりだなあ、後で挨拶しにいこう」

 

「まゆっちに紹介しきゃね」

 

 京に大和は「それはいい案だな」と言おうとするもその一瞬、ドタバタと無数の足音、そしてトランペット。

 人間でできた橋を渡った少女は威圧感丸出しで豪声をあげた。

 

「九鬼紋白、顕現である!」

 

 小学生くらいの彼女の声と姿にある男は正気を失ったという。

 

 

 




久しぶりに日刊ランキング載ってた、びっくり。


同情するなら感想と評価はくれ(ください)

修正・・・
・東に人気が偏ってる云々の話は憤慨した僕の経験談であり、僕は西がすごいと思ってます!(吟遊詩人さんご指摘ありがとうございます)

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