真「おらっ!速く走れっ!」
伊「ま…まってくれ……」
やっとのことで寮に着いた。
いやあ、いつも以上に遠く感じたよ。
真「ハア、ハア、ハア……」
伊「ゼェ、ゼェ、ゼェ……」
真「や、やっと着いたぜぇ……」
伊「き、きつかった……」
真「まあ、ココまで来ればこっちのもんだ、さっさと入ろうぜ。」
伊「あーはいはい、わかりました~。やっと休めるぜぇ……。」
寮に入れば外には出ていない、と言う言い訳ができる。
バレた時は説教+反省文、最悪除隊と、それはそれはキツイお仕置きが待っている。
それだけは避けたい。やっぱり自首しとけばよかったかな……
伊「おい、何立ち止まってんだ。はよドア開けれ。」
真「悪い、考え事してた。それではオープンザドア~」
そしてドアを開け、寮に入り、突如できた穴に落ちる二人だった。
真「は?」伊「え?」
真&伊「えええええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!?????」
伊「ななななな何が起きたあああああああ!!!???」
真「ねえ、何が起きてんの!?目開けていいの!?怖くて開けれねーんだけど!!」
伊「自分の目で確かめrってぎゃああああああああああああ!!??」
真「ど、どうした!?やめて!怖いのマジ勘弁!」
伊「目が、目がア……!!」
真「目?目がどうしtうわああああああああああああ!!!???」
周りを見れば真っ暗な空間、そしてこちらをまるで取り囲むようにある目、目、目。
軽く百個はあるだろうだろう。あまりにもグロテスクで吐き気がする。
この世のものとはとても思えない。ここには居てはいけないと本能が感じる。
真「誰か、誰かこの空間から出してええええええええ!!」
つい大声でさけんでしまった。隣に親友が居ることなんて忘れていた。
だがあることに気が付いた。
真(……あれ……?)
真(……なんか見たことあるような。)
とりあえず伊達に聞いてみる。
真「おい!なんか見たことないかこれ!?」
伊「…………」
真「……?おい、どうした!?」
伊「…………」
真「…あ、気絶しとる……ちっ、使えn(ry」
すっかり顔は青ざめており、目は若干白目をむいている。
だからさっき叫んでも『うるせえ!』とか言わなかったんだな。
てか、立ったまま気絶するとか……いや、さっきから足が地面に着いてる感覚がない。
てことは浮いたまま気絶か?初めて見たよ浮いたまま気絶とか。
間違いなくギネスに載るよこれ。
真「…ん~と、何してたんだっけ俺?あ、思い出した。なんか見たことあるんだよなこの光景。
とりあえず今起こったことまとめてみるか。」
こんな状況でとりあえず落ち着けた俺は偉いと思う。
よし、まとめてよう。
①なんか落ちたらここにいた。
②親友ダウン中。
③なんか見たことある。
真「…………あ!これまさか!?」
きた!これきたよこれ!よし!レッツアンサー!
真「これスキマbb『パカッ』あああああああああああああああああああああ!!!!????」
落ちた。見事なまでに落ちた。
足元の何かが開く音とともに落ちた。
…………そしてなんだ!?ものすごい風の抵抗を感じるぞ!?そして寒い!何よりも寒い!
真「クソ!何が起きたんだ!?また目開けなきゃなのか!?」
恐る恐る目を開けてみる。そこにあったのは…………
真「……え?」
広大な大空だった。
真「なんでだあああああああああああああああああ!!??」
なぜ!なぜなんだ!?なんで俺今現在進行形で落下してんの!?
そりゃ寒いよ!!空中なんだから!!パラシュートなしで!!
伊「う……なんだ……?」
真「おお!気ずいたか伊達よ!」
伊「いったい何が……え!?空!?」
真「うん、現在絶賛落下中だよ。」
伊「は、はあ……。」
真「あれ?あんま驚かないな?」
伊「いや、たった数秒で俺の常識が覆されたからもう驚く元気がないわ。」
真「ま、そりゃそうだな。あんな地獄絵図見たんだから。」
伊「さて…………。」
伊「この状況どうするんだああああああああああああああああ!!!」
真「うお!?いきなり大きい声出すなって!」
伊「え!?なにこれ!?どうしてこの状況なの!?way!?what!?
どうやって着地するの!?死亡確定だよこれ!?やだ俺まだ死にたくない!!」
真「さっきの落ち着いた伊達はどこにいった!?いきなり発狂しだしたよコイツ!?」
伊「おい真田!!なんか打開策ないのか!?」
真「え!?う、う~ん……」
いやあ、いきなり言われても……ねぇ。
まあ、このまま何もしないと俺も死ぬな。
しょうがない、本気で考えよう!!
真「見たところ今の高度は3000~4000mぐらいだ!まだ時間はある。
何とかなるさ!」
伊「そんで!?策!策は!?」
真「とりあえず下の地形はどうなってる!?」
伊「木ばかっりの森だ!あと……真下に川があるぞ!」
真「じゃあその川に着水するのは!?」
伊「だめだ!浅かったらどうする!?それにこの高さだ、着水した衝撃で死ぬぜ!?」
真「じゃあそれは最終手段ってことでいいか!?」
伊「おk、わかった!」
真「そんじゃ身に着けているもので使えそうなものはあるか!?」
そういうと伊達は体のあちこちを触り始める。
伊「あー、使えそうなものはないな。どうしたものか……あ。」
真「ん?どうした!?何かあったか!?」
伊「これなんかどうだ!?」
そう言って伊達が取り出したのは…………
真「…無反動砲?何に使うんだよ。」
伊「着水する前に空に向かって撃つんだよ!そうすりゃ反動で落ちる速度が弱まるじゃないか!?」
真「はあ?無理にきまってるだろ!?」
伊「じゃこのまま川にダイブするか!?」
真「それは……あーこうなったらヤケクソだ!いいよ!やってやんよ!」
伊「よし!じゃあこの策で決定だ!」
真「ってうわ!?もうこんなに落ちたか!!さっさとやるぞ!!」
二人は無反動砲の発射口を空に向ける。
伊「それじゃ撃つぞ!」
真「喋ってると舌噛んじまうぞ!」
伊「はいよ!んじゃいくぜ!」
真&伊「発射ァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
『ドシュウウウウウウウウウンッ!!!!!!』
真「ガアァ!?」
撃った瞬間、体に強烈な痛みが生じる。
おそらく反動のせいだろう。
真「う…あ…」
クソッ、意識が……
死んで…たま…る…か……
『ザッパアアアアアアアアアアン!!!!!!』
体が急に寒くなる。どうやら着水したようだ。
おそらく成功したのだろう。
それと同時に
「わっ!?何!?」
と言う女の子の声も聞こえた。
近くに誰かいたのだろう。
真「やった……ぜ……」
ここで俺の意識はシャットダウンした。
いろいろと無理がありまくった第二話終了です。
更新速度遅くなりそうです、すいません。