第五話 異変とお菓子と妖怪と俺ら自衛隊
ブン屋と出会った日から五日が経った日の事。
真「ふわ~よく寝たわ~。」
俺はそう言いながら布団から起きる。
エアコンきいてるし快眠だったぜ!
あ、でも28度にしておけよ、体冷えるから。
……え?布団はどうしたって?伊達だよ伊達。
六~八畳の部屋に男二人さ。プライベートのへったくれもないぜ。
ま、別に隠すことなんかないし。俺たち親友だし。
…………シンユウダヨ?
隣を見ると伊達が居るはず……あれ?
伊達が居ない。あるのは無雑作に投げられた布団だけ。
おかしい。伊達は俺より基本遅く起きるのに。
何だろ?眠れなかったのか?
だとしたら遠足前の学生かよアイツww
まあいいや、下にでもいこうか。
階段を下りよう、と思った時。
伊「真田あああああ!!!!ちょっとこっちこーーーーい!!!!」
伊達の声が聞こえた。外からか?
真「わかった!今いく!」
そう言い玄関の戸を開けた。そこに見えたのは…………
真「…………え?」
真っ赤な空があった。
正確に言うと空に赤い霧がかかってる。
真「おい、これ……」
伊「ああ、そのとうりだ。」
真「まじかよ!?これって夕焼けだよね!?」
伊「ちげーよバカヤロー!!自分の腕時計見てみろ!!」
そう言われて時計を見てみる。
真「朝の……七時だと?」
伊「やっと分かったか?」
真「ってことは朝焼けか!キレイダナー!!」
伊「現実を見ろ!!異変だよ異変!!」
真「えーまじかよー」
伊「ほら!赤い霧といえば!!」
真「涼しくなったなーエアコンなしで生活できるぜ。」
伊「だーかーら!紅魔郷だよ紅魔郷!!紅魔館とかのやつだよ!!
現実に目をむけろバカヤロー!! なんどバカって言われたら気が済むんだよこのバカヤロー!
ニコ動だったらバカヤローの弾幕できてるよバカヤロー!」
真「あーもう、バカバカうっせーな、分かったよ。やっぱ7月と言うのはフラグだったか。」
伊「全く……で、どうするんだ?巫女と魔女さんが解決するのを待つのか?」
真「いや、待たない。」
伊「じゃどうするんだよ。」
真「……伊達、準備しろ。」
伊「なにを準備する……お前まさか。」
真「ああ、紅魔館に突っ込むぞ。俺の幻想ライフを邪魔する奴は許さん。伊達、念のために遺書書いとけ。」
伊「いや俺はいかねーよ?一人で行ってくれ。」
真「どうやって行けばいいんだよ!?徒歩じゃ時間かかりすぎるだろ!!」
伊「……ああもう!!行けばいいんだろ!?いいよ行ってやんよ!!」
真「その意気だ伊達!!と言う訳で戦車だして。それで突っ込むから。」
伊「無理無理無理!!行く前に力尽きるわ!!」
真「しゃーない。普通ーの車でいいよ。」
伊「わかった、だすぞ~。」
伊「ほいっ!!」
目の前に大きめの車が現れた!!
真「おお!!ってこれ、ライトアーマー(軽装甲機動車)じゃねーか!どこが普通だよ!」
伊「これなら出せそうだったから。俺運転すっからお前上部デッキ頼むぜ。」
真「よし!!じゃあ早速しゅっぱt……ちょっとまって。まだ寝てるにとりに手紙書いてくるぜ。
ついでに武器も取ってくる。」
伊「早くしてくれよー。」
真「よし完璧!!それじゃあ……」
真&伊「出発!!」
ゴオオオオオオ!!
真「あれ?エンジン音おかしくなかったか?」
伊「気にすんな。」
数分後、にとり家にて。
河「う~ん、外は真っ赤だし、真田たちはいないし、胡瓜もないし、どうしたんだろ?」
戸惑いつつも、机の上に置いてある手紙見つける。
河「なにこれ?手紙?」
読んでみた。
アホのにとりへ。
異変解決にいってきまーすざまーみろー。
食い物作ってろーい。
いい食い物つくってろーい。
伊 達 直 也 ←これ重要。
ps、お風呂上りに耳掃除をすると湿ってる。
psのps、お前の胡瓜俺が食った。
河「……むかつく。」
突撃組
真「クックック……」
伊「あれ?なんでお前笑ってんだ?」
真「いや、なんでも(胡瓜美味かったな~)。」
伊「そうか?(なんか嫌な予感しかしねーな……)」
伊「で、どうするよこれから。すっかり暗くなっちまったし、霧が濃い方に進んでるがこのまま行くと
人食い妖怪とか⑨とかと出会っちまうんじゃねーのか?」
実はもう午後の六時だ。
飯食ったり道に迷ったり昼寝したりタイヤがパンクしたりエンジン不調があったり
あれから十二時間近くたってるわけだ。運転手の伊達、ご苦労さん。
真「基本全力で逃げろ。ヤバくなった時は俺のじゃ〇りこで何とかするぜ!!」
伊「じゃ〇りこで釣られるバカなんてそうそういねーよ。」
真「じゃ〇りこをなめるんじゃねー!!じゃ〇ピーよりじゃ〇りこだろ!」
伊「じゃ〇ピー美味いだろ!?てかなんだよこれ!?きのこたけのこ戦争でも始まんの!?
今から紅魔館乗り込むはずなのにこんな話してていいの!?」
真「別いいだろ!ずっとピリピリしてる空気よりこんな感じの方がいいだろ!!
それにじゃ〇りこを愚弄する奴は許さん!」
伊「別に愚弄なんかしてねーし!お前のじゃ〇りこ愛は認めるから静かにしてれ!!
運転に集中できないから!!」
真「わーったよ!静かにするよ!全く……」
伊「ん~にしても暗いなー。霧のせいか?」
真「さあ?デッキから周りを見てもほとんど何も見えん。」
上部デッキから周りを見渡してもあるのは闇。
ライト無しだと五メートル先が見えるかも怪しい。
ちなみに妖精とかは確認できない。ビビってんのかな?
?「それ多分私のせいだと思うよ。」
真「へ~そうなのか……え?」
?「ここだよー。」
真「うおっ!!?」
横を見ると小さい少女がにっこりとしながら車と平行して飛んでいる。
車は50キロ近く出しているが全然辛そうになんかしていない。
その笑みも心なしか恐怖が感じられる。
真「だ、誰?」
?「ルーミアだよー」
真「ルーミア……ルーミア!?」
やばいやばいやばいやばいやばい。
本格的にやばい。
ルーミアって言ったら人食い妖怪の代表じゃねーか。
いま俺は手に武器を持っていない。
肩からミニミをぶら下げているがそんなもん取ってる暇はない。
相手は人食いだ、撃つ準備が終わるまえに食われるかもしれない。
それに伊達はこの事態に気付いてない。クソッ、役にたたねぇ。
あたふたしてるとルーミアが口を開いた。
ル「……あなたは食べてもいい人間?」
ギャアアアアアアアアアア!!
一番言われたくないこと言われたあーーーー!!!!
や、やばいどうしよう!?
変な返答すれば食われる!!
どうするどうする!!??
真「ち、ちょっと待っててくれ。」
ル「えーなにー?あんまり遅いと食べちゃうよー?」
分かった、分かったから笑顔でいうのやめてくれ。
伊達に声をかける。
真「伊達、今すぐ車を止めろ。ルーミアのおでましだ。」
伊「え!?どこよ!?」
真「真横。いいから止めろ。」
伊「止めて何するんだよ!?」
真「いい案がある。とっておきのな。」
伊達side
真田の奴、何を考えてるんだ?
ルーミアに何をするつもりだ?
このまま二人とも仲良く胃袋行きとかごめんだぜ。
戸惑いつつも車を止める。
伊「何をするつもりだ?」
真「物をあげて満足させる。」
伊「何を?」
真「フッフッフ、この存在を忘れていないかね?」
そう言って真田がとったのは……じゃ〇りこだとオオオオオオ!!?
無謀だ!!無謀すぎるよこの作戦!!?
人食い妖怪がその甘いぼうっきれで満足するとでも思ってんのか!?
いくら相手が少女だとしても人食いだよ!?
プロレスラーに飴玉あげるからついておいでって言ってるようなもんだよ!?
しかもチーズ味だと!?それ俺のじゃねーかあ!!?
真「まあ、失敗したら……お前逝ってくれるよね?」
いくかああああああ!!!!
誰がいくかああああああ!!!!
しゃあない、危なくなったら速攻逃げよう。
真田? なにそれおいしいの?
真「じゃあ行ってくる。」
そう行って真田はドアをあけ、ふわふわと浮いてるルーミアに近づいて行った。
もう知らん、俺はもう知らんぞ。
真「あいにく俺はクソ不味いんでね。代わりにこれあげるから我慢してくれるよな?」
うわあ、言った、言っちゃったよ。最悪だここで俺の人生が終わるなんて。
もう少し長く生きたかったな…………
ル「え!?本当!?やったーー!!」
釣られたあああああああああああああああ!!!!
ルーミア釣られたあああああああああああああああ!!!!
お前はそれでいいのか!?なんかこう……プライド的なものはないのか!?
こっちにとってはうれしい限りだがお前は本当にそれでいいのか!!?
考え直せお前は妖怪だ!!そんなちっこいお菓子より
美味そうなバカが目の前に転がってるだろーが!!?
ああっバカ!!ふた開けんな!!そして食うなああああああ!!!!
ル「わあ!これ美味しい!」
くそっ、たった今俺の妖怪のイメージが崩壊したよ。
何だろう……微笑ましくなってきた。
そんなこんなで真田が車に戻ってきた。
真「よし、全力で走らせろ。足りないとか言われたら困る。」
伊「……ok」
真「あれ?元気ないな?」
伊「いや……なんでもない。引き続き上部デッキ頼むぞ。」
真「ok、分かった。」
俺は車を走らす。そして思った。
妖怪って何だろう……とな。
真(幻想郷に常識は通じないよ。)
伊「コイツ俺の脳に直接語りかけてきやがったあ!!?」
伊達side aot
現在じゃ〇りこにはまってます。
チーズ味おいしいですよね。